2007/07/22 - 2007/07/22
426位(同エリア456件中)
まみさん
2007/07/22(日)第15日目:午前ドラゴミルナ修道院(w/現地ガイド)&午後スチャヴァ
【宿泊:Hotel Gloria(スチャヴァ)】
・ドラゴミルナ修道院とミサを見学
《午後:スチャヴァ観光》
カトリック教会、歴史博物館、聖デメトリウス教会(入れず)、民俗博物館、ドムニツェロール教会、ミラウツィ教会
一週間お世話になった現地ガイドのニコラエさんと訪れる最後の場所です。
グラ・フモールルイのペンションからスチャヴァのホテルに送ってもらう途中に案内してもらうことを事前にお願いしていました。
細長い特異な姿のドラゴミルナ修道院。
行く前に、「モディリアーニの絵のようにほっそりした教会だよ」とニコラエさん。
今回の旅の立案中に、ネットで「5つの修道院」に調べていてヒットしたRomanianMonasteries.orgのサイトで、ブコヴィナ地方の魅力の修道院は5つに限らないことを知りました。
せっかく現地ガイドに案内してもらうのですから、5つ以外にも1つくらい訪れなくてはもったいないです。
この最終日は日曜日なので、ミサも見学できます。
現地ガイドを手配してくれた現地旅行会社の担当者の方が、正教会のミサは壮大で見ごたえがあると言っていたので、楽しみにしていました。
ドラゴミルナ修道院は、午後から再開する一人旅の拠点の町スチャヴァから、12km離れています。
スチャヴァからドラゴミルナへは、バスもありません。車がなければ、タクシーかヒッチハイクになります。あるいは徒歩!?
12kmとは、徒歩でどのくらいなのでしょう。
1kmに4時間かかると単純計算をしたら、丸2日。もっと早く歩けるとしても、片道1日はゆうにかかるでしょうか。
なんとニコラエさんは、20年前、スチャヴァで働いていたときに、友人たち4〜5人と、ドラゴミルナ修道院まで徒歩で行ったというのです。
ルーマニア人は健脚だときいていましたが、身近な例がここにいました。
あるいは、半ば巡礼のつもりなら、そのくらい歩いてしまえるものでしょうか。
「いまでも歩いていける?」と、私が好奇心半分、でもちょっぴり意地悪く聞くと、「もちろん。若い頃よりも時間がかかるだろうけど、歩けるよ」と自信たっぷりに答えたニコラエさんでした。
ドラゴミルナ修道院に行くのに、いったんスチャヴァの町を通り抜けました。
この一週間、ずっと車で案内してもらったので、旧市街だけでもとても広く感じます。この猛暑の中、一人で歩き回れる体力があるだろうかと少し心配になってきてしまいました。
(実際に午後、歩き始めたら、杞憂だと分かりました@)
工場や住宅地の姿がすっかり消えた後、牧場や森の見える街道をしばらく走りました。
ニコラエさんたちは、この距離を歩くのは厭わないのか───と感心していたら、帰りに、釣り道具と籠をもって歩く若者2人を車窓から見かけました。
あたりには水辺などどこにもないのに、いったいどこで釣りをしていたのかしら───と思っていたところ、修道院のすぐそばの湖だろう、とニコラエさん。
若者たちは帰宅途中でしょう。ひょっとしてスチャヴァまで?
でも、いったい何時間かけて?
