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台湾には何度も来ていながら、今回初めて台中を訪ねました。<br /><br />台中は人口105万の台湾第3の都市ですが、見るべきところがたくさんあります。都会の中のオアシスとも言うべき「中山公園」(台中公園)を中心に歩いてみました。<br /><br />この公園は日本統治時代に作られ、そのために今なお日本との関わりのある建物や遺跡がたくさんあります。思わぬ発見もありました。

台湾紀行ー台中を訪ねて

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2008/09/22 - 2008/09/23

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Weiwojing

Weiwojingさん

台湾には何度も来ていながら、今回初めて台中を訪ねました。

台中は人口105万の台湾第3の都市ですが、見るべきところがたくさんあります。都会の中のオアシスとも言うべき「中山公園」(台中公園)を中心に歩いてみました。

この公園は日本統治時代に作られ、そのために今なお日本との関わりのある建物や遺跡がたくさんあります。思わぬ発見もありました。

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  • 中山公園に入ると、まずこの赤い色をした橋(太鼓橋)を目にします。<br />これは全く日本の橋そのものと言ってもいいですね。

    中山公園に入ると、まずこの赤い色をした橋(太鼓橋)を目にします。
    これは全く日本の橋そのものと言ってもいいですね。

  • この公園は1903年(明治36)に日本政府によって完成した、歴史ある公園です。

    この公園は1903年(明治36)に日本政府によって完成した、歴史ある公園です。

  • 1908年(明治41)に台湾縦貫設道が開通し、それを祝うために閑院宮載仁親王が来台され、その時に休憩所として使うために建てられた「湖心亭」です。<br />

    1908年(明治41)に台湾縦貫設道が開通し、それを祝うために閑院宮載仁親王が来台され、その時に休憩所として使うために建てられた「湖心亭」です。

  • 湖心亭の天井部分の幾何学模様と照明器具です。

    湖心亭の天井部分の幾何学模様と照明器具です。

  • 公園神社遺跡の一つとして、日本が降伏した後倒され、そのまま放置され、今は展示されている鳥居です。<br />「台湾神社・・・」という文字を読み取ることができます。

    公園神社遺跡の一つとして、日本が降伏した後倒され、そのまま放置され、今は展示されている鳥居です。
    「台湾神社・・・」という文字を読み取ることができます。

  • 台中神社についての説明板が地面に埋め込まれています。

    台中神社についての説明板が地面に埋め込まれています。

  • 芝生の上に放置されたままになっている鳥居です。一応は鳥居の形に配置されています。

    芝生の上に放置されたままになっている鳥居です。一応は鳥居の形に配置されています。

  • 1880年代(清光緒年間)に時刻を知らせるために建てられた更楼(時楼)で、元々は市内の徳安購物中心近くに設置されましたが、1980年に公園内へ移されました。<br />今では台湾唯一の鼓楼です。

    1880年代(清光緒年間)に時刻を知らせるために建てられた更楼(時楼)で、元々は市内の徳安購物中心近くに設置されましたが、1980年に公園内へ移されました。
    今では台湾唯一の鼓楼です。

  • 公園内にはたくさんのガジュマルの木が植えられています。<br />日差しが強い午後の時間だったので、歩いている人はあまりいません。その代り、木影で休息したり、昼寝をしたりする人の姿が見えます。<br />ガジュマルの木は暑い日差しを遮り、心地よい空間を作りだしています。こんな木の下で昼寝をしてみたですね。

    公園内にはたくさんのガジュマルの木が植えられています。
    日差しが強い午後の時間だったので、歩いている人はあまりいません。その代り、木影で休息したり、昼寝をしたりする人の姿が見えます。
    ガジュマルの木は暑い日差しを遮り、心地よい空間を作りだしています。こんな木の下で昼寝をしてみたですね。

  • かって台中神社のあったところです。<br />これは1912年(大正元年)に造営されましたが、戦後徹底的に破壊されてしまいました。<br />元の神殿跡には孔子像が立っています。

    かって台中神社のあったところです。
    これは1912年(大正元年)に造営されましたが、戦後徹底的に破壊されてしまいました。
    元の神殿跡には孔子像が立っています。

  • 台座の上に馬が立っていますが、これは台中神社時代からのものか、それともその後に作られたのかは分かりません。<br />日中あまりにも暑いので、この台座の上で寝ている人がいました。けっこうひんやりして、涼しいのかもしれません。

    台座の上に馬が立っていますが、これは台中神社時代からのものか、それともその後に作られたのかは分かりません。
    日中あまりにも暑いので、この台座の上で寝ている人がいました。けっこうひんやりして、涼しいのかもしれません。

  • 神社前には参道の跡が残っていて、その両側には奉納された石柱や石灯籠などが立っている。<br />そこには、「中辻勇次」といった奉献した人の名前と明治あるいは大正といった年号が書かれています。

