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※2泊目のホテルの写真が多くなったので、番外編として別に旅行記を作成することにしました。<br /><br />2泊目の宿は、古城ホテル 《シュロスホテル・ミュンヒハウゼン(Schlosshotel Muenchhausen)》。ドイツのホテル・ガイドでこのホテルを知ってから、泊まってみたいな~とずっと思っていましたが、やっとその機会がめぐってきました。場所はハーメルンの郊外で、町から車で20分ほど。ちなみに、2006年のサッカー・ワールドカップ(ドイツ大会)のときに、フランス代表がキャンプしていたホテルでもあります(日本代表はボンのヒルトン・ホテルでした)。<br /><br />このホテルに泊まるなら、奮発してお城の客室に泊まりたいと思いましたが、残念なことに3ヵ月前でもすでに満室。予約がとれるのは「離れ」の客室のみでした。「離れ」というとよさげな感じですが、実際は〈納屋〉。もちろん、ちゃんと客室に改造されたものですが(あたりまえか)。どうしようか迷いましたが、ホテルのサイトで見ると納屋の客室も綺麗そうだし、この機会をのがすともうこのホテルには泊まれないかもしれないので、予約することにしました。まあ、納屋に泊まる機会もそうないだろうし。<br /><br />ホテルのURL:<br />https://www.schlosshotel-muenchhausen.com/en/

メルヘン街道の旅(番外編)~古城ホテル 〈Schlosshotel Muenchhausen〉

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2008/05/23 - 2008/05/24

42位(同エリア68件中)

旅行記グループ メルヘン街道の旅

2

15

ショコラ

ショコラさん

※2泊目のホテルの写真が多くなったので、番外編として別に旅行記を作成することにしました。

2泊目の宿は、古城ホテル 《シュロスホテル・ミュンヒハウゼン(Schlosshotel Muenchhausen)》。ドイツのホテル・ガイドでこのホテルを知ってから、泊まってみたいな~とずっと思っていましたが、やっとその機会がめぐってきました。場所はハーメルンの郊外で、町から車で20分ほど。ちなみに、2006年のサッカー・ワールドカップ(ドイツ大会)のときに、フランス代表がキャンプしていたホテルでもあります(日本代表はボンのヒルトン・ホテルでした)。

このホテルに泊まるなら、奮発してお城の客室に泊まりたいと思いましたが、残念なことに3ヵ月前でもすでに満室。予約がとれるのは「離れ」の客室のみでした。「離れ」というとよさげな感じですが、実際は〈納屋〉。もちろん、ちゃんと客室に改造されたものですが(あたりまえか)。どうしようか迷いましたが、ホテルのサイトで見ると納屋の客室も綺麗そうだし、この機会をのがすともうこのホテルには泊まれないかもしれないので、予約することにしました。まあ、納屋に泊まる機会もそうないだろうし。

ホテルのURL:
https://www.schlosshotel-muenchhausen.com/en/

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  • ホテルに到着。<br />本当に古城だ?。まさにメルヘンの世界♪<br /><br />このお城は1570年築で、初代城主はヒルマー・フォン・ミュンヒハウゼン(Hilmar von Münchhausen)というお方。時とともに城主も移り変わり、1985年に最後の城主がここを去ったあと、2002年に城は売却され、2004年にホテルとしてオープンしたのだそう。<br /><br />そういうわけで、500年近い歴史をもつお城ですが、ホテルとしてはまだ開業4年と新しいです。ちなみに、このホテルのロゴはパイナップル。18世紀にこの城の温室でパイナップル栽培が行われていたようなので、それでロゴに使われているのでしょう。<br /><br />お城の客室に泊まれないのは本当に残念だなー。<br /><br />

    ホテルに到着。
    本当に古城だ?。まさにメルヘンの世界♪

    このお城は1570年築で、初代城主はヒルマー・フォン・ミュンヒハウゼン(Hilmar von Münchhausen)というお方。時とともに城主も移り変わり、1985年に最後の城主がここを去ったあと、2002年に城は売却され、2004年にホテルとしてオープンしたのだそう。

    そういうわけで、500年近い歴史をもつお城ですが、ホテルとしてはまだ開業4年と新しいです。ちなみに、このホテルのロゴはパイナップル。18世紀にこの城の温室でパイナップル栽培が行われていたようなので、それでロゴに使われているのでしょう。

