2010/04/26 - 2010/05/03
3821位(同エリア9831件中)
ニッキーさん
ヴィクトリア&アルバート博物館の見学を終え、バスで大英博物館へ向かいます。
市内を走るバスはお決まりの観光スポットも通過していきます。
移動しながら休憩もでき、おまけに市内観光もできてバス移動は一石三鳥。時間を有効に使えました。
大英博物館では(木)(金)のみの延長開館を利用してたっぷり見学。
夕食はイギリス名物、フィッシュ&チップスを賞味しました。
初めてです。
~*~*~*~*~*~
今回の旅行の主な訪問地。
( )内はニッキーのロンドン旅行記の通し番号です。
一日目(①) カナリーワーフ
(②) テームズ川ナイトクルーズ
二日目(③) ウェストミンスター大聖堂、バッキンガム宮殿
(④) ホースガーズ、ビッグベン、ウェストミンスター寺院
(⑤) ロンドン塔、ロンドン・アイ
三日目(⑥) セントポール大聖堂、シティ
(⑦) コートールド協会美術館、ナショナルギャラリー、ハイドパーク
四日目(⑧) ケンジントン・パレス、ヴィクトリア&アルバート博物館
(★⑨)大英博物館
五日目(⑩) コッツウォルズ地方バーフォード
(⑪) コッツウォルズ地方バイブリー
(⑫) コッツウォルズ地方ボートン・オン・ザ・ウォーター
(⑬) コッツウォルズ地方ブロードウェイ
六日目(⑭) ウィンザー城
(⑮) ロングウォーク、イートン
最終日(⑯) ホランドパーク
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
PR
-
14番バスは、ナイツブリッジ→グリーンパーク→ピカデリーサーカス→シャフツベリーアヴェニュー(中華街)、と観光スポットを通りながら大英博物館最寄りのトッテナムコートロードまで26分ほどで到着します。
私たちは例によって、2階の一番前の席に陣取って街を眺めながら移動です。
バスは基本的に座れるだけの人数を定員にしており(あるいは立ち客何人までという制限があるのかも)、それ以上は乗せないようです。
運転手は車内カメラで後方や2階席の様子を確認しています。
ですから必ず座れますし、いっぱいで乗れなくても次のバスが頻繁に来ます。
トラベルカードの場合は運転手に提示するだけ。
オイスターカードは乗る時に機械にタッチするだけです。
私たちは路線ごとに色分けされた主要バス路線図を持っており、それがとても役立ちました。
バス停の案内板は色分けされた路線図、主要停留所の名前、所要時間などがきちんと書かれているので非常にわかりやすいです。
写真は、バスの2階から見えたお洒落なパブ。
The Bunch of Grapes(ブドウの房)という名前です。 -
左手にホテルが並ぶピカデリー(通り)
日本大使館もこの並びにあります。
赤い電話ボックスがロンドンらしいですね。
右手はバッキンガム宮殿につながるグリーン・パークです。 -
日の丸が出ているところが日本大使館です。
バスのスピードが速すぎてあっという間に行き過ぎてしまい、どの建物なのかちゃんと確認できませんでした。 -
格式高い名門のリッツホテル
-
ピカデリー・アーケード
この辺りにはこのようなアーケードがいくつかあり、お洒落なお店が入っています。
日本のアーケード商店街の庶民的なイメージとはまた違いますね。 -
ピカデリーサーカス
この辺り、かなりごちゃごちゃしています。
サンヨーとTDKの看板を見てみたかったのですが、あいにく改修中。
でも、きれいになるなら歓迎です。
オリンピックまでにきれいになってください。 -
エロスの像
ピカデリー・サーカスのシンボル的存在ですよね。
日本にいる時にピカデリー・サーカスの名前はよく聞きました。実際にはこんなところだったんですね。
ピカデリー・サーカス(円形広場)とトラファルガー・スクエア(方形広場)の違いがよくわかっていませんでした。両方とも人が大勢集まる場所だというイメージだけがありましたが、実際来てみてよくわかりました。
二つは全然違っていました。
トラファルガー広場は広い。
ピカデリー・サーカスは狭い。
両者は近い。
南にあるのがトラファルガー広場。
少し北にあるのがピカデリー・サーカス。 -
トッテナム・コート・ロードを過ぎた所でバスを降りて気づくと、息子から電話着信が入っていました。折り返し電話をしてみると、今夜は友だちと行動を共にするとのこと。
こちらも今から大英博物館なので、今夜も会わないことにしました。
大英博物館
立派な建物ですが、結構汚れていました。柱がまだらになっています。
国を代表する建物なのですから、日本の国会議事堂のように高圧洗浄をしたらいいのにと思いましたが、汚れも自然にして時の流れに任せるというのでしょうか? -
ここの破風彫刻はこんなの。
-
メインエントランスを入りまっすぐ進むと広々としたグレートコートに出ます。
真ん中に丸いリーディングルーム、右手にインフォメーション、左手にオーディオガイド貸し出し所があります。入場料は無料です。
日本語オーディオガイドは£4.50で借りられました。借りる際、パスポートなど名前が確認できる身分証明証を預けなければいけません。
