2009/09/22 - 2009/09/27
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maldororさん
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悩んだ挙句、シルバーウィークも旅に出ることにしたのですが、候補地(フィンランド、ウズベキスタン、チェコ)は何処も既に予約が一杯。結局、「取り敢えず、周りが良いって言ってるし…」という浮気な心でシェムリアップ行きを決定したのですが、これがまさかこんなに素晴しい旅になるとは、御釈迦様もつゆ知らず。
やっぱり、何だかんだで東南アジアは良いですね!
(因みに、今回は旅日記をつけておりませんので、記憶を辿りながらコメントを付けております。)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 自転車
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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シルバーウィーク真っ只中で混雑が予想された為、ちょいと早めに成田空港2タミへ。
今回ツアーを申し込んだファイブスタークラブのカウンターでチケットを受け取り(頼りない係員で、他人のパスポートを渡されかけた)、早々にチェックイン。ベトナム航空に乗り、ホーチミン経由でシェムリアップに入ります。ホーチミンと言えば、父親と男二人旅で訪れたのが、もう4年程前になるか。
因みに、ベトナム航空と大韓航空はマイル提携しているので、大韓航空のマイルクラブ(スカイパス)会員である小生も、ばっちりマイル獲得。あざーっす。 -
出国審査等は、意外と混雑しておらず、拍子抜け。
一方、ちらり覘いた弊社空港売店は、やはり書き入れ時の様子。キャンペーン半被を着た社員達が、せっせせっせと動く動く。(すみません、今から有給取って旅に出ます…)と、心の中で少し思。
風邪の兆候があったものの、常備薬が切れており、空港薬局で購入(結局、旅の中で一度もお世話にならず)。その後、シャトルに乗り、サテライトへ移動。
お久しぶりのベトナム航空は、今日も綺麗な青色! 機種はトリプルのダッシュ200だったかな。エンジンは…何だろね(今ウィキで調べたら、GE90かPW4000、或いはTrent800とのこと←職業病)。JALとのコードシェア便という点も、前回と変わらず。
そうそう、実はこの日、似た様な時間に同じターミナルから弊部の派遣さんがクアラルンプールへ旅に出るということで、うろうろ探し回ったのですが、残念ながら見つからず。 -
遅れてチェックインした客がいたとかで、定刻より十数分遅れての出発。
ホーチミンまでは、6時間弱。NRTからだと、やはり若干長いですね(前回はKIX発)。
「本日は満席を頂戴しておりますので、狭い機内ではございますが…」との謙虚なアナウンス。確かに、混みっ混み。
女性客室乗務員は、皆様深紅のアオザイをお召しに。大変スタイルがよろしく、◎。
離陸前に、非常用具のデモ。勿論、実演。ベトナム語で説明があった後、英語で同じ内容(推測)が繰り返されるのですが、それに合わせて動作もリピート。何だか滑稽。最後に日本語で説明が入るのですが、この時はどうしてか実演はなく、説明もかなり端折られたもので、「詳しくはお座席前ポケットの安全のしおりをご確認下さい」とのつれないお言葉。
