2007/06/01 - 2007/06/10
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きっちーさん
さあ、いよいよ本日、出発の日でございます。
3ヶ月なんてあっという間じゃん。
やばいな、ホント準備ができてないや(笑)。
中国は、読めたり書いたりできるから意思疎通が容易ですが、ヨーロッパはのう・・・。
その場で何とかできないところが、不利だわ。
どうしようか、スダちゃん。
自信ないんですけど。
そもそも今回のフランス行きは、リヨンで調理師修行をしている、同級生・スダくんをたずねる、というのがメインイベントのはずですが。
まあ、それじゃすまないですから。
いろいろ考えているわけですよ。
はははのは。
6/1に出発するくせに、6/6にならないとリヨンへ来ない。
スダちゃんが心配して、たびたびメールを送ってくれます。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
ちゃんとリヨンへ行きついてみせますから。ねっねっ!
私の保証はあてにならないのか。
1年ほどフランスで生活している、彼のアドバイスは以下の2点。
?治安が悪いので、人を信用しないように。
?アンケートなどあれやこれやで、サインを求めてくるようなのは、間違いなく詐欺なので相手にしないこと。
ええっ?
おっかないんですけど!
つか、アンケートって・・。
答えられねーすよ、ボス。
ワタシのフランス語って、調理用語以外できないの知ってんでしょ。
よし!
じゃあ、困ったときはもう日本語!(現実逃避)
来いやっ、フランセ!!(行くのはお前だろが)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
-
そんなわけで、6/1日本時間午後5時、キャセイパシフィックCX521で経由地である香港国際航空へ到着。
むわっとした温かい空気が、まとわりつきます。
南だなあ・・。
ここで降りてしまいたいなあ。
ニーハウ、ニーハウ。
来たよ、トニ〜。
なんつって。
再度、キャセイの機体CX263に乗り換え、法国シャルル・ド・ゴール空港へ。 -
早朝6時。
フランス到着。
さっそく両替せんと、あきまへん。
到着ロビーのすぐわきにある、アメリカン・エキスプレスをのぞきますが、3名の職員さんはまだお金を整えている最中。
「ホワッツタイム、オープン?」
訊ねても、完全無視。
しばらく待ってみても、徹底的に無視されてます。
うわっ、感じワル。
いつ開くかくらい答えるのなんて、そんな手間じゃないじゃん。
3人いるのに、まったく相手にしてくれない。
見切りをつけ、インフォメーションで両替所の開く時間を質問すると、
「もう開いてますよ」
とこちらは丁寧に教えてくれます。
そうだよね。
フツー飛行機が到着してるんだから、開いてるものだよね。 -
感じの悪い両替所をパスして、空港をてくてく進むと・・。
ホラ、あった。
同じアメリカン・エキスプレスですが、こちらはちゃんと営業しております。
アフリカ系フランセのお姉さんが、ひとりでまわしているようですが、対応もスムーズで丁寧でした。 -
ちゃんと応対してくれた、おねえさんの両替所で、とりあえず5万円両替。
かえって来たユーロが少なくて、チョット先行きに不安を感じます。
いやあ、ヨーロッパは高いよなあ。
ようやく手にした現地通貨を持って、国鉄切符売り場でメモを見せ、RER-B線の切符を購入。
言葉はできなくても、筆談と簡単な英語のやり取りなら、たいていどこの国でも通じるようです。
ハイ。
こちらが、パリ市内までもっとも安く行けるRERです。
かなりくたびれた車体でした。
フランスっていうと、セレブのつどうパリコレとか斬新なブランドとか、テクノロジーでは韓国に列車を提供したり、ヨーロッパでも高級で先駆的イメージがあるのですが、インフラの衰えを感じます。
引っかき傷や落書きもそのまま。
エアコンの効かない、薄暗い車内のガムが貼りついた座席をさけ、弱い朝日の射す窓を見ていると、「こんなものなのかなぁ」とちょっとガッカリ。
『花の都』『芸術の都』つーより、ニューヨーク・ブロンクスのイメージだな、これは。 -
RER-B線は各停と急行があるようで、乗った列車はいくつかの駅には停車せず、進みます。
駅を数えているうちにGare du Nordではなく『Paris Nord』と、表記された駅に停車。
「ひょっとして・・?」
なんとなく、カンで降りてエスカレーターを上ると、やはりそこがGare du Nord駅なのでした。
RERとメトロでは、この駅では駅名が違っているのでご注意!
