2006/04/29 - 2006/04/30
38位(同エリア114件中)
ショコラさん
ゴスラーをあとにして、一路ヴェルニゲローデへ。
この町を1日目の宿泊地にしたのは、この町から出るSL列車に乗って魔女の集うブロッケン山へ行ってみたかったから。そして魔女伝説の息づく町を見てみたかったからです。ドイツを紹介したガイドブックで見たヴェルニゲローデの町は、まるでおとぎの国のようでした。そして本当にこの町は魔女の暮らすおとぎの国でした。
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ウェルニゲローデで一番見たかったのがこの市庁舎!
こんな建物が本当にあるとは……。 -
市庁舎の向かいに建つこのホテル、ヴァイサー・ヒルシュ Weisser Hirsch に泊まりました。
市庁舎が目の前の絶好のロケーション――なのに、泊まったお部屋は路地側だった……。予約するのが遅かったから仕方ないけど……。 -
こちらもマルクト広場に面して立っている建物。1階にはカフェがふたつ入っています。向かって右側が普通のカフェ、左側がアイス・カフェ。
アイス・カフェはアイス専門のカフェで、春になるとドイツ各地で店開きし、秋になると店じまいするシーズン・カフェといったところ。 -
ヴェルニゲローデの目抜き通り、ブライテ通り。
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ブライテ通りでひときわ目をひく建物、カフェ・ヴィーン Cafe Wien。
1583年に建てられたもので、1897年からパンとお菓子の店として営業しているのだそう。 -
ヴェルニゲローデの通りの中でもとくに美しいヒンター通り。築何百年も経つ家がずらり。
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おとぎの国だ……。
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かなり古そうな家。どう見ても傾いている……。
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ヒンター通りに建つこの家はヴェルニゲローデで「最も古い家 Alteste Haus」で、1400年頃に建てられたものだそう。
こちらは屋根まで傾いているような……。 -
真ん中の肩をすぼめるようにして立っている家が、ヴェルニゲローデで「最も小さな家 Kleinste Haus」。間口はわずか3m。
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しっとりと落ち着いた、静かな路地。
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遠くに見えるのがヴェルニゲローデ城。
お城からの眺めはとてもよさそうですが、あそこまで行く時間がなくてあきらめました。残念……。
この近くにシーフェスハウス(傾いた家)というのがあるはずでしたが、それとおぼしき家は完全に崩れてしまっていて、修復中でした。傾きすぎて壊れちゃったんでしょうか?? -
ライトアップされた市庁舎。
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ホテルの夜の様子。
この Weisser Hirsch は1760年の創業だそうで、館内にはホテルの歴史をたどる写真が展示されていました。夜、ホテルのレストランで食事をしたあとにこの展示を見ていたら、男性が近づいてきて説明してくれました(実はこの男性、ホテルのオーナーだった)。 -
にぎやかだったブライテ通りも眠ったように静か。
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市庁舎の朝の様子。日中は人でいっぱいになるマルクト広場も、まだ朝の静けさに包まれています。
この風景を見ながらホテルのレストランで食べた朝食は格別でした。 -
いよいよ今日は念願だったブロッケン山へ。魔女が集う伝説の山へSL列車に乗っていきます。
本を読んだところによると、ヴァルプルギスの夜のお祭りは、19世紀末から20世紀初めまでは、伝説のごとくブロッケン山頂で行われていたそうですが、山が荒れてしまったために中止になったということです。
写真は駅にほど近い線路に停まっていたSL。ノスタルジック〜。これが今から乗る列車の機関車かな?
◇〈ヴァルプルギスの夜〉を見に行かれる方や、このお祭りに興味のある方は、以下の本がおすすめです。お祭りの歴史や背景だけでなく、ドイツにおける魔女伝説や魔女裁判などについてわかりやすく書かれています。
『ドイツ魔女街道を旅してみませんか?』(西村祐子著/トラベルジャーナル刊) -
9時25分発
ドライ・アンネン・ホーネ、シールケ経由
ブロッケン行き -
これがわたしたちが乗る列車。このあと先頭に蒸気機関車が連結されました。
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しゅっぱ〜つっ!!!
車窓からふと外を見ると、民家の玄関や屋根に何かが――それは等身大の魔女人形。よく見るとあちこちにいます。わたしは景色を見るより魔女探しのほうに夢中になってしまいました。 -
そうしているうちに、列車はいよいよハルツの森へ。ぐんぐん登って、森の中を走り抜け――
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ごほっ、ごほっ、ぐるぢぃ……。
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あっという間にブロッケン山頂駅に到着!(実は1時間半乗っていたのだけど、とてもそうは思えなかった)
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わぁ、ハルツ一帯が一望のもと!
