2010/03/15 - 2010/05/01
99位(同エリア192件中)
小心者さん
ガイドブック記載の行き方を参考にしました。
ワルザザートの民営バスターミナルからマラケシュ行きで
『Oued Maleh』で途中下車。
そこからグランタクシーで向かいました。
(運賃・・・民営バス:5DH グランタクシー:10DH)
…と、サラッと書いてますが、いろいろありました。
長くなりますが、その顛末を記しておきます。
******【影薄すぎ】******
ワルザザードで、まずバスに乗り込む前に車掌さんに『この村で降ろして欲しい』と伝える。
『伝える』というか、村の名前を書いた紙を見せて身振り手振りで訴える。
そして、検札のときに更に念押し。
発車して15分ほど経ったとき更に念押し。
車掌のおじさんは「わかったわかった」と言うように片手を挙げて車内を忙しく移動している。
「さすがに、もうこれ以上念押しすると殴られるかも知れないな」と思い、それ以降はおとなしくバスに揺られていた。
しかし、そのまま45分ほどが経過し、さすがに不安になってきた。
その村までは20キロほどのはず。しかもバスは結構なスピードで走っているのに。
大方1時間ほどが過ぎた頃、やっと通りがかったおじさんに声をかけてみた。
おじさんは私の顔を見るなり、両手で頭を抱えて天を仰いだ。
・・・うおぅ。やられた。
やっぱりですか。そうですか。
私は昔から存在感がめっぽう薄い。
全員に配られる饅頭を自分だけもらえなかったりすることがままある。
しかし・・・ここは外国だ。そして、私はここでは一応”外国人”だ。
モロッコの民間バスにはあまり外国人は乗っていない。
このときも恐らく私以外の乗客は全員がモロッコ人らしい感じだった。
なのに・・・ですか。
思わず立ち上がった私に、おじさんは「座っているように」と言うように手のひらを向ける。
仕方なく私は席に座り、おじさんは前に行ってしまった。
そして・・・更にそれから20分以上バスは走り続けた。
目的の村から一体どれくらい離れてしまったのだろうか・・・。
もはやマラケシュの方が近いんじゃないだろうか。
というか、またもや私はおじさんに忘れられているんじゃないだろうか。
というか、ほぼ間違いなく忘れ去られていると思える・・・
私は潔くアイトベンハドゥをあきらめ、マラケシュに向かうことに決めた。
すると突然、まったく何もない道の途中でバスが停車し、おじさんが私のところに駆けてきて降りるように言う。
私はワケもわからず、あたふたと荷物を担いでバスを降りた。
降りたバスから少し離れた場所に1台のバスが停まって、めっちゃ不機嫌そうなおっさんが乗降口のところに立っている。
おじさんは私を連れてそのバスに駆け寄り、めっちゃ不機嫌そうなおっさんに何ごとかを言い、ポケットから小銭を出して渡そうとした。
めっちゃ不機嫌そうなおっさんは、そのまんまの顔でそれを断り、「早よ乗れや」と私に顎をしゃくる。
「このバスはワルザザート行きで、どうやら目的の村まで戻れるっぽい」と理解し、私は大急ぎでバスに乗り込んだ。
こうして私は、無事に目的の村で降りることができた。
今度は、周りじゅうの人たちに村の名前を書いたメモを見せまくっておいた。
しかし焦りと混乱のせいで、あのおじさんにお礼を言えなかったことだけがずっと心に引っかっかっていた。
3日後の朝、今度はタルーダントという町に向かうため、私はまたワルザザートのバスターミナルでバスに乗りこんでいた。
発車までまだ時間があり、『どちら側に座れば陽が当たらないか』という難問をようやくクリアした私はのんびりバナナを食べていた。
すると、誰かが私の座席の横に立った。
顔を上げると、ちょっと見覚えのあるようなおじさんがニコニコしながら立っていて、私に向かって『アイトベンハドゥ』と言った。
私は、その人があの時の車掌さんであることを思い出し、思わず立ち上がって「シュクラン(ありがとう)!シュクラン!」とおじさんに飛びついた。
こうして、ずっと心残りだったお礼を言うことが出来た。
あの時の嬉しかった気持ちは忘れられない。
モロッコの通貨・・・DH(ディルハム)
1DH=約11.5円(2010年4月現在)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
-
1987年に世界遺産に登録された『アイト・ベン・ハドゥ』
映画のロケ地としても有名です。 -
世界遺産だけあって、土産物屋のおっさんはグイグイきます。
-
入場料10DH
(世界遺産ともなるとボラれないようだ) -
壁には素朴な模様が刻まれています。
-
-
中に入れるところも。
展示(?)が適当すぎて良いです。 -
恒例の『勝手にガイド』さん
こんな観光地で湧いてこないワケがない。
でも、彼はワルザザードの人だったので、ワルザザードまでの戻り方を教えてもらいました。 -
裏の岩山の天辺からの眺め。
遠くに見えるオート・アトラスの山並みが美しいです。 -
荒涼とした眺め。
-
ここで、ケベックから来たというカップルとのんびりお喋り。
日本の寿司屋で、ワサビの塊を饅頭と思って頬張った話を拝聴しました。
楽しそう。 -
-
-
-
わざわざ来ておいてなんですが、やっぱりティネリールのカスバには勝てません。
-
帰りももちろん、土産物屋のおっさんは手を変え品を変えグイグイきます。
「ちょっと、この日本語の手紙を英語に翻訳してもらえんかね」
と呼び止められて、まんまと連れ込まれます。
「親切にしてやった日本人から礼状が届いた」というストーリーで、「良い人アピール」も兼ねています。
同じ手口を二度喰らいましたので、そういう手口なのだとわかりました。
そもそも、なんで日本語で礼状を出すかね。 -
一旦ホテルに戻って、夕方に再度訪れました。
このように、川に並べられた土嚢の上を渡って行きます。
昼に買ったチケットを見せると入れてもらえました。 -
日没直後の丘の上からの眺め。
なぜ日没を撮らなかったのか。 -
宿泊したのは『Auberge La Baraka』
グランタクシーを降りてすぐそばにある
外国人観光客向けのキレイなホテルです。
清潔なベッド、シャワー、トイレ
タオル類や石鹸、トイレットペーパーなども揃っています。
1泊70DH。 -
ホテルのレストラン。
昼間は大賑わいでしたが、夜は閑散としています。
一人ぼっちで夕食です。
節電のためか、暗いです。 -
この旅で初めて食べたクスクス。
30DH(値切った) -
あまりにも寂しげに見えたのか、ホテルの人が太鼓を披露してくださいました。
いかん…吹きそう…(コラ) -
最後にもう一度世界遺産を拝んで、ワルザザートに戻ります。
『タルーダント』へ続く→
http://4travel.jp/traveler/252525/album/10504145/
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