ブダペスト＆ウィーン　2008春　カールス教会～32.5mの高さから至近距離の天井画を見よう～

2008/04/27 - 2008/04/27

バロック建築の傑作カールス教会。通常教会の天井画は見上げることしかできませんが、ここでは修復の為に設置されたリフトで32.5mの高さにあるドーム頂上付近まで上がることができます。見上げるだけではわからない絵画の緻密さ、計算された精巧さ等々、驚くばかりでした

エリア ウィーン(オーストリア)

• 交通手段: 鉄道

以前訪れたのは先に旅立つ友人を見送り、初海外一人歩きでドキドキしていた時。訪れるつもりはなかったのに迷い込んで辿り着いた12月の朝9時台。クリスマスマーケットの店舗もまだまだ準備中で人気も少なく、ちょっと怪し気な雰囲気も漂っていた場所。心細くなり、早く立ち去るのが吉！と一瞬で通り抜けました
↓ウィーン　2005クリスマスシーズン　4日目&5日目=最終日
http://4travel.jp/traveler/wol/album/10131794/

そんな教会も今回は印象が180度変わりました。春の昼間は人がいっぱいで、市民がゆったり寛ぐ空間(^^)

カールス教会 寺院・教会

そんなわけで前回怖くて教会の中にも入れず後悔したので、今回は是非中へ！と思ってやって来ました。入ってびっくり巨大な足場＆エレベーター！修復も年月とお金がかかるし、入場料を取れば一石二鳥！？

ちょっと商魂逞しい気もしましたが、こんな機会も滅多にないので楽しむことに(^^)

まずは一番高い所まで上ります。リフトを降りて、その後階段で上へ、上へ

写真はこの教会の最高地点。ドームの天井です。普段見えない所ですが、細かく描かれてます

天井画は三位一体にペストの消滅を願うボロメウスを称えたロットマイヤーの絵画だそうですが、全体に人がいっぱいい過ぎて、どれがボロメウスなのかわかりません(^_^;)

この教会はマリア・テレジアの父カール6世が1713年に襲ったウィーン史上17度目のペスト脅威が去った後に建てさせたもの

金色のキャベツ＝セセッシオンを上から見ることができました(^^)

真下はカールスプラッツ、12の番号の右側は楽友協会

楽友協会の向こう側にシュテファン寺院の北塔

リフトを降りてからはこんな階段を上ります。結構揺れます(^_^;)

下を見るとこんな感じ

距離感をリアルにするために、ここから先は極力望遠機能を使わずに撮影

天井画を間近で見る機会なんて滅多にないけれど、精巧に描かれてることに驚き。当たり前なんだろうけれど、本来人の目には見えない所ですものね

天井に近い部分はドームになっているため、曲面です。そこに遠近感含め、曲面を意識した描き方になっていてびっくり

この教会は1739年完成。当時はどうやって足場を組み、こんなに緻密な絵を描いたのでしょうか

コインを与えるエンジェル。コインのひとつひとつもはっきり見えます

外の金色に輝く鷲もこんなに近く

彫刻かと思いきや、これもペイント

まさに修復中！

これも全部ペイント

だいぶ降りて来ました。あんなに高い所にいたんですね〜(驚)

でもリフトはまだまだ下

途中の窓の前に階段があるのを見つけました。こんなに高い所に何故階段？見える見えないは関係なく、装飾ってあるんですね(@_@)

やっぱり間近で見るのと、下から見るのでは違います。下から見ることを前提に計算して描かれています

メイン祭壇の方向を見てみました

こちらはペイントではなく、ホンモノの装飾。様々な色の大理石もふんだんに使われています

さっき上から見つけた窓の前の階段。この高さまで降りて来ました

リフトの最上階まで降りて来ました

リフトで降りながら見たメイン祭壇

教会と言えばパイプオルガン

一瞬でもこの高さから見ることができたのが嬉しい♪

リフトから降り、足場の真下に行ってみました。つい先程まであのてっぺん近くにいたのが信じられない

メイン祭壇も高さがあります

自然光が降り注ぎます

絵画も素晴らしかったけれど、彫刻も見事です

大理石に金細工。ゴージャス☆説教台は木材も使用？

礼拝堂を出て美術館部分へ

階段の壁には各国語で掲示されています。日本語も

美術館へ上るらせん階段。らせん部分も柵も美しい

カールスプラッツには色鮮やかなお花が咲き乱れていました

お花越しに見る教会も良いですね(^^)