2007/06/01 - 2007/06/10
12432位(同エリア17113件中)
きっちーさん
リヨンのスダちゃんを訪ねる、なんていいつつ5日たってもパリから離れようとしない、極道なひとり旅もようやく大詰め。
6月6日(水)。
パリを離れ、リヨンへ発つ日になりました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
-
4線Reaumur-Sebastopol駅、APPIーHOTEL。
4日間、苦行に耐えた・・いやいや、お世話になったHOTELをあとにして、国鉄Gare de Lyon駅へ。 -
メトロ駅には、コイン・ロッカーが見当たりませんが、国鉄駅にはトランクも入る大きなロッカーが、必ずあります。
荷物をロッカーへ預けます。
出発時間までしつこく観光(笑)。 -
身軽ちゃんになったところで、カタコンブ見物に。
メトロから地上にでると、このようなライオン像があります。
このライオンが顔をそむけている方に、カタコンブの入口があります。 -
信号を渡ってカタコンブの行列にならびます。
高校生くらいの人が多いかな。 -
小さならせん階段をくだり、地下におりると、ブロックのつまれたせまい通路が、どこまでも続いています。
行けども行けども先のない坑道を歩くと、いつのまに身体まで冷えてきます。
骨は、みえないな。
どこにあるんだろう?
入り組んだ地下通路をひたすら進み、15分もたった頃でしょうか、古い木枠とレンガで仕切られた、小さな入口の前へたどり着きます。
暗闇のむこうをうっすらと、もうしわけ程度の電灯が照らしています。
静かにならぶ、薄茶色の人骨。
いよいよカタコンブの心臓部へやってきました。 -
(注:以下一部『パリ恋?』から続いている、ルパンネタです。この旅行記で完結なので、続けてお読み頂いている奇特な方は、最後までお付き合いください)
「入り口についたみたいだな。
『ここよりさきは冥界』・・つまり死者と出会う場所、ってわけだ」
「カタコンブとつながっていたとはなあ〜。花の都の地下にこんなでっけー墓場があるなんてヨ。街全体がガイコツのうえにたってるんだぜ?ぶるぶる」
「おい、あんまりくっつくなよ」
「だってよ、その、気持ち悪くねぇの、お前?あっちもこっちも骨だらけでよ」
「気持ち悪ぃのはおめえだ。離れろ。歩きにくい」
「イヤ〜ン!おいてかないでェ次元サーン」 -
ずらりと積み上げられた遺骨は、なんだか本物とは思えません。
すっごい量だなー、と写真を撮っていると、
「フラッシュを使った写真は撮らないで」と係員さんに注意されます。
なにい〜!まわりめっちゃ撮ってるじゃん。
フラッシュたきまくりじゃん。
片隅でひっそり撮っている、私だけ注意するなんてイジワル〜。
と言いたいのをぐっとこらえて、シャッターを押すと、あれれ?
コワイ系でちょっといいかも。 -
(関内TSUTAYAでルパン三世シリーズを夏休みのオトナ借りして観てるんですけど、やっぱ永遠のルパンはファーストでもパースリでも劇場・テレSPでもなく、セカンド!!→ただし、お宝返却大作戦とEPISODE:0はおすすめ☆セカンドシリーズはルパンの『殺さない不敵さ』っていうのがよくでてて、ツボです。敵対する相手を殺しちゃえば簡単ですが、殺さなくても、またリベンジされても、「ま〜たいらっしゃい」と笑ってだし抜いてみせてくれる、ルパンがかちょいい)
「ルパン!あったぜ」
「間違いねェな。棺と同じ文句が書いてある。よし次元、プレートを外すんだ。ゆ〜っくり、ゆ〜くりだぞ」
「わかった」
「ゆ〜っくり、ゆ〜くり・・。外れた!!」
「すげぇ・・」
「これが『赤いマリア』・・黄金のマリア像か。うっひょ〜ォ!やったあ〜っ!」
「ルルル・・」
「どしたぁ?次元」
