2010/08/13 - 2010/08/22
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tartaさん
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バンコクに行ったら絶対に行かなくてはならない「3大パワースポット」、それは、王宮&エメラルド寺院(ワット プラケオ)、涅槃仏寺(ワット ポー)、そして暁の寺(ワット アルン)です
妻も私もバンコクは2回目。この3大スポットは行っていますが、それももう10ウン年前
やはりバンコクに来たら行っておきたいし、エメラルド仏にはどうしても会いたかったので、現地のパンダバスさんに電話すると、「午後の部OKですよ。インターコンチネンタルのロビーで待ち合わせましょう」ということで、ペニンシュラ船で対岸に渡り、BTSサパーン タクシーン駅からインターコンチネンタルのあるチットロム駅まで向かいました
ガイドさんと会うと、「今日はお二人だけですので、何か希望がありましたら何でもどうぞ」と嬉しいお言葉
通常、このコースは、「王宮&エメラルド寺院→涅槃仏寺→暁の寺→ショッピング→ホテル」という順序のようですが、ショッピング以降は放棄して、涅槃仏寺と暁の寺を入れ替えて、「王宮&エメラルド寺院→暁の寺→涅槃仏寺」という順番にしていただきました(理由は後ほど)
この3大スポットの旅行記は他のトラベラーさんもたくさんアップされていると思いますので、今回は写真を主にしてみます
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この王宮は1782年に建設され、国王の宮殿、即位式の建物、王室守護寺院のエメラルド仏寺院などの他、宮内庁や官庁などの建物が、四方を長さ1,900メートルの壁に囲まれた面積218,000平方メートルの敷地に建てられているそうです。。。以上、入り口でもらった「王宮のご案内」(日本語版より(笑))
なお、他の観光スポットと違い、この王宮だけは入場に「ドレスコード」があり、どの案内にも「露出度の高い服装(上は半袖もしくは長袖、下は踝がかくれるものは可)及びかかとを固定するストラップの付いていないサンダル(ビーチサンダル等)では、王宮及び寺院には入れませんのでご注意下さい。」と出ています。
といっても、暑いバンコク。長袖・長ズボンはちとキツイなぁ、と思いながらも入場できなかったらシャレにならないし
上は、ポロシャツ、下はずり下げればギリギリ踝が隠れるパンツ、シューズはつま先は出ないが踵は出るズルッコミュールといういでたちで向かいました
王宮の入り口では確かに服装チェックがされています
どういう基準で×を出しているか良く分からなかったのですが、男性女性ともショートパンツはアウト。これは分かったのですが、ジーンズでダメ出しされている人が何人もいました
?と思ったらガイドさんが「ジーンズに穴が開いてるでしょ、あれダメです」ということで納得
ということで、そんなにメチャメチャ厳しいわけではないですが、タイ王国で最も神聖とされている場所に伺うという意識を持っていれば、それなりの服装になると思います -
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これらの装飾は一つ一つ手で貼り付けていくそうです
気が遠くなる(・。・) -
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寺院の守り神(鬼)のヤック
力持ちです -
これだけのものを支えるのです、重そう。。。
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重っ〜〜〜(゜_゜>)
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エメラルド仏寺院を囲む回廊です
ここには、ラーマキエン物語りが描かれています -
この壁画はラーマ1世のときに最初に描かれたそうですが、その後何度かの修復がされているそうです
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アユタヤ王国のラーマ王子の美しい妻スィーター妃がロンカー王国のトッサカン王に誘拐され、スィーター妃を助け出すために、ラーマ王子とトッサカン王の間に繰り広げられる戦いの場面が次々に描かれています
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この日、バンコクは晴天でものすごく暑かったのですが、この回廊は涼しくて気持ち良かったです
そしていよいよ、エメラルド仏に会いに行きます! -
エメラルド仏寺院は王室の守護寺院です
本堂に安置されているエメラルド仏はタイ王国の本尊仏でもあり、信仰者、観光客を問わず、バンコクでも最も人気があるといっても過言ではないと思います
奥に小さく見えるのがエメラルド仏ですが、本堂内は写真撮影禁止で、ここから撮るしかありません -
中に入るには、靴を脱がなくてはいけないのですが、ヒンヤリとした大理石が素足にとっても気持ちいいですよ
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エメラルド仏は実際は緑色をした翡翠で彫られ、膝幅は48センチ、高さは66センチほどで決して大きな仏像ではないのですが、その放つオーラは他を寄せ付けません
暑季、雨季、寒季の年3回、国王自らが衣替えを行うそうです
ただ今は国王の体調がすぐれないということで、皇太子がされているそうです
この近くの売店で、暑季、雨季、寒季のそれぞれの衣と、何もまとわないエメラルド仏の絵葉書4枚セットを記念に買ってきました -
私のカメラ最大ズームで撮ったエメラルド仏です、これが限界です(あとで妻から、「隣で写真を撮っていた外国人が、ズームがすごく伸びるのを見てびっくりしてたよ」と聞きました。あっぱれSONY!)