    お城の客室に泊まれないのは本当に残念だなー。

  • こちらが〈納屋〉の客室棟。<br />思っていたよりかなり大きい。

    こちらが〈納屋〉の客室棟。
    思っていたよりかなり大きい。

  • 側面から見ると納屋の名残りが――。<br />まん中の白い扉が入り口。

    側面から見ると納屋の名残りが――。
    まん中の白い扉が入り口。

  • こちらが泊まった客室。古城の雰囲気はさすがにないものの、赤を基調にしたセンスのいい、とてもきれいなお部屋です(掛けてある絵まで赤とは心憎い)。昔、納屋だったとはとても思えない〜。バスタブはないけれど、アメニティも揃っているし、これなら十分満足♪

    こちらが泊まった客室。古城の雰囲気はさすがにないものの、赤を基調にしたセンスのいい、とてもきれいなお部屋です(掛けてある絵まで赤とは心憎い)。昔、納屋だったとはとても思えない〜。バスタブはないけれど、アメニティも揃っているし、これなら十分満足♪

  • 夕食までまだ少し時間があったので、お城のテラスでお茶することにしました。といっても、夫はいつものごとくビールですが。<br /><br />              * * * * * * * * * * * * * *<br /><br />夕食はお城のレストランにて。<br />ここでの食事は今回の旅行でとくに楽しみにしていたことのひとつです(レストランはミシュランの星付き)。店内は天井が高く、重厚な雰囲気。まさにシュロスという感じです。窓際の席に案内され、ひととき夢の世界へ――<br /><br />メニューにはコース料理が数種類あり、わたしたちは5皿のコースをチョイス。その献立はこんな感じでした。<br /><br /> ・(アミューズ)マグロのカルパッチョ<br /> ・(アントレ)オマールづくしの一皿(5種類のオマール)<br /> ・鳩のソテー<br /> ・白身魚のサフラン・スープ仕立て<br /> ・ラムのグリル<br /> ・(デザート)レモンのムース<br /><br />さすがにおいしい〜〜〜♪♪ 素材の味を活かしながらも、手をかけた丁寧な料理。全体的に重過ぎず、軽すぎず、味付けもちょうどいい感じです。とくにアントレのオマールと白身魚はもう絶品!(もう一度食べたいぞ) 夫もわたしもジビエ料理が苦手なので、唯一、鳩のソテーだけはあまり好みではありませんでしたが……。<br /><br />夕食をしていた2時間半は本当に夢の世界でありました。<br /><br />

    夕食までまだ少し時間があったので、お城のテラスでお茶することにしました。といっても、夫はいつものごとくビールですが。

    * * * * * * * * * * * * * *

    夕食はお城のレストランにて。
    ここでの食事は今回の旅行でとくに楽しみにしていたことのひとつです(レストランはミシュランの星付き)。店内は天井が高く、重厚な雰囲気。まさにシュロスという感じです。窓際の席に案内され、ひととき夢の世界へ――

    メニューにはコース料理が数種類あり、わたしたちは5皿のコースをチョイス。その献立はこんな感じでした。

     ・(アミューズ)マグロのカルパッチョ
     ・(アントレ)オマールづくしの一皿(5種類のオマール)
     ・鳩のソテー
     ・白身魚のサフラン・スープ仕立て
     ・ラムのグリル
     ・(デザート)レモンのムース

    さすがにおいしい〜〜〜♪♪ 素材の味を活かしながらも、手をかけた丁寧な料理。全体的に重過ぎず、軽すぎず、味付けもちょうどいい感じです。とくにアントレのオマールと白身魚はもう絶品!(もう一度食べたいぞ) 夫もわたしもジビエ料理が苦手なので、唯一、鳩のソテーだけはあまり好みではありませんでしたが……。

    夕食をしていた2時間半は本当に夢の世界でありました。

  • 昨夜はぐっすり眠れて、気分爽快。<br /><br />朝食はお城の中にある、朝食サロンにて。<br />ビュッフェ形式ですが、卵料理は別に作ってもらえます。<br /><br />中央のカウンターにきれいに盛り付けられたハムやチーズ、果物、パンなどが並んでいます(種類豊富)。まん中に立っている赤い機械は生ハムのスライサー。削りたての生ハムって、ふわっと香ばしい香りがしてとてもおいしい〜。

