2007/03/21 - 2007/03/24
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Kurapiさん
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世界遺産好きの同僚とアンコール遺跡群を見に行ってきました。ワットさんの歌声が響いた【アンコール・ワット】で見た朝焼け。【アンコール・トム】では7世にキッス★
遺跡訪問2日目の午前中の記録です。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
アンコールワットで朝日を見るために5:00起床。
シャワーを浴びて無理矢理目を覚ます。
ウエルカム・フルーツのマンゴーをどうしても食べたかった私。
眠気の消えない顔でぼんやりするマキちゃんに、「ほらっ、マンゴー切ったよ」と笑顔で勧める。
「…………ありがと、じゃ一口だけ」とマキちゃん。
残りは全ていただいた。確信犯。 -
5:30にホテルのロビーでワットさんと待ち合わせ。
なんだか雲行きが怪しい…ちょっと雨も降っている??
「乾期のカンボジアは月に数回しか雨が降らないっていうのにねぇ」
と二人してつぶやきながらモニさんの車へ。
ホテルの車寄せの前に、カッパを着たトゥクトゥクの運転手さんが。
愛らしいなあ。 -
眠い目をこすりながらアンコール・ワットに到着。
回廊越しに朝焼けが始まった空が見えた。
雨は完全に止んでいる。
………ふと昨日のことを思い出した。
『涙そうそう』を口ずさむワットさんの声が聞こえる。 -
「日本語学校では、日本の歌も教えてもらいました」
アンコール・ワットの祗堂を下りて、西塔門へ向かう長い参道を歩きながらワットさんが言った。「『昴』と『上を向いてあるこう』と『象さん』とか」と、坂本九を口ずさんだワットさんの歌唱力はなかなかだった。巧い巧いと褒めると、ワットさん、そうだと目を大きく見開いた。
「この曲、知ってらっしゃいますか?」
とワットさんが取り出し操作した携帯電話から流れたのは、夏川りみの『涙そうそう』のメロディーだった。 -
「日本の歌は難しくて歌詞が聞き取れないです」
メロディーは口ずさめても歌詞までは歌えないらしい。
「『涙そうそう』っていう歌です。沖縄の方言で“涙”を“なだ”って発音するんですよ」
「???」
困った、これは説明が難しい。せめて歌詞を覚えていればよかったのだけど、この歌に今まで私はさほどの関心を払ってこなかったんだ。
うーん、と頭を悩ましていたら、涙そうそうのフレーズが流れてきた。前を歩くワットさんが歌っているようだ。 -
思い出しているうちに、朝日が昇ってきた。
雨は上がったけれどやはり雲が多い。 -
雲間から光を臨む、美しい光景。
日の出を見るなんて何年ぶりだろう?
私たちは遺跡の階段に腰掛けて見ていたのだけど、
下に三脚を抱えてベストポジションを探して一生懸命あるいている日本人のおじいさんがいた。
「がんばれ、もうすぐ日が昇っちゃうぞ!」
こっそり応援。でもおじいさん、アンコール・ワットを見上げては幸せそうな顔をしてるなあ。 -
いったんホテルに戻り朝食を採ってから、『アンコール・トム』へ。TBSのテレビ番組『世界遺産』の映像を見たときから、絶対行きたいと思ってたんだ。
到着したところで、ココナッツジュース売りのお兄さんとすれ違う。ちゃんとストローの束もぶら下げてたから、運んでるんじゃなく売ってるんだろうな。
ちょっとよろめき気味なのがご愛嬌。早く売れて軽くなるといいねー。 -
『アンコール・トム』のお堀にかかる橋。
門に向かって右に写真に写っている阿修羅、左側に神様の連合軍の像が並ぶ。これは「乳海攪拌」というインドの創世神話を表したもの。 -
阿修羅の足、でかっ!
『アンコール・トム』は『大きな都市』という意味。『アンコール・ワット』の近くにあるけれど、敷地はその5〜6倍。『アンコール・ワット』ですら東京ドーム15個分の広さというから、そのだだっ広さは推して知るべし。そら、阿修羅の足もでかいわな…。
「『アンコール・ワット』がチャンパー軍に攻め込まれたのを教訓に、次の王位に立ったジャヤバルマン7世が建てたのが『アンコール・トム』です。だから堀の幅も広いですね」
「えっ、チャンパーってあのチャラ男?(旅行記(3)を参照)」
「堀の水にはワニを放っていたそうです」
・・・・・・・・・それ、住民にも危険じゃないか?? -
いわば街だった『アンコール・トム』の中にはいろんな建物があったようですが、ここは寺院に当たる『バイヨン』。写真が悪いけど、わかるかな?塔の側面、ぜーんぶ顔!!
-
先ほどの写真に見えた、中央部分にある顔だらけのところに行くために、回廊を歩いていく。やっぱり壁一面、細かなレリーフになっていて見ごたえあり。
アンコールに攻め込んでいたチャンパー軍との雌雄を決した、トンレサップ湖での水軍決戦を表したものもあった。
「チャンパー軍は強かったそうです」
チャラ男の国はベトナムにあったそうだから、海に面するあの国のこと、きっと舟に巧みな海洋民族だったんだろうな。 -
そんなチャンパー軍に勝利した(多分)ジャヤバルマン7世。偉い人だから象に乗ってる。
-
『バイヨン』に到着!
-
こーんな風に、顔がいっぱい並んでる。
ここは撮影スポットらしい。何故かと言うと、一番後ろの顔が京歌子に激似だから。
この写真だとちょっとわからないかな? -
ありとあらゆるところから、顔が覗いてる。
なんて面白スポット!! -
デバダーと顔と、ワットさんと、見知らぬおじさん(右下)。
おじさん、迫力ある顔してんなあ。 -
もう気分は探検隊!
