福建省旅行記(ブログ) 一覧に戻る
中国の超有名!世界遺産、福建土楼群を見学して歩いています。<br /><br />客家土楼がいっぱいある、永定という地域へ来ているのですが、泊まった宿が非常にアヤシイ(笑)。<br />つか、泊まっている場所がどこかもロストしております。<br /><br />宿の土楼ツアー代金は、かなりぼったくられていると分かっているのですが、まあ自分で選んだことだし、それは仕方ない!<br /><br />切り替えて、目一杯楽しむことにしました!<br /><br />

ハードに生きろ!④福建省・土楼群(動物には近づくなby母)

11いいね!

2009/08/11 - 2009/08/16

98位(同エリア348件中)

0

142

きっちー

きっちーさん

中国の超有名!世界遺産、福建土楼群を見学して歩いています。

客家土楼がいっぱいある、永定という地域へ来ているのですが、泊まった宿が非常にアヤシイ(笑)。
つか、泊まっている場所がどこかもロストしております。

宿の土楼ツアー代金は、かなりぼったくられていると分かっているのですが、まあ自分で選んだことだし、それは仕方ない!

切り替えて、目一杯楽しむことにしました!

同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
航空会社
JAL

PR

  • 午前中、感動の『承啓樓』を見学したあと、アヤシイ宿泊先のある、このどこだか分からない町でお昼を済ませます。<br /><br />午後に、『初渓村』という土楼へ行く約束で、ホテルのフロントでまったりしていると、午前中運転してくれたおじさんが、時間通りロビーへ現れます。<br /><br />ホテルのおばちゃんは、信用するには注意が必要ですが、この人は至極まっとうそう。<br /><br />気兼ねなく、同行できます。<br /><br />さて、午後の『初渓村』見学ツアーへ出発!!<br /><br />

    午前中、感動の『承啓樓』を見学したあと、アヤシイ宿泊先のある、このどこだか分からない町でお昼を済ませます。

    午後に、『初渓村』という土楼へ行く約束で、ホテルのフロントでまったりしていると、午前中運転してくれたおじさんが、時間通りロビーへ現れます。

    ホテルのおばちゃんは、信用するには注意が必要ですが、この人は至極まっとうそう。

    気兼ねなく、同行できます。

    さて、午後の『初渓村』見学ツアーへ出発!!

  • 暗雲が立ちこめるなか、車は深い山の奥深くへ走って行きます。<br /><br />宿泊している、謎の場所も山奥ではありますが、それよりもさらに奥地っといった雰囲気。<br /><br />うっそうとした緑が、山々をびっしり覆っています。<br /><br />中央アジアが香る、渇いた地域を旅してきた自分にとって、四川省以来の360度グリーンな中国!<br /><br />本当に、広い国だと思います。

    暗雲が立ちこめるなか、車は深い山の奥深くへ走って行きます。

    宿泊している、謎の場所も山奥ではありますが、それよりもさらに奥地っといった雰囲気。

    うっそうとした緑が、山々をびっしり覆っています。

    中央アジアが香る、渇いた地域を旅してきた自分にとって、四川省以来の360度グリーンな中国!

    本当に、広い国だと思います。

  • 川向うに、ぽつぽつと土楼が見えはじめたこと、砂利が敷き詰められた駐車場で、おじさんが車を停めます。<br /><br />川を渡って土楼へ行くのかと思いきや、<br />「少し、キツイけど」と、<br />駐車場のすぐ横から、小山へ続く急な階段を先に立って歩き出します。<br /><br />空からは、線の細い絹のような雨がしたたり、慌てて傘を差し掛けますが、「わたしは大丈夫」と濡れるのを気にするでもなく、上へ上へと登って行きます。<br /><br />そうはいっても、自分だけ傘を差してるのも悪いので、出来るだけ濡れないようにとくっついて登りますが・・・あ、足イタ・・(泣)!<br /><br />ものすごい、急こう配です。<br />しかも、ロングロングウェイ〜。<br /><br />どこまで続くの、この階段?!<br /><br /><br /><br />

    川向うに、ぽつぽつと土楼が見えはじめたこと、砂利が敷き詰められた駐車場で、おじさんが車を停めます。

    川を渡って土楼へ行くのかと思いきや、
    「少し、キツイけど」と、
    駐車場のすぐ横から、小山へ続く急な階段を先に立って歩き出します。

    空からは、線の細い絹のような雨がしたたり、慌てて傘を差し掛けますが、「わたしは大丈夫」と濡れるのを気にするでもなく、上へ上へと登って行きます。

    そうはいっても、自分だけ傘を差してるのも悪いので、出来るだけ濡れないようにとくっついて登りますが・・・あ、足イタ・・(泣)!

    ものすごい、急こう配です。
    しかも、ロングロングウェイ〜。

    どこまで続くの、この階段?!



  • ひーひー泣きながら足を引きずって登った山頂に、小さな展望台が設けられていました。<br /><br />おじさんが、「あそこだよ」というので、どうやら目的地についたようです??<br /><br />あたりには、東屋以外なにもなさそうですが、親子連れやカップルが楽しそうに、写真を撮っています。<br /><br />写真に夢中になっている、みんなの視線の先を追うと、木立の合間から絶景が!!<br /><br />

    ひーひー泣きながら足を引きずって登った山頂に、小さな展望台が設けられていました。

    おじさんが、「あそこだよ」というので、どうやら目的地についたようです??

    あたりには、東屋以外なにもなさそうですが、親子連れやカップルが楽しそうに、写真を撮っています。

    写真に夢中になっている、みんなの視線の先を追うと、木立の合間から絶景が!!

  • 四角い土楼もあるのですが・・。

    四角い土楼もあるのですが・・。

  • なんといっても目をひくのは、緑の絨毯に林立する円楼群!<br /><br />

    なんといっても目をひくのは、緑の絨毯に林立する円楼群!

  • にょきにょき地面から生えているような錯覚を覚える、感動的な光景です。<br /><br />

    にょきにょき地面から生えているような錯覚を覚える、感動的な光景です。

  • なるほど、だから『初渓村』なのかー。<br /><br />ふつう土楼には、最後に「樓」っていう字が付いてますが、「村」っていうのはめずらしい――そう思ってたんですが。<br /><br />

    なるほど、だから『初渓村』なのかー。

    ふつう土楼には、最後に「樓」っていう字が付いてますが、「村」っていうのはめずらしい――そう思ってたんですが。

  • たしかに、土楼の村みたいです!<br /><br />

    たしかに、土楼の村みたいです!

  • それにしても、人間よりも妖精が住んでいそうな〜。<br /><br />あの丸い部分から、なにかが出てきそうな(笑)。<br />そのなにかを、ハンマーで叩けそうな・・。<br />モグラ・・?<br /><br />

    それにしても、人間よりも妖精が住んでいそうな〜。

    あの丸い部分から、なにかが出てきそうな(笑)。
    そのなにかを、ハンマーで叩けそうな・・。
    モグラ・・?

  • どんどん変な方向へ、イメージが流されていきますが。<br /><br />とにかく、壮観です!

    どんどん変な方向へ、イメージが流されていきますが。

    とにかく、壮観です!

  • キツイ階段でも、登ってヨカッタ(笑)。<br /><br />とにかく土楼は大きいので、近くで撮ろうと思っても、なかなかうまく撮れません。<br /><br />こうして、うえから観た方が素人カメラでもうまく映ります!たぶん!<br /><br />

    キツイ階段でも、登ってヨカッタ(笑)。

    とにかく土楼は大きいので、近くで撮ろうと思っても、なかなかうまく撮れません。

    こうして、うえから観た方が素人カメラでもうまく映ります!たぶん!

  • せっかくだから、カメラをパンして隅から隅まで〜。<br /><br />と、見渡していると、村はずれの土楼の裏山に、お墓が見えます。<br /><br />こんな遠くからでも見えるんだから、結構おっきい?<br /><br />おじさんに「アレ、お墓ですよね?」とたずねようとして、小さな発見!<br /><br />中国語で「墓」は「ムゥ」と発音します。<br />ムウ・・。<br />「ひょっとして、手塚治虫の『MW』って中国語の墓っていう意味だったりして・・」<br /><br />たまきしゃーん!<br />そうだったらどーしよーっ!<br /><br />と、心の中で叫びながら(笑)、墓写真撮りました。<br />   ↑<br />どうもしねえよbyのだめ<br /><br />

    せっかくだから、カメラをパンして隅から隅まで〜。

    と、見渡していると、村はずれの土楼の裏山に、お墓が見えます。

    こんな遠くからでも見えるんだから、結構おっきい?

    おじさんに「アレ、お墓ですよね?」とたずねようとして、小さな発見!

    中国語で「墓」は「ムゥ」と発音します。
    ムウ・・。
    「ひょっとして、手塚治虫の『MW』って中国語の墓っていう意味だったりして・・」

    たまきしゃーん!
    そうだったらどーしよーっ!

