2008.7フィンランド・ラトビア・ポーランド旅行8-Riga2

2008/07/13 - 2008/07/16

リガでの旅行記をひきつづきまとめた．
1.7/13日曜日　日本語ガイドによる1時間半の案内のあと，聖ペテロ教会の塔にのぼる（ここまでが前の旅行記Riga1に収められている），その後，ラトヴィア占領博物館，リガ城，リガ大聖堂や独立記念塔などを見学
2.7/14月曜日　バスターミナルよりSiguldaに向かう際の中央市場の写真．
3.7/15火曜日午前　Tukumusに行く前の日曜休みだった，三人兄弟，バリケード博物館，製薬学博物館
4.7/15火曜日夕方最終日　Vansu橋周辺などの散歩の4部構成にした．リガはなかなか良い町であったし，ものもらいはところどころにいるものの怖さは全く感じなかった．ATMもたくさんあり便利だった．

エリア リガ(ラトビア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: スカンジナビア航空

7/13ラトビア1日目，日本語ガイドさん（客は私一人）の徒歩市内90分1200-1330のあと，聖ペテロ教会の塔に昇り，リガ市の景色を楽しむ．そこからもう一度，市庁舎広場にもどりラトヴィア占領博物館をみる．この国はまだ占領者だったロシア人が30％近く残り複雑な民族問題を抱えている．入場料は無料，カンパOK.

ソ連時代の収容所の模型

ソ連とナチスにほんろうされた歴史が数々の遺品などによって証言される．

19406月15-16日の歌の祭典のポスター．6/17に
ソ連の侵攻，8月に傀儡政権によりソ連併合．

鎌とハンマーは共産主義の理想とは裏腹の歴史を歩む．多数のラトヴィア人が流刑．ほとんどが生きて帰れなかった．

博物館は丁寧な展示がされている．ナチスの侵略では社会主義者やユダヤ人が収容所送り，虐殺，ソ連再占領ではナチ協力者や「人民の敵」が収容所送り，虐殺された．

すこし気が重くなったが再度旧市内の北の方へ，英国教会．

聖母受難教会．白い女性的な建物

リガ城，現在は宮殿のような姿．大統領官邸と歴史博物館，海外美術館が入っている．

歴史博物館の入口，3階にある．もう4時10分過ぎていたので，「5時までですよ」と受付で言われる．

なかはラトビアの歴史と歴史的民俗衣装など

先史時代などの展示が面白い，戦後の市民生活の展示もある．このあとリーガ大聖堂とその回廊を見た（編集の都合上写真はRiga1のブログに収録）

新市内へ向かう，旧市内はどの道も風情がある．この石畳も農民が2個づつ，リガへの入場税としてもってきたものだろうか．

ライマ（宣伝）の時計，待ち合わせ場所かな．

独立記念塔．高さ51ｍ．塔の上の女性ミルダは3つの地域を表す3つの星を掲げる．1935年独立記念に建設．ソ連時代も壊されなかったが近ずくだけで「人民の敵」であったと

塔の下に花が置かれていた．

救世主生誕大聖堂，ロシア正教の聖堂，入口に親子連れのものもらいがいる．（ものもらいは駅周辺の地下道の入り口にも何人かいたがそう人数は多くない）．なかにはたくさんの信者が．ラトビアに住むロシア人（祖国がない人ともいえる．ラトビアは全体にラトビア化，EU化を強力に推し進めている）には心のよりどころだろう．信者の多さに圧倒され内陣の写真を撮るのは遠慮してしまった．

昼を食べなかったのでさすがにおなかがすいた．Vermanitisというセルフスタイルのレストランに．サラダ，トマトスープ，酢漬けのサラダ，ハンバーグにホワイトソース，ライ麦パン，ビールで5.90Ls（1400円くらい）と安い！おいしかった！

18時頃の早めの食事，昼を食べなかった（朝Vantaa空港で6ユーロもする大きなパンをたべたのでおなか減らなかった）ので，レストランの様子，ウェートレスは民俗衣装を着ているので観光用でもあるのだろう，食べている人にはラトビア人が多いようだ．