ちなみに修道院の近くの水辺は、格好のキャンプ地でもあるそうです。
と同時に、水力を利用する小さな製材工場もありました。
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★7/20〜7/22にかけて訪れたブコヴィナ地方の修道院(築年代順)
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□ヴォロネツ(Voronet)修道院(1488年)
・世界遺産。7/20(金)にガイドと最初に訪問。
・外壁のフレスコ画かなり健在。「最後の審判」が特に有名。
・青が顕著で「ヴォロネツの青」として有名。
・君主が建てたので塔がある。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第13日目(5)ブコヴィナ地方:青のヴォロネツ修道院」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10205799/
□アルボレ(Arbore)修道院(1503年)
・世界遺産。7/21(土)にガイドと5番目に訪問。
・外壁のフレスコ画まあまあ健在。緑が顕著。
・領主が建てたので塔がない。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第14日目(5)ブコヴィナ地方:ラストはこぢんまりなアルボーレ修道院&5つの修道院のまとめ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10210638/
□スチャヴァ市の聖ゲオルゲ(聖イオアン(Ioan))修道院(1514〜1522年)
・世界遺産。7/22(日)に一人で7番目に訪問。ここだけ無料。
・外壁のフレスコ画はだいぶ傷んでいる。
・君主が建てたので塔がある。
□フモール(Humor)修道院(1530〜1535年)
・世界遺産。7/21(土)にガイドと2番目に訪問。
・外壁のフレスコ画かなり健在。
・赤が顕著で「フモールの赤」として有名。
・領主が建てたので塔がない。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第14日目(1)モルドヴァ地方:赤のフモール修道院」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10210630/
□モルドヴッツァ(Moldovita)修道院(1532年)
・世界遺産。7/21(土)にガイドと3番目に訪問。
・外壁のフレスコ画かなり健在。黄色が顕著。
・壁画では「コンスタンチノープルの戦い」が特に有名。
・君主が建てたので塔がある。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第14日目(2)ブコヴィナ地方:イエロイッシュなモルドヴィツァ修道院」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10210632/
□スチェヴィツァ(Sucevita)修道院(1581〜1601年)
・世界遺産ではない。7/21(土)にガイドと4番目に訪問。
・外壁のフレスコ画ほぼ完全に残っている。「天使の梯子」が特に有名。
・緑と赤が顕著で「スチェヴィツァの緑」として有名。
・貴族が建てたが塔がある。
・外壁にフレスコ画がある最後の修道院。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第14日目(3)ブコヴィナ地方:一番大きい緑のスチェヴィツァ修道院」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10210634/
■ドラゴミルナ(Dragomirna)修道院(1609年)
・世界遺産ではない。7/22(日)にガイドと6番目に訪問。
・外壁にフレスコ画はない。主教が建てたが塔がある。
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楽しみにしていたドラゴミルナ修道院ですが、残念だったことが2点だけありました。
1つは、美しいシルエットの外観、中でも最も美しい塔の部分は、修復の足場が組まれていてよく見えず、写真映えがしなかったこと。
仕方がありません。パンフレットを買って、その写真で我慢しましょう。
2つめは、ルーマニア正教会のミサは、私はすでに何度か見る機会があったため、思ったより感動が少なかったことです。
でも、イコノスタシスに光が灯り、王門が開くのはミサのときだけですし、正教会の司祭さまの礼服はとても豪華です。
また、ミサのときのアカペラ隊の祈りは、何度聴いてもうっとりします。
そのアカペラはたいてい男声なのですが、ここでは修道女たちの女声だったのが珍しかったです。
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ドラゴミルナ修道院のイラスト俯瞰図
RomanianMonasteries.orgのサイトで購入したMetaneira社のブコヴィナ修道院ガイドブックより
南面から見たところになります。
外壁にフレスコ画はありませんが、この異様にほっそりとした姿と壁の美しい彫刻が魅力の教会です。
入口は反対側の北面の門塔のところです。
現在のこの教会が建てられたのは1609年ですが、周りの防禦壁はその20年後に増築されたものです。
防禦壁の周りは、このイラストでも緑豊かですが、りんご園や放牧場、そして池がありました。
門塔の隣の建物は貴重な教会宝物を収めた博物館なのですが、ここは見学しませんでした。