    と、心の中で叫びながら(笑)、墓写真撮りました。
       ↑
    どうもしねえよbyのだめ

  • 「すごいっスねー。この眺め最高ですねー」←日本語<br /><br />感心しながら、おじさんを振り返ると、「メモを貸してごらん」と言われます。<br /><br />差し出すと、おじさんはふたつの土楼の名前をメモに書き込みます。<br /><br />『承啓樓』『如弁樓』<br /><br />「なんですか?」<br /><br />「一番大きい土楼と、小さい土楼」<br /><br />「え!まだアレより大きいのがあるんですか?!」<br /><br />「承啓樓は、さっき見たでしょ」<br /><br />「ハイハイ、あのカタツムリみたいな!」<br /><br />眼下の土楼を眺めます。<br /><br />どーだろ?<br />遠目だと、けっこう大きそうだけどな。<br />あの真ん中のはともかく、左右のはもろビッグでっせ。<br /><br /><br /><br /><br /><br />

    「すごいっスねー。この眺め最高ですねー」←日本語

    感心しながら、おじさんを振り返ると、「メモを貸してごらん」と言われます。

    差し出すと、おじさんはふたつの土楼の名前をメモに書き込みます。

    『承啓樓』『如弁樓』

    「なんですか?」

    「一番大きい土楼と、小さい土楼」

    「え!まだアレより大きいのがあるんですか?!」

    「承啓樓は、さっき見たでしょ」

    「ハイハイ、あのカタツムリみたいな!」

    眼下の土楼を眺めます。

    どーだろ?
    遠目だと、けっこう大きそうだけどな。
    あの真ん中のはともかく、左右のはもろビッグでっせ。





  • 大小はともかく、この一面キノコのように、群生した土楼の風景っていうのは、ここじゃなきゃ観られないよなー!<br /><br />あらためて見惚れていると、「そろそろ、近くへ行こう」と促されます。<br /><br />そうでした。<br />なかも観たいアル!<br /><br /><br />

    大小はともかく、この一面キノコのように、群生した土楼の風景っていうのは、ここじゃなきゃ観られないよなー!

    あらためて見惚れていると、「そろそろ、近くへ行こう」と促されます。

    そうでした。
    なかも観たいアル!


  • 登るときより、降りる方がヤバい!<br /><br />雨でぬれてツルツル滑る木の階段に、傘をさすのをあきらめて、一気にくだります。<br /><br />振り返ると、ずいぶん高くのぼったもんだ。<br /><br />はるか後方に、ポツンと見晴らし台のある東屋が見えました。<br /><br />

    登るときより、降りる方がヤバい!

    雨でぬれてツルツル滑る木の階段に、傘をさすのをあきらめて、一気にくだります。

    振り返ると、ずいぶん高くのぼったもんだ。

    はるか後方に、ポツンと見晴らし台のある東屋が見えました。

  • さ!<br />駐車場と村を分かつ川を渡ります・・・って、橋が無い〜(汗)。<br /><br />雨に濡れた飛び石が、小さな瀧の脇に点々と配置されています。<br /><br />「柵とかないのーっ?!」<br /><br />ぎょっとしますが、おじさんは慣れたようすでスタスタ歩いて行きます。<br /><br />こ、こわいんですけど・・!<br /><br />

    さ!
    駐車場と村を分かつ川を渡ります・・・って、橋が無い〜(汗)。

    雨に濡れた飛び石が、小さな瀧の脇に点々と配置されています。

    「柵とかないのーっ?!」

    ぎょっとしますが、おじさんは慣れたようすでスタスタ歩いて行きます。

    こ、こわいんですけど・・!

  • これで落ちて流されても、助けてもらえなさそうな気がするので(笑)、細心の注意を払いながら渡ります。<br /><br />でも、真ん中あたりまで来ると、調子にのって写真を撮ってしまう根っからの観光客・・。

    これで落ちて流されても、助けてもらえなさそうな気がするので(笑)、細心の注意を払いながら渡ります。

    でも、真ん中あたりまで来ると、調子にのって写真を撮ってしまう根っからの観光客・・。

  • カメラも落とさず、無事渡り終えると、しだいに巨大な円楼が目前に迫ってきます。<br /><br />おお〜っ。<br /><br />

    カメラも落とさず、無事渡り終えると、しだいに巨大な円楼が目前に迫ってきます。

    おお〜っ。

  • 村全体に、高層の土楼が散らばっているので、村なのに村っぽい感じがしません。<br />

    村全体に、高層の土楼が散らばっているので、村なのに村っぽい感じがしません。

  • 立派な土楼は、そこで暮らす一族の富の象徴なので、こんだけ立ち並んでいるってことは、相当豊かな財政だったということでしょうか?<br /><br />あたり一面畑ですし、耕作地以外に目立った産業の「みやげ」も売られていませんが、土楼の基礎はガッチリとした石が積み上げられており、荒れたところが全く見られません。<br /><br />リッチなのか、初渓村?

    立派な土楼は、そこで暮らす一族の富の象徴なので、こんだけ立ち並んでいるってことは、相当豊かな財政だったということでしょうか?

    あたり一面畑ですし、耕作地以外に目立った産業の「みやげ」も売られていませんが、土楼の基礎はガッチリとした石が積み上げられており、荒れたところが全く見られません。

    リッチなのか、初渓村?

  • 『集慶樓』と、表札(?)が出ている土楼の前にきました。<br /><br />

    『集慶樓』と、表札(?)が出ている土楼の前にきました。

  • 「記念写真を撮ってあげる」<br /><br />おじさんが言います。<br /><br />なんだかんだで、観光客ゴコロをわかっていらっしゃる!<br /><br />「あっざーす!」<br /><br />さっそく入口の前に立つと、湿気のせいかカメラが起動しません。<br /><br />オー!ノー!!<br /><br />あわてて電源を切ったり入れたりしますが、エラー表示。<br /><br />「ここからが、午後の本番なのにィ〜っ」<br /><br />怨念を込めて、電池を入れ替えたら、普通に起動しました。やれやれ。<br /><br />いくたびかの、過酷な環境に耐えてきた、オイラのペンタックス!<br />がんばれ、これからも!<br /><br />フォーエヴァーな気持ちで、レンズを見つめます(笑)。<br />

    「記念写真を撮ってあげる」

    おじさんが言います。

    なんだかんだで、観光客ゴコロをわかっていらっしゃる!

    「あっざーす!」

    さっそく入口の前に立つと、湿気のせいかカメラが起動しません。

    オー!ノー!!

    あわてて電源を切ったり入れたりしますが、エラー表示。

    「ここからが、午後の本番なのにィ〜っ」

    怨念を込めて、電池を入れ替えたら、普通に起動しました。やれやれ。

    いくたびかの、過酷な環境に耐えてきた、オイラのペンタックス!
    がんばれ、これからも!

    フォーエヴァーな気持ちで、レンズを見つめます(笑)。

  • んじゃ、さっそく中へ〜。<br /><br />ここの土楼も、おっきいし、キレイだし、ニオイません(笑)。<br /><br />ドーナッツ型の本体の内側に、やはりお堂のような建物が見えます。<br /><br />

    んじゃ、さっそく中へ〜。

    ここの土楼も、おっきいし、キレイだし、ニオイません(笑)。

    ドーナッツ型の本体の内側に、やはりお堂のような建物が見えます。

  • 中庭のお堂を囲む小さな建物は、おみやげ屋さんや、展示室になっています。<br /><br />本来、ここには家畜が飼われているんでしょう。

    中庭のお堂を囲む小さな建物は、おみやげ屋さんや、展示室になっています。

    本来、ここには家畜が飼われているんでしょう。

  • とりあえず、本体の方からまわってみよう。

    とりあえず、本体の方からまわってみよう。

  • 1階の入口には、プレートが張り付いており、展示の中身が簡単に紹介されています。

    1階の入口には、プレートが張り付いており、展示の中身が簡単に紹介されています。

  • 人形劇の展示。<br />

    人形劇の展示。

  • 狛犬?

    狛犬?

  • 古民具。<br />

    古民具。

  • 柱飾りでしょうか?<br />凝った彫刻です。<br /><br />この土楼で実際に使用されていた物なのかな?<br /><br />首をかしげながら、ひと部屋づつ覗いて行きます。<br />

    柱飾りでしょうか?
    凝った彫刻です。

    この土楼で実際に使用されていた物なのかな?

    首をかしげながら、ひと部屋づつ覗いて行きます。

  • 土楼の軒下を、ぐるりと一周。<br />

    土楼の軒下を、ぐるりと一周。

  • いままで見てきた土楼と異なり、『集慶樓』にはまったく生活臭がありません。<br />

    いままで見てきた土楼と異なり、『集慶樓』にはまったく生活臭がありません。

  • つか、人の気配もせんな〜?