ガイドブックによると、ここは1年のうち260日は霧が出ているそうですが、この日は360度見渡せました。かなりラッキーだったのかも。 -
山頂自体は殺風景な感じで、樹木もほとんどなく荒涼としています。まさに「魔女の集う山」という雰囲気です。
ところで、気象用語の「ブロッケン現象」はここブロッケン山が由来だとか。影のまわりに光の環ができるその現象がここでよく観察されるからだそうです。
それにしてもさぶいっ。雪がまだ残ってるし。厚着してくるんだった……。 -
景色を堪能して後ろを振り返るとこれが――
宿泊所らしいのですが(1階はレストランと土産物店)、上にのっかっている丸い物体はどう見てもサッカーボール……。いくらドイツ人がサッカー好きだからって、これはないんじゃないでしょうか……。テレビ塔は仕方ないとして、少なくともこの物体は伝説の世界には似合いません(きっぱり)。 -
ここ山頂には〈悪魔の説教壇〉と〈魔女の祭壇〉があるそうで、どうやらこちらが〈悪魔の説教壇〉のもよう。
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で、こちらが〈魔女の祭壇〉(たぶん)。
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山頂にはゲーテの記念碑がありました。彼は『ファウスト』でヴァルプルギスの夜をとりあげ、それによってこのお祭りが世に知られるようになったのだそうです。
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『ハルツ紀行』でブロッケン山のことを書いたハイネの記念碑もありました。
寒くておなかもすいたので、どこかで何か食べようと思っていたら、何やらいいにおいが――近くの屋台でグラーシュや焼きソーセージが売られています。引き寄せられるようにカウンターへ行って注文。寒い中で食べるグラーシュとソーセージのおいしいこと。これで少し体があたたたまりましたが、強い風に吹かれて再び体はぶるぶる。それで山頂にあるブロッケン博物館へ逃げこみました。
寒さよけに入った博物館でしたが、ここには見るべきものがたくさんありました。東西ドイツ統一前、ブロッケン山には旧ソ連の軍事基地があり、一般人は立ち入ることができなかったそうですが、この博物館には当時の様子を伝えるさまざまなものが展示されていました。当時は山頂に高い壁が張り巡らされていたそうで、それを再現した模型や、実際の壁の一部も展示されていていました。このブロッケンの壁は、1989年11月にベルリンの壁が崩壊して間もなく、こちらも崩壊したとのことです。博物館の最上階にある巨大な半円ドームはなんだろうと思っていたら、当時使われていた軍事レーダー設備で、入館者は内部を見学することができました。ここは伝説の息づく山であるだけでなく、重い歴史を背負った山であることを知りました。 -
ヴェルニゲローデへ帰ってきました。
これが帰りに乗ってきたSL。 -
ホームの全景。
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SL列車の発着駅、ハルツ狭軌鉄道ヴェルニゲローデ駅。
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ホテルへ戻る途中、ブライテ通りを歩いていて見かけたファサードの美しい建物(写真中央)。
その右手にはバイクに乗った魔女が。 -
あとで調べたところによると、この建物は〈クルメルの家 Krummelsche Haus〉と呼ばれている家で、1674年に穀物商ハインリッヒ・クルメルによって建てられたものだそうです。
ファサードに「1674」と「1875」の表示があります。1674は建物の建築年でしょうね。1875は何を表しているのかはっきりわかりませんが、1階に入っているカフェ・レストランの創業年かもしれません。 -
広場(たしかニコライ広場)を通りかかると、あっちにもこっちにも魔女!
今日はいよいよヴァルプルギスの夜の日です。ヴェルニゲローデでも盛大にお祭りが行われるようです。う〜っ、見たい。でもターレでお祭りを見ることにしていて、もう近郊の町に宿もとってあるし……。あちこちの町で見ることができたらいいのに。開催日が4月30日だけだと1ヵ所に絞らなければなりません。残念だけれど、この町で見るのはあきらめるしかない……。
後ろ髪を引かれながら、わたしたちは町を後にしました。
ところで、写真の左手の魔女は何やら驚いてる様子。隣りの魔女が何か言ったのか?? このふたりのように顔を緑に塗った魔女がたくさんいました。
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旅行記グループ 魔女祭り《ヴァルプルギスの夜》とハルツの旅
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