Paris Nord(Gare du Nord)駅から無人改札を抜け、メトロに乗り換えようと、チケット窓口を探しますが、有人の窓口がなーいっ!
うむうう・・。
機械は苦手じゃ・・・。
おなじように右往左往している、欧米系の皆さんのうしろに並びます。
あわよくば、やり方を盗み見ようと思っていたのですが・・。
どの人もすぐにあきらめて、立ち去ってしまいます。
速攻、私の番になっちゃった。
イングリッシュ画面にしてみますが、イマイチやりかた不明。
いろんな切符の種類が出てきて、どれだか分からず、値段で判断しようとしますが・・・。
あれ・・?
いくらだったっけ??
眉間にシワでフリーズしていると、急にホームレスさん系のアフリカン・フランセが「できないの?」と画面を覗き込んできます。
「この機械は止まってるよ。こっちの使いなさい」(そう言っていると見た)
と、はしっこの販売機に連れて行かれます。
こ、これってヤバイんじゃ・・・。
ほら、勝手に切符買われて高額な料金を要求されたって、体験談を読んだような・・!
「片道でいいの?」(おそらくそう言ってる、フレンチ)
「そうで・・ウイ、ムッシュ」
オジサンはさらさらと機械を操作し、
「はい、お金入れて」(フレンチ)
にっこり笑って、こんどは別の列で『切符の買い方指導』をはじめます。
あら?
チャンと正規価格で買えてる。
駅の係員でもないオジサンは、どうやら切符の買い方で悩んでいる人を見つけては、好意で教えているもよう。
ヨカッタ、怖い人じゃなくて。
こういう人もいるんですね。
なんだ、ちょっと印象が変わったぞ。
謎のオジサンのおかげで、Monparnasse駅へ無事到着。 -
Monparnasse駅の窓口で、モン・サン・ミシェル行きの往復切符をバス代込みで購入。
61.60ユーロ。
その足で、コイン・ロッカー(Consigne)を探します。
国鉄駅ならたぶんあるでしょ、と踏んだ通り、ありました。
72時間で最小4ユーロ。よほど大きくなければ、トランクも入る大きさです。
使い方は、簡単。
?荷物を入れ、扉のレバーを縦にしてロック。
?ロッカーの大きさによってちがいますが、液晶画面に金額が表記されるので、コインを投入。
?キーの解除番号が表記されたレシートを取り、開ける時はそこに書かれた番号を打ち込む。
お札しかなければ、両替機も設置されているので、くずせます。 -
さて、身軽になったところで、いざ世界遺産モン・サン・ミシェル!
本当に改札の無いホームで、列車のホームを確認し、いそいそ乗り込みます。
へへん。
こんなんチョロイね。
中国と全然変わんないし。
ヨーロッパがどうだってのサ、ほほのほ。
席を決めて、まったりガイドブックなど開いていると・・・。
ややっ!
改札は無いけど、なんか黄色い機械で切符に打刻って書いてあるぞ!!
やってねえよお〜っ! -
どうしよう。
どうしよう。
あと10分で発車です。
私の車両はえらくはしっこなので、行って戻って10分・・・行けるか??
あわてて席を立ち、ホームを逆走します!
つか、黄色いの何処!?
ファーストクラスの乗車口の前で立ち話をしている、駅員のお爺さん達にしがみつきます。
「アイム、ルッキンフォー、ディスウウ〜!!」
目を丸くしているお爺さん達に、ガイドブックの写真を突きつけ、涙目で訴えます。
「これ!これ!」
「●●か」「●●だよね」
おじいさん達は頷きあい、
「それならあっちだよ」と指差します。
「ボンジュール!いや、メルシー!!」
もう訳が分かりません。
再び走り出そうとする私を、
「これ、お待ち」
とお爺ちゃん片割れが呼びとめます。
「いや、かなり真剣に急いでるんで」(日本語)
「いいから、切符だしなさい」
さしだした切符を確認すると、ポケットからパンチを出し、ぱちんぱちんと穴を開けます。
「ハイ、これで大丈夫だよ」
「乗れるよ」
そういって2人ともニコニコしています。
「え?これでいいんですか?」(日本語)
不安そうに見詰めると笑われてしまいました。
「メルシーボクー・・」
笑顔で手を振ってくれる車掌さんたちと別れ、シートへ戻ります。
あ〜ドキドキした〜。
9時5分。
列車が音も無く、滑り出します。
油断大敵☆ -
レンヌ駅に到着。
北口(NORD)を出ます。
英語だとノースか・・。
ちょっと近い?
