ベネルクス一人旅Part09 (ザーンセ・スカンス)

2009/05/08 - 2009/05/08

ガイドブックに「オランダらしいオランダが見れる」と書いてあり、ちょうどアルクマールにも近いということで訪れてみました。感想は・・・うーん、観光地らしい観光地ですね。

エリア ザーンセ・スカンス(オランダ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ANA

ザーンセ・スカンスの最寄り駅、コーフ・ザーンデイクに到着。思ったよりも沢山の観光客が下車します。

駅を出ると、基本的に何もない。とりあえず、標識に従ってフェリー乗り場を目指しましょう。

これは帰り際に撮った写真ですが・・・ザーンセ・スカンスの地図がもらえる機械です。駅前にありました。
レバーを引くと地図が一部出てきます。でも、機械にする必要はあったんだろうか？ほとんどの人が気付かずに通り過ぎてるし・・・

ほどなく、フェリー乗り場に着きます。

ちょうど今は橋の工事中らしく、無料のフェリーを使わないとザーンセ・スカンスにはたどり着けません。

フェリーを降り、橋の工事現場を抜けると、かわいらしい町が。

ザーンセ スカンス風車村 建造物

いい雰囲気です。

水辺には鴨の赤ちゃん。

うわっ！風車だ！何機も連なってる！

まずはお腹が空いたので、レストランの方向に向かいます。途中で見かけた羊さん。のんびりしたところだなぁ。

「無料」の文字にひかれて、途中で木靴の博物館に立ち寄りました。

結婚式用だったかな？なんとも美しい彫刻。

世界の木靴のコーナーには、日本代表が。

スケートだったり、ローラースケートだったり・・・こんな木靴もあるんですねぇ。

木靴の作成実演コーナーも。でも、この日はやってませんでした。

ちなみにこの奥には博物館より大きい木靴の販売コーナー。試しては見たものの、履きにくくて実用は無理そうでした(笑)

パンケーキを売っているという、カフェテリアに到着。
折角だからパンケーキにしよう、とコーヒーを受け取ったところで、エルテンスープがあることに気付きました。しまった！エルテンスープはまだ食べてないのに、そっちを試せばよかった！

手遅れなので、チェリーとホイップクリームのパンケーキを注文。コーヒーとあわせて10.6ユーロはちょっと高い。さすがに観光地価格。

で、出てきたパンケーキ。パンケーキ自体はいいとして、上にかかっているジャムが甘すぎ&多すぎ&チェリージャムなのにストロベリー(申し訳程度にチェリーの実が浮かんでる)。この旅一番のハズレかも。

ちなみに目の前の地元民らしき人は、プレーンを頼んでテーブルにあるシロップをかけてました。そのほうが正解だったかもなぁ。

ちょっとがっかりしつつ、園内の散策を再開。チーズ工房ですが・・・残念ながらここも今日はやってない。今日も結構観光客がいるんだけど、土日しかやってないのかなぁ。

それでも、工房併設のチーズ売り場は元気に営業中。どうにも商魂たくましさが目に付くというか・・・

風車のあるほうに戻ってきました。ここは、ものすごい風。さらさらの私の髪の毛は、風に吹かれてものすごいことになってます。こんなときに限ってゴムを持ってない。。

風車の内部に入ることも可能なのですが・・・一つにつき3ユーロは、ちょっと高すぎ。沢山は入れないなと思いつつ、ぶらぶらと見るうちに、もういいや、と思えてきて・・・結局どの風車にも入りませんでした。木を切る風車は珍しいから、見てみようかな？とも思ったのですが、そう思ったときにはもう遠くまで歩いてきちゃってたんで。

ザーンセ・スカンス、きれいな場所ではあるけれども、もうちょっと商売っ気がなければ・・・と思います。風車の維持のために仕方がない部分もあるのでしょうけど。。

フェリー乗り場に戻ると、ちょうど船が行ってしまったところ。仕方なく、風除けの付いたベンチで次を待ちます。

それにしても相変わらずすごい風・・・隣の初老の男性と目が合ったので、「すごい風ですね。いつもこうなんですか？」と聞いたら、「今日はたまたま。明日には収まるよ。」とのこと。その方とは船が来るまでしばらくおしゃべりをして、いろいろなことを教えてもらいました。風が強すぎるために風車が摩擦熱で火事になることもあるんだって。「その映像が博物館にあるよ」・・・しまった。やっぱり博物館には行っておくべきだったかな。

船に乗るところでその男性とはお別れ。思えば、私が自分から地元民に声をかけておしゃべりしたのって初めてかも？こうやっておしゃべりできたのが、ザーンセ・スカンスでの一番の思い出となりました。