2010/04/26 - 2010/05/03
4117位(同エリア9830件中)
ニッキーさん
ウエストミンスター寺院をあとにし、地下鉄サークル・ラインでロンドン塔へ向かいます。
ロンドン塔見学後はまたウエストミンスターへ戻り、ロンドン・アイに乗ります。
~*~*~*~*~*~
今回の旅行の主な訪問地。
( )内はニッキーのロンドン旅行記の通し番号です。
一日目(①) カナリーワーフ
(②) テームズ川ナイトクルーズ
二日目(③) ウェストミンスター大聖堂、バッキンガム宮殿
(④) ホースガーズ、ビッグベン、ウェストミンスター寺院
(★⑤)ロンドン塔、ロンドン・アイ
三日目(⑥) セントポール大聖堂、シティ
(⑦) コートールド協会美術館、ナショナルギャラリー、ハイドパーク
四日目(⑧) ケンジントン・パレス、ヴィクトリア&アルバート博物館
(⑨) 大英博物館
五日目(⑩) コッツウォルズ地方バーフォード
(⑪) コッツウォルズ地方バイブリー
(⑫) コッツウォルズ地方ボートン・オン・ザ・ウォーター
(⑬) コッツウォルズ地方ブロードウェイ
六日目(⑭) ウィンザー城
(⑮) ロングウォーク、イートン
最終日(⑯) ホランドパーク
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
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-
私たちは旅行のあいだ、移動手段として地下鉄、バス、リバーボートを利用しました。
バスは車窓から風景を眺めるだけで市内観光になるため、お気に入りの移動手段でした。
でも、急ぐ時はやはり地下鉄が早いです。
ロンドンは2012年にオリンピックを控えているため、市内いたるところで工事をやっています。
地下鉄も例外ではなく、週末には路線をストップして工事をしています。
利用客は大迷惑ですが、ゾーン1〜2であれば、地下鉄がだめならバスに切り替えてもたどり着くことができます。
幸い、私たちの滞在中は利用した路線はすべて運行していました。
地下鉄ストップの予告は駅に張り出されているので、チェックしておいた方がよいでしょう。
さて、地下鉄タワーヒルの駅を降りてトンネルをくぐると、目の前にロンドン塔が見えました。
でも、チケットブースや入り口まではまだ少し歩かなければなりません。
この頃にはかなり足が疲れていたので、だらだら歩きでチケットブースへ向かいます。 -
イチオシ
シーズン中は大変混みあうと聞いていたチケット売り場はすいていて、難なくチケットをゲット。£17.00です。
旅行中どこへ行っても長い列に並んで待つことはありませんでした。私たちにとっては助かりましたが、いいシーズンなのにどうしたことでしょう。
そういえば客層もヨーロッパの観光客が多いようで、アジア人観光客はあまり見かけませんでした。
旅行社の現地係員の話では今年この時期、日本からロンドンへの観光客は例年の半分ぐらいだとか。
火山噴火の影響でしょうか。
それとも近場へ出かけたのでしょうか。
GWの成田からの出国客は5%増だと聞いていたので意外でした。
今年はGWに長い休みが取りやすい配列で、為替レートも1ポンドが140〜150円ぐらいですから、以前に比べるとずっとお得なはずなのにどうしたことかと現地係員も言っていました・・・
ロンドン塔。
このあたりが昔のロンドンの東のはずれだったそうです。
中世の城壁が美しく、今は陰惨な面影はどこにもありません。 -