ヨーロッパ一帯は、語尾が多少ちがっていたり、読み方がちがっても、単語はなんとなく似ています。
地域性ってあるのね。でも、英語は苦手。
さて駅舎を出て、右に目をやると、ご覧の建物が見えます。
この建物の右側に道があり、その道を歩いて建物の裏手にまわると、モン・サン・ミシェル行きのバス駐車場があります。
駐車場はせまいし、電光掲示板で行き先表記もあるので、分かりやすかったです。 -
バスの到着を待っていると、次々に日本語を喋る人たちがやってきます。
さらにどっかの芸能人を連れた、ジャポンのテレビクルーまで!
なんか熱海の温泉バスにのるような気分ですが、バスが走り出すと、周囲は石造りの美しい町並み。
やがて郊外の牧場をぬけ、見渡す限り草の生い茂る果てしない平原が現れます。
これが満潮になると、一面海の底かあ〜。
すごいなー。
みたいなー。 -
運転席の方角に見えてきました!
モン・サン・ミシェル!!
車内騒然デス。
各自いっせいにシャッターをッ。
パシャパシャ・・! -
すごーい!
ホンモノ!
テレビで見たヤツ。 -
私たちを乗せたバスも、島への入口わきにある駐車場で停車します。
いやあ、けっこうおっきいな。 -
近づくと、このおとぎ話のような景観の島のたもとは、駐車場でした(笑)。
-
地球の歩き方記載以外の、タイムテーブルがないのかチェック。
・・・ふーん、無いンだ。
現地に行けばもっと発着便があるかと思ったのですが、無かったです。 -
さて、いよいよモン・サン・ミシェルに取り掛かります!
-
ロールプレイングゲームに出てくるような、中世の町並み。
しかーし! -
みやげ屋、みやげ屋、みやげ屋・・たまにレストラン、またみやげ屋!
むう〜。
みやげ屋天国ですか、みやげ島ですか。
アリですか、これは。
ちょっとイメージが崩れたぞ。
坂の上にある教会の入り口まで、ひたすらおみやげロードが続いています。 -
とはいえ、景観はよく保護されています。
教会へと続く階段。 -
細いわき道はいくつかありますが、実質一本道なので迷いません。
折れ曲がった階段を登ると・・。 -
ほどなく、石造りの塔が目前に迫ります。
-
こちらが、修道院。
「アンティケット、シルブプレ」
チケットカウンターで、(最悪の発音ですが)簡単なフレンチで頼みます。
係りのおじさんに、
「中国人か韓国人か日本人か?」
たずねられます。
「ジャポンでーす」
こたえると、
「アリガトウ」
そういって、チケットを手渡されます。
「え?あ、ありがとうございます。メルシーボクー」
銀行のカウンターなら気にもとめない接客ですが、海外で地元の人にやってもらうと、嬉しく感じるのはなぜだろう〜。
観光地だし、アジアに限らずいろんな国の応対が、できるのかも。
やるな、おいちゃん。 -
中へ入るとまだまだ階段。
高い壁と、小さな窓。
まるで、要塞のようです。 -
一番うえまで上がると、中庭のある開放的な空間がひろがっています。
周りから口々に、
「ラピュタだ」「ラピュタだ」
と聞こえてきて、フランスにいる気がしません(笑)。
いったいどれくらい、日本からの観光客がきているのか。 -
遠く海岸線を見おろし、風に吹かれていると、階段をよじ登ってきた汗が少しずつ引いていき、海辺の強い日差しに目がくらみます。
-
引き潮の砂浜。
-
時間のすきまに迷い込んだような、濃い影をつくる石道。
-
爽やかな中庭を通り過ぎると、順路は薄暗い修道院の内部へと続いていきます。
-
所々に小さな展示ブースがあり、ちょっとした物が置かれていたりします。
こちらはお気に入り。
モン・サン・ミシェルができるまで。
小島に集落ができ。 -
建物が築かれ。
-
徐々に拡張し。
周辺に民家もちらほらしはじめる。 -
そして現在の姿が完成する。
いっこいっこ写していたら、まわりの人まで撮り始めてます。
集団心理かな(笑)。
こういう写真て、ブログにはのっけても現像はしない。
でも、なんとなく撮っちゃうんですよねー。 -
モン・サン・ミシェルの修道院は、奥へ行けば行くほど、暗く湿った雰囲気で、飾り気もなんもナシ。
たたずまいのインパクトがあるので、もっと派手派手ケバケバの内装かと思いきや、地味〜なようすです。
監獄として使われたというのもうなずけます。 -
廃虚のような、屋内を順路の矢印を頼りに下っていきます。
とちゅう、素朴な聖像が思い出したように、展示されています。 -
これは塔のてっぺんに立っているミカエル象の、複製?
