2006/05/01 - 2006/05/02
38位(同エリア105件中)
ショコラさん
★ハルツ地方ではありませんが、今回の旅の最後にアイゼナハまで足を延ばしたのでここに加えます。
午後2時過ぎ、クヴェトリンブルクから車でアイゼナハへ向けて出発。距離的には150キロくらいなのでたいして遠くはありませんが、南へ下るアウトバーンが通っていないので、ひたすら地道を走ることに。
今回の旅の最後の宿はヴァルトブルク城に隣接した「Hotel Auf der Wartburg」。ドイツの古城ホテルに泊まるのはこれが初めてです。お城はアイゼナハの町に入るずっと前から遠くに見えていました。でもなかなか距離が縮まらない。地道の走行は思ったよりも時間がかかり、着いたときにはもう夕方になっていました。着いたらお城の見学をしようと思っていましたが、遅くなったので明日の朝へ変更に。
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ヴァルトブルク城の夜。
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ホテルの中庭。
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朝になりました。部屋から外を見ると今日もいいお天気〜(感謝!)。テューリンゲンの森がはるか向こうまで見渡せます。
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左手にはヴァルトブルク城。
奮発してこのホテルに泊まったというのに、お部屋がどんなだったか全く思い出せない……。部屋の写真も撮っていなかった。 -
朝食を済ませ、早速、お城へ行きました。
このお城はテューリンゲンのルートヴィヒ・デア・シュプリンガー伯爵が1067年に建てたもので、現存している主要部分は1170年に建築されたものだそう。現在、世界遺産に登録されています。
こちらはお城の入り口。跳ね上げ橋になっています。
このお城に宗教改革者のルターが身を隠し、新約聖書のドイツ語訳を行ったのだそうです。 -
入り口の手前にあった見張り小屋。ここからならよく見張れそう。
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お城の中庭。
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「歌合戦の大広間」
なかなか豪華な広間です。中世時代、ここで詩歌を競い合ったのだそう。
城内の写真はこれしか撮っていませんでした。このお城の見どころのひとつ「ルターシュトゥーべ」(ルターが1521年から10ヵ月間、聖書の翻訳に従事した部屋)の写真も、なぜかない。撮影禁止ではなかったはずなのに……。
城内の他の部屋に比べ、ルターが過ごした部屋は装飾など一切なく、とても質素でした。 -
お城側から見たホテルの様子。お城とは別棟になっています。
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ホテルの外観。
石壁の色合いがとても素敵。 -
ホテルの中庭。
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ホテルのラウンジ。
写真を載せていませんが、ホテル内には眺めのすばらしいレストランがあります。夕食のときは外が薄暗くなっていてよく見えませんでしたが、朝はテューリンゲンの森を眺めながら朝食を食べることができました。
ホテルを出て、これから山を下ってアイゼナハ市内へ向かいます。 -
目指すは「バッハの家」。をを、日本語の看板!
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看板に従って歩いてきたはずなのに、なぜかバッハの家が見つからない。しばらく歩き回って、ようやく到着。
こちらは家の前に立っていたバッハの銅像。 -
こちらが探し当てたバッハの家。
実は、ひとつ気がかりだったことが――ガイドブックによると、バッハの家は新館を建設中で、新館完成後、旧館は2006年3月頃から修復のため閉館予定と書いてあったのです。予定通り新館が完成していたら、バッハの生家は見られないことになってしまいます。でも、ドイツでは物事が予定通り進まないことを学習してきたので、きっとまだ完成していないだろうとふんでいました。とはいっても見るまでは心配でした。でも読みは当たってた〜。どうやら隣りの建設中の建物が新館のようです。この様子だと、完成までにはまだしばらくかかりそう。 -
と、喜んだものの、バッハの家の扉はしっかり閉ざされているような――うそっ、まさか閉まってる?
「誰も人いないし、休館してるんじゃないの?」などという夫には耳をかさず、わたしは家にずんずん近づいて扉に手をかけました。
すると――開いた〜! -
中に入ると、あとから日本のツアーの方々も入ってきました。
展示されている古楽器の演奏が通常は1時間おきに行われるようですが、この日本のツアーの到着に合わせて実演が行われ、わたしたちもツアーのみなさんに混じって聞くことができました。
こちらが古楽器のひとつ、小型のパイプオルガン。 -
横にこんな革紐がついていて、演奏時にこれを引っ張って空気を送るというしくみ。
係りの人に声をかけられ、わたしが引っ張り役に。 -
黒い鍵盤のピアノ。奥のウインドーにはバイオリンの展示。たしかバッハが使っていたものだと思いますが、自信なし……。
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古楽器の音色は温かく澄んでいて、聞いていてとても心地よかったです。
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バッハの家の裏庭。お花がきれい〜。
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建設中の新館(バッハの家の裏庭から撮影)。
調べたところによると、この新館は2007年3月にオープンしたようです。 -
バッハの家のすぐ近くに、彼の父ヨハン・アンブロジウス・バッハが住んでいた家もありました。
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家の前に掲げられていたプレート。父は町楽師兼宮廷音楽家だったそうです。
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ルターの家。
学生時代のルターが、1498年から1501年まで下宿していた家。築500年だそう。 -
横から見るとこんな感じ。
3泊4日のハルツの旅もこれにておしまい。
ほんと、楽しかったな〜。ありがとう、ハルツ+アイゼナハ!
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魔女祭り《ヴァルプルギスの夜》とハルツの旅
この旅行記へのコメント (2)
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- maki5963さん 2008/04/23 21:41:28
- 可愛いハルツ地方の町たち
- ショコラさん、はじめまして。
玉雪さんのところから飛んできました。ドイツにお住まいなんですね、行きたいところが一杯のドイツなのでとっても羨ましいです。
ヴェルニゲローデやゴスラー、クヴェトリンブルクなどハルツ地方の町はおとぎの国みたいで素敵ですね。私もいつかぜひ訪れたいと思っているのでショコラさんの詳しい旅行記を興味深く拝見いたしました。写真が素敵なのでますます行きたくなってしまいました。魔女祭りの様子もよく伝わってとても参考になります。
ではまたおじゃまさせていただくと思いますが、よろしくお願いいたします。
maki
- ショコラさん からの返信 2008/04/24 00:49:59
- RE: 可愛いハルツ地方の町たち
- maki5963さん、はじめまして。
ハルツ旅行記を見てくださってありがとうございます。
ハルツ地方は本当にグリム童話のような世界の街並みでした。木組みの家並みはドイツのあちこちの町や村で見られますが、ここはその中でもイチ押しです。まだそれほど観光地化されていなくて、素朴な雰囲気があるのもいいです。ドイツ旅行をされるときは、ぜひぜひ行かれてみてください。
もしかしていくつか投票してくださったのでしょうか? もしそうでしたらありがとうございます〜。
ショコラ
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