    つか、人の気配もせんな〜?

  • 2階へあがってみます。<br />

    2階へあがってみます。

  • 通常だと、2階は居住スペースはなく、倉庫などとして利用されているそうですが・・。<br /><br />それにしたって、すべての扉が閉ざされています。<br /><br /><br />

    通常だと、2階は居住スペースはなく、倉庫などとして利用されているそうですが・・。

    それにしたって、すべての扉が閉ざされています。


  • 代わりに飾ってあったのが、このプレート群!

    代わりに飾ってあったのが、このプレート群!

  • 中国の「姓」や「氏」が網羅されています。<br /><br />日本でいう、「苗字」に近いもの。<br />山田さんとか、鈴木さんみたいな〜。<br /><br /><br />

    中国の「姓」や「氏」が網羅されています。

    日本でいう、「苗字」に近いもの。
    山田さんとか、鈴木さんみたいな〜。


  • ただ、山田さん・鈴木さんとは、ちょこっと意味合いが異なります。<br /><br />日本の苗字は、どちらかといえば「氏」に近いのかな?<br /><br />「姓」の方は、同一の先祖からでた(または同一と信じられている)、血縁集団。<br /><br />「氏」は、その血縁集団の中から、独立したり、その一部のグループのくくり。<br /><br />

    ただ、山田さん・鈴木さんとは、ちょこっと意味合いが異なります。

    日本の苗字は、どちらかといえば「氏」に近いのかな?

    「姓」の方は、同一の先祖からでた(または同一と信じられている)、血縁集団。

    「氏」は、その血縁集団の中から、独立したり、その一部のグループのくくり。

  • 婚姻関係があっても、中国や朝鮮半島では『夫婦別姓』です。<br /><br />日本でも、歴史的には別姓の歴史は長いですし、上流階級をのぞけば、庶民はフツーに苗字そのものがありませんでした。<br /><br />中国に話を戻しますが、「嫁取り」という、「女が家に入る」感覚は存在していますが、血縁で無い彼女は名前の面で、生涯部外者であり続けます。<br /><br />つまり、それだけ出自を重んじるというか、ルーツである血族の意識が強いのかな、というふうに感じます。<br /><br />じゃあ、一生部外者じゃ可哀そうじゃんと、同性にしちゃえばイイじゃない〜、かというと・・。<br /><br />日本の戸籍制度を考えると、完全に家父長制が主とされていますので、両者の苗字のうち女性の姓が選択されることは稀です。<br /><br />当人同士の意志がどうこうより、社会的なジェンダーバイアスが優先されやすい、ともいえます。<br /><br /><br /><br />

    婚姻関係があっても、中国や朝鮮半島では『夫婦別姓』です。

    日本でも、歴史的には別姓の歴史は長いですし、上流階級をのぞけば、庶民はフツーに苗字そのものがありませんでした。

    中国に話を戻しますが、「嫁取り」という、「女が家に入る」感覚は存在していますが、血縁で無い彼女は名前の面で、生涯部外者であり続けます。

    つまり、それだけ出自を重んじるというか、ルーツである血族の意識が強いのかな、というふうに感じます。

    じゃあ、一生部外者じゃ可哀そうじゃんと、同性にしちゃえばイイじゃない〜、かというと・・。

    日本の戸籍制度を考えると、完全に家父長制が主とされていますので、両者の苗字のうち女性の姓が選択されることは稀です。

    当人同士の意志がどうこうより、社会的なジェンダーバイアスが優先されやすい、ともいえます。



  • ままっ。<br />気になりだすとキリがないすけど、ようするに、そんな中国の代表的な、「苗」「氏」がならび、その筋から出た有名人のお名前や、血族が集中している地域名などが紹介されています。<br /><br />けっこう、見ごたえがあります!<br /><br />孔明さんの、「孔氏」もありました〜v

    ままっ。
    気になりだすとキリがないすけど、ようするに、そんな中国の代表的な、「苗」「氏」がならび、その筋から出た有名人のお名前や、血族が集中している地域名などが紹介されています。

    けっこう、見ごたえがあります!

    孔明さんの、「孔氏」もありました〜v

  • 中国の「苗」「氏」の解説を読めたのは初めてなので、(読解力はもちろん素人ながら)かなり楽しい。<br /><br />「あー。こういう名前、あるある」<br />「この苗字は、このあたりの省にいっぱい住んでんだ〜」<br />「トニー・レオン(梁朝偉)やダオダオ(陳道明)はない?」<br /><br />途中から趣味に走っているうえ、帰るとすっかり忘れちゃいますが(笑)、面白かったです!<br /><br />観光地とはいえ、この季節に来ている人はあまりいないようで、誰もいない土楼見物。<br /><br />階段を登り、今度は3階を歩きます。<br /><br />しかし、うえでも足もとに注意しないと、大きい土楼は出入り口がたくさんあるので、所どころトラップのように階段の四角い穴が、足もとにぽっかり口をあけています。<br /><br />あんまボサっとしてると、落ちそう(笑)。<br /><br /><br /><br />

    中国の「苗」「氏」の解説を読めたのは初めてなので、(読解力はもちろん素人ながら)かなり楽しい。

    「あー。こういう名前、あるある」
    「この苗字は、このあたりの省にいっぱい住んでんだ〜」
    「トニー・レオン(梁朝偉)やダオダオ(陳道明)はない?」

    途中から趣味に走っているうえ、帰るとすっかり忘れちゃいますが(笑)、面白かったです!

    観光地とはいえ、この季節に来ている人はあまりいないようで、誰もいない土楼見物。

    階段を登り、今度は3階を歩きます。

    しかし、うえでも足もとに注意しないと、大きい土楼は出入り口がたくさんあるので、所どころトラップのように階段の四角い穴が、足もとにぽっかり口をあけています。

    あんまボサっとしてると、落ちそう(笑)。



  • そして!<br />みたかったものを発見!!<br /><br />この写真じゃちょっと分かりにくいんですが・・。<br />

    そして!
    みたかったものを発見!!

    この写真じゃちょっと分かりにくいんですが・・。

  • こっちだと、見やすいかも。<br /><br />宿泊した環興樓や、ほかの土楼もそうだったのですが、各フロアにはそれぞれ、行き止まりになる部屋がありまして。<br /><br />一周することが出来ない設計になっているんです。<br /><br />なので、その行き止まりの角部屋(?)が、どうなっているのか中をみてみたかったのだ〜。<br /><br />どれどれ。<br /><br />室内は土楼の廊下ぶん、ほかの部屋より奥行きがあり、ふたつの部屋がくっついた形になっています。<br /><br />ちょうど、中央の部分に仕切りがあり、出入りも可能。<br /><br />「仕切り部屋の方が、ほかんトコより若干広いんだ〜」<br /><br />もちろん、居住スペースによってひょっとしたら、多少の違いはあるのかも知れませんが。<br /><br />見れたので、満足v<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

    こっちだと、見やすいかも。

    宿泊した環興樓や、ほかの土楼もそうだったのですが、各フロアにはそれぞれ、行き止まりになる部屋がありまして。

    一周することが出来ない設計になっているんです。

    なので、その行き止まりの角部屋(?)が、どうなっているのか中をみてみたかったのだ〜。

    どれどれ。

    室内は土楼の廊下ぶん、ほかの部屋より奥行きがあり、ふたつの部屋がくっついた形になっています。

    ちょうど、中央の部分に仕切りがあり、出入りも可能。

    「仕切り部屋の方が、ほかんトコより若干広いんだ〜」

    もちろん、居住スペースによってひょっとしたら、多少の違いはあるのかも知れませんが。

    見れたので、満足v








  • と、ところが・・!<br /><br />もはや使っていないため、各個室がどーんっと蛇腹につながった、ぶち抜き部屋もあったりして!<br /><br />はあ〜。<br />おっきーね。<br />ホント、これなら倉庫としても使えるなあ。<br /><br />蛇腹部屋には、思い出したように少量の展示があるだけなのですが、先ほどまでドアはプレートに塞がれ、立ち入ることもできなかったので、なんだかものすごー広う感じる・・。<br /><br /><br />

    と、ところが・・!

    もはや使っていないため、各個室がどーんっと蛇腹につながった、ぶち抜き部屋もあったりして!

