1962/01/21 - 1962/01/21
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ソフィさん
1962年1月21日(日)
パリ市の南端にある国際大学都市(シテ・ユニヴェルシテール)から、散歩がてらパリの中心部にあるサンルイ島にやって来た。
パリを南から北へ、半分縦断したことになる。
距離にして、6キロほどだろうか。
こうした名のない街歩きには、いろいろな市民の生活や歴史を感じ、私にはとても楽しい。
パリは、こんな楽しさを満載した、世界一楽しいだろうと思わせる街である。
サンルイ島はノートルダム寺院などのあるシテ島のすぐ上流にあるが、あまり観光ずれしていなくて、ひっそりしたたたずまいがいい。
ノートルダム寺院の後ろ姿を仰ぎながら、歴史の一片を思い出す。
「サンルイ(英語読みではセント・ルイス)」は、カペー王朝9番目の王で、ルイ九世(1214-1270 在位1226-1270)のことだ。
二度の十字軍で失敗したが、立派な内政の実績と人格の高潔さで内外の信望が高く、死後しばらくしてからカトリック教会から聖人に列せられた。
第7回十字軍(1248-1254)ではエジプトを攻めたが、部下の大軍を失い、自らは捕虜となって多額の身代金と引き換えに、ようやく救われる。
第8次十字軍(1270-1291?)では、チュニスに攻め込んだが、悪疫のため自らの命を失い、疫病はその上王子一名、娘の嫁ぎ先ナヴァーラ王と娘本人に及ぶ。
また帰途シシリー島で嵐に会って同行に戦士4千人が死に、王妃はイタリアで落馬のため、妊娠中だった胎児とともに死ぬ。
十字軍は、国内にとどまらず、世界のあり方を意識した動きだった。
雄大かつ正義心に富む動きなのに、十字軍に関しては、不運続きだったサンルイ。
何故この人の名前がこの島に付けられたのだろう、などと考えながら、静かな街並みを散策する。
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