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<2004年11月3日(水)><br /><br /> 杭州は西湖の畔、ホテルの快適なルームで朝を迎えました。今までに経験がないほどの充実した一日の始まりでした。昨晩、ホテルに戻ったとき、一輪のバラと1個のチョコレートが部屋に届けてあり、細かな気遣いを実感させてもらいました。チョコレートはリュックに仕舞い、バラは、萎れないよう、ガラスコップに半分ほど水を入れて挿しておきました。<br /> 今日も一日、杭州の観光ができることだけで、胸が弾んできました。<br /><br /><早朝の西湖湖畔散策><br /> 昨晩の西湖の畔の景色が良かったので、朝早く起きて西湖の畔や庭内の散歩をしました。朝日が当たり一面を、薄赤く色を染めていた時間帯でした。昨夕の夕日、今朝の朝日をともに体験することができました。これだけでも西湖にやって来た甲斐がありました。<br /> 西湖は少し朝霧がかかって、何ともいえない風情がありました。広い庭内にはテニスコート、河畔のベンチ、オープンカフェーのテーブルなどがありましたが、朝の早い時間は閑散としていて、散歩には最高の雰囲気でした。河畔に出て振り返ると、雷峰塔が朝日に輝いていました。対岸には三潭印月(サンタンインユエ)と、その手前にある石塔が微かに遠望できました。「湖中に島あり、島中に湖あり」と形容されるこの島には渡りませんでしたが、朝の静かなたたずまいの中で、詩人ならずとも詩情が沸いてきました。しかし、カメラはその詩情には相応しくないようです。カメラに収めた風景に、しばらくはこの詩情を封印しておくことにしました。<br /> 一通り、湖畔での撮影を終えて6号楼に戻ると、皆さん方もそれぞれに早朝の散歩を楽しんでこられたようでした。それでも、朝食前に、もう一度揃って庭内の散歩を楽しみました。<br /><br /><朝食のレストラン><br /> Taさんはまだ本調子ではないらしく、朝食はやめてコーヒーだけにされることになりました。それで8時半頃になったのでレストランを探しました。喫茶店は8時開店、レストランは8時半開店など、少し時間帯が違っているようでした。<br /> 朝食の場所は餐庁にある「宴会大庁」でした。この呼び方は、60元で入手した「浙江西子賓館 汪荘」のパンフレットに記載してあったものです。案内された宴会大庁での朝食は、バイキング方式になっていました。どうやらお仕舞いの時間に近く、最初は私たちのメンバー以外には1組だけが見えたようです。8時くらいから開店していたようです。<br /> コーヒーなども用意されており、一流ホテル並みのサービスでした。会計の時、「上海の建国賓館のキャンセルで戻ってきたお金を使わせてください」と、Enちゃんにお願いしましたが、あまりに安かったのでびっくりしました。600元ほどの払い戻しのお金がありましたが、4人分で200元ほどでした。別の場所で、コーヒーだけを飲まれた人も同じ一人当たりの料金だったようです。コーヒー代が高かったのではなく、こちらのバイキングはお値打ちでした。<br /><br /><出発の時の一寸した出来事><br /> それぞれにレセプションホールでの精算を済ませて、車に戻った時のことです。Myちゃん以外の支払いは580元だったのに、一人680元請求されていました。私の部屋も見晴らしがよく、領収書に印刷された料金は1泊980元の部屋、(ルーム・レート)でした。しかし、請求は580元となっていましたので、その分だけを支払いました。今、手元にあるルームカードにも580元であることが印刷されてあります。<br /> それでもう一度レセプションホールに引き返し、100元を巡る返還交渉をすることになりました。