2009/10/02 - 2009/10/06
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草廬の隠者さん
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正直、坂道を登ることが好きな人はまあそうは居ないだろーなぁ
そらそーだ。ダイエット中とか、スポーツやってるとかでなきゃ
坂道に苦労したい人はそうそう居ない・・・・・
だが普段、坂を登るのが嫌いな人も、函館に来たら天気のいい日
には、坂を登ってみて、そして振り返ってみるといいかも知れない。
函館の夜景が美しいのは、海岸線が地上の星々を見事な扇形に
切り取っているせいだって言う人が居る。
函館の坂道の風景が美しいのは、行く手に蒼い海が広がっている
せいもあるんじゃないかと言う人も居る。
だから天気のいい日には
坂道を登って振り返ってみよう。
「ここにしかないもの」が、そこにあるから。
函館・坂道編です。
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では函館の坂道めぐりはこの魚見坂から。
魚見坂〜船見坂〜千歳坂〜幸坂〜姿見坂〜常盤坂〜弥生坂〜東坂〜基坂〜日和坂〜八幡坂〜チャチャ登り〜大三坂〜二十間坂〜南部坂〜谷地坂〜護国神社坂〜あさり坂〜青柳坂
と、名前がついている坂は18ほどあるようですが、とりあえず今回は写真があるものだけをご紹介、と言うことで。
坂名の標柱は本来は載せるつもりが無かったので雑ですが、ないと名前が判らなくなりそうなので入れます。
見づらいのはご容赦あれ。
でも、この標柱も1996年に来た時は木で出来た単純なものだったんだよなぁ〜 -
この坂は、山背泊方面に来る魚群を見るのに便利だったのでついたとの事。
そのまんま。
1965年(昭和40年)くらいまでは台町という町があったため、「台町の坂」と呼ばれていた時もあったとか。
ちなみにこの坂を登ると高龍寺、称名寺、外国人墓地とかがある。
山背泊台場もこの奥なのだろうか? -
次行こう。
千歳坂。
標柱からちょっと引用。
「明治12年(1879年)の大火以後にできた坂で、昔、坂の東側に神社があり、ここに松の木があったので、千歳の松に因んでこの名が付いた。「松陰坂」とも呼んだ。
それ以前は、東脇に短い坂があって「神楽坂」と呼んでいた。
これは神社の神楽殿に由来したものであった。」
とのこと。
神楽坂ってのは飯田橋の所にもあるが、日本中にあるんやね。 -
千歳坂。
やっぱり海が見える。 -
幸坂(さいわいざか)
SAIWAIZAKA SLOPE
さて、由来は・・・・・・
1875年(明治8年)に坂下の海岸を埋め立てて、「幸町」という町が作られたので、町名に因んでこの名前が付けられた、とのこと。
それまでは神明坂と呼ばれていたそうな。
ちょっとググると、この坂も映画なんかのロケに数回登場した事があるようだ。 -
うん。緑が多いね。
次行こう。 -
姿見坂。
さて、由来は・・・・・・
栄えた町にはよくある遊郭の、遊女のみなさんの艶姿がこの坂の上でよく見られたのでこの名前が付いた、との事。
その、坂の上にあった遊郭は明治4年(1871年)の大火で焼失し、蓬莱町(今の宝来町ね)ヘ移転したんだそうな。
しかしホント、函館って火事が多かったんだなぁ・・・・・・・ -
遊郭の面影まったくナシ。
あたりまえか〜。 -
常盤坂。
さて、由来は・・・・・・・
江戸時代後期、この坂の上に大石忠次郎って人の屋敷があり、そこに奥州の「義経腰掛けの松」と称された名木の種を植えたという大きな松があったので、常盤の松に因んで常盤坂。だって。
義経って言うから母の常盤御前と何かしら関連性が?と思ったが違うらしい。
常盤で電子辞書をたたくと、永久不変とか、木の葉の常に緑色で色を変えない事とか。そっちの意味が近いみたい。
標柱によると坂の中ほど一帯に遊廓があって、遊女と別れを惜しんだ客が坂を見返るということから「見返り坂」と言われたとか、
また芝居小屋があったことから「芝居町の坂」とも。
ふむ。 -
街路樹が綺麗!!
