男兄弟2人でベトナム縦断の途中にシェムリアップに立ち寄り、アンコール遺跡を巡る。（２）バイヨンからバンテアイ・スレイとタ・プロームを周る。

2002/05/10 - 2002/05/17

ホテルに戻って昼寝している弟を置いて、知り合った場委託のお兄ちゃんと二人乗りでバイヨンに行ってみます。何か所かでスケッチしながら観光しているとスコールでしばらく雨宿りで足止めされて、なかなか思うように先が進みません。バイヨンには自分以外誰も観光客がいなくなり、指導の中で雨宿りしていると子供の見習い僧侶も雨宿りしていました。菩薩の巨大な顔と対峙する姿が印象に残りました。普通観光地だと雨が降らないに越したことはありませんが、このアンコールの遺跡群では時として雨が降った方が美しい時もあります。後日バンテアイ・スレイへ行った帰りに立ち寄ったタ・プロームも雨が降って人がいなくなると時間が止まったっように感じられました。現在では東アジアや東南アジアを含めものすごい数の観光客が集まる遺跡ですが、この当時は欧米人の観光客以外のアジア系は日本と韓国くらいでまだ混み合わないいい時代でした。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 タクシー
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

アンコール・ワットの見学の後はバイヨンへ向かいます。現在だとトゥクトゥクが列をなして大渋滞ですがガラガラです。

遺跡の廻りには人々の生活が密着しています。釣りをしたりのんびりした時間が流れています。

木製の飛行機のタラップみたいなものは何だろうと思っていると、観光用の象乗り場だと分かりました。この当時は象に乗りたいとは思いませんでしたが、タイ北部の旅をしたときはすっかりはまりました。

ここも人がいません。観光客は何処に行ってしまったのでしょうか？

バイヨン寺院を貸し切り状態で見学しました。

こんな大きな顔に囲まれているのに廻りには誰もいません。

どこを向いても目が合ってしまいそうです。

突然い雨が降ってきました。雨が降ると菩薩像は泣いているように見えます。

スコールが過ぎ去ると途端に青空に戻り日差しが刺さるようになります。

すぐに蒸し暑さが襲ってきます。

どこに隠れても菩薩の視線から逃げることはできません。

こちらのレリーフも見事です。

そしてまたスコールです。一日に何度も天気が変わります。

魚を獲っているいつのでしょうか？何を考えているのでしょう？

森の中の遺跡は雰囲気が違って見えます。

壊れゆく物の美しさを感じます。

巨大なガルーダが壁を護っています。

物売りの女の子ですが、一人で歌を歌ってばかりで商売をする気が無いと言うか、まだ商売が分かっていないようです。お姉ちゃんたちはお客を追いかけてどこかへ行ってしまいました。この子供たちが安心して勉強出来る環境が早く整えばと願わずにはいられませんでした。

こんな急坂を登り降りしますのでだんだん疲れて来ました。

また雨です。

午後から晴れたのでバンテアイスレイまで足を伸ばしました。

この先の川の中にある遺跡も行きたかったのですが４?５日では廻りきれません。

アンドレマルローの気持ちが少しわかったような気がします。

凝縮されているとか濃密なとかの形容詞が似合うような小さい寺院です。

砂岩の色もピンク色で今まで見てきたものと違う印象を受けます。

インドのヒンドゥー寺院を彷彿させます。

アンドレマルローのデバダーです。

タプロムの入口です。

全ての物が微妙に歪んでいます。

この子たちは物を売るでもなくただ遊んでいるだけでした。

すごい迫力です。

ほとんどハリウッド映画です。
そう言えばトゥームレイダーにも出て来ましたね。

パラパラ雨も降ってきて一層不思議な雰囲気を醸し出します。

一番美しいと思ったデバダーです。

アップです。