この後、本堂内で、その美しさ、神々しさを目に焼き付けてきました
次にバンコクに行くときも、エメラルド仏は必ず見に行くと思います -
ボロム・ピマー殿です
1903年にラーマ5世の命により、皇太子であるラーマ6世のために建てられた西洋式の建物です
その後、ラーマ7世、ラーマ8世、ラーマ9世が御所として使用し、現在は迎賓館となっています
柵があって近くにまでは行けません -
この迎賓館には、日本の秋篠宮殿下がタイを訪れたときにも宿泊するそうです
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その迎賓館を守る衛兵さんです
一緒に並んで記念撮影OKで、次から次へと観光客が一緒に写真に収まります
無表情なのですが、実はときおり恥ずかしそうにはにかむ笑顔がなかなかGoodです -
チャックリー宮殿です
ラーマ5世、チュラーロンコーン大王(在位1868−1910年)により建てられ、1882年のバンコク王朝100年祭に完成したそうです -
現在はレセプション・ホールとしてのみ使用され、各国大使の信認や国賓の訪問の際に公式宴会などが行われるそうです
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宮殿にも衛兵さんがいて、ちょうど交代に向かうところでした
この暑い中、ご苦労様です、はい -
ドゥースイット宮殿です
ラーマ1世は最初に建てた木造建築のアマリンターピッセーク・マハー・プラートが、1790年に火事で焼失してしまったので代わりにこの宮殿を建てたそうです -
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王宮の出口付近に立つ衛兵さんです
先ほどの白い服装の方とは違う装いですね -
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タイ王国の象徴ともいえる、王宮&エメラルド寺院でした
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それにしても、暑かったぁ\(◎o◎)/!
では、ワット・アルン(暁の寺)に向かいます -
チャオプラヤー川の対岸にあるワット・アルンには渡し船で向かいます
王宮から船着き場に向かうには、市場&お土産物屋がある通路を抜けていきます -
船着き場です
料金はツアー代に含まれていますのでガイドさんが払っていましたが、確か3バーツだったと思います
ここでガイドさんから、帰りの水上バスの乗り方を教えてもらいます -
見えます、暁の寺(正式名称は、ワット・アルンラーチャワラーラーム)
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三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台になったことはあまりにも有名です
以下の解説は、Wikipediaからお借りしました -
『ワット・アルンラーチャワラーラームは、創建についての記録は見つかっていないが、アユタヤ朝のペートラーチャー王時代にフランスの軍人によって描かれたチャオプラヤー川流域の地図にあることから、少なくともそれ以前に建てられていたことがわかる。当時の呼び名はワット・マコーク、その後ワット・マコークノーク、ワット・マコークナイと名を変えたが、1767年のアユタヤ朝滅亡後、この地を掌握したタークシンにより修復され、名前をワット・ジェーンとした。そしてトンブリー王朝の王宮寺院となった。』
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『後のバンコク王朝(チャクリー王朝、現王朝)の創始者ラーマ1世は、トンブリー王朝時代の1779年にタークシン王の命を受け、ヴィエンチャンを攻略、そして、戦利品としてエメラルド仏を持ち帰り、この寺院内に安置された。しかし、1782年にバンコク王朝ができ、エメラルド寺院の建立に伴い、エメラルド仏はイッサラスントーン親王(後のラーマ2世)によってエメラルド寺院・ワット・プラケーオに迎えられた。寺院はその後、ラーマ2世により1820年ヒンドゥー教の暁神アルーナから現在の名称となる。以降ラーマ2世の個人的な保護を受け、ラーマ2世の菩提寺となった。』
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『この寺院で最も特徴的なトウモロコシのような形をした大仏塔はバンコク様式で、高さは75m、台座の周囲は234m(異説あり)。中心の大塔を4つの小塔が取り囲み、須弥山を具現化している。大塔の上方にはインドラ神が三つの頭を持つ象アイラヴァータ(タイ語でエラワン)の上に鎮座しているのは、須弥山山頂の忉利天を表している。塔の表面は陶器の破片で飾られ、さらに基壇の部分にはラーマキエン物語に登場する鬼やガルーダ、ハヌマーンが飾り付けられている。このような陶器を用いた建築の装飾は中国美術の影響によるもので、ラーマ3世時代に多く用いられたものである。塔は19世紀、ラーマ2世のころから建設がはじまり、ラーマ3世のとき完成し、現在みられる姿となった。』
そうです(笑)
では、登ってきます!(後ほど後悔(+o+)) -
ワット・アルンから見た対岸の王宮です
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回廊を歩くと、バンコクで一番高い建物88階建てのバイヨーク・タワーが見えます
屋上まで上がる階段は2064段あるそうです(階段で登るなんて私は絶対無理) -
バンコクの市街も臨めます
こうして見ると、やはりここは大都会です -
回廊から見上げた尖塔部分です
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この後、仏塔の上段にまで登ったことを後悔します
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降りる階段がメチャメチャ急なんですぅ!