パスポートを預けるのには抵抗がありましたが、必ず返すからと言われやむなく預けました。他の人も同様にしていました。
グレートコートにはその他にもショップ、カフェがあります。
リーディングルームは、私たちが行った時は特別展をやっていて見られませんでした。 -
イチオシ
「バッグ一つ以外の荷物はクロークに預けなければならない」と、本から情報を得ていましたが、私たちの時は何も言われませんでした。
でも重い荷物を持って見て回るのは思いのほか疲れるもの。
また、ここのオーディオガイド(大韓航空が提供していました)は映像も見られる優れもので、片手に機械を、片手にタッチペンを持って操作しなければなりません。両手を使えるようにしておいた方が楽です。
荷物を預ける場所を係員に聞くと、入り口を入ってすぐ左手(グレートコートに入る手前)にあるクロークルームを教えてくれました。
この、網目模様のスティールとガラスでおおわれたグレートコートは、市庁舎やガーキン、ミレニアムブリッジ、カナリーワーフ駅を設計したノーマン・フォスターの設計です。
もとからあったいくつかの建物をガラスの屋根でおおった造りです。
見上げると、室内にいながら外にいるような不思議な気持ちがします。 -
すべてを見るのは無理なので、日本語オーディオガイドのコース選択画面で「ハイライト・ツアー」を選びました。
注目の作品をピックアップして90分ほどで紹介してくれます。
ハイライト作品のガイドを聞きながら、ついでに興味を引く他の作品も「つまみ見」しながら回ります。 -
ご存知、ロゼッタ・ストーン(エジプト)
同じ内容がヒエログリフ(エジプト文字)、民衆文字、ギリシャ文字の3通りで記されていたため、シャンポリオンのヒエログりフ解読の手がかりとなった石。 -
エジプトで最も有名なファラオ、ラムセス2世の胸像(エジプト)
高さ2.67mだそうです。 -
アフロディーテの像(ギリシア・ローマ)
水浴びをしていたアフロディーテが人の気配にはっと振り向いたところだそうです。 -
ヌルイデス・モニュメントン(ギリシア・ローマ)
紀元前のもの。トルコ南西部で発見される。
お墓(廟)に使われていました。
これは大きさもあり、ライトアップされて迫力がありました。 -
-
アッシリアの人面有翼牡牛像(西アジア)
頭は人間、体は羽のある牡牛
前から見ると2本足、横から見ると4本足、計5本足の姿に作られています。 -
イースター島のモアイ像(ザ・ウェルカム・トラスト・ギャラリー)
高さ2.4m。
モアイ像がある部屋のテーマは「生と死」。
モアイ像の隣には人が一生に飲むという14000錠の薬が並べられています。
14000錠を一度に見ると、私は絶対そんなに飲まないと思うぐらいすごい量です。 -
タラ像(東洋)
スリランカで発見された菩薩像
官能的な曲線で作られています。 -
(東洋)
-
(東洋)
-
イチオシ
中国の冠(東洋)
私のお気に入りの一品です。
細工が細かくて複雑です。
どのような人が身につけたのでしょう? -
イチオシ
唐三彩の僧の坐像(東洋)
私のお気に入り。
表情がリアルで、どこかで見たような・・・ -
女性のミイラ(エジプト2階)
名前は忘れました。
2階のルーム61から65までは薄暗くしてあり、エジプトのミイラや死者の書を収めた展示室です。
動物のミイラもあります。 -
かなり怖いです。
-
(髪が赤いことから)ジンジャーと呼ばれる男性のミイラ(エジプト2階)
この写真を載せたものか迷いましたが、気になったミイラだったので載せます。
5000年前の最も古いミイラだそうです。
ミイラによる埋葬技術が確立する前のもので、埋葬された遺体が乾燥により偶然ミイラ化したものだそうです。
このような窮屈そうなポーズではありますが、ちゃんと副葬品が周りに納められていますから、うち捨てられた遺体ではなくきちんと埋葬されたものだとわかります。大切な心臓を守る形で埋葬されたのだそうです。 -
王の栄えある人生を描いた絵
船に乗り狩りをする若々しい王。
川辺にはパピルスが茂り、空にはたくさんの鳥、水の中には魚がいます。
王の後ろには王妃。
足元にいるのは娘だそうです。 -
昔のゲーム盤と駒
-
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ポートランドのカメオ細工の壷(ギリシア・ローマ2階)
ウエッジ・ウッドの製品が生まれるきっかけになった技法を用いているそうです。 -
-
昔の貨幣
特に左の一番上の貨幣が貴重で高価だそうです。 -
ルイス島のチェスの駒(ローマンブリテンとヨーロッパ)
セイウチの牙でできたチェスの駒だそうです。
心もち不安そうなキング、頬杖をしてご機嫌ななめのクイーンがおもしろい。
映画「ハリー・ポッターと賢者の石」に出てくるロンが挑むチェスの駒はこの駒を参考にしているそうです。 -
豪華なキャッシャーです。
右後ろは秤ですね。 -
これは時計ばかりを集めた部屋に展示されていました。
この金色の船は帆掛け船です。へさきには龍の頭がついており、甲板や船室の戸口には兵士の姿も見えます。船体には大砲が設置されていて凝ったつくりになっています。
