2008/07/19 - 2008/07/19
426位(同エリア525件中)
まみさん
2008/07/19土 ソフィア観光
【宿泊:Hotel Slavyanska Beseda(ソフィア泊)】
・聖ニコライ・ロシア教会再訪&ミサ見学
・アレクサンデル・ネフスキー寺院地下イコン博物館
・ボヤナの国立博物館
・アレクサンデル・ネフスキー寺院再訪
・ソフィア寺院
ソフィア観光2日目です。
ただ、一昨日の半日で、ソフィア観光はざっくり終わった気がしなくもないです。
ちゃんと回ろうと思うならいくつかまだ残していますが、本日を含め、残り2日半でだいたい回りきれてしまうでしょう。
実はそれまで、来年(2009年)の旅行もブルガリアを考えていたのですが、これから2日半の観光で首都ソフィアにあまり未練が残らないですみそうなので、来年は他の国がいいかな、と考えるようになりました。
フライトの関係でどうしたって首都に滞在するため、次回も同じ国に旅行するとなると、首都は再訪することになりますから。
再訪せざるをえない首都に未練があればあるほど、その国に再訪したい気持ちは強まるようです。
なので、逆に首都に未練が残らない国は、続けて再訪したい気持ちは薄まるようです。今まさにそうであるように。
もちろん、今回の旅行で行けなかった他の町や観光地には未練があります。たとえば黒海方面とか。
でも、どの国を観光するにしたって、行けなかったところを数え上げたらキリがありません。行きたくても行けなかったところというのは必ず残るので、あきらめがつきやすいです。
というわけで、この時点で、来年(2009年)の旅行先は他にすることにほぼ気持ちが固まってしまいました。
となると、残り2日半のソフィア、なるべく未練を残さないよう、しっかり観光したいという意欲がもりもり湧いてきました。
滞在ホテルを起点にすると、ソフィアのみどころは、市民庭園から聖ゲオルギ教会、聖ネデリャ教会、考古学博物館やモスクなどがある西半分と、聖ニコライ・ロシア教会、アレクサンダル・ネフスキー寺院やソフィア寺院がある東半分とに分けられます。
どれも歩いて回れる範囲です。そしてバロック様式の館もあちこちにある、撮影散策のしがいのあるきれいなエリアです。
ソフィア郊外が、社会主義時代の集団住宅や建築中の建物がたくさんで、寒々しいかんじがするのと対照的です。
なので、本日はまず東半分をターゲットにし、写真撮影散策も含めて、国会議事堂、解放者の像やソフィア大学も見に行きました。
PR
-
「地球の歩き方」のソフィアのセントラルの地図に、本日回った東のルートと一昨日回った西のルート入れたルートマップ
本日回った東のルートのうち、赤が午前中、ピンクが夕方、近郊のボヤナにある国立歴史博物館から戻ってきてからのルートです。
一昨日、ソフィアに到着した午後に回った西のルートは青です。
全て徒歩で回りました。
<2008年7月21日午前のルート(赤)>
ホテルを出発して、聖ニコライ・ロシア教会に寄り、瀟洒な建物が並ぶツァール・オスヴォボディテル通りを通って解放者記念像と国会議事堂などを見てから、アレクサンダル・ネフスキー寺院の地下イコン博物館を見学。
そのあとソフィア大学のそばのバス停から、ボヤナの国立歴史博物館へ。
<2008年7月21日午前のルート(ピンク)>
ボヤナの国立歴史博物館からソフィア大学前のバス停に戻ってきて、アレクサンダル・ネフスキー寺院の回りをぐるっと回って、聖ソフィア教会の近くの広場で一休み。
聖ソフィア教会では結婚式の最中で、そおっと参列させてもらって式の様子を見学。
そして国立オペラ座のある通りを通って、ブルガリア料理を出すレストラン「バイ・ゲンチョー」で夕食をとり、ホテルに戻りました。
<2008年7月19日午後のルート(青)>
ホテルから市民庭園と考古学博物館前の広場を通り抜け、聖ゲオルギ教会の外観の写真を撮り(閉まっていたので)、聖ネデリャ教会を見学。
そして戻って国立美術館を見学し、その後、聖ニコライ・ロシア教会とアレクサンダル・ネフスキー寺院の中を、閉まるぎりぎり前に見学。
その後はピンクのラインと同じルートでレストラン「バイ・ゲンチョー」で夕食をとってホテルに戻りました。
こういうのを振り返るのは、楽しいですっ@ -
美しい金の玉ねぎドームの聖ニコライ・ロシア教会、再訪
ソフィア初日の一昨日の夕方6時前、閉まるぎりぎり前に見学できたのですが、ホテルに近く、ルート上にあったので再訪し、ミサを見学することができました。
2日前に撮った聖ニコライ・ロシア教会の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15917529/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15917531/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第12日目ソフィア(3):古代・中世・近代の香りの教会群」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10323066/ -
聖ニコライ・ロシア教会の正面のモザイク
おそらく聖ニコライさんでしょう。
サンタクロースのモデルとなった聖人さんですが、東方教会でイコンなどでよく描かれる聖ニコライさんはこういう姿をしていますね。
例えば、こちらの写真。
ルーマニア正教会のイコンの聖ニコラエ(ニコライ)さんですが@
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12349353/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(3):農民博物館(2)イコン・コレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10158482/ -
美しい青空と聖ニコラエ・ロシア教会の黄金