金色じゃないけど。 -
今はこんなだけど最盛期は、絵画や調度品などもそろっていたのかもしれません。
どの部屋もがらんとしていて、生活臭がありません。 -
ようやく最後の部屋。
簡単な展示室になっています。
ここをぬけると、おみやげ屋さん。
またかいっ。 -
外へでるとホッとします。
日差しが益々勢いを増して、鳥の声と木陰の道を歩くと、修道院の迷路のような雰囲気に、居たたまれないものを感じます。
しっかし、良いお天気! -
修道院の裏からぐるりと半周して、もとの入場口へ戻ります。
う〜ん、でかいっすね。 -
階段が多いので、お年寄りや子どもには少しキツイかも。
-
サンドイッチとミネラルウォーターで、昼食をとり、その辺をウロウロすると、そろそろ飽きてきます。
修道院をはずすと、見てまわれるスペースは広くはないので、2時間くらい観光すればだいたい終わってしまします。 -
パリで買った帰りのバス切符は、4:45発。
しかし、あと2時間ちかく太陽の真下で、人ごみにさらされるのも・・・・かなり、イヤ。
なんとか1本前のバスで帰れないかどうか、3:15発のバスの運転手さんに切符を見せて交渉。
「アイハブ、バスティケット。チェンジ、タイム。スタート、ナウ、プリーズ〜。」
なんじゃそりゃ〜。
イマジネーションが必要な英語ですが、ニュアンスは分かってもらえたようで、運転手さんが言うには、
「チェンジはできる。ただし、現金払いで乗ってきたお客さんを優先するので、出発までに席がうまってしまったら、悪いけどチケットの時間にあるバスに乗って欲しい」
とのコト。
バス停付近には、日陰になる場所がありません。
うえ〜。
この炎天下で待つのか。
キビシイ〜。 -
『フランス人は英語を話さない』と、いまだに耳にしますが、嘘です(きっぱり)。
英語で話し掛ければちゃんと英語で返してくれるし、お互い怪しい英語でも、ゼスチャーなどを交えて何とか意思疎通を図ってくれるところは、どこの国だって変わりません。
まだ6月なのに夏を思わせる太陽の下、バス停の前で座り込んでいると、出発5分前くらいに運転手さんが手招きしてくれます。
「マダム!」
「え?わたし?!マダム??」
いやん。
既婚者に見えるのかな〜(照)。
指輪してませんけど。
年齢的には不思議じゃないか。
このときは分かんなかったのですが、23歳になったばかりのスダちゃんでも『ムッシュ』だったし、どうやら成人男女は基本的に『ムッシュ』『マダム』で呼びかけるみたい。
マドモワゼルが10〜20代の未婚女性で、マダムは既婚女性につけんのかと思ってたけど、使い方ちがう??
あとで、スダちゃんに確認したところ、
?キレイな女性には、若くても『マダム』とつける。なぜなら美人な人は早く結婚するから(ワタクシ、これです!)。←空気を読みましょう
?見た目で所帯持ちっぽい人は、とりあえず『マダム』とつけてみる。←こちらです
?男性の場合は、未婚既婚関係なく『ムシュ(ムッシュ)』でOK。
だそうです。
やっぱ、?か・・?←空気を読みました
中国じゃシャオジェって呼んで貰えるのに〜(あがき)。 -
レンヌ駅。
切符売り場へ直行し、筆談で1本前の列車に切符を変更してもらいます。
バカンスシーズンでなければ融通は利くようなので、良かったです。
なんか改めて思いますが。
いやあ〜、行っちゃったな。
モン・サン・ミシェル! -
NEXT旅行記は・・・。
オルセー美術館で大興奮!
三人のお気に入り画家に出会います。
しかし、重大な問題も。
あ〜あ、安けりゃイイってもんでもないよなア。
おし、反省会!
この旅行記のタグ
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