ブダペスト＆ウィーン　2008春　陸の旅～鉄道でブダペスト→ウィーン～

2008/04/27 - 2008/04/27

ブダペストからウィーンまで約3時間の鉄道の旅。車窓から一面の黄色の絨毯を眺め、コンパートメントで同室になったおじいさんと片言の会話を楽しみ、あっという間の3時間でした

以前ザルツブルク→ウィーンを空路移動しようとしたところ、満席で仕方なく鉄道移動。でも、この時鉄道移動の快適さと楽しさを知り、今回は迷わず鉄道移動を選択したのでした(^^)

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 交通手段: 鉄道

ブダペストの国鉄東駅(Budapest-Keleti pu.)からウィーンへと向かいます

↓ハンガリー国鉄、ブダペスト市内交通の時刻表や乗り方等の乗り物編はこちら
ブダペスト＆ウィーン　2008春　陸の旅〜国鉄・HEV・地下鉄・トラム・バス〜
http://4travel.jp/traveler/wol/album/10236906/

↓オーストリア国鉄サイト。当然のことながら、こちらで調べると料金はユーロ建て
http://www.oebb.at/en/

ブダペスト東駅 (ケレティ パーイアウドゥヴァル) 駅

1〜13番線まで横に広がる、広〜い東駅構内。実は見えない左右奥のほうまでホームが横に広がっています。この階段は6〜9番線の前辺り。凸←を上下逆さまにした感じが正面から見たホームの並びになります


天井から光が燦々と降り注ぎます

正面には大きなボード。出発ホームが表示されるまで、多くの人がこのボードの前で待っています

9:10発ウィーン西駅行きは5番線の発車と確認できました

改札はありませんが、ホーム入口に扉（開け放たれています）があり、その扉の辺りで係員に切符を見せて通ります

5番線に到着。凸を逆さまにして引っ込んだ部分なので、実は結構遠い(^_^;)

チケットは前日窓口でメモを見せながら、購入しておきました。クレジットカードでの支払いが可能です。国際線の窓口は正面入って右側、1階の端です

メモの内容は…
DD/MM/YYYY　←乗車日
FROM:Budapest-Keleti pu.
TO:Wien west Bahnhof
CLASS:2
2persons
ONE WAY

座席指定はしていませんが、乗車時間を聞かれました

この列車に乗車します。車両はハンガリー国鉄の車両でした。入線後、車両を連結していました

日本のようにホームと乗車口の高さが水平でないので、スーツケースの上げ降ろしはちょっと大変

ドア近くに貼ってある行き先案内。これを見て間違いがないことを確認！

ブダペスト東駅発のウィーン行きは、1時間毎に交互にウィーン西駅着、ウィーン南駅着があります。ホテルが西駅から地下鉄1本なので、西駅着を選びました

予約の有無はコンパートメント入口で確認。予約が入っていると、予約区間と予約者名が掲示されています。掲示がなかったので、ここは空き

2等車の6人用コンパートメント。通路側にはガラスドアがあります。スーツケースは上の棚へ（67cmと72cの両方載りました）。正面窓の下はテーブルとごみ箱

料金は6,335HUF/人=約\4,167（換算レート1HUF=0.65770）で、思っていたよりも安い(^^)。ウィーンで購入すると、単純計算で\1,000以上高い計算(@_@)

毎度のことながら、日本の新幹線って高過ぎる(T_T)と思います

いよいよ出発！ブダペスト、(T_T)/~~~　次はいつ来れるかなぁ

ドナウ河通過中

ブダペスト市街地では見かけなかった集合住宅が見えて来ました

カーブに差し掛かったところで、前のほうの車両が見えました。前のほうはOBB（オーストリア国鉄）カラー？ハンガリー国鉄もこの色？？？

赤い屋根が建ち並ぶ郊外

家がなくなったと思ったら、この広大な土地！！壮観！

2つ目ぐらいの停車駅で、ハンガリー人のおじいさんが同じコンパートメントに。ウィーンの息子さんご家族の所へ行くとのこと。しばし片言の英単語でお喋り(^^)

結構な頻度で車窓は一面の菜の花畑！\(^o^)／グドゥルーへ行った日は、少ししか菜の花畑を見ることができなかったので、嬉しくて♪

おじいさんにチョコレートを頂きました(^^)。お礼に何かないかと慌てて捜したところ、手元にあったのは機内食で出たあられの袋。差し上げたところ、そのままリュックの中へ。お気に召さなかったのか？用心されているのか？と思っていたら、ウィーンの3歳のお孫さんへのお土産にするとのこと(^^)。気に行って貰えたかなぁ？

車窓は右に左に菜の花畑がいくつも！見える度にワクワク。この季節で良かった(#^.^#)

列車には食堂車もありますし、車内販売のワゴンも周って来ます

もちろん検札も

大きな駅に到着しました。何処だ！？と地図を広げていると、おじいさんが国境の「Hegyeshalom」駅を指差して教えてくれました

しばし停車

ハンガリーもオーストリアもシェンゲン加盟国の為、パスポートチェックはありません

…が、「抜き打ちでチェックされることもある」と何処かで読みました。ウィーン到着時に日本人女性に声をかけられたのですが、ウィーンからブダペストを往復し、往路はチェックなし、復路はチェックがあったとのこと

手持ちのトーマスクックの「RAIL MAP of EUROPE」を車内で撮りました（矢印はブログアップ時に追加）。以前、ザルツブルクからウィーンへ移動した際に、手元に地図がなくてとても後悔しました（準備は完璧！荷物は少なく！と日本に置いて行ってしまいました）

知らない土地では、ガイドブックよりも細かい広域地図があったほうが、現在地・所要時間の感覚を掴む為に安心です。日本の大きな書店で\1,700ぐらい

国境を越えてオーストリアに入ると、風力発電のファンがずらっと並ぶ地域に

国境を越えると同時におじいさんの携帯が「ピロリン♪」と鳴りました。携帯のキャリアが代わった合図とのこと。私のFOMAも自動的にキャリアが代わっていました

おじいさんに「ウイーンからヤパンはどれくらい？」と聞かれました。「It takes…」と話し始めたところ、おじいさんは英語がわからない様子。「airplane」もわかって頂けず、ハタと悩む私。絵を描こうと思ったけれど、私には絵心がない。…閃いた！！携帯メール画面で「Vienna→Japan　飛行機マーク　時計マーク　12〜13」と打って見せたら、ご理解頂けました(^^)v
おじいさんの携帯に絵文字はないらしく「これは何だ？」と興味深げ(^^)
困った時の絵文字φ(..)メモメモ

ウィーン市内に入って車窓も賑やかになって来ました

ウィーン西駅到着。ただいま、ウィーン！私にとって4度目のウィーンです☆

素敵な車窓からの眺めを楽しみ、人との触れ合いも楽しみました(^^)

降りた直後に一人旅の日本人女性とも出会い、地下鉄に乗るまでご一緒しました

ウィーン西駅 駅

9:10ブダペスト発、12：08ウイーン西駅着。約3時間の快適な旅でした

オーストリア国鉄駅にも改札はありません。スーツケースをコロコロ転がし、エレベーターで地下鉄改札へ。券売機（クレジットカード利用可）で72時間フリーパスを購入し、エスカレーターでホームへ。ホテルへ向かいます