マレーシアの旅（１）・・活気溢れるマレーシアの首都、クアラ・ルンプールを訪ねて

2010/09/08 - 2010/09/08

クアラ・ルンプールの国立博物館、クアラ・ルンプール鉄道駅、ＫＬタワー、マスジッド・ヌガラ（国立モスク）、市庁舎、ムルデカ・スクエア（独立広場）、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル（旧連邦事務局ビル）、ペトロナス・ツイン・タワー、バトゥー洞窟を、巡った旅行記です。

クアラ・ルンプールは、人口１８０万人でマレーシアの首都として、貿易、商業、政治経済の中心として発展を遂げています。１９世紀中頃に、クラン川とゴンバック川の合流地で錫が見つかり、以来、クアラ・ルンプールは錫鉱山の町として開拓されました。そして、掘り出された鉱石を川で洗ったため、川には泥が流れるようになり、それが、この町の地名クアラ・ルンプール（泥の川の合流地）の由来となりました。

錫貿易が衰退した後も町の発展は衰えることはなく、１９９６年に「ＫＬタワー」が、１９９８年に「ペトロナス・ツイン・タワー」が完成し、それを皮切りに、大型ショッピングセンターやインターナショナルクラスのホテルなどが続々とオープンし近代的な町へと面影を変えています。また、イギリス統治時代の歴史的建造物やマレーシア人、華人（中国人）、インド人の聖地であるモスクや寺院などが混在する、独特の景観はクアラ・ルンプールならではです。

エリア クアラルンプール(マレーシア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

国立博物館。１９６３年に建てられた、マレーシア随一の博物館で、マレーシアの歴史、文化、政治、美術工芸など、多岐に渡って紹介している。

国立博物館の館内風景

千手観音像。腕の中央の関節から、他の腕が出ているのは珍しい。

結婚式のセレモニー用の椅子。とても豪華なのは、王様の拝謁室に模して造られているからで、色も最上位の黄色で統一されている。

陶磁器の展示

民族衣装の展示

錫鉱石の運搬用に使われていた蒸気機関車の展示。

博物館前の赤ヤシ。赤の茎が縁起が良いとされ、一般家庭の庭に装飾用として植えられている。

博物館前のハイビスカス。

クアラ・ルンプール鉄道駅。１９１０年に建てられた、ムーア建築の面影を残す歴史的建造物で、マレーシアの主要都市や北のタイ・南のシンガポールへの列車が発着している。

ＫＬタワー。１９９６年に建てられた、４２１ｍの高さを誇る通信タワー。展望台からは、クアラ・ルンプールの町並みが一望でき、回転レストランなどがある。

マスジッド・ヌガラ（国立モスク）。１９６５年に建てられた国立モスクで、高さ７３ｍのミナレットがそびえ立ち、傘のような屋根のデザインが特徴的である。

国立モスクの中の様子。礼拝堂の外までは自由に入れる。

国立モスクの礼拝堂。イスラム教徒以外は礼拝堂には入れない。

国立モスクのミフラーブ。ミフラーブは、イスラム教の聖地メッカの方向を示す礼拝堂正面の壁に設置された窪みで、この方向に向かって礼拝する。

市庁舎

ムルデカ・スクエア（独立広場）。１９４８年にイギリスがマレー人の地位を認めマラヤ連邦が発足、その後、１９５７年にマレーシアは独立しました。

独立広場にある、世界一の高さを誇る１００ｍの国旗掲揚塔。１９５７年８月３１日、ユニオン・ジャックが降ろされマレーシア国旗が掲揚された。

マレーシア国旗。左上の絵はイスラム教の象徴である月と星が描かれおり、赤と白の線はマレーシアの１３州と首都クアラ・ルンプールを表している。

旧連邦事務局ビル。１８９４年建てられた、ムーア様式のレンガ造りで、全長１３７ｍの巨大なビルである。現在は最高裁判所として使用されている。

旧連邦事務局ビルの時計塔。ビル中央にそびえ、高さ４０ｍある。

途中で立ち寄った民芸品店。

民芸品店での蝋けつ染めの実演風景。

ペトロナス・ツイン・タワー。１９９８年に建てられた、高さ４５２ｍのオフイスビル。日本（間組）と韓国の建築会社によって建造され、１９９８年〜２００３年まで世界で最も高いビルだった。

バトゥ洞窟の象徴、ヒンドゥ教の軍神ムルガンの像。シヴァ神の次男のムルガンの巨大な像は世界的にも珍しい。

バトゥ洞窟への２７２段の階段。

バトゥ洞窟の入口

洞内はかなり広く、大鍾乳洞である。

奥の洞窟の天井は抜けており空が見える。

奥の洞窟の寺院。聖者スブラマニアンが祀られている。バツゥ洞窟は、マレーシアのインド系の人々の聖地で参拝客が絶えることがない。