    昨夜はぐっすり眠れて、気分爽快。

    朝食はお城の中にある、朝食サロンにて。
    ビュッフェ形式ですが、卵料理は別に作ってもらえます。

    中央のカウンターにきれいに盛り付けられたハムやチーズ、果物、パンなどが並んでいます(種類豊富)。まん中に立っている赤い機械は生ハムのスライサー。削りたての生ハムって、ふわっと香ばしい香りがしてとてもおいしい〜。

  • 朝食の風景。<br /><br />旅行をしているとき、朝が一番うれしいです。起きたらおいしい朝食が待っているって、とても幸せ(夫が朝ごはんを作ってくれることなんてまずないから)。

    朝食の風景。

    旅行をしているとき、朝が一番うれしいです。起きたらおいしい朝食が待っているって、とても幸せ(夫が朝ごはんを作ってくれることなんてまずないから)。

  • ゆっくり朝ごはんを食べたあと、お城のまわりを散歩しました。

    ゆっくり朝ごはんを食べたあと、お城のまわりを散歩しました。

  • お城の庭園。

    お城の庭園。

  • お城はシンメトリーになっています。左右の塔がメルヘンしてます。<br /><br />青空にお城が映えるな〜。

    お城はシンメトリーになっています。左右の塔がメルヘンしてます。

    青空にお城が映えるな〜。

  • ちょうど藤の季節で、咲き誇る花がとても綺麗。

    ちょうど藤の季節で、咲き誇る花がとても綺麗。

  • お城の周囲を濠がぐるっとめぐっています。<br />左の建物はスパになっていました。ワールドカップのとき、ジダンやアンリもこのスパで汗を流したのかなぁ。<br />行く時間がなくてちょっと残念。

    お城の周囲を濠がぐるっとめぐっています。
    左の建物はスパになっていました。ワールドカップのとき、ジダンやアンリもこのスパで汗を流したのかなぁ。
    行く時間がなくてちょっと残念。

  • アーチの横に「わんこはダメよ」「車もダメよ」「バイクもダメよ」のプレートが。これに気づかず、昨日はここを車で通ってしまったわたしたち(あとでホテルのスタッフにゲスト用駐車場へ誘導されました……)。

    アーチの横に「わんこはダメよ」「車もダメよ」「バイクもダメよ」のプレートが。これに気づかず、昨日はここを車で通ってしまったわたしたち(あとでホテルのスタッフにゲスト用駐車場へ誘導されました……)。

  • いいお天気! 新緑がまぶしいです。<br /><br />

    いいお天気! 新緑がまぶしいです。

  • ここがお城の入り口。<br /><br />さて、ホテルをチェック・アウトして、今日は木組みの町ハン・ミュンデンへ向かいます。<br /><br />駐車場から車を出すとき、ゴルフへでかける何組かの宿泊客とすれ違いました。ホテルの隣りがゴルフ場なので、ゴルフ・バッグをキャリーに載せて歩いていけます。こんなにいいお天気の中でのプレーは最高でしょうね。

    ここがお城の入り口。

    さて、ホテルをチェック・アウトして、今日は木組みの町ハン・ミュンデンへ向かいます。

    駐車場から車を出すとき、ゴルフへでかける何組かの宿泊客とすれ違いました。ホテルの隣りがゴルフ場なので、ゴルフ・バッグをキャリーに載せて歩いていけます。こんなにいいお天気の中でのプレーは最高でしょうね。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • jijidarumaさん 2014/10/01 15:04:33
    古城ホテルの“ロゴマーク”はAnanasアナナス(=パイナップル)!!
    ショコラさん

    旅行記にご投票を頂きありがとうございました。またコメントのご返信も拝読しました。ありがとうございます。

    一昨日、古城ホテル ミュンヒハウゼンに2泊した旅行記を書いていました。
    幸い早めの予約で、古城ホテルの滞在とミシュランの星付きレストラン:Renaissance-Raeumenルネサンス・ロイメンを楽しむことができました。

    今春の旅の旅行記を9月1日から書き出し、いまだに続けているのですが(4Travelに掲載中ではなく)、実はこのロゴマークが気になっていました。普通、古城ホテルですと、かつての城主の紋章を利用しますので、不思議でした。偶々目にしたショコラさんの旅行記でそのことに言及しておられたので、より調べてみたくなりました。