結果は先方の請求間違いで、ちゃんと100元は戻ってきました。しかし、なかなかの難交渉でした。Enちゃんだけでなく、運転手のチョウさんも張り切って応援してくれました。<br /> 相手の受付の女性の方は、なかなか自分の間違いを認めず、とても、一人では敵う相手ではありませんでした。Enちゃんは「彼女は、今機嫌が悪いようです」とやんわりと表現されていました。お義姉さんにご迷惑がかかってもいけないので、バランスをとるのが難しかったのでしょう。<br /> MyちゃんやEnちゃんには申し訳ありませんでしたが、格好の旅行記の材料にさせてもらいました。<br /><br /><雷峰塔見学><br /> 雷峰塔は汪荘の裏庭ですから、ここが最初の見学地でした。「断橋残雪」「平湖秋月」などと並んで、「雷峰夕照」は西湖の名場面を演出しているようです。昨日見た夕暮れは、一生忘れられない風景です。<br /> 今の雷峰塔はエレベーター付の近代ビルに生まれ変わっていますが、元の石塔は1924年の倒壊したようです。今は、その礎石が新しい塔にそのまま保存されています。少し残念なのが、塔のほぼ正面にエレベーターがそのまま見えてしまうことです。しその部分を避けての写真はなかなか撮れません。<br /> 近代ビルですから、内部はよく企画された展示品が充実していました。紙数の関係で、この小冊子にはほんの一部か収録できませんが、雷峰塔の縁起などがレリーフ、画などで各階ごとに展示してありました。<br /> 上階からの西湖の眺めは最高でした。写真ではうまく表現できませんでしたから、収録してありません。昨晩泊まった汪荘が足下に見えました。四方の眺望が出来るのも魅力でした。必見の観光スポットです。<br /><br /><Mayuちゃんとの待合せ><br /> 今年の3月、Myちゃんが親善使節団で中国各地を訪問された際のメンバーとしてお友達になられたのがきっかけと、お聞きしました。携帯で連絡を取りながら、雷峰塔の見学が終わった後に、出入口付近で落ち合うことで調整が付いたようです。<br /> Mayuちゃんこと、Ooさんから頂いた名刺には「書道専攻」と記されていました。今年の9月にTsu大から留学されたそうです。書道の研究と、自らも書を認(したため)られるようです。最初のうちは生活リズム、食べ物・飲み物のことなので、かなり苦労されたとお聞きしました。<br /><br /><乞食鶏の昼食><br /> Mayuちゃんと合流できたところで、昼食です。飛来峰の入口横のお店でした。このお店の名物は俗称「乞食鶏」です。泥と葉っぱを使って包んだ様からきた呼び方のようです。若鳥の蒸し焼き料理です。「叫化童鶏」が本当の呼び方のようですが、こちらも何となく綺麗な名前ではないようです。帰りにお店で貰ったパンフレットには「富貴童鶏」と、これは立派過ぎるような名前が記されていました。<br /> この日のメニューでは、富貴童鶏のほか、大量のジュンサイ、壷入り年寄り鶏のスープ、蓋付蜜柑のなんとか(?)が印象に残りました。ジュンサイは西湖の名産のようです。<br /><br /><洞窟、霊隠寺見学><br /> 最初は飛来峰の麓の洞窟、摩崖仏の見学です。この案内は自分から売り込んできた学生さんらしい私設ガイドさんを先頭にしました。20元ぐらいの案内料ですから、一人当たりでは25円くらいです。<br /> 摩崖仏は五代呉越国時代から元代までに彫られた約340体があるとされます。こちらの入場券が20元で、この後見学した霊隠寺が25元でした。その入場券のモデルにされた太鼓腹の仏像も見学しました。出口の横の河に面した崖でした。日本風に表現すれば、七福神の布袋さんといった感じです。現地で入手した絵葉書には「弥勒仏」と記されていました。