なぜ時計の部屋に展示されているかというと、よく見ると甲板の上に時計がついています。
超豪華な時計なのです。 -
金ぴかの振り子時計
-
イチオシ
キングズ・ライブラリー(啓蒙の間)
ハイライト・ツアー最後に回る部屋です。
昔の図書館です。
壁の書棚には大きくて分厚い本がぎっしり並び、フロアには人物の胸像や彫刻が飾られていました。
歴史を刻む古い品々を見た後、最後にこの部屋に入ると、何か近代の幕開けを体感するような気がしました。 -
キングズ・ライブラリー(啓蒙の間)にあったロゼッタ・ストーンのレプリカです。
「触ってみてください」と書いてあります。
本物はガラスケースの中に収められていて触れませんからこのレプリカを触ってみます。
ヒエログリフが刻まれた辺りを特に念入りになぞってみました。
大英博物館、ハイライトを中心にその他の展示物もざっと見ながら一巡りしました。
お気に入りもいくつか見つけました。
広くて複雑でとてもすべてを回りきれなかったV&A博物館に比べ、大英博物館の方がルートがわかりやすく、ざっとひと通り回ることができました。
今日は木曜日なので20時30分までの延長開館です。
とはいえ、一部の部屋は17時半を過ぎると閉鎖されてしまいました。
結局ルーム52と53は閉鎖されてしまい、見られませんでした。
でも、充実感がありました。
最後にショップをのぞいて大英博物館を後にしました。 -
大英博物館まで来たので、ホルボーン駅近くにある息子お勧めの店、フライヤーズ・デライトに行ってみることにしました。
フィッシュ&チップスがおいしい店です。日本の雑誌にも載っていました。
「(観光客は)入りにくそうな店だよ」と息子が言っていたように、探して行ったお店はセオボールズ・ロードに面した小さい店です。カウンターと、わずかのテーブル席があり、普段着で一人で食べに来ているおじさんや地元の人が多そうです。確かに一見客は入りにくそうな雰囲気です。でも、同じ食べるならおいしい店がいいです。臆せず、ずんずん入ってテーブル席に座りました。
なぜおいしいか?
ここは冷凍の魚を使用しないそうです。
また、フィッシュとひとことで言ってもいろいろな種類の魚を選ぶことができます。
夫はコッド(真タラ)を、私はハドック(タラ)を頼みました。それぞれ£7.00(約1,000円)です。後で息子に聞くと、プレイス(ヒラメ?カレイ?)がおいしいと言っていました。ビネガーをたっぷりかけ、タルタルソースも持ってきてもらってつけて食べました。
おいしかったかって?ええ、おいしかったですよ。熱々でカラッと揚がっていて・・・。私はコッドの方がプリプリして好きでした。
でも、所詮フライにしたタラですから予想のつく味でした。おそらく他の店と食べ比べるとこの店のおいしさがわかるのでしょう。
壁にはこの店が取り上げられた英文の記事が貼ってありました。日本で雑誌に載っていることをお店の人は知っているのかしら?
次々にテイクアウェイ(持ち帰り)のお客さんが来ます。
お勤め帰りのすてきなレディーも。
高そうなバッグから大きな財布を出してお金を払っています。
中には、紙包みの中に入れたフィッシュのすき間にチップス(フライドポテト)をぎゅうぎゅう詰めに押し込んで、上からこれでもかというほどたくさんビネガーとタルタルソースをかけて持ち帰る人もいました。
なるほど、ああいう風に食べるのですかぁ。
木曜の夜、ホルボーンのパブでは勤め人が道路まであふれ、外で立ったままお酒を飲んでいます。木曜の夜はあと一日で週末だということで、みな嬉しくて飲みに繰り出すのだそうです。
さ、明日はコッツウォルズへの日帰りバス旅行。
朝が早いので私たちは帰りましょう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- のんびりママさん 2016/06/08 12:13:47
- 初めまして
- 初めまして
夏にロンドンに行く予定のものです
フィッシュアンドチップスのお店を大英博物館の近くで探しておりました
有益な御情報を教えて下さりまして、ありがとうございます
メモさせていただきました
本当にありがとうございました
また素敵な旅行記をありがとうございました
- ニッキーさん からの返信 2016/06/09 12:11:57
- RE: ご覧いただきありがとうございます
のんびりママさん、こんにちは。初めまして。
私のロンドン旅行記へご訪問・投票をありがとうございました。
数年前の旅行時のことなので、お店情報が現在どの程度正確なのかわかりませんが、参考にしていただければ嬉しいです。
のんびりママさんの旅行記を拝見しましたが、学生時代を京都でお過ごしになったのですね。私も今は千葉県に住んでいますが、京都出身です。京都御所、鴨川、円山公園も懐かしいです。
ロンドンは楽しかったです。
歩き回ってへとへとになりましたけどね。
どうぞ良いご旅行になりますように。
ニッキー
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