    はあ〜。
    おっきーね。
    ホント、これなら倉庫としても使えるなあ。

    蛇腹部屋には、思い出したように少量の展示があるだけなのですが、先ほどまでドアはプレートに塞がれ、立ち入ることもできなかったので、なんだかものすごー広う感じる・・。


  • 中国の現代建築は、広い国土を思う存分活かして、<br /><br />「無駄に歩かせる〜っ」<br /><br />みたいに泣きが入る、広々と空間いっぱいのマンモス建築が主流です。<br />ところが古い家屋は、敷地は広くてもこじんまりと小さなタイプが多く、驚かされます。<br /><br />中国の広大な陸地を、くたびれた埃っぽいバスで(空調のイイのもありますけど)、振動にゆれながら移動していると、農村のレンガ造りの小さな家々が肩を寄せ合う景色に出会います。<br /><br />どこまでも続く地平線に、おもいっきりスペースを使って、バンバン家屋を広げても良いんじゃないかと思うのですが、やっぱりスモールサイズ。<br /><br />どっちかっちゃ、中国の人はお庭に空間を割いています。<br /><br />自分は、でっかい家って住んだことナイので分かりませんけど(笑)、意外と人の住環境って大きくならないもんなんでしょうか?<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

    中国の現代建築は、広い国土を思う存分活かして、

    「無駄に歩かせる〜っ」

    みたいに泣きが入る、広々と空間いっぱいのマンモス建築が主流です。
    ところが古い家屋は、敷地は広くてもこじんまりと小さなタイプが多く、驚かされます。

    中国の広大な陸地を、くたびれた埃っぽいバスで(空調のイイのもありますけど)、振動にゆれながら移動していると、農村のレンガ造りの小さな家々が肩を寄せ合う景色に出会います。

    どこまでも続く地平線に、おもいっきりスペースを使って、バンバン家屋を広げても良いんじゃないかと思うのですが、やっぱりスモールサイズ。

    どっちかっちゃ、中国の人はお庭に空間を割いています。

    自分は、でっかい家って住んだことナイので分かりませんけど(笑)、意外と人の住環境って大きくならないもんなんでしょうか?






  • イヤ自分なら、家はビッグならビッグなほど、いい(笑)。<br />ついでに、庭もデカイ方がいい。<br /><br />どっかから、遺産が転がりこまないかな〜。<br /><br />顔も見たことのない、死にかけた外国暮らしの親戚がいないものか・・(妄)。<br /><br /><br />

    イヤ自分なら、家はビッグならビッグなほど、いい(笑)。
    ついでに、庭もデカイ方がいい。

    どっかから、遺産が転がりこまないかな〜。

    顔も見たことのない、死にかけた外国暮らしの親戚がいないものか・・(妄)。


  • 思考回路が、どんどん危険な方向へ〜。<br /><br />

    思考回路が、どんどん危険な方向へ〜。

  • いつもか?<br /><br />

    いつもか?

  • 美しい廃屋のような『集慶樓』にいると、時間の間隔が無くなります。<br /><br />

    美しい廃屋のような『集慶樓』にいると、時間の間隔が無くなります。

  • 皇軍の傷が残る戦跡や、福建土楼群のような記憶と共にたたずむ、人々の痕跡が垣間見える地域を旅をしていると、時々感じるのですが、自分が空気になったように意識が拡散します。<br /><br />

    皇軍の傷が残る戦跡や、福建土楼群のような記憶と共にたたずむ、人々の痕跡が垣間見える地域を旅をしていると、時々感じるのですが、自分が空気になったように意識が拡散します。

  • なーんにも、考えない瞬間というか。<br /><br />

    なーんにも、考えない瞬間というか。

  • 自分が誰で、どこへ行くのかも、知覚できない。<br /><br />むかしから此処にいて、日差しが射せば浮き上がる影みたいに、存在はしているけど、本当はどこにもいないような。<br /><br />そんな、不思議な感覚です。<br />

    自分が誰で、どこへ行くのかも、知覚できない。

    むかしから此処にいて、日差しが射せば浮き上がる影みたいに、存在はしているけど、本当はどこにもいないような。

    そんな、不思議な感覚です。

  • 「長い時間からみれば、命なんてあっちゅー間かも知れないなあ・・」<br /><br />神妙な心持ちになります。<br /><br />文化遺産として、こうして残るものもあるでしょうし、個々の人達の記憶の中に残るものもある。<br />短い時間だからこそ、存在証明って人間が生きてく上でスゴイ原動力になるのかも。<br /><br />好きなものは多いけど、結局、死んでも持って行けるのは人の気持ちだけだと思うから、なるたけ良い事したいよなあ〜。<br />いっぱい持ってく予定で。<br />あんま、出来てないけど(笑)。<br /><br />

    「長い時間からみれば、命なんてあっちゅー間かも知れないなあ・・」

    神妙な心持ちになります。

    文化遺産として、こうして残るものもあるでしょうし、個々の人達の記憶の中に残るものもある。
    短い時間だからこそ、存在証明って人間が生きてく上でスゴイ原動力になるのかも。

    好きなものは多いけど、結局、死んでも持って行けるのは人の気持ちだけだと思うから、なるたけ良い事したいよなあ〜。
    いっぱい持ってく予定で。
    あんま、出来てないけど(笑)。

  • 巨大な空虚の中、静かな誘発されるように、想いが去来したり、カラッポになったりしながら、時間が過ぎていきます。<br /><br />やがて。<br /><br />にわかに、黒い雲が重なる弧の上空へかぶさります。<br /><br />

    巨大な空虚の中、静かな誘発されるように、想いが去来したり、カラッポになったりしながら、時間が過ぎていきます。

    やがて。

    にわかに、黒い雲が重なる弧の上空へかぶさります。

  • 「天気、ハッキリしないなー」<br /><br />ぶつくさ言いながら、さらに上の階へ。<br /><br />壊れていはいないものの、まったく気配がありません。<br /><br />

    「天気、ハッキリしないなー」

    ぶつくさ言いながら、さらに上の階へ。

    壊れていはいないものの、まったく気配がありません。

  • なんか、もったいないような・・。<br /><br />若干の寂れはあるものの、まだまだしっかりした建物です。<br /><br />こんながらんどうで置いておくのは、もったいない!<br /><br />すこし手を加えて、宿泊もできるようにすれば絶対ウケそうなのに〜。<br /><br /><br />

    なんか、もったいないような・・。

    若干の寂れはあるものの、まだまだしっかりした建物です。

    こんながらんどうで置いておくのは、もったいない!

    すこし手を加えて、宿泊もできるようにすれば絶対ウケそうなのに〜。


  • 資本主義の世界で生きていると、どしても思考が「儲かるには」の方向へ流されやすい(笑)。<br /><br />音の無い部屋の格子窓を覗くと、遥か眼下に瑞々しい緑が揺れています。<br /><br />なんで、こんな高いの〜っ?!<br /><br />

    資本主義の世界で生きていると、どしても思考が「儲かるには」の方向へ流されやすい(笑)。

    音の無い部屋の格子窓を覗くと、遥か眼下に瑞々しい緑が揺れています。

    なんで、こんな高いの〜っ?!

  • これ、4階建てだったよね??<br /><br />すぐ脇が、谷川になっているらしく、お城の塔から見下ろしている感じ。<br /><br />びっくりした!

    これ、4階建てだったよね??

    すぐ脇が、谷川になっているらしく、お城の塔から見下ろしている感じ。

    びっくりした!

  • しっかりしているように見えても、すこし廃れてきているのか、登れない階段も。<br /><br />

    しっかりしているように見えても、すこし廃れてきているのか、登れない階段も。

  • 怪我をしたらシャレにならないので、好奇心は抑えて降りてきまちた。<br /><br />

    怪我をしたらシャレにならないので、好奇心は抑えて降りてきまちた。

  • 地上階に足がついた途端に、激しい雨が軒をたたき始めます。<br /><br />

    地上階に足がついた途端に、激しい雨が軒をたたき始めます。

  • およ。<br />これって、スコールか?<br /><br />気がつくと、中央のお堂には洗濯物が。<br />なんで、あげな中途半端なとこに(笑)。<br /><br />でも、土楼内を歩いた限り、住人は居なさそうだったのに??<br /><br /><br /><br />

    およ。
    これって、スコールか?

    気がつくと、中央のお堂には洗濯物が。
    なんで、あげな中途半端なとこに(笑)。

    でも、土楼内を歩いた限り、住人は居なさそうだったのに??