ロンドン塔から目を転じると、通称ガーキン(キュウリ)の愛称で呼ばれるスイス・リ本社ビルが見えました。
手前のくぼ地には昔使用した投石器が置かれているというのに、未来的なビルと同じ視野に入るとなんだか違和感が・・・。 -
イチオシ
城壁の上に登るとタワーブリッジがすぐそばにありました。
このデザインと配色がとてもいいです。 -
ウエストミンスター寺院の日本語オーディオガイドがとてもわかりやすかったので、ここでも日本語オーディオガイド(£4.00)を借りました。
ロンドン塔には内部にいろいろな建物があり、パンフレットを見ながら好きな順序で見てまわるのですが、オーディオガイドのナレーションがどこへ行けと言っているのかがわかりづらく、結構迷ってしまいました。
制服を着たビーフィーターと呼ばれる人(退役した軍人で、高い資格を持った人しかなれないそうです)がおもしろおかしく説明をしていましたが、私たちは日本語ガイドがあるので、そちらには参加しませんでした。 -
ここはトレイターズ・ゲートと言い、昔はテームズ川からロンドン塔へ水路で入る際使われました。
反逆者を投獄する時にも使われたため、トレイターズゲート(反逆者の門)という名前がついたそうです。 -
-
セント・トーマス・タワー内部
ロンドン塔は牢獄として使われていた時代が長いのですが、もともとはロンドンを守る要塞として造られたもので、一時期は王族の居城としても使われていました。
ここはエドワード一世の寝室。 -
ここはタワー・グリーンと呼ばれる所です。
ここでアン・ブーリンなど7人が処刑されています。
今は明るい芝生になっていて、処刑台の跡にはガラスのオブジェが置かれています。
後ろの建物はチャペルです。 -
後ろの建物がロンドン塔の館長さん(地位が高いらしい)の住まいだとかで衛兵が立っていました。
-
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ジュエル・ハウス
歴代の国王の戴冠式で使用された王冠の数々、儀式用のコレクションが展示されています。
王冠はどれも光り輝く宝玉で飾られていて、ものすごい豪華さです。
アフリカの星と呼ばれる巨大なダイヤモンドのついたしゃくも見ることができます。
ダイヤモンドとは思えない大きさです。
ただし、王冠の並ぶショーケースの前は動く歩道に乗って移動しなければならないため、ゆっくりじっくり見るわけにはいきません。
そんなに混んでいなかったので、せっかくならばと通路を引き返して二度見ました。それもオッケーみたいです。
エリザベス女王の戴冠式の映像も見ることができました。エリザベス女王、若くてきれいでした。
ここは写真撮影は禁止でした。
ショップではオモチャのミニ王冠が売られていました。 -
ロンドン塔の守り神、カラス
「カラスが死ぬと王室が滅びる」という言い伝えがあり、東京では嫌われ者のカラスも、ここでは専門の飼育担当衛兵が付いて飼っているらしい。 -
ロンドン塔のシンボル、ホワイト・タワー
ロンドン塔は1000年かけていろいろな建物が増築され今の姿になったのですが、ホワイト・タワーがその最も古い部分です。
内部は中世の甲冑や武器の展示室になっています。
日本の鎧、兜もあります。
昔の国王のコレクションだったようです。 -
ホワイト・タワーの四隅の塔の上には風見鶏が・・・
-
ホワイト・タワー内部は主に武具の展示室になっていました。
甲冑、剣などの展示の他、こんな展示も。
馬・・・ウマ・・・ウ〜マ〜
遊園地の乗り物を思い出しました。
私、この黄色いのがいい、って不謹慎ですか?
