2008/04/14 - 2008/04/14
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ソフィさん
2008年4月14日(月)
早朝にクレフィールドを出航したモディリアーニ号は、小雨に煙りがちなライン川の両岸を眺めながら、ひたすらにさかのぼる。
本日は朝食、昼食を船内で楽しみ、午後二時ごろケルンに到着する予定となっている。
出航後一時間余り、朝御飯の美味しいコーヒーを味わっている頃は、明らかにドイツ領に入っていた。
雨の中のクルーズは、落ち着いた雰囲気で、それもまた良からずやと思う。
ドイツに入って間もなく、左岸(船の進行方向の右)に、クサンテンの街がある筈である。
「筈である」と言ったのは、見えているのか見えていないのかが分からないからである。
今は人口2万人余りの小さな街だが、ローマ時代はゲルマンの西進を阻止する重要な軍事基点だった。
カエサル(シーザー)の「ガリア戦記」時代、ローマの対ゲルマン前線は、ライン川だった。
「ガリア戦記」では、左岸を基地としたカエサルは、二度ラインを渡河したと記憶する。
その後ローマは、対ゲルマン防御の前線をエルベ川まで西に拡大しようとしたが、トイトブルグの戦い(紀元9年)で大敗し、元のライン川まで後退する。
その時点で、初代ローマ皇帝アウグストゥスが固めたライン防御線の北の中心基地が、クサンテンだった。
クサンテンから10キロほど上流の右岸(船の進む方向の左)、すなわちクサンテンの対岸に、ヴェーゼルがある。
第二次世界大戦で、連合軍の反攻時に、ライン川を渡った地点なのだ。
目を閉じれば、軍人たちの歓声、飛び交う弾丸の音や、煙硝の匂いを感じる。
この辺りには、人間が争った生々しい空気が満ちている。
写真が、ソフィーさんのブログ、
http://4travel.jp/traveler/katase/にあります。
ご覧ください。
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