  • この、中側の円周も展示室みたいだし。<br /><br />

    この、中側の円周も展示室みたいだし。

  • 展示室を観て歩く前に、しばし雨音に耳を傾けます。<br /><br />

    展示室を観て歩く前に、しばし雨音に耳を傾けます。

  • 傾け・・・。<br /><br />って、マジすごい勢いなんすけど(汗)。<br /><br />

    傾け・・・。

    って、マジすごい勢いなんすけど(汗)。

  • 軒下にいても、地面から弾けた雨水が靴を濡らします。<br /><br />避難、避難。<br /><br />

    軒下にいても、地面から弾けた雨水が靴を濡らします。

    避難、避難。

  • 入り口には、手作りテイストの看板。<br /><br />かわいいな。<br /><br />

    入り口には、手作りテイストの看板。

    かわいいな。

  • なかは相変わらず、埃かぶってそうな肩の力が抜けた展示なんですけど(笑)。

    なかは相変わらず、埃かぶってそうな肩の力が抜けた展示なんですけど(笑)。

  • 空白の建物の中にいると、環興樓のあの刺すような臭気や、建物内に満ちた人の気配が、たまらなく恋しく感じている自分に気がついて、とまどいます。<br /><br />

    空白の建物の中にいると、環興樓のあの刺すような臭気や、建物内に満ちた人の気配が、たまらなく恋しく感じている自分に気がついて、とまどいます。

  • 一晩泊まっただけで逃げ出したのに。<br /><br />美しさと静寂を兼ね備えた、この集慶樓とくらべれば、雲泥の差です。<br /><br />なのに、無性にあの生活観あふれる土楼を想起してしまう。<br /><br />

    一晩泊まっただけで逃げ出したのに。

    美しさと静寂を兼ね備えた、この集慶樓とくらべれば、雲泥の差です。

    なのに、無性にあの生活観あふれる土楼を想起してしまう。

  • ガラスケースに入れられたまま、管理され朽ちていくより、欠けや汚れを伴っても、身近に使われ続ける物のほうが心惹かれる。<br /><br />

    ガラスケースに入れられたまま、管理され朽ちていくより、欠けや汚れを伴っても、身近に使われ続ける物のほうが心惹かれる。

  • 土楼の魅力って、想像を超えたユニークな建築だけじゃなくて、そこに住む人を含めて、惹きつけられていたんだ、と気がつきました。<br /><br />

    土楼の魅力って、想像を超えたユニークな建築だけじゃなくて、そこに住む人を含めて、惹きつけられていたんだ、と気がつきました。

  • 単に「同じものなら使わにゃソン!」という、ケチな性分かも知れませんけど(笑)。<br />

    単に「同じものなら使わにゃソン!」という、ケチな性分かも知れませんけど(笑)。

  • ケチだからこそ感じる、素朴な疑問。<br /><br />

    ケチだからこそ感じる、素朴な疑問。

  • コレ、何に使うのー??

    コレ、何に使うのー??

  • いろんな種類のプラカード(?)が、打ち捨てられたように(笑)並べられていますが、漢字を読んでも「何に使われたのか」という、想像がつかにゃい。<br /><br />なんだー??

    いろんな種類のプラカード(?)が、打ち捨てられたように(笑)並べられていますが、漢字を読んでも「何に使われたのか」という、想像がつかにゃい。

    なんだー??

  • おじさんに説明していただきたいトコですが、あいにく姿が見えません。<br /><br />雨は、ますます激しくなるばかり・・。

    おじさんに説明していただきたいトコですが、あいにく姿が見えません。

    雨は、ますます激しくなるばかり・・。

  • 軒先を、うまく渡りながら移動。

    軒先を、うまく渡りながら移動。

  • えーと、こっちかな?

    えーと、こっちかな?

  • なにをグルグルしとるのかと言いますと・・。<br /><br />

    なにをグルグルしとるのかと言いますと・・。

  • オラ!<br />一発!<br />ドンピシャ!<br /><br />最後に、中心部のお堂を観たかったのでございマス。<br /><br />

    オラ!
    一発!
    ドンピシャ!

    最後に、中心部のお堂を観たかったのでございマス。

  • 雨をよけて、駆け足で門をくぐると、対になった真っ赤な提灯と、コチラへ向き合うように椅子が並んでいます。<br /><br />集会所みたい?

    雨をよけて、駆け足で門をくぐると、対になった真っ赤な提灯と、コチラへ向き合うように椅子が並んでいます。

    集会所みたい?

  • 一族のお祝いとか、話し合いとか、そーいうのをここでやってそう。←住んでいる人が見つからんが<br /><br />壁に掛かっている額には、どうみても家訓みたいな漢字が連なっています。<br /><br />あんま長いと解読できん(汗)。<br /><br />

    一族のお祝いとか、話し合いとか、そーいうのをここでやってそう。←住んでいる人が見つからんが

    壁に掛かっている額には、どうみても家訓みたいな漢字が連なっています。

    あんま長いと解読できん(汗)。

  • 核心はコレだ(笑)!!<br /><br />日本では、儒教の原形が逆転して『忠孝』と定着しとりますが、本来はこの『孝忠』が正解。<br /><br />君主への忠節より、親に報いることが人のあるべき姿として、主張されています。<br /><br />

    核心はコレだ(笑)!!

    日本では、儒教の原形が逆転して『忠孝』と定着しとりますが、本来はこの『孝忠』が正解。

    君主への忠節より、親に報いることが人のあるべき姿として、主張されています。

  • 序列をひっくり返すだけで、まったく違う意味になる。<br />面白くもあり、怖い部分でもありますね。<br /><br />中央の祭壇を覗きます。<br /><br /><br /><br /><br />

    序列をひっくり返すだけで、まったく違う意味になる。
    面白くもあり、怖い部分でもありますね。

    中央の祭壇を覗きます。




  • ここにも、観音様。<br /><br />アモイ大学のKさんの言う通り、先祖の位牌みたいなものじゃなくて、観音様を祭っている土楼が多いですね〜。<br /><br />

    ここにも、観音様。

    アモイ大学のKさんの言う通り、先祖の位牌みたいなものじゃなくて、観音様を祭っている土楼が多いですね〜。

  • 土砂降りの雨が、まったく収まるようすが無いので、入り口近くのみやげ屋で、おみやを物色していると、どこかで休憩していたらしき、運転手のおじさんがチョイチョイと肩をたたきます。<br /><br />「アレ見た?」<br /><br />「アレってなんすか?」<br /><br />「見てないの?じゃあ、こっちおいで」<br /><br />手招きしながら、みやげ屋のすぐそばにある、内側円周の展示室へ入っていきます。<br /><br />そこなら、さっき見たけど。<br /><br />「縁起が良いんだ」<br /><br />おじさんはそう言いながら、部屋のすみにあるケースをガンガン叩きます。<br /><br />????<br /><br />

    土砂降りの雨が、まったく収まるようすが無いので、入り口近くのみやげ屋で、おみやを物色していると、どこかで休憩していたらしき、運転手のおじさんがチョイチョイと肩をたたきます。

    「アレ見た?」

    「アレってなんすか?」

    「見てないの?じゃあ、こっちおいで」

    手招きしながら、みやげ屋のすぐそばにある、内側円周の展示室へ入っていきます。

    そこなら、さっき見たけど。

    「縁起が良いんだ」

    おじさんはそう言いながら、部屋のすみにあるケースをガンガン叩きます。

    ????

  • これが、そのケース。<br /><br />なかには、お水の入った洗面器と黄色い枕、たくさんのお金が入っています。<br /><br />賽銭箱?<br />でも、叩いちゃマズいんじゃ・・。<br />

    これが、そのケース。

    なかには、お水の入った洗面器と黄色い枕、たくさんのお金が入っています。

    賽銭箱?
    でも、叩いちゃマズいんじゃ・・。

  • おじさんが何をしているのか理解できずにいると、腕をつかまれて、ケースのサイドへ立たされます。<br /><br />「ホラ、ホラ」<br />と指差す方向へ目を凝らすと・・・!<br /><br />枕じゃない!<br /><br />蛇じゃっ!!<br />大蛇〜っ!!<br /><br />

    おじさんが何をしているのか理解できずにいると、腕をつかまれて、ケースのサイドへ立たされます。

    「ホラ、ホラ」
    と指差す方向へ目を凝らすと・・・!

    枕じゃない!

    蛇じゃっ!!
    大蛇〜っ!!

  • とぐろを巻く、黄金の蛇!<br /><br />「めずらしいでしょう。動くともっとスゴイんだよ」<br /><br />目を丸くしている私に、満足そうな笑みを浮かべ、網に指を突っ込んで、ぐらぐら檻を揺らすおじさん。<br /><br />やめれ、オヤジ!!<br />指、咬まれるぞーっ(汗)!<br /><br />

    とぐろを巻く、黄金の蛇!

    「めずらしいでしょう。動くともっとスゴイんだよ」

    目を丸くしている私に、満足そうな笑みを浮かべ、網に指を突っ込んで、ぐらぐら檻を揺らすおじさん。

    やめれ、オヤジ!!
    指、咬まれるぞーっ(汗)!

