シェムリアップ旅行記・第3日目（その2）

2009/09/22 - 2009/09/27

悩んだ挙句、シルバーウィークも旅に出ることにしたのですが、候補地（フィンランド、ウズベキスタン、チェコ）は何処も既に予約が一杯。結局、「取り敢えず、周りが良いって言ってるし…」という浮気な心でシェムリアップ行きを決定したのですが、これがまさかこんなに素晴しい旅になるとは、御釈迦様もつゆ知らず。
やっぱり、何だかんだで東南アジアは良いですね！

（因みに、今回は旅日記をつけておりませんので、記憶を辿りながらコメントを付けております。）

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

モーリー嬢は20歳で、はにかむ笑顔がかわいい娘さんなのですが、そんな彼女が「これは何でしょう」と、この木を指して質問したのです。

小生の中には、今まで見てきたヨニやリンガが渦巻いており、（えー、まさか「これはヨニの木です」とか言うつもりなんやろうか…。しかしそれはあまりにダイレクトすぎる…。モーリーがそんなことを…。いや、しかしカンボジアでは崇高な象徴みたいやし…。いやぁ、ねぇ…）等と脳内問答を繰り広げていたところ、あっさりと曰く、

「これはロウソクの木です。樹皮を削って出てくる油に火を付けて使います。」

（あ、違った…）
と、卑猥な妄想を繰り広げたことを、こっそり恥。

しかし、同行の青年二人組も背後で「これ、ぜってーヒワイだろぉ」「おめーだけだよ、そんなこと考えてんの！」というやり取りをしていたので、小生はこっそり安心した次第。ここにもいますよ、きみらと同じことを考えていた人が。

そんなやりとりを挟みつつ、我々は午後のハイライトとも言える「タ・プロム」へと足を運。

トゥーム・レイダーの撮影地として使われたことで有名（らしい；小生は観たことがないのです）な、ここタ・プロム。或いは、「宮崎駿の世界」と形容する人も多い。

ここからは、観光客の危険を回避する為の最小限の処置（伐採等）以外は、敢えて自然の為すがまま、朽ちるがままにされているその世界を、写真のみでお楽しみ下さい。

廃墟マニアは垂涎！

（注：モーリー嬢が「おしりみたい」とニコニコしながら言っていた…ってわざわざ注釈付けることでもないか。）

（注：モーリー嬢が「アンパンマンみたい」とニコニコしながら言っていた…ってわざわざ注釈付けることでもないか。）

（注：ここは胸を叩くと低い反響が深く響くポイントとして有名。勿論我々も試。不思議なことに、胸以外の部位を叩いても、うまく反響しない。古の時代には、ここで胸を叩き、反響が広がるかどうかで、王への忠誠が試されたと言う。）

（注：この無数に空いた穴には、かつて様々な宝石が埋め込まれていたらしいが、しかし後世になり、盗賊や発掘団により盗み取られてしまったという。）

本当にひっそりと静まりかえっている。こいつらのけたたましいき声が、廃墟の、森深くの中に響き渡ることすらも、物悲しさを生み出す効果となり。

水浸しの向こう側では、土産物を売りつけようと手ぐすねを引いて待ち受ける地元民達が。

以上、タ・プロムでした。

続いて、プリア・カンを訪れます。

（第3日目・その3に続く）