「弥勒菩薩」は、すらりとした姿態を想像しますので、何となく違和感が残りました。<br /> 霊隠寺(リンインスー)は、創建が東晋代の326年とされる西湖随一の古刹です。最盛期には3000人の僧侶を擁した大寺院です。現在残っている伽藍は清代のものが多いようです。<br /><br /><龍井茶の故郷><br /> 西湖の忘れてはいけない名物が龍井(ロンジン)茶です。そのお茶の故郷を訪ねました。ひなびたその銘茶の故郷は、西湖の西南、銭塘江よりは北に位置していました。途中、お茶畑の中を通りましたが、日本のお茶と比べると、葉が細く、先が少しとがっているように見えました。ただし、車の中からですから、正確な観察ではありません。<br /> 龍井泉を見学していた時に、地元の方が小さな木切れでその井戸の水をかき混ぜてくれました。すると、波とは直角方向に皺のような盛り上がりが微かに出現しました。その井戸の近くの店に立ち寄るつもりが、結局この人に案内されて、少し離れた家で龍井茶を試飲することになりました。試飲をすれば、後の結果は明白です。その場で缶に詰めてもらって取引が成立しました。<br /><br /><六和塔見学、中国のポロロッカ><br /> 六和塔(リゥフーター)は、アマゾン川のポロロッカ同じように、河の大規模な逆流が発生することで知られる銭塘江の北岸に位置しています。ポロロッカと同じ現象を、海嘯現象とも呼ばれます。「嘯」は「うそぶ(く)」の意味があります。<br /> 970年に銭塘江の氾濫を鎮めるために建てられたこの塔は、外見8角13層ですが、内部は7層とされます。高さは60mあります。今回、中までは見学しませんでした。<br /><br /><TnTnちゃんのこと><br /> TnTnちゃんは、Myちゃんが親善使節団で知り合った中国のお友達だそうです。授業を終えて、夜遅く駆けつけてくれました。<br /> TnTnちゃんは素晴らしい日本語を話す方で、2年ほどの日本留学を希望されているようでした。現時点で、語学では何の不自由もないクラスのようにお見受けしました。日本語の先生は中国の方で、本人は日本への渡航の経験はないとのことでした。<br /> 学校の寮が離れていて、これから1時間近くかけて戻らないといけないということなので、残念ながら、夕食はご一緒できませんでした。<br /><br /><楼外楼菜館での夕食><br /> 西湖の北に望む、創業が1848年の楼外楼菜館(ロウワイロウ・ツァイガン)はガイドブックの一番最初に記載されていた名店です。暗くなってからですから、地形は分かりませんでした。地図で確認しますと、白堤を渡った孤山(グーシャン)に位置していました。白堤は唐代に詩人の白居易によって築かれました。そのことを理解せずに渡ってしまったのが、本当に残念でした。<br /> この名店、ひょっとしたら、昨日Enちゃんがキャンセルしたお店かも知れません。帰りに貰ってきたパンフレットには、西湖に浮かぶ唯一の自然島だった孤山の南に、このお店の位置が記されていました。メニューには「乾隆菜」といった中国の皇帝の名前を冠したセットがありました。<br /> この楼外楼菜館は、かって、魯迅や孫文も訪れたことがあるお店です。案内されたテーブルは、まるでフランスのベルサイユ宮殿を思わせるような、白と金色を基調とした内装の部屋の中でした。<br /><br /><再び上海へ><br /> 食事を済ませた後、最初に、Mayuちゃんを送り届けてから夜道を上海まで戻りました。今度はOgさんの運転は無しでした。<br /><br /><br /> 朝明の西湖の霧はまだ晴ず竹の林を透し見る島<br /><br /> 雷峰の黄金の水煙聳え立ち朝日の射て一日始る<br />