玉ねぎドームとその上の東方十字架だけでなく、建物のそこかしこに金がふんだんに使われています@
おそらく資金はロシア持ちだったでしょうから(ロシアの外交官の命で建てられた)、ブルガリア正教会よりとても豪華です。
正教会内部の要素としても重要なだけに一番壮大かつ荘厳で見ごたえがあるのは、聖職者しか入れない礼拝堂と世俗の参列者との空間を遮るイコンの壁「イコノスタシス」です。
ブルガリアやルーマニアで見てきたイコノスタシスのイコンの列は3〜5列くらいありましたが、この教会のイコノスタシスのイコンの列は1列きりでした。
でも、どうやらそれがロシア正教会のイコノスタシスの特徴のようです。
私が見学した限り、ルーマニアやブルガリア正教会のイコノスタシスの場合、天井近くまで高いところが多かったですが、ロシア正教会ではイコンの列が少なめで、壁の上から向こう側の礼拝堂が見えやすいところが多かった気がします。
そしてロシア正教会の場合、イコノスタシスの前にも立入禁止の冊があってあまり近づけないことが多いですね。
ここもそうでした。
といっても、どっちにしてもミサの最中は近づけませんが。
ミサでは、ふんだんに刺繍の入った豪華の黄土色のマントの司祭に、2人の助祭がいました。
司祭が十字架を捧げもって、イコノスタシスの3つある門のうちの真ん中の王門を行ったり来たりします。
助祭は脇の門からしか出入りしません。
このあたりは、以前、「イコンのこころ」(高橋保行・著/春秋社)で読んだとおり。
司祭が十字架や聖書をもって王門を行ったり来たりするのは、神のおわします聖なる世界からこの世に十字架や聖書がもたらされたことを意味するんだったと思います。
ミサの最中で王門が開いていたので、その向こうの礼拝堂が見えました。
金きらきらきらな十字架のあるテーブルや、壁にかけられたイコンが見えました。
参列者や私の立ち位置の背後では、女性たちが司祭が読み上げる聖書の言葉を復唱していました。修道女たちかもしれません。ふりむいてじろじろ見るのははばかれたので確認できませんでした。
読み上げる声は歌うようで、アカペラです。
正教会のミサの見学では、このアカペラもとてもすばらしく、聞きほれてしまいます。
女声のアカペラは、時々まるで早口ことばのようでしたが、全くつかえることなく、よどなく、非常に美しい歌声でした。
ちなみに私の隣に立っていたのは学生で観光客っぽく見えまたが、女声のアカペラにあわせて小さく一緒に歌うように復唱していました。素人とは思えないくらい上手でした。
イコノスタシスについては、こちらの旅行記の写真コメントもご参照ください。
「イコンのこころ」(高橋保行・著/春秋社)から、イコノスタシスの説明となりそうな部分を引用しています。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11967865/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11967883/
関連の旅行記「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第18日目(4):ブラショフ中央公園とルーマニア正教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10135677/ -
聖ニコライ・ロシア教会の脇にて、トロリーバスとお座りの観光客
奥のクリーム色の建物は一昨日写真を撮りました。
なかなか素敵な建物です。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15862228/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第12日目ソフィア(2):さすが首都らしき風格を感じた街歩き」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10323065/
ちなみに今回のソフィア滞在では、主だった観光スポットは歩いて回れてしまったし、少し離れた駅とホテルとの往復には結局タクシーを使ってしまったので、市内公共交通機関はほとんど使わず仕舞いとなってしまいました。 -
ツァール・オスヴォボディテル通りにて、ソフィア市内巡回の観光バス
ソフィアの観光スポットを巡回し、一日券を買ったら、乗り降り自由というやつです。
街並みに似合わぬ派手派手さがかえって気に入りました@ -
ツァール・オスヴォボディテル通りの素敵な建物・その1
落ち着いた邸宅風のイタリア大使館。 -
ツァール・オスヴォボディテル通りの素敵な建物・その2
パステルピンクの可愛い建物に、鉄製の門もおしゃれです。
たぶん、オーストリア大使館。 -
ブルガリア国会議事堂(1866年建築)
屋根に壷がいっぱい@ -
道路を渡って、ブルガリアの国会議事堂の全貌
思ったより規模が小さい建物だなと感じましたが、正面が狭い長方形で、後ろにかなり延びていました。 -
議事堂のとなりのソフィア科学アカデミーとツァール・オスヴォボディテル通り
-
科学アカデミーの正面と、奥にアレクサンダル・ネフスキー寺院
-
解放者記念像
騎馬像はどなたか不明。
Lonely PlanetではMonument to Liberatorsとあるので、誰か個人の記念像というよりは、オスマントルコからのブルガリア独立のために尽力した人たちに捧げられた像でしょう。
ま、台座に群像がいますけどね。 -
解放者記念像
アングルを少し変えて。
こういう軍服におひげの人っていうと、全然関係ないとは思いますが私が連想してしまうのは、オーストリア・ハプスブルグ家の実質最後の皇帝フランツ・ヨーゼフだったりします。
とすると、もしかしたら騎馬像の方は、ブルガリアがオスマントルコから独立したときにドイツのバッテンベルク家から迎えた国王アレクサンダルかも。 -
解放者記念像の正面の花輪とリボン
-
懲りずにまたまた、アレクサンダル・ネフスキー寺院