そうこうしているうちに、エンジン出力はマックスになり、テイクオフ。さよなら、日本。
で、写真はベトナム航空お馴染みの、ミールメニュー。ランチですね。和食か洋食か。 -
お飲み物も、各種取り揃えております(というか、こんな写真まで撮ってるあたり、おのぼりサン)。
-
シートベルトサインが消えると、まずは、ミックスおかき&ドリンクがサーブされ…
-
…続いて、ミールのサーブ。小生は和食をチョイス。トレーの上は、何だか盛り沢山。
アントレの鯖の味噌煮は、可も不可もなく、ふっつーでした(若干水が湧いてたけれど…)。
しかし、ご飯とパンの同時盛りは何とかならんかなぁ。あと、蕎麦。蕎麦が付いてなかった機内食は、多分今までなかったです。どういう趣旨か。 -
さて、このトリプル。エコノミーでもシートモニターが付いており、IFEを楽しめる…はずだったのですが、何と故障で全て使用不可。そればかりでなく、オーディオシステムも故障で使用不可。頭上の共用モニター類も使用不可。「ご了承下さい」のアナウンスに、誰しもが「なんじゃそらーーーっ!」と心中叫んだことでしょう。
暇潰し用の本もi-podの類も持っていなかった小生は、所在無くガイドブックをめくるか、うとうとするか。
飛行中、こんなにエンジン音ばかり聞いていたのは、初めてです(苦笑)。
モニターが映らない故、現在位置やら、到着までの所要時間やらの情報も全く入手できず、ある種ミステリーツアー状態。
退屈でモゾモゾしだし、そのうち発狂しそうになった頃(大袈裟)、漸くシートベルトサインが出て、「当機は間も無く…」のアナウンス。
数十分後、ホーチミン・タンソンニャット(Tan Son Nhat)国際空港に無事着陸。タラップで降ろされ、バスでターミナルへ。
さて、久々のタンソンニャット。前回は、田んぼの中に着陸し、地方駅の様な古ぼけたターミナルで入国審査を受け、「これがベトナムか…」とカルチャーショックを受けたのですが→今や、数年前に完成したというモダンな新ターミナル(日本のODAによるらしい)がフル稼動しており、その変貌っぷりに、また別種のショックを受けました。アジアの発展をナメてはいけません。
同便乗客の半数程度が、ホーチミンへはトランジット立ち寄りで、最終目的地はいずれもシェムリアップの模様。トランジットカウンターは長蛇の列。
小生はNRTでスルーチェックインしていたので、手荷物&身体検査以外は何も手続きをせず、出発ロビーへ移動。
前回「何にもない空港やなぁ」としみじみ感じたのですが、目の前にずらり並ぶ免税店で認識を刷新。(とは言っても、そりゃバンコクと比べると残念な感じですがー。)
ベトナムの著しい発展度合いは、こういったところからも垣間見れます。 -
シェムリアップ行きは、近接した時間に2便あり、早い方はアンコール航空(いかにもな名前…)とベトナム航空のコードシェア便。トランジットタイムが短く、先のカウンターでも優先チェックインが行われていました。これに乗る人も、少なからず。
一方、小生は遅い方のベトナム航空に乗るので、案内で確認した8番ゲート前で、一時間程待機。(別に今免税店とか見なくても、帰りに見れるし…)と思い、呆然と座って、キル・タイム。只管「〜航空の〜便が到着しました」「〜航空の〜便にご搭乗の方は〜ゲートへお越し下さい」等という自動アナウンスを聞くだけ。欠伸が止まらなかったのは、言うまでもなく。
しばらくすると、搭乗便の乗務員達がやってきた。パイロットは欧米人。なして?
