2007/06/01 - 2007/06/10
12350位(同エリア17030件中)
きっちーさん
6月3日、パリ2日目。
夜明け近くに目が覚めます。
日本との時差、サマータイム7時間。
体内時計で、お昼くらいってトコでしょうか。
お風呂に入りたいなー。
フランスは勝手に北海道くらいの気候のつもりでいたのですが、思ったより湿度があります。
メトロはホームも車内も、冷房がまったく使われておらず、プチサウナ状態。
同じく冷房なくても、乾燥した中国の気候なら窓を開けているだけで、渇いた涼しい風が入ってきて、汗がすうっと引いて行くのですが・・。
ああ、宿失敗したな。
せめて、トイレ共有でもいいからシャワーは必要だ。
汗でべたべた。
花の都で、なんでこんな事になっているんでしょう。
間違ってるぞ、ワタシ。
つか、だんだんバックパッカーぽくなってきてるし。
バックパッカーがいけないという事じゃなくて、リュック背負うの嫌いだし、知らない人と一緒に寝るのヤダし、トイレと風呂は室内にほしいと。
わがままってコトで。
シャンプーもないのでとりあえず、これだけはある洗面所のお湯で、ごしごし頭を洗い、濡れタオルで体を拭きます。
シャワー浴びたい。
シャンプー欲しい。
・・・・なんか、情けなくなってきた。
いいや!
ここはポジティブに、前向きに。
予防注射の後とか、健康増進の乾布摩擦をやってると思えばいいじゃん。
そうさ、内臓が健康になるぞ。
よかったね!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
-
さて、何でこんなMAXな状態に陥っているのか?
話は、モン・サン・ミシェルからパリ市内へ戻ってきたところから、始まります。
財布をのぞくと、モン・サン・ミシェルの行き帰りの交通費のせいで、現金が一気に減っています。
こええ!
きょう土曜日でしょ、あした日曜日でしょ?
あさっての月曜になんなきゃ、銀行は開かないだろうし。
あした1日を、何とかしのがねば!
Monparnasse駅で、コインロッカーのトランクをピックアップし、有人窓口で2deysメトロ乗り放題切符を購入します。
うおおお〜。
お金無い〜。
残額は、ミュージアム・パス代と、1回5ユーロくらいの食費だけだ〜!
ややデンジャラスな気分に浸りながら、ネットで予約してあった4線Reaumur-Sebastopol駅から徒歩2分のAPPIーHOTELへ向かいます。
ホテルがあるという、通りにでると・・。
う・・・っ!
セックスショップと怪しげなおじさん達がたむろする、胡散臭げな裏通りです。
やべ。
安いトコだったからな、大丈夫かな。
案の定ホテルの入口は施錠されており、インターフォン越しに本人確認させられます。
「ジュスイ、きっちー。フロム、ジャポン!アイ、リザベーション、スィングルルーム、フォーナイツ」
なんだか、ちゃんぽん?
手間どっていると背後から、怖いおじさんが・・・!
冷や汗が出た瞬間、ドアの電子ロックがかちゃり、と開きます。
あわてて建物にすべり込み、息をつきます。
こ、こええよぉ〜。
「やってけるのかな?わたし」
ひーんっ。 -
ガランとしたステップを登り、2階の鉄格子のはまった小窓のある部屋が、レセプションのようです。
「ボンジュール」
背の高いアフリカンフランセが、ドアを開けてくれます。
現金のもち合わせがないので、カードで宿泊費の支払いを済ませます。
あんましカードは使いたくないんだよな、怖いから。
3階の部屋まで案内してもらいます。
おお、せまいけどフランスっぽいじゃん。 -
ベッドもでかいし。
ん? -
んん?
洗面所はあるけど、お風呂はどこ?
トイレはどこ??
あわてて、戻って行こうとするお兄さんに、
「ウェアリズ、トワレー、トワレ-」
訴えると、階段の踊り場に案内されます。
物置のような木製の扉を開けると、そこがトイレ。
なさりたくなったら、いちいち鍵かけて、部屋を出て行かなくちゃいけないの?
しかも共有かぁ。
ヘンなカメラとか仕掛けられてませんように。
シャワーなし!
こんな、汗びっしょりなのに!