かなり恐いです -
やはり登ってきていた外国人と、「どうぞ、どうぞお先に」と延々と譲り合ってしまいました(笑)
降りるときは、絶対に下を見ない方がいいです! -
暁の寺、ワット・アルンでした
夜はライトアップされて本当に幻想的です(夜の姿はまた別の機会にご紹介します)
では、寝釈迦寺に向かいます -
「涅槃の寺」という意味を持つワット・ポー
バンコクにある仏教寺院の最古にして最大級のワット・ポーは、1788年、 学問修行施設としてラーマ一世により建立された王室寺院です -
巨大な涅槃仏があることで有名で、涅槃仏寺と呼ばれています
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涅槃仏とは釈迦が入滅したときの様子を表した仏像で、タイ各地で見ることができますが、この寺の礼拝堂に横たわる涅槃仏の全長は49m、高さ13mあり、全身金箔で覆われています
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見る角度によって、その顔は表情を変え、笑っているようにもまた何かを思案しているかのように見えるのも不思議です
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それにしても大きいです
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つま先
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足の裏
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この涅槃仏の有名なところで、仏の足は長さ5メートル、幅1.5メートルと大きなものです
足の裏には、バラモン教の108の宇宙観が螺鈿細工で描かれているそうですが、もちろん、私にはまったく分かりません(笑)
ここまではガイドブックの写真などでも有名な部分です -
背後の写真がなかなかありませんので、撮ってきました
踵です -
踵から背中にかけてのアングルです
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大きな背中
多くの迷える人々を救ってきたのでしょう -
ほとんどの涅槃像は、右手を枕とするか、もしくは頭を支える姿だそうです
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基本的には、頭は北向き、顔は西向きとされていて、これが後に、一般の人が亡くなった時に「北枕」とされる由縁となったそうです
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またこのお堂には108つの鉢があり、その中にサタン硬貨を入れることで煩悩を1つずつ捨てることができます
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この器の中にサタン硬貨を入れて売っています
1杯20バーツ -
観光客も含め、かなりの人たちが「煩悩捨て」をやっています
時間に余裕がある方はぜひ -
ワット・ポーには、いたるところに仏塔があり、これがワット・ポーの特徴ともいえます
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陶器でできた仏塔は、とても細かな細工が施され綺麗です
この仏塔、一般の方が納骨することもできるそうです -
回廊に並ぶ多くの仏像
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信者さんのご喜捨で修繕がなされるそうです
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ところで、涅槃仏があまりにも有名なワット・ポーですが、実は仏像としての美しさは本堂にあるご本尊であると言われます
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台座にはラーマ一世の遺骨が納められており、タイ仏像の中でこのご本尊が最も美しいと評する方も多いようです
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ぜひ、お見逃しなく
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さて、なぜ観光の順序を変えてもらってワットポーを最後にしたか
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タイ古式マッサージの最高機関であるワットポー・マッサージが、ここワット・ポーの敷地内にあり、どうしてもここでマッサージを受けたかったためです
上の写真は、古代タイ文字で書かれた古式マッサージの書付けで、この写真は人体のどこに悪いところがあるかとその解消方法の解説だそうです -
そして、ここが「ワット・ポー・マッサージ」、つまりタイ古式マッサージの総本山です
その効果の程は、こちらへ→http://4travel.jp/traveler/tarta/album/10505777/(天使の都バンコク三昧 〜スパとエステとマッサージ編〜)
