2007/02/25 - 2007/03/13
9926位(同エリア10340件中)
nkさん
[3/7(水)夜〜3/10(土)昼]
ユーロスターでドーヴァー海峡を越えるところを見たかったのだけれど、つい寝てしまい、2時間40分はあっという間に経ち、19時にロンドンへ到着した。
ウォータールー駅には友達が迎えに来てくれていた。なんかすごくホッとした。彼女がロンドンでアートを勉強すると言って日本を離れてから、7ヶ月ぶりの再会だった。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- KLMオランダ航空
-
駅近くの、全てがビッグサイズのスーパーマーケットで買い物をすませてバスに乗る。
バスの窓から見えるロンドンの夜景は上品にきらきらしていた。「東京みたいだよ」と友達は何度も言う。
発達した交通網とか建物の近代的な様子が、東京と似ているらしい。 -
フラットの共同キッチンで、缶ビールと友達の作ってくれたパスタをごちそうになる。2週間ぶりくらいの手料理なのですごく嬉しかった。
友達の部屋はアートな雰囲気であふれていた。小さな部屋の中にある色と模様と形すべてが、彼女のものだった。
私は彼女をとても尊敬している。努力を継続できる精神力と、独特の才能と人望に恵まれている、と思う。同年代の人に、妬みなど一切なく尊敬するって、なかなかない気がする。
夜、ベッドに入ってから(ベッドは私が使わせてもらってしまった・・)大学時代のバイトでの出会いから、私達がお世話になっている不思議なおじいさんこと、フラットメイトに関わる苦労話、恋愛のこと、学校のこと、仕事のこと・・いっぱい話した。
久々でもロンドンでも、相変わらず気の置けない関係なのが安心する。 -
翌日、友達は学校に行き、私は観光。
日本を発つ直前に、母から速達郵便でウィリアム・モリスが住んでいた家「レッド・ハウス」についての新聞のコラムの切り抜きと、母のお薦めコメントの殴り書きが届いた。
そのため、私はウィリアム・モリスについてもレッド・ハウスへの行き方についても調べなくてはいけない状況になる。
ウィリアム・モリスは19世紀の英国で活躍した詩人、工芸家、社会主義運動家。アーツ・アンド・クラフツ運動の主導者として、産業革命後の大量生産による低品質な商品があふれる状況を批判し、手仕事に戻り、芸術と生活を一致させることの重要性を主張したそう。
レッド・ハウスはアーツ・アンド・クラフツの代表作で、名前の由来は赤レンガからきている。当時、壁の中に隠されるべきレンガをむき出しにして仕上げたので、すごく奇妙な家だったらしい。
レッド・ハウスのあるベクスリーヒースは、ロンドンのヴィクトリア駅から国鉄で30分ほど。ロンドンに住んでいる友達もどこか知らなくて「本当に行くの?」と数回確認されたけど、日本から出たことのない母のためにも、行かねばなるまい。。 -
ロンドン市内に見どころは目白押しなのに、最初から郊外に出て、しかもレッド・ハウスでいいのかと自問自答しながらも、ベクスリーヒースに着いてのどかな住宅地を歩くと、空も晴れ渡って気持ちよくなる(ロンドンがこんなに晴れるのはめずらしいって、その日の夜友達から聞いた)。
看板の案内に従って15分ほど歩き、レッド・ハウスに到着した。受付でガイドツアーに参加したいけど、申し込んでないことを伝える。本当なら要予約だけど、思い切って来てみると何とかなるもの。12時半のツアーに参加させてもらえることになり、やったぁ!と心の中で叫ぶ。
1時間ほど街をぶらぶらして時間をつぶした。スーパーでパンを2つ買って食べる。クロワッサンは普通で、ジャムパンは甘ったるかった。でもまだ「イギリスの食事はまずい」ことは体験できていない。
それから、30歳くらいの男の人に話しかけられる。目のいやらしさからしても、たぶん「うちへ来い」と言っていたので、断って逃げた。 -
ガイドツアー参加者は、5組の欧米の夫婦と私。ほらー、やっぱり浮いてる。英語もウィリアム・モリスも分かってないのは私だけだ。ガイドのおじさんの熱心な解説だって1割も分からない。一生懸命単語を拾っても話の流れはつかめず、笑うタイミングはもちろん逃す。
途中から、その空間を味わうことに徹すると、それだけで十分楽しめた。母が好きそうな手作り感いっぱいの、ステンドグラスや壁紙や家具などなど。どこにも妥協がなくて、でもとてもナチュラルな美しさがあって、素敵な家だった。一人で見てたらきっと「きゃあ!かわいい〜!」と何度も歓喜してしまったはず。
たまには、こんなテーマのある(?)観光も悪くないと思った。母に感謝。 -
ロンドン市内に戻ったのは15時頃。
お金もないので、博物館巡りをすることに決定。
イギリスの物価はすごく高いけれど、博物館・美術館は入場無料なので本当に助かる。 -
とりあえず、という感じで自然史博物館を見学。
重厚な教会のような外観に比べ、中はテーマパークのようににぎやか。恐竜とクジラとゾウとキリンと何でもかんでもが同じ空間に収まっていて、ちょっとおかしかった。
続いて、その隣にあるヴィクトリア&アルバート博物館へ。
世界各地の芸術作品を展示されてあり、先ほどより大人の雰囲気。ここでもウィリアム・モリスの作品を見ることができた。 -
それから歩いてハロッズ・デパートへ行ってみる。
ここの食料品売り場も博物館みたい。ショーウィンドウの中に美しく何でも揃う。
お土産用に手頃な紅茶をいくつか買った。 -
近くのスターバックスコーヒーに入り、ラテとスコーンで休憩。これで千円くらいした。ポンド高い!(結局この日はびびってパンとスコーンしか食べなかった。。)