えらい宿とっちゃったな〜(泣)。 -
もうお金払っちゃったし、変更して欲しいって伝えるのも、語学に弱いから億劫だし・・・。
この問題は、保留。
寝よ。
そして、あした考えよう・・・。
あした・・・。
・・・zzzzz・・・・zz。 -
そんなわけで冒頭の事態に陥っているのでした〜。
はあ・・。
「お金も無いしどこへも行けない」
そんな風に思ってはいけません。
世の中プラス思考で行きましょう。
メトロ乗り放題2deysチケットで、きょうから2日間『美術館めぐり』をします!
入場料はどうするのかって?
今日1日はタダなんですよ。
いや、ミュージアムパスじゃなくて、ホントのフリープライス。
パリの美術館のほとんどが、第一日曜日は入場無料なんです!
さっそく、オルセー美術館へGoー!! -
無料日だから、混んでいるかと思いましたが、入場時間から5分ほどで館内へ。
広いな。
天井たけっ。
駅舎を改造した美術館と聞いていましたが、開放感があってなかなかイイ感じです。 -
朝の光に照らされて、中央に続く大理石の彫刻を眺めると、パックス・ロマーナの華やかな都に立っているようです。
キレイな美術館だなー。 -
ここらへんは、近代の彫刻なのかしら?
ちょっとセクシー? -
石の色彩を利用した彫刻。
玉フェチ的にはこういうの好きです。 -
さて、今回の旅で一番印象深かった、作品群がこちら。
この作家をみるのは初めてです。
モローと同じ部屋に展示されていたのですが、何気ない構図なのにとても鮮烈で、思わず見入ってしまいました。 -
かなりスペースが割かれているので、フランスでは有名な画家なのかもしれません。
(ぜんぜん見たことないけど) -
なんだろう、この感じは。
壁画のような巨大な画面に、淡い色合いで描かれた世界が広がります。
絵画は好き嫌いがあるのでしょうけれども、好きだなあ、この作家。 -
画集買わなきゃ!
名前をチェックします。
ここオルセー美術館も、ノーフラッシュならば写真撮影OK。 -
ああ、モローだ!
見たかったんだよなあ! -
ギリシャ神話の幻想的な世界と、サロメのエピソードをモチーフにした作品で知られる画家です。
生で見たかった!
パリには彼のアトリエと住居を改装した、美術館もあります。
行くぜ、絶対。
オルフェウス、水彩画で描かれたサロメ。
一度おがみたい作品でしたが、こちらには展示されていませんでした。
いつか見てみたいなあ。 -
これも今回、初見の作品。
画像では分かりにくいのですが、写真のように精密に描かれ、驚くほど生き生きとしています。 -
絵画だけではなく、アールヌーヴォーの家具や室内装飾など、いろいろな展示があります。
「ごっつい、棚・・。こんなん何処に置くんだろ?」
ボンヤリ、口をあけて見ておりましたが、視線を下にずらすと・・・。 -
こわっ。
悪趣味でしょ、これは。
置けない。
家には置けない。
(面積的にも) -
これは、ルノワールの作品の胸像。
絵画の雰囲気でてますネ。 -
春の庭先(?)のような、刑場のキリスト。
暗く重苦しい作風でなかったのが、逆にインパクトがありました。 -
奥のお兄ちゃんがオーランド・ブルームに似てる(?)から撮ってみました。
-
こちらもお気に入りの絵。
窓際にあったので光があたっちゃって、斜めからしか撮れませんでした。 -
さて、一通りまわったつもりでいましたが、オルセー美術館のすっげーエリアは、見つかりずらいスペースにあったのです!
入口を入ってすぐわきにある、階段とエスカレーターを上がって行くと、いくつかの部屋に分かれた小さな展示室が並んでいます。
そこには、教科書や美術書でお馴染みの、あーんな絵やこーんな絵が、嘘みたいに架けられているのです! -
有名作家ばっか。
-
某喫茶店(笑)。
-
こんだけ、アップしておいて矛盾ですが、絵画は絶対、絶対、ずぅえ〜ったい・・・。
実物を見るべきですっ。
それを教えてくれたのが、このセンセ。 -
中学生ごろまで、私はゴッホの絵は嫌いでした。
理由はふたつ。
?精神面で不安を抱えた人に対して、蔑視があった(今も克服できたとは言い切れませんが)
?写真で見る『ひまわり』は、色がグロテスクで歪んでいて、病的に思えた -
そんなある日、住友ビル(だったかな?)で本物の『ひまわり』をみたんです。
すごくやわらかで、落ち着いた色彩で、衝撃を受けました。
その後も何点か本物を目にする機会がありましたが、一貫して描いた人の優しさが感じられて、写真で知った気になっていたコトの、傲慢さを痛感しました。
師父〜!(ワンチャイっぽく)
最高ッス!