2004秋、中国旅行記5(21):11月3日(1)杭州・汪荘、西湖湖畔、雷峰塔

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2004/10/30 - 2004/11/07

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

<2004年11月3日(水)>

 杭州は西湖の畔、ホテルの快適なルームで朝を迎えました。今までに経験がないほどの充実した一日の始まりでした。昨晩、ホテルに戻ったとき、一輪のバラと1個のチョコレートが部屋に届けてあり、細かな気遣いを実感させてもらいました。チョコレートはリュックに仕舞い、バラは、萎れないよう、ガラスコップに半分ほど水を入れて挿しておきました。
 今日も一日、杭州の観光ができることだけで、胸が弾んできました。

<早朝の西湖湖畔散策>
 昨晩の西湖の畔の景色が良かったので、朝早く起きて西湖の畔や庭内の散歩をしました。朝日が当たり一面を、薄赤く色を染めていた時間帯でした。昨夕の夕日、今朝の朝日をともに体験することができました。これだけでも西湖にやって来た甲斐がありました。
 西湖は少し朝霧がかかって、何ともいえない風情がありました。広い庭内にはテニスコート、河畔のベンチ、オープンカフェーのテーブルなどがありましたが、朝の早い時間は閑散としていて、散歩には最高の雰囲気でした。河畔に出て振り返ると、雷峰塔が朝日に輝いていました。対岸には三潭印月(サンタンインユエ)と、その手前にある石塔が微かに遠望できました。「湖中に島あり、島中に湖あり」と形容されるこの島には渡りませんでしたが、朝の静かなたたずまいの中で、詩人ならずとも詩情が沸いてきました。しかし、カメラはその詩情には相応しくないようです。カメラに収めた風景に、しばらくはこの詩情を封印しておくことにしました。
 一通り、湖畔での撮影を終えて6号楼に戻ると、皆さん方もそれぞれに早朝の散歩を楽しんでこられたようでした。それでも、朝食前に、もう一度揃って庭内の散歩を楽しみました。

<朝食のレストラン>
 Taさんはまだ本調子ではないらしく、朝食はやめてコーヒーだけにされることになりました。それで8時半頃になったのでレストランを探しました。喫茶店は8時開店、レストランは8時半開店など、少し時間帯が違っているようでした。
 朝食の場所は餐庁にある「宴会大庁」でした。この呼び方は、60元で入手した「浙江西子賓館 汪荘」のパンフレットに記載してあったものです。案内された宴会大庁での朝食は、バイキング方式になっていました。どうやらお仕舞いの時間に近く、最初は私たちのメンバー以外には1組だけが見えたようです。8時くらいから開店していたようです。
 コーヒーなども用意されており、一流ホテル並みのサービスでした。会計の時、「上海の建国賓館のキャンセルで戻ってきたお金を使わせてください」と、Enちゃんにお願いしましたが、あまりに安かったのでびっくりしました。600元ほどの払い戻しのお金がありましたが、4人分で200元ほどでした。別の場所で、コーヒーだけを飲まれた人も同じ一人当たりの料金だったようです。コーヒー代が高かったのではなく、こちらのバイキングはお値打ちでした。

<出発の時の一寸した出来事>
 それぞれにレセプションホールでの精算を済ませて、車に戻った時のことです。Myちゃん以外の支払いは580元だったのに、一人680元請求されていました。私の部屋も見晴らしがよく、領収書に印刷された料金は1泊980元の部屋、(ルーム・レート)でした。しかし、請求は580元となっていましたので、その分だけを支払いました。今、手元にあるルームカードにも580元であることが印刷されてあります。
 それでもう一度レセプションホールに引き返し、100元を巡る返還交渉をすることになりました。結果は先方の請求間違いで、ちゃんと100元は戻ってきました。しかし、なかなかの難交渉でした。Enちゃんだけでなく、運転手のチョウさんも張り切って応援してくれました。
 相手の受付の女性の方は、なかなか自分の間違いを認めず、とても、一人では敵う相手ではありませんでした。Enちゃんは「彼女は、今機嫌が悪いようです」とやんわりと表現されていました。お義姉さんにご迷惑がかかってもいけないので、バランスをとるのが難しかったのでしょう。
 MyちゃんやEnちゃんには申し訳ありませんでしたが、格好の旅行記の材料にさせてもらいました。

<雷峰塔見学>
 雷峰塔は汪荘の裏庭ですから、ここが最初の見学地でした。「断橋残雪」「平湖秋月」などと並んで、「雷峰夕照」は西湖の名場面を演出しているようです。昨日見た夕暮れは、一生忘れられない風景です。
 今の雷峰塔はエレベーター付の近代ビルに生まれ変わっていますが、元の石塔は1924年の倒壊したようです。今は、その礎石が新しい塔にそのまま保存されています。少し残念なのが、塔のほぼ正面にエレベーターがそのまま見えてしまうことです。しその部分を避けての写真はなかなか撮れません。
 近代ビルですから、内部はよく企画された展示品が充実していました。紙数の関係で、この小冊子にはほんの一部か収録できませんが、雷峰塔の縁起などがレリーフ、画などで各階ごとに展示してありました。
 上階からの西湖の眺めは最高でした。写真ではうまく表現できませんでしたから、収録してありません。昨晩泊まった汪荘が足下に見えました。四方の眺望が出来るのも魅力でした。必見の観光スポットです。

