2008/04/14 - 2008/04/14
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ソフィさん
2008年4月14日(月)
予定通り午後二時に、船はケルンのライン河岸に接岸した。
オランダのアムステルダムから、川船に乗ってはるばるやって来たケルンは、雨だった。
空には重く暗い雲が低くかかり、大粒の雨が歩道を濡らしている。
これまで何回かこの街を訪ねてきたが、このような天候は初めてだった。
しかし大聖堂は、いつもより重厚さを加えているのではと期待する。
五年ほど前に訪ねた時は、大聖堂に入るやいなや偶然だが、パイプオルガンが空間に響き渡り、ステンドグラスを透って七色の光が満ち、天国的空間を成していた。
今日は対照的に、重厚な雰囲気が漂っているに違いない。
初めて歩くライン河岸、歩道のゆとりある幅が、ヨーロッパを感じさせる。
尖塔は近くに見えるが、大聖堂に行くには、高架鉄道をくぐらなければならなかった。
この鉄道はDB(ドイツ連邦鉄道)の幹線である。
ケルン中央駅もゆっくり見たかったが、とりあえず大聖堂に出会おうと、駅の中を通り過ぎて先を急ぐ。
大聖堂は期待にたがわず、思い雲を背負いながら、雄大に聳えていた。
駅を出れば眼前に高さ157メートルの大聖堂が聳え立っている。
尖塔の先は、体をのけぞらせても、しっかり見ることが出来ない。
こんな迫力を感じる駅前広場は、世界広しといえどもケルンだけではないだろうか。
大聖堂の前に「大聖堂の塔の先端部(現寸模型)」と日本語の看板を掲げた、大きな像が建っている。
地上に降りた先端部は素晴らしい重量感があり、大聖堂全体の雄大さを物語っている。
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