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 7区のデパート「ボン・マルシェ」のとなりにある「奇跡のメダル教会」に行きました。他の教会と異なり、外観の威容というものがないので、見つけるのに一瞬迷いましたが、扉の前の人だかりを見て、わかりました。<br /> 時間は2時25分、知りませんでしたが、この教会は2時半から、一般信徒に門戸を開いているのでした。<br /> 門内に一歩入ると、そこは観光とは異質な、信仰の世界が広がっていました。観光気分があっという間に萎えて、カトリック信者でもないのに、祈りたくなってしまうから不思議です。<br /><br />【シャペル内陣】<br /><br /> 新しい装飾がかえって、観光とは別の世界へと人々を誘います。

聖母御降臨のシャペル、奇跡のメダル教会

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2007/03/13 - 2007/03/13

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2

20

スキピオ

スキピオさん

 7区のデパート「ボン・マルシェ」のとなりにある「奇跡のメダル教会」に行きました。他の教会と異なり、外観の威容というものがないので、見つけるのに一瞬迷いましたが、扉の前の人だかりを見て、わかりました。
 時間は2時25分、知りませんでしたが、この教会は2時半から、一般信徒に門戸を開いているのでした。
 門内に一歩入ると、そこは観光とは異質な、信仰の世界が広がっていました。観光気分があっという間に萎えて、カトリック信者でもないのに、祈りたくなってしまうから不思議です。

【シャペル内陣】

 新しい装飾がかえって、観光とは別の世界へと人々を誘います。

  • 【バック通り】<br /><br /> 2時半少し前に、ボン・マルシェの近くに来ると、鋪道から人があふれていました。<br /> 最初は観光客かと思いましたが・・・

    【バック通り】

     2時半少し前に、ボン・マルシェの近くに来ると、鋪道から人があふれていました。
     最初は観光客かと思いましたが・・・

  • 【奇跡のメダル教会】<br /><br /> 人だかりをかき分けて近づきますと、門扉の上にプレートがありました。<br /> 「シャペル・ノートルダム・ド・ラ・メダイユ・ミラキュルーズ」と書いてあり、その上にメダルがあります。<br /> つまり、教会と呼んでいますが、ここは「シャペル(礼拝堂)」なのです。

    【奇跡のメダル教会】

     人だかりをかき分けて近づきますと、門扉の上にプレートがありました。
     「シャペル・ノートルダム・ド・ラ・メダイユ・ミラキュルーズ」と書いてあり、その上にメダルがあります。
     つまり、教会と呼んでいますが、ここは「シャペル(礼拝堂)」なのです。

  • 【パリ市の歴史説明プレート】<br /><br /> 門扉の傍らに説明碑文があります。これはパリの歴史地区によくあります。<br /> 1933年にカトリーヌ・ラブーレの聖遺物(この場合、たぶん遺体のことでしょう)がここに運ばれたことが書いてあります。

    【パリ市の歴史説明プレート】

     門扉の傍らに説明碑文があります。これはパリの歴史地区によくあります。
     1933年にカトリーヌ・ラブーレの聖遺物(この場合、たぶん遺体のことでしょう)がここに運ばれたことが書いてあります。

  • 【教会の敷地内】<br /><br /> 2時半になると同時に、扉が開き、待機していた善男善女(と思われる)たちが中に入りました。<br /> 中は、日本で言えば「参道」のようになっていて、左の壁には、次のような文と浮き彫りがありました。

    【教会の敷地内】

     2時半になると同時に、扉が開き、待機していた善男善女(と思われる)たちが中に入りました。
     中は、日本で言えば「参道」のようになっていて、左の壁には、次のような文と浮き彫りがありました。

  • 「1830年に、聖母様が、カトリ−ヌ・ラブ−レの前にお姿を表わし、メダルを預けて、ご自身の無原罪の御宿りを皆にお示しになったのはここにてであります」<br /> 左はそんなことが書かれています。<br /><br /> 右は次の絵の説明です。<br /> 「コート・ドールの父親の農場にて、子供のカトリーヌ」<br /> 彼女はブルゴーニュの葡萄の名産地出身でした。

