大阪近代建築めぐり(池田編)

2007/12/31 - 2007/12/31

相方の実家の豊中に近い池田にけっこう近代建築が残っているようなので大晦日に一人で出かけてみました。

エリア 池田(大阪)

まずは電車からも見えた池田銀行本店へ。いかにも銀行らしい建物です。
しかし竣工年は1951年以降と意外に古くないようです。

建物側面の入口部分。

こちらは表通りに面した入口です。上のほうには英文で名称が彫られています。

現在のロゴの看板も取り付けられています。

続いて逸翁美術館へ。有料なのでいずれにしろ入るつもりまではありませんでしたが、展示替えのため休館でした。

塀の外から覗く分には逆光になってしまいました。
1936年竣工、設計小林利助・大井弥治郎。阪急の創始者小林一三の旧居だったとか。

塀の外からだと木もあってなかなか見えませんが、山荘みたいな外観です。
なおちょっとややこしい場所にありますが、案内看板が出ているのであっさりたどりつけました。

おつぎは河村商店。街道筋なのか新しい建物もあえて和風な外観で建てたりしている通りにありました。

1918年竣工、設計辰野片岡建築事務所。東京駅の設計で知られる辰野金吾が絡んでいるそうです。確かに赤レンガの造りは似ています。

ここももともとは銀行でした。旧加島銀行池田支店として建てられたものです。国登録有形文化財に指定されています。

ちょっと先に行った国道沿いにはいけだピアまるセンターがあります。こちらも旧銀行建築で、もとは池田実業銀行本店でした。

1925年の竣工で、設計は小笠原金月(金偏に月という字)。

こちらは側面部分。

窓の装飾。
なおこの建物も国登録有形文化財です。

そしてアーケードの商店街の中にあるいけださわやかビル北館。

商店街側はこんなふうになってしまっていますが・・・

側面だけこのようにきれいに残っています。旧池田電報電話局で、1925年頃の竣工だとか。

反対側から見ると。

ちなみにもっと離れて見てみるとこんな感じ。

このアーケードにはこんなたぬきみたいな像がベンチにすわっていたりポストに乗っかったりしていました。市内の動物園にいるウォンバットだそうです。

この旅行記へのコメント （2）

• まゆままさん 2008/01/05 22:12:30

  池田！

  べるつくさん、こんばんは！
  TBありがとうございました。
  こちらからもさせていただきます〜。
  
  大晦日に池田へ来られたんですね！
  TBしていただいた旅行記のとおり私も11月に回ったのですがその後、
  この逸翁美術館は来年？移転してしまうとか聞きちょっとショックを受けました〜
  一年に一度は行ってるのでもうなくなるのか〜と思うと寂しい限りです・・
  池田銀行本店は意外と新しいんですね。
  私も後でカメラに収めたんですがまだ旅行記に追加してませんでした〜
  
  大阪市内の方は回られましたか？
  買われた本、「近代建築散歩」の成果は出ましたか〜？

  べるつくさん からの返信 2008/01/06 13:02:41

  RE: 池田！

  まゆままさん、こんにちは。
  早速のTB返し、ありがとうございます。
  
  逸翁美術館移転なんですか。知りませんでした。建物どうなるのかな。
  
  近代建築散歩、早速役に立ってますよ〜。
  市内は今回回らなかったのですが、この池田もこの本を見て回ったものです。東京・横浜編も買わなきゃ!