    以下はその結果です。
    ご参考までに私の旅行記の抜粋をコメント欄に書き込みました。
    少々長いのですが、ご容赦ください。
    XXX

    1985年から2002年まで、Schloss Schwoebberシュヴェプバー城はゴルフ場のクラブハウス、ゴルフ客の宿泊ホテルとして利用される。
    1992年の10月、シュヴェプバー城の3翼のうち、本館中央の翼が大火災になった。
    2002年、Ursula und Friedrich Popkenウルスラ&フリードリヒ・ポプケン夫妻(ファッショングループPopkenのオーナー・・30ヶ国、700支店、グループ従業員4千人)が、シュヴェプバー城を購入した。その間、崩壊しそうになっていた古城を修理・改装し、3500万ユーロ(約49億円)を投資して、近代的な建物に甦らせた。
    2004年、シュヴェプバー城のかつての城主ミュンヒハウゼン男爵の名前を取って、古城ホテル ミュンヒハウゼンとし、グルメ・レストランを持つ5星ホテルを開業した。

    ところで、古城ホテル ミュンヒハウゼンの“ロゴマーク”はAnanasアナナス(=パイナップル)です。古城ホテルのレストランのメニュー、請求書などにパイナップルがデザインされていますが、こうした古城ホテルには大変珍しいもので、かつての城主であるミュンヒハウゼン男爵の紋章とはもちろん違っていました。不思議でしたので調べてみると、Ananas-Denkmalアナナス(=パイナップル)記念碑が庭園前に立つ写真を見つけました。
    写真の碑文を読むと、“Zar Peter der Grosse von Russlandロシアのピョートル大帝Peter I(1672〜1725年)が1716年の夏に Schloss Schwoebber シュヴェプバー城を訪問した。城内庭園でアナナス(=パイナップル)の栽培がおこなわれていた。”とありました。
    この事を記念した碑から思うと、新しく出発を迎えた古城ホテル ミュンヒハウゼンが、“ロゴマーク”にアナナス(=パイナップル)を使用したのも分かる気がします。

    アナナス(=パイナップル)は18世紀の初めにヨーロッパ中央部に伝わったというもので、ロシアのピョートル大帝が当時、ヨーロッパの大きな植物の蒐集者であったことは1715年の頃には世上良く知られていたから、ピョートル大帝がシュヴェプバー城の客になった際、シュヴェプバー城のOrangerieオランジェリー(温室植物園)で栽培されていたアナナス(=パイナップル)に興味を持ったのも当然でしょう。 
    シュヴェプバー城の庭園は当時でも有名であったから、ピョートル大帝が訪れたのか、はたまたアナナス(=パイナップル)の栽培に興味があって来たのか?よく分かりません。
    もう一つの可能性を付け加えると、『ほら吹き男爵の冒険』で有名な、18世紀のカール・フリードリヒ・ヒエロニュムス・ミュンヒハウゼン男爵はロシア軍騎兵少尉となり、およそ15年を過ごしたという経歴から、大帝のシュヴェプバー城訪問の背景にある。さて・・・。

    XXX

    jijidaruma

    <ドイツの旅:北方2州を巡る>

    http://4travel.jp/travelogue/10883955

    ショコラ

    ショコラさん からの返信 2014/10/01 22:27:40
    RE: 古城ホテルの“ロゴマーク”はAnanasアナナス(=パイナップル)!!

    jijidarumaさん、こんにちは。

    アナナスについて詳細な情報をありがとうございます!
    ミュンヒハウゼンに2泊もされたんですね。それも古城の客室に! いいですね〜。

    ホテルのロゴが18世紀に城の温室でアナナスが栽培されていたことに由来しているんだろうな程度のことしか知らなかったので、教えてくださってうれしいです。そういう歴史と経緯があったのですね。なるほど〜。

    jijidarumaさんは本当にたくさんの古城にお泊りになっていらっしゃるのですね。古城ホテルは、そこに泊ることでその時代を体感できますし、その城がたどってきた歴史を知るという楽しみもありますね。わたしはまだ数ヵ所しか泊ったことがないのですが、手元のドイツ古城ホテルガイドを眺めながら、いつかここに泊ってみたいなどと夢をふくらませています。いつになるかわかりませんが〜。

    情報をありがとうございました。
    ではまた!

    ショコラ

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