  • 慌て顔もウケたらしく、「じゃ、行こっか」とスタスタ出口へ歩いて行くおじさん。<br /><br />ゼッタイ、ほかの観光客にもおんなじ事してそー(汗)。<br /><br />今度は村の中にある、四角い土楼へ案内してくれるそうなんですけど、すんごい雨はまだ弱くなりそうな気配もなく・・。<br /><br /><br />

    慌て顔もウケたらしく、「じゃ、行こっか」とスタスタ出口へ歩いて行くおじさん。

    ゼッタイ、ほかの観光客にもおんなじ事してそー(汗)。

    今度は村の中にある、四角い土楼へ案内してくれるそうなんですけど、すんごい雨はまだ弱くなりそうな気配もなく・・。


  • 「まったく、こんな雨ん中ウロウロしとんのは、観光客しかおりませんなー」<br /><br />と、通じない日本語で、おじさんにくっついてお次の土楼へ。<br /><br />よく整備された足場は、決して悪くないのですが、基礎が石なので、ツルツル滑ります。<br /><br />そそっかしいのが、コケないように、ちゃんと合わせて待っていてくれる、おじさん。<br /><br />やっぱ、イイ人だ。<br /><br /><br />

    「まったく、こんな雨ん中ウロウロしとんのは、観光客しかおりませんなー」

    と、通じない日本語で、おじさんにくっついてお次の土楼へ。

    よく整備された足場は、決して悪くないのですが、基礎が石なので、ツルツル滑ります。

    そそっかしいのが、コケないように、ちゃんと合わせて待っていてくれる、おじさん。

    やっぱ、イイ人だ。


  • なるべく、軒下づたいに村を進みます。<br /><br />「ここだよ」<br /><br />案の定、着いてみると、住人はみな家の中へすっ込んでいます。<br /><br />そーだろうなあ。<br />この土砂降りじゃね。<br /><br />こちらの四角い土楼は、入口に立っただけで、現在進行形で住人がいると分かります。<br /><br />空気に乗って、飼育されている家畜が臭うんだもん(笑)。<br /><br />

    なるべく、軒下づたいに村を進みます。

    「ここだよ」

    案の定、着いてみると、住人はみな家の中へすっ込んでいます。

    そーだろうなあ。
    この土砂降りじゃね。

    こちらの四角い土楼は、入口に立っただけで、現在進行形で住人がいると分かります。

    空気に乗って、飼育されている家畜が臭うんだもん(笑)。

  • 『縄慶楼』?<br />なんで、縄?<br /><br />1799年に建てられた、徐さん一族が所有する長方形の土楼だそうです。<br />縄の由来は・・書いてないか。<br /><br />では、さっそく〜♪

    『縄慶楼』?
    なんで、縄?

    1799年に建てられた、徐さん一族が所有する長方形の土楼だそうです。
    縄の由来は・・書いてないか。

    では、さっそく〜♪

  • 中心にある祖堂は、残念ながら扉が閉ざされていて、内部がどうなっているのか測れません。<br /><br />なので、メインの建物をまわってみることに。<br /><br /><br /><br />

    中心にある祖堂は、残念ながら扉が閉ざされていて、内部がどうなっているのか測れません。

    なので、メインの建物をまわってみることに。



  • 四角い土楼って、午前中に見学した承啓樓のヨコにもあったけど、入れなかったので、今度こそバッチシ観とかな!<br />

    四角い土楼って、午前中に見学した承啓樓のヨコにもあったけど、入れなかったので、今度こそバッチシ観とかな!

  • 「俺は近くにいるから、グルッと観て来なよ」<br />と、おじさん。<br /><br />「がってん」<br /><br />さっそく、カメラを構えなおし、屋根の下を一周することにいたしヤス!

    「俺は近くにいるから、グルッと観て来なよ」
    と、おじさん。

    「がってん」

    さっそく、カメラを構えなおし、屋根の下を一周することにいたしヤス!

  • 階上へも行ってみたいんですけど、縄慶楼には明らかに住人の気配がするので、立ち入れない壁を感じます(笑)。<br /><br />だって、お許しは頂いているものの、人の居住スペースに入っていくのって、そこはかとなく不法侵入っぽくないスか〜?<br /><br />

    階上へも行ってみたいんですけど、縄慶楼には明らかに住人の気配がするので、立ち入れない壁を感じます(笑)。

    だって、お許しは頂いているものの、人の居住スペースに入っていくのって、そこはかとなく不法侵入っぽくないスか〜?

  • まあ、中庭っぽい、この地上階なら問題なかろう、と。<br />

    まあ、中庭っぽい、この地上階なら問題なかろう、と。

  • 「玄関の赤い貼り紙が、中国っぽい!」<br />とデジカメを構えていると・・。

    「玄関の赤い貼り紙が、中国っぽい!」
    とデジカメを構えていると・・。

  • 建物の角から、ちょこんと一羽のニワトリちゃんが走り出て来ます。<br /><br />こちらへ飛び出たものの、<br />「あ!人間っ」<br />あわてて引き返して行くニワトリ(笑)。<br /><br /><br />

    建物の角から、ちょこんと一羽のニワトリちゃんが走り出て来ます。

    こちらへ飛び出たものの、
    「あ!人間っ」
    あわてて引き返して行くニワトリ(笑)。


  • そういえば、出発前に母上から、<br /><br />「中国は風土病がいっぱい。動物には絶対近づかないように!即、新型鳥インフルエンザだからね!!」<br /><br />という、独断と差別と偏見に満ちたアドバイスを、承ったような・・?<br /><br />

    そういえば、出発前に母上から、

    「中国は風土病がいっぱい。動物には絶対近づかないように!即、新型鳥インフルエンザだからね!!」

    という、独断と差別と偏見に満ちたアドバイスを、承ったような・・?

  • 「んな、中国の地方都市だって、飛行機が行き来する昨今だよ。動物園にでも行かなきゃ、早々動物に囲まれる状況なんて、ありえないじゃ〜ん」<br /><br />と、鼻もひっかけなかったのですが・・。<br /><br />目の前に、縦列するニワトリーズ!!<br /><br />なんでーっ?!

    「んな、中国の地方都市だって、飛行機が行き来する昨今だよ。動物園にでも行かなきゃ、早々動物に囲まれる状況なんて、ありえないじゃ〜ん」

    と、鼻もひっかけなかったのですが・・。

    目の前に、縦列するニワトリーズ!!

    なんでーっ?!

  • うほっ!<br />ここにも〜っ(泣)。<br /><br />

    うほっ!
    ここにも〜っ(泣)。

  • 「近ヅイテハイケナイ」と言われた見本のような、おニワ様たちが、行く手を塞ぎます。<br /><br />新型インフルエンザの、発生リスクが高い場所は、鳥と豚と人間の生活圏が近い地域、といいます。<br /><br />鳥の運ぶウィルスに、まず豚が感染。<br />鳥から直接人間に感染する確率は低いものの、豚と人間は、ウィルスの行き来が起こりやすい。<br />なので、この三者が同居している地域は、要注意だとか。<br /><br />うーん。<br />ブタさんは、見てないけど・・。<br /><br />ま、インフルエンザのひとつやふたつで、死にはしないでしょ。<br />死なない、死なない。<br /><br />

    「近ヅイテハイケナイ」と言われた見本のような、おニワ様たちが、行く手を塞ぎます。

    新型インフルエンザの、発生リスクが高い場所は、鳥と豚と人間の生活圏が近い地域、といいます。

    鳥の運ぶウィルスに、まず豚が感染。
    鳥から直接人間に感染する確率は低いものの、豚と人間は、ウィルスの行き来が起こりやすい。
    なので、この三者が同居している地域は、要注意だとか。

    うーん。
    ブタさんは、見てないけど・・。

    ま、インフルエンザのひとつやふたつで、死にはしないでしょ。
    死なない、死なない。

  • 同じ注意するなら、足もとの落とし物の方が・・。<br /><br />油断すると、踏んでしまいそうです(笑)。<br /><br />

    同じ注意するなら、足もとの落とし物の方が・・。

    油断すると、踏んでしまいそうです(笑)。

  • 家禽だって病気はあるし、こーいう子どもの方がヤバそうだよな、と思って顔をあげると、瞬時におニワ様たちが消えとります。<br /><br />あれ?<br /><br />見まわしたその時・・!!<br />

    家禽だって病気はあるし、こーいう子どもの方がヤバそうだよな、と思って顔をあげると、瞬時におニワ様たちが消えとります。

    あれ?

    見まわしたその時・・!!

  • バシャーッと。<br />

    バシャーッと。

  • 四角く切り取られた空に、穴があいたように水が落ちてきます。<br /><br />

    四角く切り取られた空に、穴があいたように水が落ちてきます。

  • どこさ行った、ニワトリーっ。<br />野生(?)の感というやつかしら??<br />

    どこさ行った、ニワトリーっ。
    野生(?)の感というやつかしら??