やがて、シェムリアップだったかからの到着便。乗客が8番ゲート前をぞろぞろと通過、それが落ち着いた頃、続いて乗務員達がゲートから出てきて、搭乗便の乗務員達としばし会話。引継でもしているのかなぁ、とぼんやり見ていたのですが、その後、搭乗便の乗務員達は、何故か7番ゲートへ。「?」が浮かぶ小生。
そう言えば、ゲート前のモニター表示は、ずっとデフォルト設定のまま。普通、搭乗便の情報が表示されるよなぁ、おかしいなぁ、と思い、ふと7番ゲートを見てみると、明らかに向こうの方が混雑している。さらに「?」が浮かぶ小生。
すると、「搭乗ゲートが変更されました。新しいゲートは7番です」というアナウンスが。搭乗予定時刻の、ほんの十分ぐらい前。
もっと早く言ってよー、と思ったのは、小生だけではないはず。
きっと、7番ゲート前で待っていた皆様は、全便が表示されるモニターの方で変更をキャッチしていたのでしょうね。その点、再度情報を確認しなかった小生も悪い…のかなぁ。何だか腑に落ちないけれど。 -
機種は、確かA319だったはず。結構空席が目立ちました。先の便で向かった人が多かったのですねー。
本便では非難用具の実演デモはなく、ビデオ上映での説明。
シェムリアップまでの所要時間は、ほんの1時間弱。しかし、簡素なコールドミールながらも機内食が出るのです(ハムが挟まったバイン・ミーと水、イチゴ味のキットカット)。乗務員達は慌しく動き回っていました。気になったのが、ビジネスクラス。エコノミーとの境目はカーテンで閉ざされ、中を窺うことはできなかったのですが、こんな短時間でも、上等な食事が出たりするのでしょうか。サーブする方も、食う方も大変ですな。
慌しくミールを平らげ、急々と出入国カード&税関申告書を作成。見渡す限り全員が「地球の歩き方」とにらめっこしていたのがウケました。そして、かく言う小生も、然り。
で、出入国カード。「歩き方」に乗っているものと若干フォームが変更されており、手引き通りには書けない欄も。まぁ死にはしないだろうと思い、「エイッ」と書いてしまったり、意図が掴めない項目は空欄を残したりして対処。
あれよあれよとしているうちに、下降開始。どうも天気が悪い様で、雲の中を割って入っていくのですが、かなりガタガタと揺れ、恐怖を感じました(何度も「エアタービュランスで…」とアナウンスが入った)。やがて、窓には激しい雨。
着陸間際は、機内からでも外が嵐だとわかる様相。大きく機体を揺らしながら(FedExの横転事故が頭に浮かび、かなりビビりました)、何とか無事着陸。
機外へ出ると、激しい雨のお出迎え。写真からもお分かりでしょうか。 -
タラップで地上に降り、バスでターミナルへ移動。
こんなエキゾチックな、しかも平屋のターミナルは初めて見ました。大変真新しい印象。お洒落なヴィラみたい。
おいでませ、カンボジア!
しかし、この雨。。。 -
空港の表玄関。ここで、ガイドさんや同じツアーに参加する人々と合流。
-
ガイドさんは、現地人女性。現地ツアー会社「JHC」の所属(余談ですが、この会社の現地人ガイドはほぼ、現地の日本語学校である「山本日本語教育センター」出身の様です)。日本語を話せる…とは言っても、絵に描いた様なカタコトぶりで、理解するには頑張って聞いてあげる必要があり、ちょっとしんどい。
他のツアー客は、成田から一緒だった青年(小生とタメぐらい)二人組と、ホーチミンの空港で見かけた女性(これまた小生とタメぐらい)二人組。彼らとは、明日からしばらく行動を共にすることになるのですが、この時点では何も知らず。
送迎ワゴンに乗り込み、市街地まで二〜三十分。
人見知り警報発令中の小生は、道中会話もせず(いや、日が経つにつれ、徐々に会話量も増えたのですがね)。
カタコト日本語の説明によると、どうやら女性二人組と小生は、パラダイスホテルで降ろされる模様。彼女達はパラダイスホテルに宿泊するらしいのですが、一方小生は夕食の為だけに降ろされる模様。しかも、後で同じ車で迎えに行くから、荷物は車に置いたままで良いと。若干、不安。。。
一方、青年二人組は小生と同じくサリーナホテルに泊まり、同じく今夜食事を取るはずなのですが、夕食会場はパラダイスホテルではない模様(後から聞いたところによると、彼らはサリーナホテルのレストランに連れていかれたとのこと)。
何故に小生だけパラダイスホテル??(後で青年達に「そういうオプション付けてたんですか?」と聞かれたのですが、いやいやそういうわけではなく)。
不可解。 -
パラダイスホテルのフロントロビーには人気がなく、ガランとしていました。ガランとしていました。そして、招かれたレストランも、然り(客は小生の他には一人しかいなかった)。
そんな静寂の中で、初カンボジア料理を寂しく、そして美味しく頂きました。
まずは、定番のアンコールビール。東南アジア各国のビールの例に漏れず、軽くて水の様にゴクゴク飲めるタイプ。チガィーン(美味しい)!