<Mayuちゃんとの待合せ>
 今年の3月、Myちゃんが親善使節団で中国各地を訪問された際のメンバーとしてお友達になられたのがきっかけと、お聞きしました。携帯で連絡を取りながら、雷峰塔の見学が終わった後に、出入口付近で落ち合うことで調整が付いたようです。
 Mayuちゃんこと、Ooさんから頂いた名刺には「書道専攻」と記されていました。今年の9月にTsu大から留学されたそうです。書道の研究と、自らも書を認(したため)られるようです。最初のうちは生活リズム、食べ物・飲み物のことなので、かなり苦労されたとお聞きしました。

<乞食鶏の昼食>
 Mayuちゃんと合流できたところで、昼食です。飛来峰の入口横のお店でした。このお店の名物は俗称「乞食鶏」です。泥と葉っぱを使って包んだ様からきた呼び方のようです。若鳥の蒸し焼き料理です。「叫化童鶏」が本当の呼び方のようですが、こちらも何となく綺麗な名前ではないようです。帰りにお店で貰ったパンフレットには「富貴童鶏」と、これは立派過ぎるような名前が記されていました。
 この日のメニューでは、富貴童鶏のほか、大量のジュンサイ、壷入り年寄り鶏のスープ、蓋付蜜柑のなんとか(?)が印象に残りました。ジュンサイは西湖の名産のようです。

<洞窟、霊隠寺見学>
 最初は飛来峰の麓の洞窟、摩崖仏の見学です。この案内は自分から売り込んできた学生さんらしい私設ガイドさんを先頭にしました。20元ぐらいの案内料ですから、一人当たりでは25円くらいです。
 摩崖仏は五代呉越国時代から元代までに彫られた約340体があるとされます。こちらの入場券が20元で、この後見学した霊隠寺が25元でした。その入場券のモデルにされた太鼓腹の仏像も見学しました。出口の横の河に面した崖でした。日本風に表現すれば、七福神の布袋さんといった感じです。現地で入手した絵葉書には「弥勒仏」と記されていました。「弥勒菩薩」は、すらりとした姿態を想像しますので、何となく違和感が残りました。
 霊隠寺(リンインスー)は、創建が東晋代の326年とされる西湖随一の古刹です。最盛期には3000人の僧侶を擁した大寺院です。現在残っている伽藍は清代のものが多いようです。

<龍井茶の故郷>
 西湖の忘れてはいけない名物が龍井(ロンジン)茶です。そのお茶の故郷を訪ねました。ひなびたその銘茶の故郷は、西湖の西南、銭塘江よりは北に位置していました。途中、お茶畑の中を通りましたが、日本のお茶と比べると、葉が細く、先が少しとがっているように見えました。ただし、車の中からですから、正確な観察ではありません。
 龍井泉を見学していた時に、地元の方が小さな木切れでその井戸の水をかき混ぜてくれました。すると、波とは直角方向に皺のような盛り上がりが微かに出現しました。その井戸の近くの店に立ち寄るつもりが、結局この人に案内されて、少し離れた家で龍井茶を試飲することになりました。試飲をすれば、後の結果は明白です。その場で缶に詰めてもらって取引が成立しました。

<六和塔見学、中国のポロロッカ>
 六和塔(リゥフーター)は、アマゾン川のポロロッカ同じように、河の大規模な逆流が発生することで知られる銭塘江の北岸に位置しています。ポロロッカと同じ現象を、海嘯現象とも呼ばれます。「嘯」は「うそぶ(く)」の意味があります。
 970年に銭塘江の氾濫を鎮めるために建てられたこの塔は、外見8角13層ですが、内部は7層とされます。高さは60mあります。今回、中までは見学しませんでした。