  • しっかし、全然ちがう地域にいることを、実感しちゃいますね。<br /><br />こんな雨だらけの夏って、はじめて。<br /><br />この夏は、けっこう雨が多かった印象がありますが、それにしたってこんな雨、めったに体験しないよなあ〜。<br /><br />南国だ。<br /><br />

    しっかし、全然ちがう地域にいることを、実感しちゃいますね。

    こんな雨だらけの夏って、はじめて。

    この夏は、けっこう雨が多かった印象がありますが、それにしたってこんな雨、めったに体験しないよなあ〜。

    南国だ。

  • こうなってしまうと、中庭に出る度胸も無く・・。

    こうなってしまうと、中庭に出る度胸も無く・・。

  • つれづれなるままに、部分写真。<br /><br />よっぽど、うえに登りたかったのか、階段写真が残ってました(笑)。<br />

    つれづれなるままに、部分写真。

    よっぽど、うえに登りたかったのか、階段写真が残ってました(笑)。

  • スゴイ。<br /><br />雨が、写真に写る。<br />

    スゴイ。

    雨が、写真に写る。

  • この地域なら、水害はコワいけど、渇水はなさそう。<br /><br />あの、ツルツル滑る石畳の意味が、ようやく分かったような気がします。<br /><br />土楼の基礎がしっかりしている訳ですね。

    この地域なら、水害はコワいけど、渇水はなさそう。

    あの、ツルツル滑る石畳の意味が、ようやく分かったような気がします。

    土楼の基礎がしっかりしている訳ですね。

  • おニワ様の見えない適当な場所で、雨宿りをしていると、サイドからも祖堂へ入れるみたいです。<br /><br />先ほど正面入口は、木の扉が閉じてましたけど。<br /><br />

    おニワ様の見えない適当な場所で、雨宿りをしていると、サイドからも祖堂へ入れるみたいです。

    先ほど正面入口は、木の扉が閉じてましたけど。

  • 「ちょこっと、のぞいて見たいけど。この雨じゃなあ〜・・」<br /><br />しばらく、空を見上げてボンヤリしていましたが、こうしとってもしゃーない!行くぜ!<br />

    「ちょこっと、のぞいて見たいけど。この雨じゃなあ〜・・」

    しばらく、空を見上げてボンヤリしていましたが、こうしとってもしゃーない!行くぜ!

  • 意を決して(?)雨の中、おもてに出ないカタチの観光を続けることに致します!<br /><br />

    意を決して(?)雨の中、おもてに出ないカタチの観光を続けることに致します!

  • 「愚かやのう〜」<br />と観光客を見送る、濡れないベンチに避難しているおニワ様。<br /><br />串焼きにするぞ、こんにゃろ。

    「愚かやのう〜」
    と観光客を見送る、濡れないベンチに避難しているおニワ様。

    串焼きにするぞ、こんにゃろ。

  • 「ゆっくり見れた?もういいの?」<br /><br />「はーい」<br /><br />村の小さなお茶屋さんで、たばこを燻らせながら待っていてくれたおじさんに、傘を差し掛け、村をまわりながら、駐車場方面に向かいます。

    「ゆっくり見れた?もういいの?」

    「はーい」

    村の小さなお茶屋さんで、たばこを燻らせながら待っていてくれたおじさんに、傘を差し掛け、村をまわりながら、駐車場方面に向かいます。

  • ちょっと不思議に思ったんですけど。<br /><br />建物の壁面を、ほぼすべて土壁で作られている土楼って、こんな雨の多い地域じゃ、痛みが早くないんでしょうか?<br /><br />

    ちょっと不思議に思ったんですけど。

    建物の壁面を、ほぼすべて土壁で作られている土楼って、こんな雨の多い地域じゃ、痛みが早くないんでしょうか?

  • 私の祖母が住んでいる群馬の農村では、庭先に土蔵がある家をよく見かけました。<br /><br />土蔵には漆喰が塗られており、なんとなくですが「防水加工?」と、子ども心に思っていました。<br /><br />(いまでは倉庫も、おっきいプレハブ小屋みたいなのが、主流ですが)<br /><br />

    私の祖母が住んでいる群馬の農村では、庭先に土蔵がある家をよく見かけました。

    土蔵には漆喰が塗られており、なんとなくですが「防水加工?」と、子ども心に思っていました。

    (いまでは倉庫も、おっきいプレハブ小屋みたいなのが、主流ですが)

  • 雨よりは、ドカ雪や雷がよく落ちる村なので、この福建省地域とは気候条件が違いますが、なんとなく土壁だけだと心もとなく感じてしまいます。<br /><br />土楼の入口部分は、あきらかに漆喰と思われる、白い化粧壁でおおわれています。<br /><br />「漆喰」という技術が使われない地域、というわけでは、無いよう。<br /><br /><br />

    雨よりは、ドカ雪や雷がよく落ちる村なので、この福建省地域とは気候条件が違いますが、なんとなく土壁だけだと心もとなく感じてしまいます。

    土楼の入口部分は、あきらかに漆喰と思われる、白い化粧壁でおおわれています。

    「漆喰」という技術が使われない地域、というわけでは、無いよう。


  • 「濡れて傷んじゃったりしたら、全部くっついているだけに、大改修になっちゃうんじゃ?」<br /><br />と、首をひねりますが。<br /><br />こんだけ蒸し暑いうえ、窓の面積が極端に少ない建物だと、壁全体で通気性を確保しないと、逆にカビちゃったりしてヤバいんでしょうか?<br /><br />

    「濡れて傷んじゃったりしたら、全部くっついているだけに、大改修になっちゃうんじゃ?」

    と、首をひねりますが。

    こんだけ蒸し暑いうえ、窓の面積が極端に少ない建物だと、壁全体で通気性を確保しないと、逆にカビちゃったりしてヤバいんでしょうか?

  • 素人ですから建築のことなんて、さっぱり分からないですけど。<br /><br />職人さんが見たら、気候に合わせた工夫が分かって、面白いんだろうなー。<br /><br />

    素人ですから建築のことなんて、さっぱり分からないですけど。

    職人さんが見たら、気候に合わせた工夫が分かって、面白いんだろうなー。

  • 補修の時は、ジャッキー映画のように、やっぱ足場は竹で組むのかな〜v<br /><br />余計な方向へ、頭がいき始めるころ、雨も小降りになってきます。<br /><br />雨宿りしていた、観光客の姿もちらほら。<br /><br /><br /><br />

    補修の時は、ジャッキー映画のように、やっぱ足場は竹で組むのかな〜v

    余計な方向へ、頭がいき始めるころ、雨も小降りになってきます。

    雨宿りしていた、観光客の姿もちらほら。



  • 轟音をあげて流れる、増水した村の水路から、少し距離を置いて(笑)おじさんと連れ立って歩きます。<br /><br />

    轟音をあげて流れる、増水した村の水路から、少し距離を置いて(笑)おじさんと連れ立って歩きます。

  • うっそうと土楼がそびえる初渓村は、「村」というより、やはり大昔の都市を思わせます。<br /><br />

    うっそうと土楼がそびえる初渓村は、「村」というより、やはり大昔の都市を思わせます。

  • いまは、村自体の人口が少ないのか、土楼を生活の場とする世帯が減ってきているのか、(たんに悪天候だからか?)人通りもなく、静寂が漂っています。<br /><br />

    いまは、村自体の人口が少ないのか、土楼を生活の場とする世帯が減ってきているのか、(たんに悪天候だからか?)人通りもなく、静寂が漂っています。

  • 住む人や、日常的な利用者が消えれば、管理されていたとしても、建物は時間をかけて廃墟になっていきます。

    住む人や、日常的な利用者が消えれば、管理されていたとしても、建物は時間をかけて廃墟になっていきます。

  • 現在中国では、都市化する沿岸部に人口が集中しています。<br /><br />こんな巨大な土楼が、存続できるコミュニティーを今後も維持していくことが出来るかは、想像の域をでませんが。<br />そこに暮らす人々とセットで、生き残ってほしいと思います。<br /><br />

    現在中国では、都市化する沿岸部に人口が集中しています。

    こんな巨大な土楼が、存続できるコミュニティーを今後も維持していくことが出来るかは、想像の域をでませんが。
    そこに暮らす人々とセットで、生き残ってほしいと思います。

  • ユニークでデカイ建物っつーなら、世界を見渡せばエライあるけど、建てた人の一族がいまでも住んで、生活してるっていうのが、来てみてわかった土楼の魅力です。<br /><br />スローライフならぬ、土楼ライフ!<br />続いていってほしいものです。<br /><br />そろそろ、初渓村の見学も終わりに近づき、おじさんともと来た道を引き返します。<br /><br />川!<br />川が、怖いべさっ!<br /><br />水路同様、水かさも勢いも増していて、マジやばい。<br /><br />渡りきった時は、正直ヘンな汗が額に浮かんでいます。<br />これ、なんとかしてくださいヨ。<br /><br />

    ユニークでデカイ建物っつーなら、世界を見渡せばエライあるけど、建てた人の一族がいまでも住んで、生活してるっていうのが、来てみてわかった土楼の魅力です。

    スローライフならぬ、土楼ライフ!
    続いていってほしいものです。

    そろそろ、初渓村の見学も終わりに近づき、おじさんともと来た道を引き返します。

    川!
    川が、怖いべさっ!