    「1830年に、聖母様が、カトリ−ヌ・ラブ−レの前にお姿を表わし、メダルを預けて、ご自身の無原罪の御宿りを皆にお示しになったのはここにてであります」
     左はそんなことが書かれています。

     右は次の絵の説明です。
     「コート・ドールの父親の農場にて、子供のカトリーヌ」
     彼女はブルゴーニュの葡萄の名産地出身でした。

  • 【農場にて、小鳥と戯れるカトリーヌ・ラブーレ】

    【農場にて、小鳥と戯れるカトリーヌ・ラブーレ】

  • フィーユ・ド・カリテ(カリタス修道会?)の見習い修道女カトリーヌ、聖母の待つシャペルに、守護天使によって導かれる。

    フィーユ・ド・カリテ(カリタス修道会?)の見習い修道女カトリーヌ、聖母の待つシャペルに、守護天使によって導かれる。

  • たっぷり2時間のあいだ、シスター・カトリーヌは、聖母の膝で両手を組んだまま、聖マリア様と打ち解ける。

    たっぷり2時間のあいだ、シスター・カトリーヌは、聖母の膝で両手を組んだまま、聖マリア様と打ち解ける。

  • 1830年12月27日に再び聖母が出現する。<br /><br />世界を照らす球を示し、聖母は言う。<br />「<br />作りなさい、この型通り、メダルを作りなさい。これを持つものは、おおいなる恩寵を受けるでしょう。<br />(抄訳)

    1830年12月27日に再び聖母が出現する。

    世界を照らす球を示し、聖母は言う。

    作りなさい、この型通り、メダルを作りなさい。これを持つものは、おおいなる恩寵を受けるでしょう。
    (抄訳)

  • 【改宗させるメダル】<br /><br /> メダルの聖母は1842年にアルフォンス・ラティスボンヌを改宗させる。<br /><br /> スキピオがフランスの百科事典で調べた、いわゆる史実としては、こうです。<br /><br />《ユダヤ人の、兄テオド−ルが1827年に改宗し、ストラスブールの助任司祭となる。彼は1842年に「ノ−トルダム・ド・シオン修道会を創立する。次いで、彼の弟アルフォンスがカトリックに改宗し、兄が創ったシオン修道会に入る》<br /><br /> シオン修道会と言えば、『なんとかコード』という本では、えらい騒ぎでしたね。

    【改宗させるメダル】

     メダルの聖母は1842年にアルフォンス・ラティスボンヌを改宗させる。

     スキピオがフランスの百科事典で調べた、いわゆる史実としては、こうです。

    《ユダヤ人の、兄テオド−ルが1827年に改宗し、ストラスブールの助任司祭となる。彼は1842年に「ノ−トルダム・ド・シオン修道会を創立する。次いで、彼の弟アルフォンスがカトリックに改宗し、兄が創ったシオン修道会に入る》