「ル、ルパン!骸骨が動いてるッ!!」
「またまたぁ・・ってほんとだよ」
「ちくしょう」
「おっと、撃つな次元。ハジキをしまえ。あれは・・」
「がーはっはっはっ」
「・・やっぱり、とっつあん」「銭形」
「御用だルパン!」
「なぁんでここがわかったの?」
「馬鹿もん!『死者は死者と出会う』、死者が大量に葬られている場所といえば、パリ一番のこの共同墓地なんだよ。さあじたばたせず観念せい!」
「冴えていらっしゃる。でも、ポケットからガイドブックが見えてるぜぇ」
「うるせえ!ひっとらえろーっ」 -
うずたかく積まれた骨のあいだを、のんびり歩いていくうちに、いつのまにか周囲には誰もいなくなっています。
死体に囲まれて、暗い地下道にひとりきり。
学生グループのざわめきも聞こえなくなり、ケーブルに連なる電灯が低い音をたてるだけです。
ううむ。
自分、けっこうこーゆうの平気だったんだー。
ほこりをかぶった、誰のものとも知れない人骨を指でなぞり、なでなでしても、怖いという感情は湧いてきません。
そりゃ血まみれで、表情が残ってるような死体ならおっかないでしょうが、骨だけだと無造作に置かれたレンガをみているのと、まったく感情的にかわりません。
なんらか感情を引き起こすような、生前の人格を想起させるものが、骨だけだと薄いのかもしれません。
しかも、ハート型やら矢印型やら「遊んでません?」というようなカタチで並べらちゃってるので、よけいです。
一応ニンゲンの骨なんだよなーと思いながら歩いていくと、何度めかのかどに若い警備のお兄さんが座っていて、不意に暗闇からでてきた私に、目をみひらいて驚いています。
びびりに来たのにびびらしちゃ、世話ないよなあ〜。 -
(なんでも独りでできちゃうルパンが、そりゃガンマン的に一流とはいえ、ドロボウとしてはどうなの?の次元を相棒にしているのは、よく考えてみると面白いです。次元の職業遍歴は、まちがいなくルパンの嫌がる『血を見るのが大好きな殺し屋』の典型。原作では幼馴染み再会設定。TVだとマフィアの用心棒次元さんをベンツでしつこくナンパしていましたが・・。幼馴染みだから相棒にしている設定よか、ふと知り合った関係がソウルメイトの始まり、のほうが好きだな。何年もたってあの筒を取り返しにくる、ルパン一家の気持ちが可愛いっすね)
「ルパン囲まれた」
「もォ、しつこいんだから、とっつあんは!」
「なななななんだ?!揺れてるぞ」
「地震か?」
「わあ!あぶねえっ」
「け、警部」
「これはどうなっておるんだ」
「『乙女』、つまりマリア像を動かすと、この地下墓所は埋っちまう仕掛けらしいな。
かくして『冥界の扉は永久に閉ざされる』ってか。まさに呪われたお宝ちゃんだこと」
「感心してる場合か!崩れるぞ!」
「通路がふさがっていく・・」
「総員退避!退避ー!」
「こ、こら、おまえたち勝手に逃げるな!ルパン、お前も逃げるな」
「なーにいってんの、とっつあんもはーやく逃げなさいって。ぺしゃんこになっちまうぞ」
「うわあ〜っ!!」
「とっつあん!」
「やめろルパン、おまえまでつぶされちまう」
「だって次元、とっつあんが・・」
「行こう!ここもあぶねえ」
「成仏しろよ、とっつあーん」
「いきどまりだ。ルパンなんとかしろよ!」
「なななな、なんとかったってどーにもなんないでしょ」
「もうダメだ、助すからねえ」
「ばぁか、しっかりしろ」
「ルパン、くされ縁だったな・・あの世で会おうぜ」
「よせって次元、あきらめるな」
「・・・っ!?」
「天上が・・!」
「ふたりとも無事か?つかまれ」
「五右ェ門ッ」
「ごえもォ〜ん」
「助かったぜ、五右ェ門」
「どうしてここがわかったんだ、おまえ」
「不二子が、おぬしたちの身があぶないと知らせてきたのでな。間に合ってよかった」
「不二子ちゃんが!
