18ドレスデンの原爆ドーム・フラウエン教会

2007/09/24 - 2007/09/24

マイセンからエルベ川沿いに南下すること約30分、バスはドレスデンのブリュールのテラスを真下から見上げながら、マルクト広場を覗く位置にあるヒルトンホテルへ到着。と思ったらなんと大きな学会が入ってダブルブッキング状況・・ということで変えさせられたホテルがマルクト広場が目の前に広がるシュタイゲンベルガー。

少々無駄にした時間を取り返さんと早速ドレスデンの街の散策開始。

ホテルを出ると直ぐに、否が応でも目に入るのは黒のまだら模様の肌をしたフラウエン聖母教会。
近づいて見ると、建物の壁面の１部は上から下までの殆どが黒で覆われている。

第2次世界大戦も終わりに近づいた1945年2月13日、軍事的施設の何もないこのドレスデンは2回に亘り連合軍の大空襲を受け壊滅する。フラウエン聖母教会も被害を受け、残った支柱が重みに耐え切れず、翌朝、民衆の見守る前で崩壊。

教会復興活動は1989年、１人の牧師の呼びかけで始まる。
1993年建設は始まり、2005年10月30日完成式典が行なわれた。

建物の斑点は、崩壊で瓦礫の山となった石材10万個の中から、使えるものを拾い出し、元あった場所に収めるという氣の遠くなるような作業の結果であり、何よりも平和を願う人々の情念が齎したものである。

ドームの先端の十字架は、空爆をした英国の支援団体「ドレスデン・トラスト」からの、教会の周囲の彫像は、やはり空爆に参加したポーランドの人々から寄贈された。

11世紀に「わが慈しみの女性」（"Unser lieben Frauen"）　聖母マリアを讃えて建てられた教会が、今「平和の家」と呼ばれて蘇った。

長い年月を経て、全体が黒くなり、まだらな斑点が目だたなくなっても平和が続づいている様にとの願いが込められてる。

余話：その夜のシュタイゲンベルガーの食卓には、ヒルトンホテルから前菜一品とワインが振舞われた。
また小川ＴＤの会社からは、旅行業法に基ずく契約違反とかで、ホテル代が一部返金されるとのことで、その額は少々上等のワインを2〜3本飲んでもお釣りが・・・。

詳細は下記をご覧下さい
http://www.geocities.jp/tshinyhp/tyuuou/tyuuoumap/framtyuuou4map.html

エリア ドレスデン(ドイツ)

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

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