2010/01 - 2010/01
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ドクターキムルさん
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鎌倉寸松堂は由比ガ浜大通りの笹目町にある。笹目町、長谷界隈のランドマークとなっている建物である。昭和11年に、鎌倉彫の彫師(佐藤宗岳)の店舗併用住宅として建てられた。一見、木造3階建に見えるが、木造2階建搭屋付である。塔の上に九輪が上がり三重塔のようにも見え、窓は城郭建築に見られる武者窓である。全体としては 寺院建築と城郭建築が町屋と合体したような建物である。
しかし、屋根は銅板瓦棒葺きであるから寺院建築の色合いが強い。関東大震災後は、鎌倉では屋根を軽くするためにトタン屋根が流行ったが、寺院や神社では銅板が上がった。それを真似たのであろう。それで、銅板瓦棒葺きの屋根にし、それに似合う寺院風の建物に、九輪まで上げたのではないか。
建物(主屋と蔵)は、平成18年に国の登録有形文化財に登録されており、鎌倉の景観重要建築物(指定第4号)(平成4年(1992年))にもなっている。
残念なことに、1階店舗部分のショーウインドー向かって左側の切妻の屋根には牡丹をあしらった懸魚があるが、向かって右側は無くなっている。おそらくは同じものがあったのであろう。こうしたところの復元は必要であろう。
鎌倉寸松堂の向かって右の道路の奥には、鎌倉町青年団が昭和4年3月に建てた「塔之辻」石碑がある。しかし、現在は道路が交わる辻ではない。
さらに重要な石碑がある。鎌倉寸松堂の向かって右の前には「これより東海道」の道標がある。昭和11年に現在の店舗を建てる際に、庭にあった石碑が邪魔になったので店先に移したものだそうだ。かつては「塔之辻」石碑があるあたりが辻であり、道路傍には道標があったのであろう。中砥にするような石の材質にも見え、丈夫そうだ。かつては藤沢から鎌倉を経由し、朝夷奈切通を越え六浦に至り、走水から房総に渡る「古東海道」があった。その道標である可能性もある。それならば400年以上前のものであり、貴重である。
(表紙写真は鎌倉寸松堂)
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