でもやっぱりスタバは落ち着くので好き。 -
外に出るともう暗くて、ハロッズはイルミネーションで着飾っていた。夢のお城みたいだった。
20時過ぎにフラットに戻る。うだうだしてベッドに入り、一緒に「耳をすませば」のDVDを観る。友達は日本の音楽や映画ばっかり、恋しいみたい。
「耳をすませば」は私が中学1年のときの作品なのだけど、今観る方が断然いい。中学生が将来や進路のことで悩むのに、10も年が違う自分を重ねてみたりして・・昔は「ただの恋愛もの」と思って興味のなかった映画が、すごく心に染みた。 -
翌日も一人でロンドン観光。
朝、友達に教えてもらったボロ・マーケットへ行く。ここの市場は大きくはないけれど、おいしいチーズやハムを試食できるのが嬉しい。 -
この日も天候に恵まれ、空がまぶしい。
すぐ近くのテムズ河の橋を歩く。大きな河の向こう岸には、白や茶の同じ高さの建物が並び、その奥のあちこちで建設機材が頭を突き出している。
ロンドンは近代的な建物がすごく多い。オフィスビルの清潔な感じや、繁華街の人ごみ具合、配慮された草木のバランスなどは東京に似ている。 -
テート・モダンで堅苦しくない近現代美術を見てすっきりして、ミレニアム・ブリッジからテムズ河を渡り、真っ白なセント・ポール大聖堂を外から眺める。
もうロンドンでは観光にお金を使わないと決めたから、眺めるだけ。 -
次は大英博物館。地下鉄を乗り継ぎ、テトナム・コート・ロードで降りる。
駅を出るとずっと行きそびれていたバーガーキングがあったので迷わず入る。このボリューム・・たまらん!
数年前、いつの間にか日本から姿を消していたけど、もうすぐ再上陸するらしいので嬉しい♪ -
神殿風の大英博物館の入口を通ると、ガラスの屋根付きの広場、グレート・コートがある。
世界最大級の博物館の展示作品数は5万点だそう。ルーヴル美術館より1万5千も多く見るのか・・って比べることじゃないかな。
グレート・コートから各展示室へつながっているのだけれど、私が何とか気後れせずに回れたのは、100ほどある展示室それぞれに番号がふられていたおかげかも。 -
私は形あるものを見る博物館の方が、美術館より好きかもしれない。実際、大英博物館はとても楽しめた。
作品をスケッチしている人がたくさんいて、私も思わず、この壁画を描き写せたら素敵だろうなぁと考えてみたり。 -
パルテノン神殿の彫刻群は、頭がなくたって躍動感があった。
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ミイラは「今にも動いてしまうんではないか」って思わせるほど、どうしてもちょっと怖かった。
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私は個人的に「Living and Dying」という、各国の民族の展示をしているコーナーが興味深かった。
世界は広い!ということと、明らかに「Living」を強く感じた。 -
大英博物館を出て、小さなお店でにぎわうチャリング・クロス・ロードをひたすら歩く。
ナショナル・ギャラリーに寄って苦手意識が芽生えた絵画をたくさん見る。でも元気だったせいか入場無料のせいか、肩肘張らずに楽しく鑑賞できた。 -
夜は友達と友達の彼とパブへ!(友達は数年前フランスにいたときはコンゴ人と付き合っていたけど、今の彼は日本人でした)
週末のパブはスペインの立ち飲み屋みたいに混んでいる。初めに入った店は1階も2階も人で埋め尽くされ、あきらめて出る。次のパブではなんとか窮屈な椅子席を確保することができた。
カウンターに行ってビールを1パイント買い、席に戻る。おかわりには友達から教えてもらったリンゴの炭酸のお酒、サイザーを飲んでみた。さっぱりした甘さで気に入ってしまった。日本にはなくて残念。
まわりは会社帰りとみられる男女のグループがたくさん、みんな陽気に飲んでいる。
おつまみもなく、ただただビールを飲むだけのお店って不思議。 -
私はお腹がすいてしまったので、その後レストランに連れて行ってもらう。さっきのパブと違って店内はゆったりしていて、家族やカップルが食事をしてくつろいでいた。
イギリス食でこれだけはおいしい、というフィッシュ&チップスを食べる。魚がほくほくおいしかった。
私が一人でボリュームたっぷりのフィッシュ&チップスを食べきっただけで、彼はとても感激してくれて、なんだか不思議だった。出されたものは残さず食べます。
中華街にも寄ってくれて、3件目にまた別のパブへ連れて行ってくれる。2人が私をゲスト扱いしてくれてすごく優しい。
今度は小さなパブだったけれどすんなり座れた。 -
彼に習って巻きタバコを作ってみたり(イギリスではタバコは千円くらいするから、自分で作っているらしい)、友達が10分おきくらいにトイレに行ったり、彼が二十歳なのにとてもしっかりしていて、彼女のこと大好きそうだったり・・なんかいっぱい楽しかった。
やっぱりみんなでいるのは楽しい、と感じるのもまた一人旅なのかな。
この夜のDVD鑑賞「魔女の宅急便」は、友達も私も途中で寝てしまいました。 -
翌朝、3泊も自分のベッドを譲ってくれた友達が「もう行っちゃうなんて、あっという間だね」と言ってくれて、わざわざヒースロー空港まで見送ってくれて、その優しさがすごく嬉しかった。
ロンドンに来てからオランダに発つまで、一人でいるときもずっと安心していられたこと、友達にすごく感謝。
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