2010/04/16 - 2010/04/18
11位(同エリア132件中)
熱帯魚さん
今回の旅の目的は、①平遥古城 ②喬家大院 ③王家大院の3つを見に行くこと!正味2日間の週末旅行で、何とか全部回ってきました。
まず2日目太原から介休に列車で向かい、介休からバスで王家大院に向かいました。王家大院は、これを見たら山西省にほかにもある商人の豪邸は豪邸とは思えなくなる、といわれるほど規模の大きな豪邸です。
ものすごい規模だということは聞いていましたが、まさかここまで大きいとは思わず、びっくりしました。門や部屋の彫刻も素晴らしく、一見の価値ありです。大きすぎて写真の整理がつかないので、東大院と西大院に旅行記を分けたいと思います。
○ 王家大院について ○
山西省霊石県静昇鎮にある建築。中国で最大の古民居のひとつで、山西省で保存状態のよい建築のうち最大の建築である。
静昇王氏が王家大院の創始者。王氏の祖先が静昇村に定住するようになったのが1313年。王氏はそれより600年以上この地に居住している。王家が最も繁栄したのは、清朝初期から中期にかけて。その時代に王家大院はどんどん拡大され、現在のような豪邸になった。
王家大院の総面積は15万㎡、123の院落、1118の部屋がある。
【旅のスケジュール】
1日目:MU5141便で上海虹橋2040→太原2300。空港バスで駅前へ。駅前のホテルに宿泊。(太原泊)
2日目:列車6815で太原0643→介休0920。バスで王家大院へ。王家大院見学後、再び介休へ。介休のバスターミナルから平遥へ。(平遥泊)
3日目:午後、平遥からバスで喬家大院へ。喬家大院を軽く見学した後、バスで喬家大院から太原へ。タクシーで空港へ。MU5652便で太原1940→上海虹橋2140。
【山西旅行記(4月16~18日)】
山西1★太原★移動もまた楽し?上海から王家大院への道のり:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10453053/
山西2★霊石★山西商人の豪邸「王家大院」の規模に驚き!東大院編:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10458157/
山西3★霊石★山西商人の豪邸「王家大院」の規模に驚き!西大院編:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10458593/
山西4★平遥★夕暮れ~夜の平遥古城であてなく散歩:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10458930/
山西5★平遥★古色ゆかしい「鄭家客桟」に宿泊:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10459128/
山西6★平遥★中国最初の金融機関「日昇昌記」などみどころを回る:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10459805/
山西7★平遥★その他みどころ:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10460942/
山西8★平遥★ツライ…炎天下の古城城壁散歩!:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10461751/
山西9★祁県★時間がなくて…山西商人の豪邸「喬家大院」をさらっと見学:
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10463392/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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入り口に到着。
入場料は66元。ここで学生らしき中国人カップルに、一緒にガイドを雇わないか(割り勘のほうが安いから)と尋ねられましたが、断りました。
でもその後、やっぱり雇っておけばよかったと後悔…ここ、とにかく広くて、家のそれぞれの彫刻にふかーい意味がありそうで…気になった場所は、ほかのガイドさんの話すことを聞き耳を立てて聞くしかありませんでした。 -
入り口にあった平面図です。右側が東大院、左側が西大院です。
まず、東大院から見学しました。 -
王家大院全体図。とにかく広い!
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それぞれの部屋(家)の入り口の両脇には、ラッキーアイテムが。こういうのが好きな私はそればかり目に入ってしまいました。
これは桃。 -
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これまた入り口にあった鳳凰。
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上の写真の左側2階。
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大院の中にはいくつか院があり、そのひとつひとつに部屋がいくつかあります。ひとつの部屋がこういうふうに洞窟のような形になっているのが興味深かったです。
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部屋の中はこんな感じ。これは新婚さんの部屋。
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これは手すりにあったもの。龍門&鯉(?)のラッキーアイテム系。
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院を2階から見下ろしてみました。
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こちらも手すりにいた子供と鯉。なんだか笑顔が素敵でした。子宝に恵まれたり金運アップによさそうな?
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こちらも手すりにいたサルくん。これにも意味があるんですが、近くにいたガイドさんの話を盗み聞きしていたのに、内容を忘れてしまいました。
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こんな彫刻が豪華な手すり、初めて見ました…
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壁には素晴らしい彫刻が残っています。これは王家の氏族史に関連した彫刻だそうです。(近くにいたガイドさんの話を小耳に挟んだ)
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こちらも。ほかにも沢山ありました。
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光緒26年、西大后が西方へ逃れる途中、この部屋で1晩過ごしたそうです。
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カボチャもラッキーアイテムらしいです。男の子が生まれるようにと南瓜の「南」と「男」の音がかけられているとか。(これも近くにいたガイドさんのうけうり)
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これも院の前にいた獅子。院の両脇にいるラッキーアイテムが気になってしまいます。
獅子はかなり小さかったです。全長20cm位かな? -
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鳳凰の彫刻。ずっと前に彫られたものなのにこんなに迫力があるってすごいことだと思います。
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東大院の中にある私塾です。この入り口の彫刻がまた素晴らしいんです。
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扉をぐるっと囲むように竹が彫られています。本物みたい。
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私塾の手すりにもサルくん。
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この手すりも特徴ありますよね。獅子がボールで遊んでます。
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突然洋風なお部屋。確かここだけ洋風だったと思います。
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コウモリが5羽と双喜の文字が彫られています。コウモリはイメージ的には少し不気味な感じがしますが、コウモリを漢字で書くと蝙蝠、この「蝠」と「福」の音が同じで、これもラッキーアイテムです。
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鶴
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これは麒麟?
