ポルトガル 旅の記録 【８日目 エストレモス】

2008/04/30 - 2008/04/30

モンサラーシュの帰り道、エヴォラで丁度乗り継ぎのいいバスを見つけた。【Ｅｓｔｒｅｍｏｚ】行き。
乗ってみよう！

エストレモスの印象は、明るい雰囲気の居心地の良い街。
そして、おじさんの街。

エリア エストレモス(ポルトガル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス

モンサラーシュからの帰り道、エヴォラでタイミングよくエストレモスのバスに乗れました。
所要時間３０分。
エストレモスに着き、バスを降りて感じた第一印象は、
街の色が明るくて陽気そうな街だなぁ〜でした。

バスは廃線になった鉄道の駅舎前に到着します。

古い駅舎をバスターミナルとして使ってました。
アズレージョがとてもキレイな建物なんだけど、
ほとんど手入れをしてないらしく、
壁が崩れかけてたり、トイレの周りは草ボーボー。

草が生い茂った線路は、
強い日差しに照らされて、
いっそう物悲しさを感じさせました。

ロシオ広場の方へ歩いていきます。
広場というよりは、ロシオ駐車場(?)と思うほど、
車がたくさん停まってました。

とりあえず、腹ごしらえ。
ロシオ広場近くの道を適当に入って、
最初に目に着いたお店に入りました。
お昼だったので、ランチセットを注文。
他にお客さんは地元のおじさんが一人。
味は塩分もほどよく、おいしかったです。

食後の散歩がてら、広場を横切りお城の方に向かいます。

できるだけ、車の通らなそうな道を選びお城へ。
石畳の道はタイヤの音が大きく響いて、
ちょっと苦手です。

お城へ到着

丘の上に建ってるような感じです。

城壁をくぐり中へ

きれいな白壁の家が続いています。
ここで、一つ気づきました。
落書きがない！！
リスボンでは、落書きの無い壁を見つけるのが一苦労でしたが、ここでは、落書きを見つけるのが一苦労。
というか、ほとんど、落書きが無かったです(^^)

小さな玄関

サンタ・イザベル王妃礼拝堂に到着

ポサーダがありました。
ちょっとお腹が痛くなってきたけど、
「トイレ貸してくださ〜い」
と言える雰囲気じゃなかったです。。。

城壁からの眺め
西側は牧歌的な感じです。

城を抜けて
ロシオ広場とは反対側の方へ。

なだらかな斜面に沿うように家が建っていました。

庭の大きな家
ロシオ広場と反対側のこの一体は、
人の気配はするものの、
静かでのんびりした感じでした。

城へ戻り、またロシオ広場の方へ向けて散策

白壁がキレイです。
昔の街灯がない時代、
満月の晩になると、街が青白く輝いて
さぞや美しかったんだろうなぁ
と思いました。

街を散策していたら、
偶然、昨晩モンサラーシュの宿で一緒だったご家族とすれ違いました。
奥さんと目と目で挨拶。

世間って広いようで、狭いよなぁ〜。。。

進入禁止の柵を作りに作業車が。
あきらかに、仕事と関係ない人まで荷台に乗ってきて、楽しいそうにおしゃべりしながら、あっという間に去っていきました。
自由だなぁ。。。

疲れた時のパステラリア。
お気に入りのガラオン(ホットミルクコーヒー）と
吸いやすかったタバコ

散歩に疲れたとき、のどが渇いたとき、
トイレに行きたいとき、小腹が空いたとき、
至る所に点在しているパステラリアは、
とても便利でした。

パステラリアで一服しながら周りを見回していたら、
お昼とちょっと様子が変わっていることに気づきました。
なんだか、おじさんがばっかり目につきます。

パステラリアもおじさんでいっぱい

ロシオ広場へ行ってびっくり！
おじさん密度が凄まじかったです。

ベンチというベンチは全ておじさんで埋め尽くされ、座れないおじさんも何するわけでもなく、ボーッと立ち尽くしてます。
何か輪投げみたいなゲームに興じているおじさんグループや、
私達が目の前を歩くと、一斉に顔が私達をおってくるおじさんグループも。
きっと、彼らに３０分は話題を提供することができたと思います。

エストレモスは落書きの少ないきれいな街でした。
にぎやかというほど、騒々しくもなく、
のどかというほど、静かでもなく。
ほどよく居心地の良い街でした。

帰りは、偶然、１７：１５分発のリスボン行きのバスがあったので、それに乗りました。
満員。
一緒に乗っていた高校生集団がめちゃうるさくて、
エヴォラ経由でまったり帰ればよかったと
ちょっと後悔しました。
でも、想像を絶するうるささに、
なんだか外国の青春映画を見ているようで、
途中から目が離せなくなりました。