2009/07/14 - 2009/07/18
1325位(同エリア2132件中)
ロク69さん
7月14日、ツェルマット3日目のハイキング。今日はウンターロートホルンへの「サンライズ・ツアー」だ、朝4:30集合、5:00メトロ出発である。スタート時間が早いので行動時間はたっぷり取れそうだ。オーバーロートホルン3414mへ登り、下ってから3湖めぐりの予定。
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7月14日、今日はロートホルンのサンライズツアーの日である。2日前に予約した時は3番目だったので大した人数はいないと予想していた。4:35分にスネガ行きの乗場へ行くと7〜8名がいるだけ、ところが時間が経つにつれて日本ツアーが続々と集合してくる。気が付けば50人ほどの参加者だ、早朝から騒がしい。ウンターロートホルンに着くとミシャベルの向こうから朝焼けが始まる前、マッターホルン側は雲が多いようだ。
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待っているとなかなか朝焼けは始まらない。リンプフィッシュホルンの上空の雲が赤く染まりだす。
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煙を吐くワイスホルンも赤く染まりだす、いよいよ始まりです。
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肝心のマッターホルンは赤くなって来たが、雲がまとわり付いて山頂は見えない。
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ポリュックスも赤く染まってきた、この南方向は雲が多いようだ。
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料金には朝食も付いている、展望レストランでのビュッヘ・スタイル。普通のホテル程度の内容だ、スクランブル・エッグ、ハム3種、チーズ、コーヒー、ジュース類とパンが4種類ほどだった。早々に食べ終わり早速オーバーロートホルンへ向けて出発、6:50である。
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雪の残る斜面をFurggjiの鞍部まで下る(15分)、ここから直進して登山道にかかる。ここ3000mから山頂まで約400mの登りだ。
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右側斜面をトラヴァースしながら、出発点を振返る。右端にはオーバーガーベルホルンが見える。
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ジグザクのガレ場をゆっくり登る、ワイスグラートと手前に鋭い岩峰が現われる。高度の影響か息遣いが粗くなる。
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はるか下方にこのあと行く予定のフルーエヒュッテが見えてくる。ある意味では一歩一歩の苦しさは、前日のヘルンリ小屋より大きいかもしれない。
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苦しい登高1時間20分で頂上へ着く、右側は切り立った絶壁で覗き込むと寒気がする。朝早いせいか誰とも出会わない、360度の展望を独り占めする。ワイスホルンが美しい。
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左に目を転ずるとマッタータールの谷を隔てて、マッターホルンからチナールロートホルンまでの大展望が広がる。左下には出発点のウンターロートホルンが見えている。
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モンテローザ(右)の頂は雲の中、ゴルナー氷河が悠然と横たわっている。
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ミシャベル方面もピークは雲の中、目の前は眼も眩むような絶壁。
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山頂には20分ほどいてから登ってきたルートを下りははじめる。来るときは気が付かなかったが、ケルンが多い。マッターホルンは雲を抱いて全体は見えない。
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クラインマッターホルン(右)からブライトホルン、ブライトホルンツヴィリンゲ4139m(ケルンの真上)、ロッキア・ネッラ4075m(左の黒い端)、ポリュックス4092mと続く山並みは雲が取れない。
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岩場でマーモットと出会う、こんな岩だらけの所にも出没するのか。
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登りはじめたコルに帰着、ちょうど2時間の所要時間(休憩除く)。ここからフルーエ・ヒュッテを目指す。ごろごろした岩と草付きの道を一気に下る。
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ヒュッテではすでに地元のハイカーが歓談している。出発以来初めて出会う人々であった。
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雲で霞むマッターホルンを正面に、ビールで乾杯。右手にステーリーゼーが見える。
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ヒュッテをあとにステーリゼーにすぐ到着、ツアーのグループが2〜3組いて記念写真に忙しそうだ。逆さホルンは良く見えない状態だ。
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続くグリンジゼーまでは約35分で到着、有名なレルヒ(落葉松)に囲まれた小さな池だ。
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次のグリュンゼーまでは約40分、登り道をショートカットしたので思いがけず早くついた。ガーベルホルン方向を見るも雲で冴えない。横のベンチに座って持参したおにぎり(2個)をいただく。
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池から歩いて数分のところにあるレストラン「グリュンゼー」で一服、穏やかな天気なので気持ちも明るい。
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お決まりの今日のスープとビール、ワイン(白)をいただく。スープはあっさりした味のポタージュだった。
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恒例になったワイングラスでの投影、実際より明確に見える気がするのはグラスに凝縮されているからかなぁ。ここからリッフェルアルプへ出て列車に乗る予定だったが、気持ちが良いのでフィンデルン経由でツェルマットへ帰ることにする。
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レストランの出発間際になると西側は雲が取れて、オーバーガーベルホルンとヴェーレンクッペの見事な吊り尾根が出現。手前はウンターガーベルホルン3298mの黒い山容だろう。
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フィンデルンへ向けて樹林の中をどんどん下っていく、谷越えに有名なレストラン「CHEZ VRONY」が見えてくる。
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フィンデルバッハに架かる橋を渡ると一気に登る。すぐにフィンデルンに到着するが、ここでの5分ほどの登りは堪える。
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フィンデルンには集落の端っこに飛び出す。このレストランの前を通り、一気に下っていく。
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ゴルナーグラート鉄道の見える鉄橋に近づく、今年は滝がいつもと違う場所になっていた。あとは村まで淡々と歩いていくだけだ。今日は早朝から良く歩いた、合計5時間30分の行動時間。昨日のヘルンリ小屋よりも時間は長い。疲れも見せないわがパートナーに感謝しよう。
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