やっぱりオレのこと心配してくれてんだな、フジコ〜」
「こうなるとわかっててやらせたのか、あの女」
「あっ!」
「マリア像が・・・」
「お空に飛んで行っちまう。だれだぁ〜っ!」
「ヘリに乗っているのは、ありゃ不二子だぜ」
「ルパーン!黄金のマリア像、確かに頂いたわよ!」
「ふじこー、呪われっちまうぞ、イイコだから返しなサーイ」
「呪いなんて信じないもーん」
「そりゃねーだろ、不二子ちゃん」
「ゴメンね、ルパ〜ン。悪く思わないでね」
「ふじこォー、ふーじこちゃーん!かえせーもどせー」
「くそっ!今日という今日は勘弁できねえ。ルパン!不二子とはきっぱり別れるって誓え」
「そういうなって。わるいコちゃんだけっども、かーわいいとこもあんのよ、ムフフフ」
「つくづく懲りねえ野郎だよ、おまえは」
「・・無駄だ、次元。こやつの病気は死ぬまで治らん」
「銭形もかわいそうにな、こんなやつのために」
「そうだ、とっつあん。とっつあーん!安らかになー!」
「あれをみろ」
「ル、ルパ・・ン」
「あらま、生きてるよ」
「まて〜い御用だルパン!今日こそ神妙にお縄につけぇ〜」
「ほほほ〜ぉん、とっつあんご無事でなにより」
「きさまを逮捕するまで死ねるかっ」
「そいつぁごくろーさん。ほんじゃいつものいきますか。次元、五右ェ門、ずらかれ〜っ!」
(ルパン、ルパーン♪)
はあ〜・・っ。
ヤバイくらいに楽しかった(笑)。
最近ルパン三世にハマりすぎてて、親にも変な目で見られてるかも。
いきなり、母親から電話が来て「パシフィコ横浜で世界SF大会やってるから観に行ってきなさいよ」などと勧められてしまいました。
イヤ、ルパン・ファンだから・・SF大会とか興味ないから・・。 -
びみょーに遊園地のアトラクションを終えた気分で、らせん階段をのぼると、あっさりした管理人室のまえにでます。
目で会釈して出口へ足をむけると、壁のプレートに駅までの道順が書かれています。
えーと、出てそのまま右手に進み、大通りにぶつかったら右手にまっすぐ、ね。
そのとおりに進むと、そっぽを向くライオン像がみえてきます。
まあ、話のタネにはなる場所かなあ。 -
最後まで、しつっこく美術館めぐり。
『ダリ美術館』を探して、モンマルトルまでやってきます。
駅周辺には案内となるような表示がなく、どう行ったらいいのかしばし躊躇。
とりあえずいつものように、観光客らしき団体のあとにくっついて歩きだします。
ほどなく到着したのは、 。
立ち話をしているジェントルなおじさんに、ダリ美術館の場所を尋ねると、すこし考えてサクレ・クール聖堂のほうを指差します。
うーん、なんかいってくれてるけど分からず・・。
とりあえず急な階段を、のぼり始めます。 -
階段の途中にあるこの角を左手に折れ、階段をのぼると・・。
-
そこがダリ美術館。
-
入口でチケットを購入し、階段をおりて地下のギャラリーへ。
写真では人がいなそうですが、けっこう混んでいます。
女性が圧倒的に多いかな。
あとはカップル。 -
基本的に大作ナシのギャラリーのような美術館ですが、オブジェは面白いのがあります。
-
びみょーに未完成っぽい、水彩画がほとんど。
抽象的でわけの分からないものも多いですが、ダリの着想というか、イメージのコアの部分がみれます。
個人的にはコアよか、ちゃんと完成したやつがみたいんですけど(笑)。 -
アイディア商品(?)も。
羽根をひろげた蛾の絵画。
中央にある円柱のミラーに絵がうつると、顔に見えてきます。
だまし絵みたい。
遊びゴコロ。 -
シュールレアリズムって、どれっくらい遊べるかが楽しいトコロだったりします。
みた瞬間に、どことは言えないけど面白い、そう感じさせてくれる作家が好きです。 -
創作する側は、試行錯誤して、考え抜いているんでしょうけど。
アダムとイヴの間には、ハート型のへび。
そこはかとなく、可愛い・・。
ミュージアムショップとはべつに、このミュージアムには画廊も併設されています。
ばっか高いレプリカも売られていて・・。
さすが、ダリ。
商売上手。 -
映像なんかも流されていて(例の気持ち悪い映画ではありません)、クラブっぽい内装でお洒落。
思ったほどではないけど、ダリ好きの人は一応行ってもいいかな、という雰囲気の美術館でした。 -
国鉄駅へむかう途中で、ちょっと寄り道。
エッフェル塔!
この位置からだと逆光ですが、せっかくだから写真を・・。
誰か撮ってくれる人いないかな〜。
みまわしていると、東洋系の男性が近づいてきます。
「シャオジェ」
お、中国か台湾の人だな。
「シャッターを押してもらえませんか?」と英語で頼まれます。
デジカメの液晶も、英語表記。
香港か台湾の人かなあ?
アジア系同士でも、みかけじゃどこの国の人だとか、母語はなにかまでは分かりません。
おたがい無難に英語と北京語でやりとりしながら、ちゃっかり自分も写してもらいます。
香港の人なら広東語。でも広東語はあいさつ程度しか分かりません。イヤ、北京語も同じか・・。 -
国鉄Gare de Lyon駅へ戻り、コインロッカーからトランクを引き揚げます。
-
モン・サン・ミシェルの間違いを繰り返さないよう、黄色い機械でちゃんと打刻して・・。
-
ばいびーパリ!
じゃあねールパン!
いよいよリヨンだぜ、ベイビー!
列車がすべるように動き出します。
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