また勉強させて下さいッス〜。 -
そんな師父と同棲してた、画家さん。
-
どう考えてもパクリな、『月と6ペンス』はゴシップ記事もしくは同人誌っぽくて、それなりに名作?
そんなゴーギャンさんの作品は、ハマっちゃったんだなあーとビシビシ伝わってきます。
理由を探さなくても、惹かれちゃうものに出会えるって、幸せだと思います。 -
これ!これ!これ!
名画なのでしょうが、間近した瞬間に「えへっ」と笑いがこみ上げます。
だめだ。
『ミスター・ビーン』のインパクトが強すぎて、まともに見られない。ぷぷぷ。 -
お気に入り第3弾。
現地美術館めぐりの醍醐味は、日本ではまったく知れていない作家に出会えることだと思います。 -
照明をしぼった、地下室のような廊下でガラス越しにシャッターを切ります。
ガラスが邪魔して、第一印象に残った雰囲気を出せません。
名前を聞かない画家なので、日本での展示会は望み薄ですが、オルセー美術館へおこしの際はぜひチェックしてみて下され。 -
古い冒険小説の挿絵の原画を見ているような、ちょっと変わった印象の絵です。
-
オルセー美術館は、建物のおもてやいくつかのスペースで、動物をテーマにした作品があります。
この白クマ君は、美術館のマスコットキャラのようで、マグカップやポストカードになっていました。 -
チケットボックスで、明日から使用予定のミュージアム・パスを購入。
裏に日付を書く欄があるので、使い始めるときにここにスタンプかなんかを押してもらうんだな、きっと。
さて、お次は何処へ、行こうかな?
ショップを冷やかして、おもてにでると、アテネの彫刻のようなブロンズ像が飾られています。
近づいてみると、世界各国の民族がモチーフになっているもよう。 -
ちょっとカン違いっぽいジャポーン!
頭、ヅラっぽい。
時代劇とかの鬘じゃなくて、ハンズとかで売っているパーティー用のやつみたい?
しかも背後に象とかいますから。
これが、日本のイメージ。
うーん、どんな国だ。 -
NEXT旅行記は・・・。
ギメ東洋美術館。
ねえねえ、こんな持って来ちゃってイインデスカ?
大量の美術品が、元の地域へ戻されることって・・・無いだろうなあ。
こういうのを見て、アジア地域に親近感を持ってもらえる一環になっているのかもしれない?
海外での評価によって、価値の再発見がされる品もありますけど。
個人的には、現地の発掘品や美術品は現地で展示するのが、その地域のためにも良いって思ってたりします。
それはさておき、ギメ東洋美術館!
お楽しみに〜!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- nao0880さん 2007/06/13 00:15:11
- お帰りなさい
- きっちーさん、こんにちは。
無事帰国されたようす。まずは、お帰りなさい。
そうですね、シャワーはほしいですね。
たぶん、日本のビジネスホテルのように部屋にシャワーがなくてもサウナ付き大浴場が別にある、などということはないでしょうね。
落ち着いたら楽しい旅行記ゆっくりとを作ってください。
私は明日は宇部に日帰り出張、ちょっと寄り道する時間がないのが残念です。
ではまた。
- きっちーさん からの返信 2007/06/13 19:21:14
- RE: お帰りなさい
- お勤めご苦労様ですっ。
遊んでて、すみませんっス!
いや、もう、さっそく時差ボケで。
本日おきたら10時・・・・。
やっちまった〜って感じです。
体内時計は正直ですね(笑)。
当面はおとなしく、奈良とフランスの旅行記を細々と書いていこうかなと思います。
書き込みありがとうございます。
また遊びに行かさして頂きますね。
きっちー
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
きっちーさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
39