鎌倉和賀江島

2010/01 - 2010/01

　大正時代に建てられた「和賀江嶋」の石碑があるというので見に出かけた。実は昨年来たときに見ていないのだ。配達人や交番にある1軒1軒、1棟1棟まで描かれた地図ならば、石碑などの記念碑がしっかりと記載されているからと思い、まず交番に寄ってみた。しかし、パトロール中で誰もいない。材木座6-23の地番をたよりに小坪の方まで行ったが見つからない。散歩していたお爺さんに出会ったので聞いてみた。案内してあげると言う。「こっちです。」と今来た道を戻る。「そっちは見てきましたけれど、ありませんでしたよ。見落としたのかな？」と言っていると、「あそこの岩の上にあったのだが、この前倒れて、今はなくなっている。」と言う。岩を見ると青鷺が羽を休めている。その手前には綺麗な小鳥が。「翡翠ですよ。」と言うと、「翡翠は綺麗な鳥ですね。」とお爺さんが返す。「石碑は大正13年に建てられたのですから、あなたの生まれる前ですよ。」「私は大正14年生まれだから同じようなもんですよ。」と笑っている。元気なので驚いた。昨年、後楽園で翡翠を見て以来1年振りに見た訳だが、まさか海で見るとは夢にも思わなかった。「翡翠は水の綺麗なところにいるのではなく、餌のあるところにいる。」と常々言ってはいたが、海辺にも餌があるのならいてもおかしくはない。後楽園の池の水は濁っていた。「うわ、綺麗な翡翠が見れました。」私も、「有難うございました。」とお礼を言って分かれた。その後、岩には白鷺が来た。セキレイも飛び回る。翡翠やセキレイ、青鷺、白鷺が来る岩に石碑は似合わない気がした。

エリア 鎌倉(神奈川)

和賀江嶋の近くには漁船やヨットやサーファーが。

和賀江嶋。

和賀江島。

和賀江島。岬（稲村ガ崎）の先にあるのが江ノ島。

稲村ガ崎と江ノ島。

材木座海岸。

和賀江嶋の石碑。

和賀江嶋の説明看板。

和賀江嶋の石碑。鎌倉ライオンズクラブが平成5年に建てたもの。

六角の井。石碑は裏にある。

海の建造物。

材木座の海。

海を背に小さな祠。

かつて石碑が建っていた岩には青鷺が止まる。

かつて石碑が建っていた岩には翡翠も来る。

翡翠も少し上に移動。

さらに岩の上へ移動。向こうには白鷺もいる。

岩の上の翡翠。

翡翠と白鷺のツーショット。

岩陰の翡翠。

白鷺の後姿。

翡翠が飛び去った後の岩。

翡翠は左下の小石の上にいる。

餌を探している？

岩の中央には設置穴が。倒れた石碑は市の文化財課で補修中とのこと。石碑は1万分の1の地図にも記載されていた。

設置穴。歯に詰めたインプラントが取れたような設置穴。

設置穴の向こうには江ノ島が見える。

石碑が設置されていた岩。

白鷺の後姿。

かつては「和賀江嶋」の石碑が望めた。