地下イコン博物館を見学するためにやってきましたが、通りかかれば何度でもカメラを構えてしまいます。
金きらドームが太陽の光を受けて、ますます輝いていました。
2日前に撮ったアレクサンダル・ネフスキー寺院の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15917532/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15917533/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15917534/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15917535/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15917545/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15917547/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第12日目ソフィア(3):古代・中世・近代の香りの教会群」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10323066/ -
アレクサンダル・ネフスキー寺院
たて構図で撮りました。印象が変わります@ -
アレクサンダル・ネフスキー寺院
ちょっと斜めに撮りました。1枚の写真ではその魅力を撮りきれません@ -
アレクサンダル・ネフスキー寺院
その貫禄を出すため、見上げる視点で撮りました。 -
アレクサンダル・ネフスキー寺院の地下イコン博物館入口前のポスター
このポスターのイコンは、特別展示のハイライトでした。 -
アレクサンダル・ネフスキー寺院の地下イコン博物館の様子
(ソフィアのアレクサンダル・ネフスキー寺院の地下イコン博物館で買ったA5サイズの「BULGARIA Known and Unknown」より)
ソフィアで国立歴史博物館と国立民俗博物館の次に楽しみにしていたのが、このイコン博物館です。
イコンにもお国柄が出るようです。
去年(2007年)の旅行先のルーマニアのイコンはもうちょっと子供の絵みたいな印象があったのに対し、ブルガリアのイコンはお顔の目鼻立ちがはっきりしていて、ちょっと怖いくらい。
くっきり二重で、まぶたの下には隈のように見える影があって、しかもおめめぱっちりだから。
ルーマニアのイコンはこちらをご覧ください。
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(3):農民博物館(2)イコン・コレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10158482/
ブルガリアのイコンは、このイコン博物館は撮影不可でしたから、代わりにリラ僧院の教会の外壁のイコンの写真が手っ取り早いかしら。
「2008年ブルガリア旅行第3日目(2):ブルガリア正教会の総本山、リラ僧院」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10270746/
あるいはアルバナシの聖誕教会前のイコン模写の写真など。
壁画のイコンの模写といっても、正教会のイコンは、その手の教育を受けて正式な資格を持った人が正式な手続きにのっとって模写した場合、信仰の対象としては同じものと考えるはずです。
日本の神道のお守りと同じ感覚かな。
「2008年ブルガリア旅行第11日目アルバナシ(3):煌びやかな聖誕教会とイコンの世界」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10315743/ -
海外アートギャラリー
翌日見学しました。
撮影代を別途払って、気に入った展示の写真を撮りまくりました。 -
キリルとメトディウス国立図書館
正面の銅像もキリルとメトディウスです。
キリル文字の創設者といわれている2人です。
ほんとは違うんですけどね。
詳しくはこちらの写真にコメントをご参考ください。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15595038/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第11日目ヴェリコ・タルノヴォ(5):イコン・コレクションがなかった民族復興期博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10315745/ -
ソフィア大学
このそばに、空港行きのバス停があります。
午後、近郊のボヤナにある国立歴史博物館に行くことにしたのですが、はじめ大学のある側の歩道で、国立歴史博物館行きの21番バスを待ちました。
進行方向からすると、反対側の歩道で待つべきでした。
でも、そんなの分かんなかったですよー。やってきた21番バスの運ちゃんに反対側だと指摘されるまで。 -
道路を渡って反対側から撮ったソフィア大学の全貌
「2008年ブルガリア旅行第14日目ソフィア(2)慌てて国立歴史博物館に出かけた午後」へ続く。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
まみさんの関連旅行記
ソフィア(ブルガリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ソフィア(ブルガリア) の人気ホテル
ブルガリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ブルガリア最安
487円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
25