<TnTnちゃんのこと>
 TnTnちゃんは、Myちゃんが親善使節団で知り合った中国のお友達だそうです。授業を終えて、夜遅く駆けつけてくれました。
 TnTnちゃんは素晴らしい日本語を話す方で、2年ほどの日本留学を希望されているようでした。現時点で、語学では何の不自由もないクラスのようにお見受けしました。日本語の先生は中国の方で、本人は日本への渡航の経験はないとのことでした。
 学校の寮が離れていて、これから1時間近くかけて戻らないといけないということなので、残念ながら、夕食はご一緒できませんでした。

<楼外楼菜館での夕食>
 西湖の北に望む、創業が1848年の楼外楼菜館(ロウワイロウ・ツァイガン)はガイドブックの一番最初に記載されていた名店です。暗くなってからですから、地形は分かりませんでした。地図で確認しますと、白堤を渡った孤山(グーシャン)に位置していました。白堤は唐代に詩人の白居易によって築かれました。そのことを理解せずに渡ってしまったのが、本当に残念でした。
 この名店、ひょっとしたら、昨日Enちゃんがキャンセルしたお店かも知れません。帰りに貰ってきたパンフレットには、西湖に浮かぶ唯一の自然島だった孤山の南に、このお店の位置が記されていました。メニューには「乾隆菜」といった中国の皇帝の名前を冠したセットがありました。
 この楼外楼菜館は、かって、魯迅や孫文も訪れたことがあるお店です。案内されたテーブルは、まるでフランスのベルサイユ宮殿を思わせるような、白と金色を基調とした内装の部屋の中でした。

<再び上海へ>
 食事を済ませた後、最初に、Mayuちゃんを送り届けてから夜道を上海まで戻りました。今度はOgさんの運転は無しでした。


 朝明の西湖の霧はまだ晴ず竹の林を透し見る島

 雷峰の黄金の水煙聳え立ち朝日の射て一日始る

交通手段
観光バス タクシー
  • 昨晩ライトアップされていた雷峰塔です。今朝は朝日を受けて、先端の黄金色の屋根飾りを輝かせていました。

    昨晩ライトアップされていた雷峰塔です。今朝は朝日を受けて、先端の黄金色の屋根飾りを輝かせていました。

  • 西湖には竹林も柳もよく似合います。こちらは枝垂れ柳のほうです。朝靄がかかって、西湖の景色を一層幻想的なものにしていました。

    西湖には竹林も柳もよく似合います。こちらは枝垂れ柳のほうです。朝靄がかかって、西湖の景色を一層幻想的なものにしていました。

  • 柳の木の下のベンチに腰掛けたら、漢詩の一つも作ってみたくなるかもしれません。漢詩を作るのが無理なら、名作の一つも口ずさみたくなります。

    柳の木の下のベンチに腰掛けたら、漢詩の一つも作ってみたくなるかもしれません。漢詩を作るのが無理なら、名作の一つも口ずさみたくなります。

  • 西湖の畔はよく整備されていました。普段でも大勢の観光客が押しかける場所ではないようですから、整備の仕甲斐もあることでしょう。

    西湖の畔はよく整備されていました。普段でも大勢の観光客が押しかける場所ではないようですから、整備の仕甲斐もあることでしょう。

  • 竹林越に眺める西湖です。この場所に自生していたものではなく、移植された竹のように見えます。でも、朝日を浴びて、湖によく似合います。

    竹林越に眺める西湖です。この場所に自生していたものではなく、移植された竹のように見えます。でも、朝日を浴びて、湖によく似合います。

  • 素晴しいホテルに宿泊できましたので、翌朝は少し早く起きて構内を散歩しました。宿泊客の姿はほとんどなく、静かな朝でした。

    素晴しいホテルに宿泊できましたので、翌朝は少し早く起きて構内を散歩しました。宿泊客の姿はほとんどなく、静かな朝でした。

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2004秋、中国旅行記5(下巻)

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