    水路同様、水かさも勢いも増していて、マジやばい。

    渡りきった時は、正直ヘンな汗が額に浮かんでいます。
    これ、なんとかしてくださいヨ。

  • 「おみやげ、なに買ったの?」<br /><br />駐車場へ戻り、帰路を走る車内で今日1日お付き合いくださった、おじさんが話しかけてきます。<br /><br />「えへへ♪<br />タイガーバームと〜、竹で出来た土楼の模型と、福建省土楼マップでございます」<br /><br />土楼内の売店で購入した、観光客丸出しおみやだ(笑)。悪いか!<br /><br />オイラはメンソール系の匂いがダメだけど、ウチの母上がタイガーバーム大好きなので、買うてみました。<br /><br />あんなん、塗ってるって、10メートル先でもわかっちゃうじゃん。<br />自分のおみやに、自分でクレーム。<br /><br />強弱する雨の道を走り、ふたたび謎の宿泊先の町へ。<br /><br />アヤシイ宿へ戻ると、土楼でゲットおみやを手にした私に、目敏いぼったくりオバさんが素早く近づいて来て、言います。<br /><br />「お茶を買わない?」<br /><br />ゼッタイ、買わん。<br /><br /><br /><br /><br />

    「おみやげ、なに買ったの?」

    駐車場へ戻り、帰路を走る車内で今日1日お付き合いくださった、おじさんが話しかけてきます。

    「えへへ♪
    タイガーバームと〜、竹で出来た土楼の模型と、福建省土楼マップでございます」

    土楼内の売店で購入した、観光客丸出しおみやだ(笑)。悪いか!

    オイラはメンソール系の匂いがダメだけど、ウチの母上がタイガーバーム大好きなので、買うてみました。

    あんなん、塗ってるって、10メートル先でもわかっちゃうじゃん。
    自分のおみやに、自分でクレーム。

    強弱する雨の道を走り、ふたたび謎の宿泊先の町へ。

    アヤシイ宿へ戻ると、土楼でゲットおみやを手にした私に、目敏いぼったくりオバさんが素早く近づいて来て、言います。

    「お茶を買わない?」

    ゼッタイ、買わん。




  • 1日いっしょに付き合ってもらって、運転手のおじさんは信頼に足る人と見ましたが、オバさんはとてもじゃないけど・・・アヤシイ!<br /><br />同席していると、また何か売り込まれそうなので、適当に言い訳して、お昼を頂いたイイ感じの食堂へ逃げ込みます。<br /><br />はあ〜。<br />気が休まらないよ。<br /><br /><br /><br /><br />

    1日いっしょに付き合ってもらって、運転手のおじさんは信頼に足る人と見ましたが、オバさんはとてもじゃないけど・・・アヤシイ!

    同席していると、また何か売り込まれそうなので、適当に言い訳して、お昼を頂いたイイ感じの食堂へ逃げ込みます。

    はあ〜。
    気が休まらないよ。




  • ちょいと早お夕飯ですがー。<br />ここだと寝るのが早いから、いいのだ。<br /><br />周辺には団地はあるものの、これといったお店もないし、街灯が少ないので夜歩き出来る場所じゃない。<br />就寝するしかない。<br />なので、ゴハンも早めで。<br /><br />お昼と同じものは、どうかと思うので、夕飯には焼きそば!<br /><br />もちろん、ソース味じゃなくて、中華風の複雑な香辛料の味がします。<br /><br />ちょっと、油が強すぎて完食は出来ませんでしたが、まあまあのお味でございました。<br />ご馳走様す。<br /><br />

    ちょいと早お夕飯ですがー。
    ここだと寝るのが早いから、いいのだ。

    周辺には団地はあるものの、これといったお店もないし、街灯が少ないので夜歩き出来る場所じゃない。
    就寝するしかない。
    なので、ゴハンも早めで。

    お昼と同じものは、どうかと思うので、夕飯には焼きそば!

    もちろん、ソース味じゃなくて、中華風の複雑な香辛料の味がします。

    ちょっと、油が強すぎて完食は出来ませんでしたが、まあまあのお味でございました。
    ご馳走様す。

  • 夕飯を済ませ、腹ごなしに辺りを探索してみることにします。<br /><br />まず、この町がいったい何処なのかを確定することから。<br /><br />『永定土楼民俗文化村』ではナイのは確実。<br /><br />ぼったくりオバさんが『振成楼』だといった土楼は、夜が明けてみれば、『環興樓』という土楼だったコトが判明・・。<br /><br />しかし、まったく『永定土楼民俗文化村』と関わりの無い場所かというと、そうともいえず。<br /><br />『世界遺産』のロゴ入り記念碑や、『福建土楼客家永定、歓迎&#24744;』という大きな看板が、道路わきに掲げてあります。<br /><br />なにより気になるのは、『歩き方』掲載の写真のような、白い鳥居っぽい門があって、ゲートも見えること。<br /><br />

    夕飯を済ませ、腹ごなしに辺りを探索してみることにします。

    まず、この町がいったい何処なのかを確定することから。

    『永定土楼民俗文化村』ではナイのは確実。

    ぼったくりオバさんが『振成楼』だといった土楼は、夜が明けてみれば、『環興樓』という土楼だったコトが判明・・。

    しかし、まったく『永定土楼民俗文化村』と関わりの無い場所かというと、そうともいえず。

    『世界遺産』のロゴ入り記念碑や、『福建土楼客家永定、歓迎您』という大きな看板が、道路わきに掲げてあります。

    なにより気になるのは、『歩き方』掲載の写真のような、白い鳥居っぽい門があって、ゲートも見えること。

  • ひょっとして、この付近が『永定土楼民俗文化村』なのかも知れない?<br /><br />そんな淡い希望を胸に、日の沈みかけた薄暗闇の中、ゲート横の小道を進みます。<br /><br />なんだか分からないゲートは、朝は開いてないし、この時間にはもうクローズしてしまっているので、さきへ通過するこができませんが、「外側からチョットのぞけるか?」と、行けるとこまで行ってみることに。<br /><br />

    ひょっとして、この付近が『永定土楼民俗文化村』なのかも知れない?

    そんな淡い希望を胸に、日の沈みかけた薄暗闇の中、ゲート横の小道を進みます。

    なんだか分からないゲートは、朝は開いてないし、この時間にはもうクローズしてしまっているので、さきへ通過するこができませんが、「外側からチョットのぞけるか?」と、行けるとこまで行ってみることに。

  • ゲート広場の左手に、小さな横道がのびています。<br /><br />道なりに歩いて行きますが、観光施設のようなものはなく、完全に農道といったようす。<br /><br />川向うに、四角い土楼まで現れます。<br /><br />あっれー??<br /><br />

    ゲート広場の左手に、小さな横道がのびています。

    道なりに歩いて行きますが、観光施設のようなものはなく、完全に農道といったようす。

    川向うに、四角い土楼まで現れます。

    あっれー??

  • 「ダメだ・・こっちじゃない・・」<br /><br />永定土楼民俗文化村は、一体どこにあるんでしょう?<br />あの、ゲートの向うが怪しいけど、開いてないしな〜。<br /><br />結局、この道からでは、どんどん違う方向へ、行っちゃっているっぽいし。<br /><br />口惜しいので、四角土楼を1枚。<br />いや、2枚・・。<br /><br />

    「ダメだ・・こっちじゃない・・」

    永定土楼民俗文化村は、一体どこにあるんでしょう?
    あの、ゲートの向うが怪しいけど、開いてないしな〜。

    結局、この道からでは、どんどん違う方向へ、行っちゃっているっぽいし。

    口惜しいので、四角土楼を1枚。
    いや、2枚・・。

  • 角度を変えて・・。<br /><br />(アホか)<br /><br />残念ながらこの場所が何処なのか、決定打となる確証を得ることなく、夜が近づいてきます。<br /><br />ぼったくりオバさんの宿へ、帰えろ。<br /><br /><br /><br /><br />

    角度を変えて・・。

    (アホか)

    残念ながらこの場所が何処なのか、決定打となる確証を得ることなく、夜が近づいてきます。

    ぼったくりオバさんの宿へ、帰えろ。




  • さて、次回は!<br /><br />――ココハドコ――<br /><br />その謎は、解けるのか?<br /><br />まったく、あぶなっかしい旅でスミマセン。<br />それなりに、ガンバってんすよ?<br />それなりに。<br />(二度くり返すと胡散臭い?)<br /><br />ま!いい旅しましょー。<br /><br />『ハードに生きろ!⑤福建省・土楼群(マスコットおじいちゃん??)』<br /><br />おったのしみに~。<br /><br />

    さて、次回は!

    ――ココハドコ――

    その謎は、解けるのか?

    まったく、あぶなっかしい旅でスミマセン。
    それなりに、ガンバってんすよ?
    それなりに。
    (二度くり返すと胡散臭い?)

    ま!いい旅しましょー。

    『ハードに生きろ!⑤福建省・土楼群(マスコットおじいちゃん??)』

    おったのしみに~。

この旅行記のタグ

11いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

中国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
中国最安 273円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

中国の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP