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<2004年11月6日(土)><br /><br /> 明日の早朝出発なので、実質今日が最後の日となりました。私の場合、Ogさん、Enちゃんとご一緒に第1陣と出発し、明日までの8泊9日の長逗留になりました。この間、楽しい思い出ばかりが積み上がりました。日本へ戻ってからの旅行記の取り纏めが大変になりそうです。撮った写真も1600枚程ありました。<br /><br /><今朝もOgさんが朝食を><br /> 今朝も早起きして、Ogさんが朝食を作ってくれました。焼きたての鯵の干物も食卓に並びました。本当に申し訳ない贅沢をさせていただきました。<br /> Enちゃんも同席の時の雑談です。「中国では旦那さんが朝食を作るのが普通です」といった中国の生活様式の話でした。「でも、お父さんは作っていなかったようです(オフレコでしたか?)」と言った話も飛び出しました。<br /><br /><上海博物館><br /> 今回の旅行で、個人的に見学したかったのが上海博物館と上海美術館でした。美術館の方は実現しませんでしたが、博物館の方は2時間ほどかけて見学することが出来ました。特別展も併設されており、見所がありました。次回の機会には、更に時間をかけて見学したいと思っています。S.P.先生に所縁の深い施設とお聞きしました。<br /> 写真撮影も規制されていませんでした。かなりの数の写真が撮れましたが、この後で、別冊写真集として編集する予定です。そんな事情から、ここでは簡単に触れるだけにします。<br /> 特に印象残ったことを一つだけ記します。中国と韓国の陶器に関する印象です。韓国で国宝に指定されている青磁、白磁その他の焼物を眼にする機会が多くありましたが、今回の見学で、殊にそのデザインのルーツのようなものが見えました。<br /> 正確な製作年を比較したわけではありませんが、こちらの品が古い年代であるのは間違いがないでしょう。ただ、韓国の焼物は、洗練された技術と形式美の価値が素晴らしいことに変わりはありません。韓国を焦土としただけでなく、陶工たちを日本へ連れ去った秀吉が、今でも恨まれているのは止むを得ないかも知れません。<br /><br /><お茶の専門店での買い物><br /> お茶の専門店は運転手のチョウさんの紹介のようでしたが、タエさんもご存知のお店のようでした。Enちゃんも正直ベースのこのお店が気に入られているようでした。<br /> 私も買い物のメインはお茶でした。今年の3月にも台北で高山ウーロン茶を大量に買いましたので、まだ手元に随分残っていますが、余ったら早めにプレゼントするだけのことです。この旅行の後でも台北旅行が決定していますから、少しだけ控えようとも思っていました。<br /> その専門店は下町の専門店外の中にありました。店先に立派な一枚板の茶席があり、そこで各種のお茶を試飲させていただきました。<br /> 烏龍茶は鉄観音がメインのようでしたが、高山茶もありました。いくつか飲み比べ、結局高山烏龍茶にしました。その場で小分けして、真空パックにしてもらいました。<br /> そのパックは鉄観音ですが、中身は高山烏龍茶です。たまたま高山茶用の真空パック用の袋がなかっただけです。ほとんど値引きしてもらえませんでしたが、正直ベースの商売を前提と言うことで、それ以上はお願いしませんでした。変わりに別のお茶のプレゼントがありました。<br /><br /><列車レストランでの夕食><br /> Enちゃんが選んでくれた最後の夕食も、1875年創業の「上海老站餐庁(お店のパンフレットの表記)」、由緒ある老舗中の老舗でした。昔の駅(站)がベースになっていて、列車がそのままレストランに改造してありました。見学するだけでも価値があるお店です。<br /> ガイドブックには「上海老飯店(シャンハ・ラオファンディエン)」と記されているようですが、同じ店のことです。国賓や要人も使用する風格のあるお店です。<br /> この店で食べたメニューでは、鱶鰭(フカヒレ)スープを最初にあげておきます。たっぷりと鱶鰭が入っており、全員同じものを頼みました。値段も高かったようです。この日は余り混んでなく、ゆっくりと上海料理の数々を楽しみました。<br /><br /><足裏マッサージ><br /> 旅の後半は、4日続けて足裏マッサージに通いました。杭州から戻った3日の夜から、出発前日の6日の夜までです。リュック一つだけの荷物は、お土産で倍以上に膨らんでしまいましたが、フットワークの方は足裏マッサージが随分効いて、「来た時よりも軽かった」状態になりました。<br /> その料金がたったの300円、25元でした。普段は30元ほどのようですが割引期間中でした。もし、30元としても、400円弱のことです。<br /> 薬草を入れた少し熱めのお湯に足を浸し、肩のマッサージの後、たっぷりと合計1時間、足裏マッサージをしてもらっての値段ですから、病み付きになってしまいました。帰国した後に、何人かの人にその話をしましたら、例外なく「中国に足裏マッサージに行きた〜い」と言う反応でした。<br /> 私の場合、土踏まずの辺りの強いマッサージの時に、かなり強い痛みを感じましたが、共通して「肝臓」の話が出てきました。思い当たる節もありますので、少し力を抜いてマッサージしてもらいました。それで、つい、ウトウトと30分ほどは夢心地です。<br />私自身、今回の旅行がきっかけで、足裏マッサージだけでも上海旅行をしたいほどファンになって仕舞いました。<br /><br /><br /> 上海の自由市場に人溢れ物も溢れて明日拓けゆく<br /><br /> 時止れ叶ぬ願ふと過ぎる旅の終りの近しこの夜

2004秋、中国旅行記5(32)11月6日(1)上海・上海博物館、お茶の専門街

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2004/10/30 - 2004/11/07

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

<2004年11月6日(土)>

 明日の早朝出発なので、実質今日が最後の日となりました。私の場合、Ogさん、Enちゃんとご一緒に第1陣と出発し、明日までの8泊9日の長逗留になりました。この間、楽しい思い出ばかりが積み上がりました。日本へ戻ってからの旅行記の取り纏めが大変になりそうです。撮った写真も1600枚程ありました。

<今朝もOgさんが朝食を>
 今朝も早起きして、Ogさんが朝食を作ってくれました。焼きたての鯵の干物も食卓に並びました。本当に申し訳ない贅沢をさせていただきました。
 Enちゃんも同席の時の雑談です。「中国では旦那さんが朝食を作るのが普通です」といった中国の生活様式の話でした。「でも、お父さんは作っていなかったようです(オフレコでしたか?)」と言った話も飛び出しました。

<上海博物館>
 今回の旅行で、個人的に見学したかったのが上海博物館と上海美術館でした。美術館の方は実現しませんでしたが、博物館の方は2時間ほどかけて見学することが出来ました。特別展も併設されており、見所がありました。次回の機会には、更に時間をかけて見学したいと思っています。S.P.先生に所縁の深い施設とお聞きしました。
 写真撮影も規制されていませんでした。かなりの数の写真が撮れましたが、この後で、別冊写真集として編集する予定です。そんな事情から、ここでは簡単に触れるだけにします。
 特に印象残ったことを一つだけ記します。中国と韓国の陶器に関する印象です。韓国で国宝に指定されている青磁、白磁その他の焼物を眼にする機会が多くありましたが、今回の見学で、殊にそのデザインのルーツのようなものが見えました。
 正確な製作年を比較したわけではありませんが、こちらの品が古い年代であるのは間違いがないでしょう。ただ、韓国の焼物は、洗練された技術と形式美の価値が素晴らしいことに変わりはありません。韓国を焦土としただけでなく、陶工たちを日本へ連れ去った秀吉が、今でも恨まれているのは止むを得ないかも知れません。

<お茶の専門店での買い物>
 お茶の専門店は運転手のチョウさんの紹介のようでしたが、タエさんもご存知のお店のようでした。Enちゃんも正直ベースのこのお店が気に入られているようでした。
 私も買い物のメインはお茶でした。今年の3月にも台北で高山ウーロン茶を大量に買いましたので、まだ手元に随分残っていますが、余ったら早めにプレゼントするだけのことです。この旅行の後でも台北旅行が決定していますから、少しだけ控えようとも思っていました。
 その専門店は下町の専門店外の中にありました。店先に立派な一枚板の茶席があり、そこで各種のお茶を試飲させていただきました。
 烏龍茶は鉄観音がメインのようでしたが、高山茶もありました。いくつか飲み比べ、結局高山烏龍茶にしました。その場で小分けして、真空パックにしてもらいました。
 そのパックは鉄観音ですが、中身は高山烏龍茶です。たまたま高山茶用の真空パック用の袋がなかっただけです。ほとんど値引きしてもらえませんでしたが、正直ベースの商売を前提と言うことで、それ以上はお願いしませんでした。変わりに別のお茶のプレゼントがありました。

<列車レストランでの夕食>
 Enちゃんが選んでくれた最後の夕食も、1875年創業の「上海老站餐庁(お店のパンフレットの表記)」、由緒ある老舗中の老舗でした。昔の駅(站)がベースになっていて、列車がそのままレストランに改造してありました。見学するだけでも価値があるお店です。
 ガイドブックには「上海老飯店(シャンハ・ラオファンディエン)」と記されているようですが、同じ店のことです。国賓や要人も使用する風格のあるお店です。
 この店で食べたメニューでは、鱶鰭(フカヒレ)スープを最初にあげておきます。たっぷりと鱶鰭が入っており、全員同じものを頼みました。値段も高かったようです。この日は余り混んでなく、ゆっくりと上海料理の数々を楽しみました。

<足裏マッサージ>
 旅の後半は、4日続けて足裏マッサージに通いました。杭州から戻った3日の夜から、出発前日の6日の夜までです。リュック一つだけの荷物は、お土産で倍以上に膨らんでしまいましたが、フットワークの方は足裏マッサージが随分効いて、「来た時よりも軽かった」状態になりました。
 その料金がたったの300円、25元でした。普段は30元ほどのようですが割引期間中でした。もし、30元としても、400円弱のことです。
 薬草を入れた少し熱めのお湯に足を浸し、肩のマッサージの後、たっぷりと合計1時間、足裏マッサージをしてもらっての値段ですから、病み付きになってしまいました。帰国した後に、何人かの人にその話をしましたら、例外なく「中国に足裏マッサージに行きた〜い」と言う反応でした。
 私の場合、土踏まずの辺りの強いマッサージの時に、かなり強い痛みを感じましたが、共通して「肝臓」の話が出てきました。思い当たる節もありますので、少し力を抜いてマッサージしてもらいました。それで、つい、ウトウトと30分ほどは夢心地です。
私自身、今回の旅行がきっかけで、足裏マッサージだけでも上海旅行をしたいほどファンになって仕舞いました。


 上海の自由市場に人溢れ物も溢れて明日拓けゆく

 時止れ叶ぬ願ふと過ぎる旅の終りの近しこの夜

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  • お茶の専門店、卸のお店です。この立派なテーブルの上で、何杯も試飲してからお茶を買い求めました。私は高山烏龍茶でした。

    お茶の専門店、卸のお店です。この立派なテーブルの上で、何杯も試飲してからお茶を買い求めました。私は高山烏龍茶でした。

  • 棚に並んだお茶の数々です。個人の場合も、贈り物の場合も500グラム単位などでは、使いにくいので、小分けにして真空パックをお願いしました。

    棚に並んだお茶の数々です。個人の場合も、贈り物の場合も500グラム単位などでは、使いにくいので、小分けにして真空パックをお願いしました。

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2004秋、中国旅行記5(下巻)

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