     シオン修道会と言えば、『なんとかコード』という本では、えらい騒ぎでしたね。

  • 【病をいやすメダル】<br /><br /> 1932年、トゥール−ズにて、ジャン・リベちゃんの病気をたちまち治す。

    【病をいやすメダル】

     1932年、トゥール−ズにて、ジャン・リベちゃんの病気をたちまち治す。

  • 【守護するメダル】<br /><br /> 1915年11月22日、ボン・マルシェの火事の際、カリタス修道会の母屋が奇跡的に類焼を免れた。

    【守護するメダル】

     1915年11月22日、ボン・マルシェの火事の際、カリタス修道会の母屋が奇跡的に類焼を免れた。

  • 【無原罪のマリアの子供たちの協会の創立】<br /><br /> 聖母の呼び掛けにより、協会が創立される。その中心はここバック通りのシャペルとする。

    【無原罪のマリアの子供たちの協会の創立】

     聖母の呼び掛けにより、協会が創立される。その中心はここバック通りのシャペルとする。

  • おお、無原罪で御宿りしマリアよ、救いを求める我らがために祈りたまえ。

    おお、無原罪で御宿りしマリアよ、救いを求める我らがために祈りたまえ。

  • 【マリアとカトリ−ヌ】<br /><br /> 最後にこの白い彫像がありました。書物を手渡しているのでしょうか。

    【マリアとカトリ−ヌ】

     最後にこの白い彫像がありました。書物を手渡しているのでしょうか。

  • 【シャペル内】

    【シャペル内】

  • 【シャペル内】

    【シャペル内】

  • 【シャペル内】<br /><br /> 右側の球を持った聖母像の下に、カトリ−ヌは眠っています。僕には蝋細工のように見えましたが、もしかすると、変質しない彼女の遺体かも知れません。<br /> 畏れ多くて、写真には撮りませんでした。

    【シャペル内】

     右側の球を持った聖母像の下に、カトリ−ヌは眠っています。僕には蝋細工のように見えましたが、もしかすると、変質しない彼女の遺体かも知れません。
     畏れ多くて、写真には撮りませんでした。

  • 【メダルの面・裏】<br /><br /> このデザインのメダルが3・4種類ありました。

    【メダルの面・裏】

     このデザインのメダルが3・4種類ありました。

  • 【聖カトリーヌ・ラブーレの生涯の本・表紙】<br /><br /> メダルを販売しているところに、写真の可愛い本が置いてありました。手にとって「いくらですか?」とたずねると、修道女の方でしょうか、にこりと笑って、「ささやかなプレゼントです」と言いました。<br /> 縦14.5センチ、横10センチというちょうど掌ほどの大きさで、たった32ページの本ですが、なんだか今日は良いことがあるような、いやこれから良いことが起こりそうな、そんな気持ちにさせてくれました。

    【聖カトリーヌ・ラブーレの生涯の本・表紙】

     メダルを販売しているところに、写真の可愛い本が置いてありました。手にとって「いくらですか?」とたずねると、修道女の方でしょうか、にこりと笑って、「ささやかなプレゼントです」と言いました。
     縦14.5センチ、横10センチというちょうど掌ほどの大きさで、たった32ページの本ですが、なんだか今日は良いことがあるような、いやこれから良いことが起こりそうな、そんな気持ちにさせてくれました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • おでぶねこさん 2007/04/07 18:08:32
    パリへの『何処でもドア・・・』
    スキピオさん、こんにちは。
    パリシリーズ楽しく拝見しています。
    奇跡のメダル教会・・・いつも行きたいと思いながら
    入口がよくわからなくて断念していました。
    ここだったのですね。
    あの奇跡のメダルも販売されているのですね。
    信者の方しか手に入れることが出来ないのかと思っていました。
    また、パリに滞在できる時が来たら是非立ち寄ってみたいと思います。

    サン・ルイ島もお洒落なところですよね。
    あのチーズ屋さん、おでぶねこも1度立ち寄りました。
    店員さんは『真空パック』という日本語だけは知っていて
    なんとも苦笑いしたのを思い出しました。(~~;
    同じ通りの素敵なマリオネットのお店。。。今でもあるのかなぁ?

    パリは普通の通りが本当に楽しいですね。
    スキピオさんの旅行記は『ドラえもんの何処でもドア』みたいです。
    パリに瞬間移動してお散歩気分を満喫です。

     おでぶねこ

    スキピオ

    スキピオさん からの返信 2007/04/07 22:03:48
    RE: パリの『何処でもドア・・・』になれたらいいですね。
    おでぶねこさん、こんばんは。コメントありがとう。ほんとうに、「何処でもドア」になれたらいいですね。
    そうですか、おでぶねこさんもサン・ルイ島を歩いたことがあるのですか。マリオネットの店、気付きませんでした。残念。
    そう言えばこの度、BHVで、「イリプシメ」というアルメニア出身の女性歌手を発見しました。作詞・作曲・歌、全部やっています。彼女の歌は、詩は、流れるようなフランス語で、ダイヤのようにキラキラしていて、すばらしいです。
    その中に、「わたしはマリオネット」という歌があります。マリオネットで思い出しました。余計なことすみません。
    では、失礼します。

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