向かって右側の防禦壁沿いの白い建物は、修道女たちの居住区です。
左側には修道士の住処の遺跡が残っていますが、そういえばあったような気がするな、程度しか覚えていません。
教会の外壁は黄色がかった砂岩に覆われ、フレスコ画は描かれていません。
モルドヴァ地方独自の教会建築様式は時代と共に3段階に分かれますが、フレスコ画が外壁に描かれた第2段階は1530年代から1550年代と短い期間でした。
ドラゴミルナ修道院は最後の第3段階期に当たります。
モルドヴァの建築様式の解説がある写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13340105/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第14日目(5)ブコヴィナ地方:ラストはこぢんまりなアルボーレ修道院&5つの修道院のまとめ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10210638/
写真と同じイラストは、上記サイトのこちらにも掲載されています。
・ドラゴミルナ修道院
http://www.romanianmonasteries.org/images/dragomirna/dragomirna.html
・RomanianMonasteries.orgのサイトのブコヴィナ地方の修道院トップページ
http://www.romanianmonasteries.org/allchurches.html -
ドラゴミルナ修道院の教会の立体図と平面図
RomanianMonasteries.orgのサイトで購入したMetaneira社のブコヴィナ修道院ガイドブックより
http://www.romanianmonasteries.org/buybucovinabook.html
立体図から分かるとおり、礼拝堂のある奥に進むにつれ、少しずつ床が高くなっています。
エキソ・ナルテックスの両脇にある入口から入るときも石段を数段上りました。
聖なる場所で神さまに近い場所であることを強調しているそうです。
平面図、左から
・EXONARTHEX=エキソ・ナルテックス、外拝廊。
教会の玄関広間にあたりますが、「5つの修道院」のうち一番新しいスチェヴィツッア修道院の教会同様、聖ゲオルゲ教会(聖イオアン(Ioan)修道院)の教会でも完全に壁に囲まれた一室です。
六角形の形をしており、立体図と平面図で示されているように、天井にはゴシック教会のような網目の美しいリブ・ヴォールトが見られました。
他の「5つの修道院」の築年代後半組と違って、玄関となるポーチがありませんが、ここから中に入りました。
ちなみに、ここに売店がありました。パンフレットを2冊買いました。
・PRONAOS=プロナオス、いわば第一前室。
プロナオスは四角い部屋で、2つに区切られていました。立体図と平面図で示されているように天井は半円ドーム状でした。
この教会には独立した墓室はなく、創立者アナスタジー・クリムカ(Anastasie Crimca)の墓はプロナオスにあります。
次のナオスとの境界は、壁ではなく円柱による3つのアーチです。これは17世紀のモルドヴァ教会に採り入れられた様式だそうです。
・NAOS=ナオス、いわば第二前室。
イコノスタシスが拝めます。ここまでが正教会の中のいわゆる「俗」世界。
ナオスも四角い部屋で、2つに区切られていました。奥の天井は半円ドームとなっていて、そこからこの教会の特徴である長い塔が延びています。
ミサの最中でしたので、ナオスまでは入らず、手前から覗きました。
・CHANCEL=内陣。
イコノスタシスの奥で、教会の中のいわゆる「聖」の世界。聖職者しか入れないところです。
イコノスタシスもとても背が高いものでした。
★イコノスタシスについて
正教会に必ずあるイコノスタシスは、聖なる空間と俗世を隔てる壁であると同時に、ここをミサのときに司祭が聖書を持って行き来することから、2つの世界を結び付ける存在でもあります。
詳しくは、以下の写真コメントに「イコンのこころ」(高橋保行・著/春秋社)からイコノスタシスについての抜粋引用をご参照ください。
関連の写真
ブラショフのルーマニア正教会のイコノスタシスの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11967865/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11967883/
関連の旅行記「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第18日目(4):ブラショフ中央公園とルーマニア正教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10135677/ -
ドラゴミルナへの入口
上部には、ボグダン・ヴォーダに始まるブコヴィナ公国の紋章の浮彫があります。
モルドヴァ公国の紋章は、オーロック(家畜牛の先祖にあたる野生のウシ)の頭と太陽と月と星です。
下のくぼみの中には、天使2人を左右に従えた聖母子のフレスコ画が描かれています。
「ドラゴミルナ修道院はスチャヴァの12km北のミトクル・ドラゴミルナ(Mitocul Dragomirna)村にあります。
1608年から1609年に、哲学者であり、カリグラファーであり、芸術家であり、そして主教であったアナスタジー・クリムカ(Anastasie Crimca)によって建てられました。