馬、大好きなんです。 -
中は意外に木材が使われていました。
壁にはあちらこちらに暖炉として使ったくぼみがあります。 -
ホワイト・タワー内部の礼拝堂
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再び裏側の城壁に登ると、ここからもタワーブリッジが見えました。
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城壁の裏にはビーフィーターの住まいがありました。
ビーフィーターはロンドン塔の守衛として交替で24時間警備の任務に当たらなくてはならないので、ロンドン塔の裏に住んでいるのだそうです。
中世の要塞を見た後では、車や自転車のある家に違和感があっておかしかったです。
あまり人の生活を撮っては悪いかと思い写真には撮らなかったのですが、左手の方には外に洗濯物を干している家もありました。 -
北東角にあるマーティン・タワー
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マーティン・タワーの内部はこんな風にらせん階段になっています。
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ロンドン塔の見学を終えるともう夕方になっていました。
再びウエストミンスターに移動してロンドン・アイに搭乗します。
もともとBAブリティッシュ・エアーウェイズが運営していたこともあり、ロンドン・アイに乗ることを、「搭乗」とか「フライト」というのだそうです。
写真はロンドン・アイとカウンティ・ホール(旧市庁舎)です。昨日の夜、青いライトアップがきれいだった建物です。
このカウンティ・ホールの中にチケット売り場があります。チケットは£17.88でした。
すいていたのですぐにチケットが買え、続いて『4Dエクスペリアンス』へ。
『4D〜』とは3Dメガネをかけて4分間のロンドン・アイの宣伝映像を見、最後に本物の水しぶきが飛んでくる、つまり4Dという訳です。
見た感想ですが「別に見なくても良かったな」と思いました。
立ったまま見るので足も疲れます。
その後ロンドン・アイの搭乗の列に並びます。
ちょうど乗る前に次男から電話があり、「仕事が終わった。一緒に食事をしよう」と。
30分間のフライト後に会おうと約束してカプセルに乗り込みました。
乗る前にバッグの中を見せるチェックがありました。 -
カプセルは25人乗り。
135mの高さまで上がり、約30分で一周します。
高い所から街を見るのは大好きです。 -
北方向
つり橋のような橋はハンガーフォード・ブリッジ。
その先の駅はチャリング・クロス駅です。
プラットホームが橋の中ほどまで張り出しています。 -
イチオシ
美しいハンガーフォード・ブリッジ
下を見ると足がすくみます。
隣のカプセルを見ると、つるんとした楕円形がなんともかわいらしい。 -
東側
正面の白いおしゃれな建物は何でしょう? -
西日で逆光になってわかりづらいのですが、政府の建物の向こうにセント・ジェームズ・パークとバッキンガム宮殿が見えます。
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北方向
ウォータールー・ブリッジ
はるか向こうにセントポール大聖堂のドームが見えます。 -
地平線が見えそうです。
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イチオシ
そろそろ一番高い所です。
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南西側
国会議事堂(ウエストミンスター宮殿)、ウエストミンスター寺院、その手前にセント・マーガレット教会が見えます。
あの辺り一帯が世界遺産なのです。 -
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屋根に張り出したバルコニーで脚を組んで読書をする女性。
西日が射すのに紫外線は気にならないんですかー?
ロンドン・アイの乗客から丸見えなのに気にならないんですかー?
ときどきテーブルの上の飲み物を口に運んでいます。
かっこ良すぎます。 -
ロンドン・アイを降りた後息子と落ち合い、ウォータールー駅近くのイタリアレストラン「CUCINA」へ。
私はラザニアとスープ、夫はペンネとシーフードサラダ、息子はサーロインステーキを注文しました。
おいしく食べて、日の暮れたウエストミンスター・ブリッジを昨日から何度目かのウエストミンスター駅まで歩き、私たちはホテルまで直通の148番バス、息子は地下鉄でそれぞれ分かれて帰路に就きました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- サウスピーチさん 2012/07/02 10:49:29
- ロンドン!
- ニッキーさん、こんにちは! また続きが読めて、ワクワクしてます♪
初めての旅行記とは思えない、楽しくて分かりやすい説明とお役立ち情報満載で、びっくりです!
えーっ!?と思ったのが、ウエストミンスター大聖堂ってのがあるんですね!?
ウエストミンスター寺院とはまた別の。 お恥ずかしいのですが、初めて知りました・・・。(恥)
ロンドン塔、中も見学されたようで・・・。
イギリス史の中では、ヘンリー8世の生涯が一番興味があって本を読んだりDVDを見たりしたことあるのですが、
ここロンドン塔では、彼に関係する多くの人物が処刑されていることを考えると、ちょっと足がすくみそうです。
そうそう、はっきりとは覚えていないのですが、どこかの塔(多分ロンドン塔だったと思うのですが)に、
外からは窓があってはっきりと見えるのに、内側からはその部屋はなく入れない・・・というところ、
ありませんでしたっけ? 私が小学生の時にこれを読み、怖くなったと同時に、
是非行って確かめたい!と思ったことを思い出しました。 聞いたこと、あります?