Brivibas大通りに花屋さんが並ぶ，タリンも同じように花屋が多かった．

Pilsetas運河沿いの公園，夕日に映えてきれいだ．

国立オペラ座．

3日間リガ駅前のスーパーRIMIにお世話になる．ホテルから歩いて4分弱．毎日ビール0.40Ls，水0.32Ls，つまみ（ザウアークラフトかボイルした野菜）0.69Lsが夜の友であった．

ホテルの中からのぞく，もう夜の9時近く．

部屋からストックマンや駅の手前のスポーツ用品店のビルが見える．

翌7/14日朝Siguldaにバスで行く際にバスターミナルから撮った中央市場の写真，行きたかったが今回の旅では時間がなかった．

ラトヴィア3日目朝のバスで，Kuldigaへ行こうと思っていたがバスに乗り遅れ，急遽Tukumsに行くことにした（次のブログ参照）.しかし電車の時間は11時26分，約2時間あったので日曜日にしまっていた博物館に行くことにした．まず三人兄弟にいく．3つの時代が異なる家が並ぶ．9時からの開館と書いてあったが，入ってみると今は休んでいると．中庭だけは見ることができるといわれた．

一番古い家が一番広く，前庭もあり，石のベンチが置かれている．

中庭

次に1991年のバリケード博物館に行く．この写真は13日に日本語ガイドさんと一緒に回った時のバリケード記念碑（この記念碑とは別の場所にある）

バリケード博物館　入場無料（カンパ）なかではラトビア独立の戦いのドキュメンタリーを上映している．40分みてしまった．本当にもう少しで大量虐殺があったかもしれない緊迫した状況であったことがわかる．

バリケード

リーガ大聖堂の前のドーム広場にバリケードが築かれた．夜の様子が模型で再現されている

ストロボを炊いた．

当時のアジビラ．

まだ時間があったので製薬学博物館に行く，カウナス，トゥルク，内子（愛媛）とみてきた．

どこも同じような感じ，古今東西雰囲気は似る．

薬局にはライオンなぜかライオンのシンボルが多い，なぜだろう．スウェーデンマルメの獅子薬局を思い出す．

20世紀初頭の薬は面白い，しかしここには日本の薬はなかった（カウナスには武田のパンクレアチンがあった！）

薬をみていると当時の医学水準を商売柄想像できる．

特別に19世紀にオーダーされた日本の薬ということで，印籠が2つ展示されていた．

製薬機械もどこも同じ．

ラトヴィアの伝統薬，や旧来のまじないなどを紹介するコーナーもあった．11時を過ぎたので1126発Tukums行きに乗るために大急ぎで駅に向かう．すこしお金が足らなそうなのでホテルの隣の銀行のATM（故障していてもクレームが付けられるので）10Lsのみおろす．これでじゅうぶんだろう．合計110Lsがホテルを除いた3泊4日の滞在費．

これは1日目昼に撮影した，Akmens橋をわたる市電．編集の都合上ここに掲載した．

道を曲がっていく．

トロリーバス．

3日目，Tukums,Majoriに行ってから，1744着の列車でリガに帰ってきた．あまりにDaugava川を渡るとき，夕日に川面が映えるので，急遽行きたくなり，列車を降りてからAkmens橋に向かう．旧市内を避けて行ったが駅から結構遠く15分くらいかかった，むしろ旧市内を突っ切った方が近かったかもしれない．橋からの風景．

乗ってきた鉄道橋を望む

Vansu橋

橋から旧市内をのぞむ，聖ペテロ教会の塔がはえる．

橋を渡るカラフルな市電．

一度ホテルに帰って一休み．19時前にレストランに向かう，一日目のVelmanitisの他の料理が食べたくてもう一度向かう．

Vermanes公園の中を通るのが近い．

この日はサラダ，グヤーシュスープ，酢漬けのサラダ，ポテト，ライ麦パン，ハンバーグ，ビールと水で6.75Ls.いろいろなものが食べたくて目移りしてしまうがなぜかもう1回ハンバーグにしてしまった．（他のは大きくてカロリーがありそうなので敬遠）

かえりはRIMIの入っている駅前ショッピングセンターをぶらぶらする．
明日の朝は700発のSK9613便に乗る，430には起きなければならない．3日間のラトビアを本当に堪能したと思う．印象的な国だった．