余談ですが、ここはなかなか格調高いレストランの様(というか、ホテル自体のランクもそこそこ良い)で、ふと店員と目が合うと「何か御用で?」という感じで寄ってこようとするし、グラスが空になるとビールを注ぎにくるし、何だか一挙一動を常に監視されているみたいで、そわそわしてしまいました。
まぁ、ここまで客がいなかったら、他にすることも無いですしね。。。 -
続いて、野菜の和え物とスープ、惣菜プレート。「これで全部ですか?」と他意無く尋ねると、店員は笑いながら「もちろん、他にご注文頂いても」とのこと。「腹ペコキッズか、お前は!」みたいに思われたのでしょうか。
米は、タイ米系。空芯菜の炒め物は、シンプルであり、かつ王道を行く旨さ。これがないと始まりませんね。大好きです。
その横の炒め物は、チリソース風で甘酸っぱく、例えるなら、酢豚。肉は鶏肉だっかたな。野菜がゴロゴロ。
野菜の和え物は、ピクルス系だったらちょっとなぁ…(あまり好かないのです)と思いつつ、口に運ぶと、意外なことに、さっぱりジンジャー風味。こりゃうまい!とパクパク。
スープは、確か具は魚だったかな?雷魚系。これもあっさりと染み渡る味で美味しかったです。
全部平らげると、〆にフルーツ盛り合わせがサーブされました。
人生で初めて、バナナの皮をナイフとフォークで剥くことに挑戦したのですが、なかなか難しく、途中で断念し、手で失礼。
スイカなんて、ナイフとフォークでどう食うねん?と思いつつ、とりあえず小刻みにし、種を必死で器用に除去し、頂。なんだかなぁ。。。
一時間後にガイドさんがピックアップに来ることになっていたのですが、ロンリーディナーは味気無く、早々に終了。持て余した時間をどうしようかと、フロントでうろうろしていると、ガイドさんが早めに来訪。
良かった。 -
パラダイスホテルから今回のお宿・サリーナホテルへは、車で十分程。結構大きいホテル。
ガイドさんがチェックイン手続きを行ってくれている間、オレンジジュースとおしぼりのお持て成し。ほっと一息。
ポーターと共に、2階の部屋へ。彼はえらく丁寧に室内設備を案内してくれ、果てにはテレビのチャンネルを一つ一つ回して説明を始める始末。なかなか部屋から出て行かない。
さっさと出て行ってほしかった小生は、「へー、あー、なるほどー、すごいねー」と適当に受け答え。
(ツアー同行者達が言うには、どうやらチップを要求していたらしい;青年達はやたら「マッサージはどうだ」と勧誘されたそうです。苦笑。)
写真の通り、お一人様なのにツインベッド(ベッドメイキングされているのは、一台のみ)。室内は広いですが、古ぼけた感じは否めず。
カーテンは開けてはなりません;外は駐輪場なのですが、奥にビニールシート屋根&吹きさらしの住居(?)があり、家族(?)がうろうろしています。小さい男の子がフルチンで駐輪場を走っていたりして、ギョッとしました(笑)。それ以来、一度も開けていません…。
テレビは、カンボジアは勿論、タイや中国、欧米のチャンネル、そしてNHKの海外放送も映ります。が、いずれのチャンネルも電波状況が悪いのか、映像にノイズが入ったり、急に色合いが変わったりしていました。 -
室内の全ての電気設備は、玄関先のスイッチにルームキーを差し込むと稼動する様になっているのですが、困ったことに、備え付けのミニ冷蔵庫もこれに連動しており、つまり留守中は冷蔵庫がダウンするのです。
冷蔵庫を開けてみると、溶けた霜?湿気?でドリンク類はベチャベチャ。庫内からは、大変湿気た匂いが。
まぁしかし、ここからミネラルウォーターやらコーラやらを出して飲んだのですが(勿論、有料)、賞味期限は切れておらず、味に異変もなかったです。別に今すぐ腐るもんじゃないしね。
因みに、飲んで無くなった分は、毎日補充してくれます。 -
広いベッド。
毎日室内は清掃され、風呂場やベッドは、観光から戻ってくると、きちんと整えられていました。
余談ですが、東南アジアにいくと、冷房の設定温度が驚異的に低く、びっくりします。