ロンドン・アイから見た風景、やっぱり素敵です!
本当は、私は留学先はイギリスにしたかったのです。 ヨーロッパの歴史にも触れられるし、
それらの建築物が大好きで・・・。 でも、言葉自体のことを考えると、ブリティッシュ・イングリッシュよりも
アメリカン・イングリッシュの方が学びやすいかな・・・と。 それが正しい選択だったかどうかはわかりませんが、
もしイギリスへ行っていれば、今頃どんな人生だったんでしょうね・・・。
それでは、また!
サウスピーチ :)
- ニッキーさん からの返信 2012/07/03 09:06:43
- RE: ロンドン!
- > えーっ!?と思ったのが、ウエストミンスター大聖堂ってのがあるんですね!?
私も行くまで知らなかったんです。有名なウェストミンスター寺院はイギリス国教会の教会で、ウェストミンスター大聖堂はカトリックのカテドラルなんです。ウェストミンスター大聖堂はカトリック教徒でなければパスしていいと思います。もし両方見るなら大聖堂を先に。ウェストミンスター寺院の後では霞んでしまいますからね。
ウェストミンスター寺院にはエリザベス一世と異母姉メアリー一世が一緒に上下に埋葬されていてびっくりしますよ。歴史好きなサウスピーチさんならこの埋葬の仕方が本人たちの本意ではないこと、おわかりでしょうか?この二人の間の確執を、私はオーディオガイドの解説を聞いてようやく理解できたレベルです。ヘンリー8世についてもあまり知識はなかったんですが、イギリスから帰って来てから「ブーリン家の姉妹」をDVDで見ました。映画なので強調してあるのでしょうが、ヘンリー8世やアン・ブーリンのハチャメチャぶりに驚きましたー。
> 外からは窓があってはっきりと見えるのに、内側からはその部屋はなく入れない・・・というところ、ありませんでしたっけ?
それ、相当恐ろしい話ですね〜(笑)。ロンドン塔ならさもありそうだけど、私は聞いたことないですねぇ。
ロンドン塔で私が怖いなと思ったのは、2人の王子たち(即位の日を間近に控えていたエドワード5世とその弟)がロンドン塔で行方不明になり、その後遺体となって発見された事件。二人はロンドン塔のブラディ・タワー(その名もBloody Tower)で暗殺されたと考えられているそうです。ロンドン塔は絶対心霊スポットですよね。
昨日、本屋さんでパラパラ見て来たんですけど、雑誌「CREA Traveller(←ブリティッシュ・イングリッシュ?こういうスペルです)」、 夏号はイギリス特集「優雅なる英国」。
写真が美しい〜!
イギリス、やっぱり魅力的です。
> 本当は、私は留学先はイギリスにしたかったのです。 ヨーロッパの歴史にも触れられるし、それらの建築物が大好きで・・・。
そうだったんですか。サウスピーチさんはどういう訳でアメリカに住むようになられたのかなと思ってましたが、やっぱり最初は留学されてたんですね。「留学先をどこにするか」、それは時に運命の分かれ道になりますよね。
サイトリニューアルのため、今夜からしばらく掲示板への書き込みができなくなるようですね。11日から18日まで四川省旅行に出るので、しばらく音信不通になるかもしれません。では。
ニッキー
- サウスピーチさん からの返信 2012/07/03 09:37:57
- 行ってらっしゃ〜い!
- ニッキーさん
> 11日から18日まで四川省旅行に出るので、しばらく音信不通になるかもしれません。では。
いいですね! 羨ましいです。
今頃だとまだ中国方面の気候ってどうなんでしょう?
アトランタは昨日・一昨日は40度あり(当然体感温度はもっと上!)、もうバテバテです・・・。
(明日からは多少下がるようですが・・・。)
旅行記(サイトのリニューアル後ですね☆)、楽しみにしています♪
サウスピーチ :)
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