メインの教会(1627年)の周りにぐるっと飾られたねじれたロープ(生命のロープ)の浮彫は、三位一体と、それから1600年代に短期間ながら実現したモルドヴァ、ワラキア、トランシルヴァニア公国の統一を表しています。
教会の塔は、高さ42mあります。
(中略)
ドラゴミルナはハプスブルグ時代にも人が住んでいました。後に共産党による粛清の危機にさらされました。しかし、創立者クリムカの死の間際の最後の願いが、「この修道院で一日たりとも祈りを欠かさないこと」だったため、7人の年輩の修道女たちが果敢に抵抗し、1960年から70年代にかけて住み続けました。
現在は、旅行者もこの修道院に宿泊することができます。
修道院へのアクセスは、スチャヴァからヒッチハイクするか、タクシーがよいでしょう。バスはありません。」
(Lonely Planet(2004年発行3rd edition)より私訳)
入場料は4レウ、写真代は6レウでした。
(2007年7月現在、1レウ=約55円で換算) -
井戸と十字架と防御壁
井戸はもちろん、現役です。
「ムーミン」のスナフキンの帽子みたいな屋根が可愛い@ -
石壁と塔
壁を支えるバットレス(支えの壁)を利用して、美しいアーチが展開しています。 -
船のような形の、ほっそりした教会
高さは42mに対して、幅は9.6m、ブコヴィナ地方で最も高い教会です。
約9mの幅は教会としては標準ですが、高さが40m以上もあるため、とてもほっそりと感じられるのです。
★ドラゴミルナ修道院の略歴
ドラゴミルナ修道院はスチャヴァから約10kmのところにあります。主教アナスタジー・クリムカ(Anastasie Crimca)によって1602年に創立されました。はじめに建てられた小教会は預言者エノクとエリヤ、そして福音書記者ヨハネに捧げられました。1609年により大きな教会が建てられ、「聖霊降臨」に捧げられました。
その天を目指す大胆な外観、洗練された浮彫装飾には創立者の美的センスがいかんなく発揮されており、中世建築の傑作に数えられています。
石壁に施された装飾は、その後17世紀を通じてモルドヴァ建築に採り入れられた新しいスタイルです。
修道院を囲む防禦壁は、トルコ人やタタール人の侵入が頻繁にあったため、1627年にミロン・バルノフスキー(Miron Barnovschi)公によって建てられました。
(情報源:ドラゴミルナ修道院で買ったリーフレット「The Dragomirna Holy Monastery」とパンフレット「The Monasteries in Bucovina」) -
緑と花に囲まれた教会
花壇のコレオプシス系の花の大きさにびっくりです。
大きなルドベキア!と感動したのですが、これはもしかしたらアラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草)だったかもしれません。
★創立者アナスタジー・クリムカ(Anastasie Crimca)
商人イオアン・クリムカ(Ioan Crimca)と公女クルスティナ(Carstina)の息子としてスチャヴァで生まれたアナスタジーは、若い頃にプトナ僧院の修道士となりました。彼はそこで、高位聖職者、愛国者、哲学者、そしてなによりも芸術家として、その後の生涯の人格を確立します。
彼は正教会の高位聖職者へ昇格し、1608年には、モルドヴァ公国大司教になりました。
1600年の夏、アナスタジーはミハイ勇敢公(Michael the Brave/Mihai Viteazul)に忠誠を誓いました。ミハイ勇敢公は、無血でモルドヴァ公の地位に就き、短期でしたが、ルーマニア統一に初めて成功した人物です。」
(ドラゴミルナ修道院で買ったリーフレット「The Dragomirna Holy Monastery」から抜粋・私訳) -
金属製のトアカ
礼拝などの時を知らせるときに叩きます。
トアカの音は、グラ・フモールルイのペンションがフモール修道院のすぐ隣なので、1度だけ耳にする機会がありました。
あちらのトアカは叩かれる板も木です。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第14日目(1)モルドヴァ地方:赤のフモール修道院」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10210630/
★トアカ
「14世紀にこの地に誕生したモルダヴィア公国は、やがてオスマントルコに支配される。彼等は修道女たちが鐘を鳴らして礼拝時間を知らせることを禁じた。そこで修道女たちは鐘の代わりに木づちで長板をたたき始め、それがいつしか習慣化されたそうだ。」
(「東欧の郷愁」菊間潤吾・監修(新潮社)より) -
ゴシックな窓と、生命のロープの浮彫模様
生命のロープのモチーフ浮彫模様が、まるで教会に帯のように巻き付いて見えるように施されています。
これはワラキアの影響を受けています。
3本のひもがねじれてできたこのロープは、三位一体を意味しますが、モルドヴァ・ワラキア・トランシルヴアニアの3公国がルーマニアという一つの国に統一したことも象徴されているそうです。 -
生命のロープの浮彫模様と壁がん(くぼみ)のフレスコ画
この生命のロープの浮彫は、屋内にもたくさん施されていました。 -
祈りのロウソクを収めるところ
ルーマニア正教会には、いつもこのように死者と生者への祈りのロウソクを捧げるところがあります。
防火のため、教会とは別の建物になっているそうです。
生者のため、というのは、家族や友人など親しいものの無病息災を祈るためのものです。
この一週間、ガイドのニコラエさんも、一緒に教会巡りをしているときに何度か、ロウソクを買って捧げていました。 -
門から見たドラゴミルナ修道院
立ち去る前にもう一枚!