ここの部屋も、設定温度を見ると、何と18度! さっきのポーターが、きっと良かれと思ってしてくれたのでしょうが、にしても下げすぎ(苦笑)。
慌てて温度を上げたのは、言うまでもなく。。。 -
ユニットバス。年季が入ってはいますが、しかし不潔感はなく。
洗面台にあるミネラルウォーターは無料支給分で、毎日補充されます。
そうそう、青年達の話によると、別の部屋ではトイレにビデらしきものがついていたらしいです。お尻洗浄用?用途はよくわからないのですが、キモクて触れなかったとのこと(笑)。
因みに、彼らが言うには、このビデは一部の間で有名らしく、使用した人は「気持ち良い」となかなかの評判らしいです…(汗)。 -
お湯が数分で水に変わるシャワー。そうなったら最後、お湯は全く出てきません。
まぁしかし水といっても温いので、使用に耐えないことはなかったです。若干鳥肌を立てながらね、頭を洗うってのも、なかなかオツですよ。日本じゃできないし(苦笑)。 -
外は嵐が治まり、しかし小雨だったのですが、このまま寝てしまうのは勿体無いと、妙な貧乏性を発揮し、夜の街へ繰り出すことに。
(後で同行の皆様にこの話をしたところ「あの雨の中出て行ったんですか?」「流石に外出する気にはなれませんでしたよー」と驚かれ、呆れられました。ははは…。)
これは、エレベーター内の標語。ドリアン持込禁止ってのが、如何にも東南アジアっぽい。 -
フロントでトゥクトゥクを手配してもらい、ナイトマーケットへ。気になるお値段は、往復で20,000リエル(5ドル弱)。というか、初日は今一つ全般的な物価や相場を掴めておらず、フロントで言われた20,000リエルで承諾したのです。まぁ、そんなもんかなぁ、と。
運賃は、後払い方式。
<フロント情報その1>
英語は勿論、日本語もそこそこ通じ、頼りになるのですが、一名やたらと絡んでくるボーイがいます。恐らく彼が一番日本語を解するのですが、やれ「何処に行く?」だの、「トゥクトゥク?」だの、「何処から来た?何歳?」だの、ちょいウザい。
因みに、後述しますが、彼の弟(弟の方がボーイを指して「brother」と言っており、ボーイの方が弟である可能性もなくはないですが、しかし見た目からして恐らくボーイの方が兄)はトゥクトゥクの運ちゃんをやっており、彼にトゥクトゥクの手配を頼むと、携帯で弟を呼び付けます。
<フロント情報その2>
リエルが不足がちで、ドルからリエルへの両替は基本的にNG。10ドル程度なら何とか対応してくれるも(「リエルが無い」と断られたこともあった)、100ドルなんて、以ての外。というか、そんな高額紙幣、カンボジアに持っていっても使い道がないです。そしてお釣りも出ません(10ドル札でも厳しい)。なので、できるだけ小額紙幣で持参するのが得策かと。
写真は、雨の中を疾走するトゥクトゥク。この時の運ちゃんは、前述の弟君ではないです。 -
ホテルまでの道程では、特にカルチャーショックを受けることもなかったのですが(と言うか、暗くて外がよく窺えなかった)、いざ街に出てみると、これまでの旅では体験したことのない世界が広がっており、「うわぁー、すげー」の連続でした。
特に驚いたのは、赤土剥き出しの未舗装道路。それも、穴がボッコボッコ開いている。トゥクトゥクはそんな道をかなりのスピードで走るもんだから(大きな穴を通り過ぎる時は、さすがにスピードを緩めてくれていましたが)、大きく上下にバウンドするのですよ。振り落とされそうになり、思わず手すりをがっしと掴んだのは、決して誇張ではなく。
そして、街並み。ホーチミンの外れにも、これに似た光景が見られるエリアがあったのですが、しかしそれはモダナイズが進む広いホーチミンの一角に過ぎず。
一方こちらは、何処まで行っても「原形」。バンコクあたりでよく見られる、開発された中に「原形が残っている」状態ではなく、今後の開発を待つ、まさに「原形」なのです。
シェムリアップは、想像以上に田舎町なのですね。洗練されていないその光景に、無性にワクワクしました。とうとう来てしまったのですよ。カンボジアに!
