2007/07/17 - 2007/07/17
1104位(同エリア3286件中)
前日光さん
眠り猫の下を潜ると、家康公のお墓がある奥宮への石段が
続いています。
拝殿・本殿は撮影禁止なので、アップできませんでしたが
どちらも言葉で表現することができないほど、荘厳な美し
さに満ちています。
この東照宮の表の華やかさに対して、奥宮には静かで落ち
着いた雰囲気が漂っていました。
この日は、特に霧雨に煙っていたせいか、一段と幻想的な
空気の中で、家康公の神柩を納めた御宝塔が、静かに佇ん
でいました。
PR
-
眠り猫の下を潜ると、奥宮への参道となり
ますが、その登り口の最初の石段の上にあ
るのが、坂下門です。
小さな門なので、つい通り過ぎてしまいま
すが、欄間の彫刻や天井の菊と白牡丹の浮
彫などは、特に見事だそうです。(私も例
にもれず、通過してしまいました!)
ただし、門扉の牡丹の浮彫だけはカメラに
収めることができました。
この門で、特に注目すべきは、随所に施さ
れた七宝金具だそうです。
この門の他には、本殿・拝殿にしか用いら
ていないとのことです。 -
さて、また石段(階段)です!
ここは何度か来たことがあるので、石段の
存在は知っていました。
さあ、がんばるぞ!
それにしてもさっきから傘が邪魔なんですよね。 -
苔は、東照宮中至る所にあるのですが、この
参道は特に目に付きます。 -
霧雨に煙る参道周辺の木々です。
-
階段ではなく、このように平坦な場所も
あります。
雨に濡れた石が、簡素な美しさを醸し出
しています。 -
ずっとビデオカメラを回し続ける若い
女性もいました。
ここが華やかな東照宮の一角であることを、
ふと忘れてしまいます。 -
また上りの階段です。
-
周りの杉の木にも、夥しい苔の付着が
見られます。 -
見上げると、雨空に杉が枝を広げていました。
青空だったら、美しいのですが・・・ -
もう少しで到着という辺りに、次のような
説明がありました。
「このあたりの長い石段は、東照宮の建築
の見所の一つである。
石段は一段毎に一枚石を用い、石柵は一本石
をくりぬいて作ったものである。」 -
雨に濡れて光る石段。
これらは、すべて一枚石です。 -
やっと奥社拝殿前の、青銅の鳥居が
見えました。 -
創建時は木造でしたが、慶安3年(1650)
現在のものになったということです。 -
奥社拝殿は通過してしまい、また霧の立ち
こめる周囲に視線がいってしまいました。 -
拝殿の背後に、このような青銅製の鋳抜門
(いぬきもん)があります。
屋根・扉・柱が、それぞれ鋳造品で、扉には
牡丹唐草・輪宝の文様が浮き出ています。
石段上では、狛犬が睨みをきかしています。
霧が流れ、辺りには厳粛な雰囲気が漂って
いました。 -
-
門の袖塀の両端では、龍に似た蜃が口から気を
吐き出していました。 -
これが、家康公の神柩を納めた「御宝塔」
です。元和7年の創建です。
当初木造であったものが、石造に改められ、
後、天和3年(1683)の地震で破損し
たため、現在の鋳銅製になったとのことです。
作者は椎名伊予。8角型5段の基壇の上に、
更に3段を青銅で鋳造し、その上に宝塔を
のせたもの。
その内部については深秘事項だそうで、そう
言われると興味津々。 -
これは、御宝塔の側面から写したもの。
塔の前には鶴がいます。 -
これは、御宝塔脇にある「叶杉」と呼ばれる
樹齢約600年の杉の木です。
「諸々の願い事を、この杉のほこらに向って
唱えると願い事が叶う」と伝えられています。
さて、今回は東照宮の裏側の、華やかでは
ありませんが、中心部はここだという奥宮
について、まとめてみましたが、ただ派手
なだけではない東照宮について、理解して
いただけたら幸いです。
この旅行記(東照宮 実はただ派手なだけ
じゃない!1〜3)を作成するにあたり参
考にした書物は、東照宮権禰宜、高藤晴俊
氏の「謎と不思議 東照宮再発見」でした
とてもおもしろくて、目から鱗の新事実で
あふれた内容ですよ(^_^)v
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
前日光さんの関連旅行記
日光(栃木) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
20