「お〜」
「おお〜」
ひたすら上を見上げては感嘆の声しかでない、私とマキちゃん。 -
尼さんに線香を手渡されるマキちゃん。
やっぱりここは寺院。面白がってばかりじゃ失礼か。 -
折角なんでお布施をして手を合わせたら、尼さんがお祈りをしてくれた。
-
領土拡大の戦争が続いたジャヤバルマン7世の治世。負け戦のとき、兵士はこのバイヨンに直行したそうだ。
塔の「顔」は観世音菩薩の顔なのだ。アンコール王朝の王は現神人だから、あれはジャヤバルマン7世の顔なのだ。もうその発想がおもろいけど7世(名前が長いので省略)の顔を見てると確かに癒される。
ううーん、いい表情してるぜ・・・・・・。 -
絵を描いている現地の青年。
奥から7世も覗いているよ。 -
7世と記念撮影。
-
『バイヨン』を出て、『アンコール・トム』の敷地内を移動。向こうから象バスが歩いてくる。
-
観光地仕様の道標。
「毎年、マラソン大会があるんですが」
突然、ワットさんが予想外のことを言い出した。
「アンコール遺跡群をぐるりと回るコースです。毎年日本から有森優子さんが参加されます。日本人チームが強いですが、去年はカンボジアチームが優勝しました」
な、意外なところで親睦を深めてるんだな日本!
「遺跡を見ながら走るって気持ちよさそうやね〜」
「うんうん」
と言い合う日本人2人。
ちなみにワットさん、毎年参加してるそうだ。
「前回は、お腹の調子が悪くて・・・」
どうやあら途中リタイアしたらしい。悔しそうな顔をする。 -
トゥクトゥクが数台続いて走り去っていく。
パックツアー私たちは今回、モニさんの車での移動。悪くはないけれど、次に来る機会があったら、ぜひトゥクトゥクで遺跡めぐりがしたいな。 -
ワットさんが何かを買っている。
「おいしいよ〜」って顔で売り子のおばさんが掲げていたのはビワのような見た目のフルーツ。
「初物です」
とホクホク顔で戻ってきたワットさんが分けてくれた。ソルダムみたいな酸っぱい味。美味しい!
「@*+*+@」
モニさんがなんか言ってる。どうやら「まだ酸っぱいだろ」っと言ってるらしい。でも酸っぱいもん好きの私は美味しくて、もう一つワットさんからいただいてしまった。
「あんまり食べると、唇が被れますよ」
・・・・・・そういう注意は早いめに。
心なしか唇の端がぴりぴりするよーな。 -
遠目だけど、『象のテラス』。なぜかって言うと、壁に象の彫刻が並んでいるから。
写真の左奥が象(の鼻)なんだけどわかるかな・・・? -
ガルーダ!
この後、マキちゃんと2人で、ガルーダの両脇で同じバンザイポーズを取って記念撮影をした。
「ワットさん呆れてるかな?」
「絶対年上やって言われへんわ」 -
象に寄ってみる。
崩れが酷いなあ。。。
「『アンコール・トム』の方が『アンコール・ワット』より後に建てられたのですが、遺跡の崩れが早いです。それはジャヤバルマン7世の時代は戦争が続いたので、あまり丁寧に作られなかったからです」
7世、後世に「建築王」って呼ばれたくらい建てまくったのにね…。 -
『ライ王のテラス』と呼ばれる場所にあった、狭い回廊に彫られたたくさんの像たちの一つ。
ここは本当に狭くて、向こうから来る観光客と道を譲り合って進む。
団体客を引率していたワットさんの同僚らしい人が、彼になにやら尋ねていた。
「『道をお譲りください』『道をお開けください』」
とワットさんが答えてたところを見ると、日本人観光客のあしらいに困ってたんだろうな。 -
最後に、これがタイトルのもとになった「アンコール・キッス」。メインページにもってくる勇気がなかったので最後に★
7世、またチューしにくるよ!
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この旅行記へのコメント (2)
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- アル中さん 2007/04/23 18:13:31
- アンコール・キッスはナイス!!
- はじめまして、Kurapiさん
アジア大好きのアル中と申します。
カンボジアのアンコールワットやプノンペンを初めて訪れようと
検討中でして、旅行記を拝見いたしました。
とっても、楽しい旅行記でよかったです!!
楽しい旅行記は大好きなので、さっそくファンになりました。
ビール好きなのも、共感できて嬉しかったです!
まだ、まだシェムリアップなど知らない事が多いのですが、
ホテルやレストラン等、結構おしゃれな感じですね〜
自分の場合は、おそらくゲストハウスレベルのホテルなどを使用する
と思いますが、それはそれで参考になりました。
特に「e-visa」は知らなかったので、参考になりました。
自分は、海外の場合は個人の1人旅が多いのですが、遺跡観光はツアーを
使用した方が無難な様ですね。
また、参考にさせて頂く為、ちょくちょく訪問しに来ます。
では、また楽しい旅行記を期待して!
- Kurapiさん からの返信 2007/04/23 20:19:45
- いらっしゃいませ!
- アル中さん、はじめまして!
もしかして「ビール大好き」コミュつながりだったりします?(笑)
カンボジアに行かれるんですね〜。私の旅行記が参考になるならすごく嬉しいです!
e-visaは便利でしたよ!ぜひ利用してみてください。
私もアジア好きなアル中さんの旅行記を見に行ってみよ〜っと♪
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