    神社前には参道の跡が残っていて、その両側には奉納された石柱や石灯籠などが立っている。
    そこには、「中辻勇次」といった奉献した人の名前と明治あるいは大正といった年号が書かれています。

  • この石畳の参拝路も当時のものです。

    この石畳の参拝路も当時のものです。

  • 公園では結婚写真を撮るカップルが何組もいました。暑いのに何時間もかけて写真を撮るのは大変ですね。

    公園では結婚写真を撮るカップルが何組もいました。暑いのに何時間もかけて写真を撮るのは大変ですね。

  • 市内のあちこちに、このようなかつての日本人が住んでいた家が見られます。<br />今は住む人がなく、荒れるに任せているところが多いです。

    市内のあちこちに、このようなかつての日本人が住んでいた家が見られます。
    今は住む人がなく、荒れるに任せているところが多いです。

  • この木造の建物も日本の統治時代の古いもののようです。駅の近くにあります。

    この木造の建物も日本の統治時代の古いもののようです。駅の近くにあります。

  • 戦前日本によって建設された「台中駅」の建物です。<br />今でも現役として使われています。<br />日本統治下に建設さらた駅舎は台湾各地にたくさん残っていますが、その美しさにかけては最たるものといわれています。

    戦前日本によって建設された「台中駅」の建物です。
    今でも現役として使われています。
    日本統治下に建設さらた駅舎は台湾各地にたくさん残っていますが、その美しさにかけては最たるものといわれています。

  • 駅前のホテルに泊まりました。<br />部屋の窓から、ちょうど見下ろすような形で台中駅を見ることができます。<br />台中駅は1917年(大正6)に竣工されましたが、駅舎としては二代目です。最初の駅舎は1905年(明治38)に完成し、瓦屋根の平屋建てでした。

    駅前のホテルに泊まりました。
    部屋の窓から、ちょうど見下ろすような形で台中駅を見ることができます。
    台中駅は1917年(大正6)に竣工されましたが、駅舎としては二代目です。最初の駅舎は1905年(明治38)に完成し、瓦屋根の平屋建てでした。

  • 駅の待合室です。そんなに広くはありませんが、売店、案内所、食堂等があります。建物は昔の雰囲気をよく伝えているようです。

    駅の待合室です。そんなに広くはありませんが、売店、案内所、食堂等があります。建物は昔の雰囲気をよく伝えているようです。

  • 夕方のプラットフォームの様子です。<br />たくさんの人々が利用していて慌ただしいですが、ただどことなくのんびりした様子も見られます。

    夕方のプラットフォームの様子です。
    たくさんの人々が利用していて慌ただしいですが、ただどことなくのんびりした様子も見られます。

  • 明かりのついた夜の台中駅です。

    明かりのついた夜の台中駅です。

  • この駅の設計者は松永萬長(つねなが)で、新竹駅を設計したのも松永で、駅舎の上に時計台がある点など両者はそっくりです。<br />どちらも同世代の1914年(大正3)年に完成した、赤レンガで有名な東京駅ともよく似ています。

    この駅の設計者は松永萬長(つねなが)で、新竹駅を設計したのも松永で、駅舎の上に時計台がある点など両者はそっくりです。
    どちらも同世代の1914年(大正3)年に完成した、赤レンガで有名な東京駅ともよく似ています。

  • 台中はアートにあふれる街です。その一つに現代美術のコレクションを主とする「国立台湾美術館」があります。<br />特に興味を引いたのは、台湾絵画の歴史を知ることができるコナーもあったことです。

    台中はアートにあふれる街です。その一つに現代美術のコレクションを主とする「国立台湾美術館」があります。
    特に興味を引いたのは、台湾絵画の歴史を知ることができるコナーもあったことです。

  • 美術館の回りには、たくさんのこのような野外ア−トというような彫刻が展示されています。

    美術館の回りには、たくさんのこのような野外ア−トというような彫刻が展示されています。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 一歩人さん 2008/10/30 13:50:33
    台中の孔子廟ですか。
    tamegaiさんへ
    こんにちわ。一歩人です。
    石の案内板に孔子像の文字を見つけたので、お便りします。
    台北の孔子廟は行きましたが、台中の孔子廟ですか。
    この階段の先にあるのが、孔子像だとか。
    新発見でした。ありがとうございました。
    では、また。


    Weiwojing

    Weiwojingさん からの返信 2008/11/01 22:15:06
    RE: 台中の孔子廟ですか。
    一歩人さん
    こんばんは。
    台中の中山公園内にある孔子像のあるところは、かつて
    戦前日本統治時代に神社があった場所でした。戦後取り払われて
    その場所に孔子像がまつられています。だから元々孔子廟という
    わけではありませんでした。
    何枚も写真を撮ってくればよかったのですが、孔子像の写真のよ
    く撮れたものがありませんでした。
    では、また。
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