それにしても、ああ屋根の部分の修復の足場がジャマ……。
あれのせいで、教会の写真を撮る意欲が減退したのは確かです。 -
ドラゴミルナ修道院のそばで放牧されていた羊たち
柵の向こうなので、羊さんたちには近づけませんでしたが、コンデシのズームで撮りました。 -
ドラゴミルナ修道院のそばで放牧されていた羊たち
羊さんたちは毛を伸ばしている最中ですかね。
もこもこ加減が好みです。 -
羊飼いと羊たち
後ろ姿から「Boy?」とニコラエさんに聞いてみたら、ニコラエさんは「Boyというか、Old manだよ」とちょっと笑っていました。
確かによく見たら、おじいさんでした@ -
毛の長い羊もいます@
遠目では、犬かと勘違いしてしまいました。
ニコラエさんに「羊だよ、羊だよ」と言われて、自分の目で実感するまで「えーっ?」と信じなかった私@ -
道路脇の木陰で涼む羊たち
ドラゴミルナ修道院からスチャヴァへ戻る街道沿いで見かけました。
ニコラエさんに車を止めてもらって撮影しました。 -
羊飼いは、道路と反対側に@
羊飼いを見つけたのはニコラエさんです。
「誰も見張ってないの?」と驚いた私に、「ほら、あそこに」と。
このような牧歌的な光景は、去年(2006年)の秋の旅行を含め、ルーマニア旅行中に何度か見かけました。いかにもヨーロッパの田舎といわれるルーマニアらしいと喜んで眺めていたものです。
でも見かけるのはいつも車窓の外でしたから、ちゃんと狙って写真が撮れて感激です。 -
スチャヴァ州の地図の上に、ドラゴミルナ修道院で買ったリーフレットとパンフレット
「The Monasteries in Bucovina」(右)
「The Dragomirna Holy Monaster」(左)
後者はA4サイズ3つ折りのリーフレットです。
価格はこの2冊をあわせて10.50レウでした。
(2007年7月現在、1レウ=約55円で換算)
ニコラエさんが値段を聞いてくれたので、1冊ずつの価格は不明。
スチャヴァ州の地図では、スチャヴァ(Suceava)とドラゴミルナ(Dragomirna)が判明できるでしょうか。
この地図では、主だった修道院のある地名は赤くなっています。
スチャヴァの近くに、パトラウチ修道院もあります。いわゆる「5つの修道院」以外ですが、これも世界遺産に登録されている修道院です。
しかしドラゴミルナも捨てがたかったので、旅行立案時に現地旅行会社の担当者に相談してみたところ、パトラウチの方は小さくて外壁のフレスコ画の保存状態もあまり良くないため、ドラゴミルナの方がお薦めだとアドバイスしてくれました。
パトラウチ修道院の写真はこちらで見ることができます。
ルーマニア政府観光局公式サイト「世界遺産─Bucovina─ブコヴィナ地方の修道院」
http://www.romaniatabi.jp/unesco/bucovina.html -
ドラゴミルナ修道院の本来の美しい姿の塔
Metaneira社のブコヴィナ修道院ガイドブック(左半分)とドラゴミルナ修道院で買ったパンフレット「The Monasteries in Bucovina」(右半分)より
修復の足場がなければ、このような美しい塔が見られたはずでした。
この美しい浮彫装飾は、17世紀のブコヴィナ建築スタイルです。
余談ですが、翌日に訪れたヤシの三聖人教会も、こういった浮彫を、塔だけでなく教会全体にくまなく施された美しい教会です。そのはずでした。
ところが教会中にぎっしりと修復の足場が組まれていて、あまり堪能できませんでした(泣)。
右に写っているのは、イコノスタシスです。
1616年に制作されたもので、イチイの木に金箔が貼られたものです。 -
湖のほとりに佇むドラゴミルナ修道院
ドラゴミルナ修道院で買ったパンフレット「The Monasteries in Bucovina」(上半分)とMetaneira社のブコヴィナ修道院ガイドブック(下半分)より
湖のほとりにあることが分かる写真は撮れませんでしたので(柵に阻まれて近づけず)、パンフレットとガイドブックの写真を引用してきました。
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