2008/03 - 2009/01
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ドクターキムルさん
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大町を過ぎ、踏み切りを渡ると材木座に入る。直ぐに元八幡宮の入り口があり、由比若宮社(元鶴岡八幡宮)の正月の幕が建ててあった。
前九年の役を平定した源頼義が、康平6年(1063年)に京都の石清水八幡宮を勧請し、ここに由比若宮を創建した。その後源頼朝が治承4年(1180年)に現在の鶴岡八幡宮の地に移した。それ以後ここを元八幡宮と言う。
鶴岡八幡宮を参拝した後に、ここ元八幡宮に寄ると社殿の小さいのに驚くはずだ。鎌倉や近郷には八幡宮が多く鎮座しているが(、冨塚八幡宮、子之八幡社、舞岡八幡宮、富岡八幡宮など)、元八幡宮より小さい社殿の八幡宮を見つけることは難しいと思う。この小さな元八幡宮が遷座してあの大きな鶴岡八幡宮になったのであるから、誰もが驚くはずだ。
重要文化財「由比若宮」の看板があるが、国指定文化財等データベースには載っていない。
すぐ傍に石清水の井があるが、これは勧請した石清水八幡宮に因むものであろう。その前のお宅には四方竹が植えられており、鎌倉らしさを感じられた。
(表紙写真は元八幡宮)
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元鶴岡八幡宮道標。
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元八幡宮。
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元八幡宮。
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鳥居右に立つ重要文化財「由比若宮」の看板。社殿は重要文化財には指定されてはいない、
この重要文化財(建築物)脇に建てられている「記号」「文化財愛護」「重要文化財」(「国宝」)「名称」「火気厳禁」「HITACHI]と記されている茶色い看板は、日立が設置したもので「火気厳禁ボード」と呼んでいるそうだ。その目的を問えば、「文化財は、火災により損失すれば再び回復することができないかけがえのない財産であり、その保存は一企業としても願うところです。そのため昭和42年に当時文部省からの要請に基づき全国に残る文化財を守り伝えるための文化財愛護活動として、また弊社の社会貢献活動の一環として、主要な神社仏閣に設置させていただいております。」との回答を得ることだろう。日立の社会貢献活動の一環で昭和42年(1967年)から設置してきているが、およそ全国で見られる。中には台風で倒れてなかった長崎・崇福寺大雄宝殿(国宝)の例はあるが、重文建築物でないところに重文(建築物)看板が立つのは日本広しと言えどもここ鎌倉の元八幡と今宮(新宮)ぐらいであろう。火気厳禁ボード設置状況は、325寺社、1023基(2008年12月現在)だそうであるが、その詳細(設置場所等)に関しては現在公開していないのはこうしたこともあるからかと勘ぐりたくもなる。 -
元八幡宮。
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元八幡宮社殿。
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元八幡宮社殿。
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元八幡境内の桜。
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「元八幡」石碑(昭和3年3月、鎌倉町青年団)。
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由比若宮社の幕。
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元鶴岡八幡宮道標。
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岩清水の井と立て札。
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岩清水の井の前の民家の四方竹。
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