ラインを上る【52】このクルーズは話し相手に不足するが御馳走は美味しい

2008/04/14 - 2008/04/14

2008年4月14日（月）

昨夜遅くにクレフィールドに着いた船は、約８時間の停泊の後に、今朝早く出航した。

昨日午後から崩れがちだった天気だったが、今日は朝方から雨になっている。

一昨日昨日と、アムステルダムからナイメーヘンにかけ、天気が良かった。

今までの空は、ちょうどわれわれの行動に合わせてくれている。


乗務員と接しようとするが、客と話すことにあまり前向きではないようだ。

これは、大きな船での海のクルーズと大きく違う点である。


何故だろうかと、考える。

一昨年乗ったイタリア船籍の地中海クルーズ船は、乗客３，０００人に対して乗員数は１，０００人だった。

それに比べれば、乗員数は少ない。


客が船内に留まる時間が少ないので、乗員たちと話す機会が少ない。

おまけにこの船はチャーターされているので、日本人ばかりのさびしさがある。


海のクルーズでは、乗員にフィリピン人が目立った。

彼らは陽気で賑やかで、船の毎日を盛り上げてくれた。

チップも受け取ったので、彼ら自身サービスのし甲斐があったに相違ない。


船旅の楽しさを決める大きな要素は、料理の美味しさである。

とくにこの船のように、何日間も朝昼晩三食サービスするとなれば、料理が非常に快適さを大きく左右する。

当モディリアーニ号は、今までのところメニューが工夫されていて、毎度の食事が楽しい。


メニュー作りのモロッコ人コック長の腕前は、大したものと感心する。

食材を事前に集め、寄港地でキッチリと積み込み、いつも新鮮なものを食卓に出す。

間違いなくこういった手配をすることは、高く評価されるべきと思う。


写真が、ソフィーさんのブログ、
http://4travel.jp/traveler/katase/にあります。
ご覧ください。

エリア ライン川流域周辺(ドイツ)

沿岸の風景
オーベルジュだろうか

沿岸には牧場や森が続く
堤防が目立たない

行き交う船

船内レストラン

毎食食事が楽しみだ