海と空の蒼と引き立てあって似合う〜♪ -
綺麗なんでもう一枚アップしよう♪
坂と、街路樹と、船と、海と、函館の町並みと、山と、雲と、空。
さて、次行こか。 -
弥生坂。
さて、由来は・・・・・・
春の弥生のこの良き日♪
と言う訳でもないが、要するに春のイメージから、発展を願って付けられた、との事。
1879年(明治12年)の函館大火(またか・・・・・・)までは、現在みたいな広い一本の坂ではなく、二本の坂であって、坂の上にあった日蓮宗実行寺に因み法華寺坂、実行寺坂と呼ばれていたんだそうな。
坂に歴史あり。 -
確か咬菜園跡もここの坂だったと思う。
歴史好きの皆さんカモーン♪ -
東坂行こうか。
さて、由来は。
えーと、1879年(明治12年)年の函館大火で(またか〜)焼失するまで現在の弥生小学校の東側辺りにあった青龍山浄玄寺の下に二本あった坂(浄玄寺坂と白鳥坂ね)の東側の坂に由来。
つまり現在の東坂は元の白鳥坂の方と言う訳だ。
江戸時代には町年寄の白川宅があったことから「白鳥坂」の名前が付いたんだって。 -
ふむ。
普通の坂だな・・・・・・・・
でも観光名所として有名な坂は殆ど先に海が見えるな♪
んじゃ、次行こうか。 -
基坂。
さて、由来は。
明治に坂の下に道路の起点を示す里程元標(りていげんぴょうと読むんだそうな)があったのが名前の由来との事。
ちなみにこの付近は江戸時代から箱館奉行所や開拓使本庁、函館区役所、渡島支庁なんて公の建物がいくつもあって御殿坂とかお役所坂とか呼ばれていたんだそうな。
当時の町の中心地はこの辺りだったと言う訳ですな。 -
実はこの坂、函館公園の下にあるんで、函館区公会堂沿いの道を歩いていた私は気づかずに通過してしまい、次の坂の標識でそれと気づき、
わざわざひと坂分の道を引き返して撮ったのさ・・・・・ふっ。 -
次行こう。
日和坂。
さて、由来は・・・・・・
何の事は無い、昔はこの坂から天気の良い日に港や空を眺めるのに最適だったんだそうな。んで、日和坂。
ちなみにこの坂の上には船魂神社があって、そこへ続く坂を鳶坂と言うんだって。 -
現在の日和坂。
海も空も船もよく見えないねえ・・・・・。
次行こう。 -
お待ちかね、八幡坂。
おそらくはもっとも知名度の高い函館の坂、と言えるのではないだろうか?
名前の由来は函館八幡宮があったから。現在は八幡宮は谷地頭に移転。
坂の上には函館西高校があり、北島三郎の母校なんだって。 -
うん、綺麗。
正面に函館湾と、青函連絡船摩周丸。
夜景も綺麗だろうな〜♪ -
もう一枚行こう!
うん、うん♪ -
チャチャ登り。
チャチャとはアイヌ語で「おじいさん」を意味しており、この坂を登る時は前かがみに腰を曲げて登るんで、その姿が老人に似ていたことからそう呼ばれるとのこと。
ちなみに私は函館に行く時この坂によく写真を撮りに行くが、観光タクシーの案内ルートになっているのかしょっちゅうタクシーが来ては止まるので危ないと言うか邪魔と言うか
・・・・・・・車両通行禁止にならんかねぇ、狭いんだし(´-`) -
大三坂行こう。
さて、由来。
栄えある「日本の道100選」に選ばれた坂なのだった。
えと、そんで、1857年(安政4年)に書かれた「箱館夜話草」いわく昔、坂の下に木下という人が住んでいたため「木ノ下の坂」と呼ばれていたんだそうな。
その後時は流れ、「郷宿」(旅館ですな)を経営している大三印義兵衛が近所に住んでいたことから「大三之坂」→「大三坂」となった、だって。
ふむ。 -
落ち着いてていい眺めじゃないか♪
街路樹も綺麗だし。 -
もう一枚アップするか♪
さて、次行こう。 -
二十間坂。
何故かこの坂だけ、こんな石碑があったのさ
なんで?なんで? -
坂の由来をひもとくと・・・・・・
名前はズバリ、坂の広さが二十間(約36メートル)あるから!!
うーむ、判りやすい。
ただし、・・・・・・である。
この坂の広さは防火帯としての意味があるそうな。函館と言う街は今までに何度も何度も函館大火と呼ばれる大火事に見舞われていて、それを防ぐためにも必要だったらしい。
それに知る人ぞ知るであるが戦時中函館山は津軽要塞とも呼ばれていて、その要塞に武器弾薬などを運搬する道としても使われていたとの事。
坂道に歴史あり。 -
もう一枚行こうか。
うーむ、この坂をチャリとかスケボとかで滑り降りてみたい〜!!!!!
・・・・・・・・次行こう。 -
南部坂。
さて、由来は・・・・・・・と。
江戸時代後期、坂の上に幕府が蝦夷地を直轄地とした時出兵を命じられた南部藩の陣屋があったから・・・・・・との事。
確か江差の方には会津藩が出兵していた土地があったけど、確かにしんが名物で。
会津の郷土料理に身欠きにしんとかにしんの山椒漬けとかがあったが、そのにしんの産地って蝦夷地だったのかな?遠いけど。
参考までに、この坂の下には1969年(昭和44年)まで丸井今井百貨店があったので「丸井の坂」と呼ばれていた頃もあったんだって。 -
ちなみにこの坂を登ったところに函館山ロープウェー山麓駅があります♪
さて。
今回からの相棒のメモリを確認してみたが、坂道の写真はこの南部坂で終わってしまっていたのであった。
うーむ。全部回ってなかったのか・・・・・・・
と言う訳で今回の函館の坂の紹介はここまでと言うことで。
何かを函館の坂道に置き忘れて来た気分で、坂道編は〆。
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