さて、ホテルを出発して十分程経った頃、アンコール・ナイトマーケットに到着。
運ちゃんには、1時間半後に迎えにきてもらう約束をし、一旦お別れ。
市場を散策します。 -
市場のうち手前側の、商店がひしめく施設がある辺りは、特に「ヌーンナイトマーケット」と命名されており、そこから奥に行くと、仮設テントみたいなビニールシート屋根の店が密集しているエリア、そして戦争関連のドキュメンタリーを放映する映画館がありました。
レストランや、広いオープンバーもあります。 -
市場内には、ドクターフィッシュを用いたエステの店が数箇所あるのですが、生憎の雨で、何処も閑古鳥。というか、市場自体が閑散。
-
建物内の様子。四方から「オニイサン、ヤスイヨー」「シルクスカーフ?ナニホシイ?」「プリーズ、ジャストルッキン、サー」と声がかかります。が、テレビを見ながらおしゃべりに興じたり、転寝をしている売り子も少なくなく、雨のせいなのかどうなのかはわかりませんが、全体的に活気がなかったです。バンコクのナイトマーケットみたいなものをイメージしていたので、余計にショボく感じた次第。
しかも、置いている品は、どの店も似たり寄ったりだし、おまけに薄汚れていて…(陶器や置物は、例外なく埃を被っており、とても買う気になれない)。 -
ドクターフィッシュ・エステの施術場。やはり利用者はおらず。
(翌日改めて訪れた時には、欧米人で賑わっていました。) -
客がほとんどおらず、寂しい。
-
足マッサージ場もありました。
-
こんな感じ。
-
布屋の若い女の子とあれこれ会話を楽しみつつ、スカーフ等を物色。シルクのスカーフを2枚購入。ごねた結果、2枚で5ドルだったかな。ホンモノかどうか、或いはカンボジア製かどうかは怪しいですが、しかし綺麗な柄だったので、良し。
売値は、店によってバラバラ。と言うか、売価はあって無い様なもの。言ったもん勝ちなので、「これは(店にとって)結構厳しいかなぁ…」と思う金額から交渉を始めると良いかと。
先のスカーフも、他の店ではもっと安い値段で売られており(一枚1ドル!)、若干悔しい気もしましたが、まぁ良いです。
写真は、「駐車禁止」のステッカー。クメール文字が読めないのですが、多分四文字ぐらいしかないですよね?これで「駐車禁止」を表せるのかー。
小さな市場なので、一時間も経たないうちに見終えてしまい、後は当てもなくウロウロ。
トゥクトゥクやバイタクの勧誘が激しく、大変ウザい。仕事がないから、取り敢えずトゥクトゥク/バイタクに乗るか、って感じで運ちゃんになる人が多いのでしょうか。いや、ホント誇張ではなく、街に溢れかえっているのですよ。まぁ、公共交通機関がない街なので、市民の足として使われ、需要と供給が成り立っているのでしょうが。。。
さて、約束の時間頃、無事運ちゃんと再会でき、小ぶりの雨がまだまだ止まない中、ホテルに帰還。
明日は朝九時から遺跡巡り。
おやすみなさいませ。。。
(シェムリアップ旅行記・第2日目その1に続きます。)
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