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院の入り口にあった壺のような形をしたものには龍の顔が彫られていました。
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写真だとちょっとわかりにくいのですが、4匹の龍が絡み合うように彫刻されています。とっても縁起よさそう。
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東大院にある院(院落)ひとつひとつが微妙に違って面白いです。
やはり気になる入り口両脇のラッキーアイテムたち。ここに彫られていたのは…。 -
獅子でした。もちろん両脇にあります。芸が本当に細かいです。
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これはまた別の院落(だったかな?)にいたサルくん。愛嬌があります。
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南瓜もいたるところにありました。
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院落は大体同じようなつくりですが、彫刻や門の形などが微妙に異なります。
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東大院のこの扉を抜けると
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突然開けた場所に出ます。
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そして橋。
橋の向こう側が西大院です。東大院と西大院は橋でつながっています。 -
橋から撮影した西大院の壁。東大院も部屋が沢山ありましたが、西大院はそれよりもーっと沢山の院と部屋がありました。
次の旅行記へ続きます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Weiwojingさん 2010/05/12 11:48:12
- 「王家大院」は大きいですね。
- 熱帯魚さん、こんにちは。久しぶりです。
「王家大院」を拝見しました。山西商人はとてつもなく大金持ちだったんですね。その規模の大きさには驚きました。
私も2年前平遥に行きました。ただ2月の寒い時期だつたので、雪が降り、寒さに震えながら見て回ったのを覚えています。この王家大院には行きませんでしたが、喬家大院は訪ずれました。映画の舞台となったところなので、一度見てみたいと思っていました。王家大院と同じような規模で、ただ驚くばかりでしたが、少しこの2つは違うところがあるような気がしますが、如何ですか。
ところで、2点気が付いたところがあります。パソコンでの漢字の転換だと思いますが、1枚目の「公開」は「後悔」、40枚目の「坪」は「壺ではないでしょうか。ご確認ください。
5月の連休には福建省の広東よりの漳州(Zhangzhou)というところに行ってきました。ちょうど金曜日の午後から月曜日まで休みだつたので、3泊4日で、土楼を見に行ってきました。とてもよかったです。土樓を見るほかにいろいろ副産物もありました。
次の平遥と喬家大院の旅行記も楽しみにしています。
Tamegai
- 熱帯魚さん からの返信 2010/05/12 15:03:10
- RE: 「王家大院」は大きいですね。
- Tamegaiさん
こんにちは!
Tamegaiさんも平遥にいらっしゃったことがあるんですね。確かに2月はとても寒そうです。でもそういう寒い時期だからこその趣があるんでしょうね。
私は4月に行ったのですが、それでも寒かった覚えがあります。部屋には暖房がきいていましたし。
王家大院と喬家大院は確かに感じが違いますね。場所のせいもあるかもしれないのですが、王家大院の方が大胆、でも細かな装飾もほどこされていて、感心しました。
喬家大院の方は規模が小さかったので、さらりと見ただけなのですが、お上品な感じがしましたね。映画の舞台とは聞いていましたが、私はその映画を見たことがないので、雰囲気をつかめませんでした。まさに映画の舞台そのままという感じでしたか?
ご指摘ありがとうございました!漢字変換間違い、直しました!また間違いがあればご指摘ください。
漳州とか、汕頭とか、泉州、恵州、梅州など、福建、広東省には行ってみたい場所が沢山あります。教会の写真も拝見しました。Tamegaiさんの教会シリーズ実はとてもとてもファンです。これからも色々載せて下さい。私も上海の教会シリーズ作ろうかな?と思うくらいです…笑
土楼もいいですね。一昨年、土楼を見に行きましたが、客家文化にとても興味があり、他の土楼もぜひ行ってみたいです。
- Weiwojingさん からの返信 2010/05/12 21:08:25
- RE: RE: 「王家大院」は大きいですね。
- 熱帯魚さん、早速のレスポンスありがとうございます。
喬家大院はもう10年以上あるいはもっと前だと思いますが、張芸謀監督の「紅夢」(中国語のオリジナル・タイトルは「大紅灯籠高掛」)という映画の舞台となったところです。主演女優が鞏悧(コン・リー)といい方でした。とても印象に残る映画でした。それと言うのも舞台になったのが、実際の喬家大院だったせいもあるでしょう。
ここを訪れてみて、やはり映画の中ではそれらしく作っていますので、私が見た風景や部屋の様子とはずいぶん異なります。しかし、あー、あのシーンはこの部屋だったのかとかあの建物はここだったのかという風に、よくわかるところもあります。ただ映画の舞台そのままというわけにはいきませんね。
今度行く機会があれば、王家大院の方も見学してみたいですね。喬家大院と見比べてみたいです。やはり両者は感じが違いますか。前者は大胆、後者はお上品という具合ですか。なんとなく印象がつかめました。
ありがとうございます。また書き込みをします。
Tamegai
- 熱帯魚さん からの返信 2010/05/14 13:57:37
- RE: RE: RE: 「王家大院」は大きいですね。
- Tamegaiさん
こんにちは。
よく紹介にその映画のことが書かれているんですが、見たことはありませんでした。コンリーは中国を代表する女優さんですし、チャン・イーモウ監督も大監督ですから、きっと非常に有名な映画なのでしょうね。そのせいか、私が行ったときには、すごい人出でした。そういえば、家の中もその時のセットがそのまま残されていたのを思い出しました。
行った時間帯のせいなのか、有名度の違いなのか、やはり閑散としていて、だだっ広い王家大院のほうが私の好みです。ほかにも山西商人の豪邸はありましたから、時間があれば訪ねて比較してみたかったです。
それでは!
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