ガイドさんとはここでお別れです
わがままを聞いてくださって有難うございました! -
ワット・ポーでのマッサージ終了後、ホテルに戻るため、先ほどの船着き場に戻り、水上バスを待ちます
料金は14バーツですが、「支払は船の中で」と言われています
こんな混雑の中でどうやって払うのかな(?_?) -
水上バスが船着き場を離れます
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チャオプラヤー川をかなりのスピードで走ります
船進行方向左側に見える景色です
先ほどの壮麗な王宮のすぐ側には、水上生活に近い暮らしをしている人たちがいるのもまた事実です -
そしてそのすぐ横には瀟洒なレストランがあります
これもバンコクです
ちなみに、船の料金は、金属の筒を持ったおばさんが船内を回って回収していました
よく、未払い者が分かりますね(^_^;) -
お坊さんも普通に水上バスに乗ってきます
やはりバンコクです
バンコクの3大パワースポット編でした
他にも見所はたくさんありますが、まずはここを押さえておけば、「あー、バンコクに来た」という実感があります
続きます(^^)/
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この旅行記へのコメント (4)
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- クラウザーさん 2010/10/20 10:20:18
- 素晴らしいです♪
- tarta様
お邪魔いたします。
バンコクのレポート拝見させていただきました〜♪
素晴らしい内容とお写真で、解説も丁寧で、
素晴らしすぎー!です。
そして、コメントも面白いです♪
しゃべらない物の「重いー」って言う感じは
表情とコメントがマッチしていて、大好きですー♪
超大作の映画を見たような感じです。
感動しました!
ワットポーは写真では迫力が
伝わりにくいんですかね?
失礼いたしました。
クラウザー
- tartaさん からの返信 2010/10/20 22:02:41
- RE: 素晴らしいです♪
- クラウザーさん
こんばんは〜(^^)
ご訪問、有難うございます!
バンコクの寺院って、独特の世界観です。
日本の仏像なんかですと、「苦行(-_-)」というのが多いのですが、あちらは「\(゜ロ\)(/ロ゜)/」なんていうのもあって(笑)
でも、エメラルド仏には自然と引き込まれる力があるなぁ、なんて感じてしまい、次に行った時も必ず!という気持ちにさせられます。
tarta
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- muさん 2010/10/11 11:38:25
- 3大寺院巡りとドレスコード!
- tartaさん、こんにちは
tartaさんのバンコク旅行記を拝見しながら毎回勉強させて頂いてます☆
寺院では服装制限があるのは知っていましたけど、エメラルド寺院は特に制限が厳重なのですね。
サンダルで観光しようと思っていましたけど、シューズに替えます(私の初タイ旅行予定は1月でまだまだ先の話ですが(笑))
以前シンガポールに行った時、かなりカジュアルな格好で(ノースリーブだったような)たまたまアラブ街のモスクに入ろうとして、拒否にあったことがあります。その時は上着を貸してくれたのでそれをはおって入場できました。
ワットアルンは登ると、降りるのが相当怖いのですね・・・。
体力あれば登ってみたかったのですけど、9月に行った北京の万里の長城ですごく急勾配の坂を降りるのが怖かった情けない私ですので、このワットアルンは危険ですね・・・。
色々勉強になりました!
tartaさんの続きの旅行記楽しみにしています♪
mu
- tartaさん からの返信 2010/10/11 17:19:25
- RE: 3大寺院巡りとドレスコード!
- muさん
こんにちは、お返事有難うございました(*^_^*)
バンコク旅行記、お読みくださってとても嬉しいです。ご参考になることがあれば幸いです。
> 寺院では服装制限があるのは知っていましたけど、エメラルド寺院は特に制限が厳重なのですね。
「ドレスコード」はちょっと大げさでしたね(笑)
短パン、ノースリーブ、ビーチサンダル、穴あきジーンズは×、というところでしょうか。普通の格好でしたら大丈夫ですよ(妻もサンダルでした)。
ただ、ワットアルンの仏塔に登られるご予定でしたら、シューズのほうがお薦めです。私、踵のないタイプでしたから、脱いで裸足で降りようかと思ったくらいです(^_^;)(ちょっと高所恐怖症気味ですし)
muさん、タイ旅行楽しみですね。私も今すぐにでも行きたいくらいです。
ところで、モナリザ編でいただいたお返事の中の、
> 余談なのですけど、ルーブルではフランス人に何度も声をかけられました。
フランス人は、美しい女性に声を掛けるのは礼儀だと思っているようです。
声を掛けないと失礼にあたるそうですから(^o^)
muさんの旅行記、これからも楽しく拝見させていただきます。
tarta
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