![世界遺産好きの女2人でアンコール遺跡群を見に行ってきました。旅のサポーターは、夏川りみの『涙そうそう』が好きなガイドのワットさんとアンコールビールをこよなく愛する運転手のモニさん。遺跡巡りがスタートした午前中の記録です。<br /><br />●2日目(午前中)の行程<br />スラ・スラン<br />→バンテアイ・クディ<br />→プレ・ループ<br />→タ・ソム<br />→ニャック・ポアン<br />→プリア・カン](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/13/63/650x_10136340.jpg?updated_at=1308488251)
2007/03/21 - 2007/03/24
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Kurapiさん
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世界遺産好きの女2人でアンコール遺跡群を見に行ってきました。旅のサポーターは、夏川りみの『涙そうそう』が好きなガイドのワットさんとアンコールビールをこよなく愛する運転手のモニさん。遺跡巡りがスタートした午前中の記録です。
●2日目(午前中)の行程
スラ・スラン
→バンテアイ・クディ
→プレ・ループ
→タ・ソム
→ニャック・ポアン
→プリア・カン
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
カンボジアで迎える初めての朝!
テラスから見える花が綺麗に咲いている。寒かった日本が嘘のような日差しに嬉しくなる。
さて、ホテルのバイキングでがっつり朝食を摂りましょ、何しろ今日は、午前中だけで6つも遺跡を周るというのだから! -
ホテルから車で約10分で、遺跡があるエリアの入り口にある管理事務所?に到着。どうやらここで、遺跡見学のパスを作るらしい。私たちが手渡した写真を持って、事務所に消えていくガイドのワットさん。
残された英語が「ア リトル」な私たちと、日本語が「ア リトル」な運転手のモニさんは、ボディランゲージを駆使したカンボジア単語講座を開始。「ありがとう」という意味の「オークン」を練習していたらワットさんが戻ってきた。
(写真は私のパス。本当は写真がついてるけどそこはカット!) -
まず訪れたのは『スラ・スラン』という王様の沐浴場だったといわれている場所。プールというよりもはや池。
「泳げないくらい広いやん、さすが王様」
「えーっとこれは美女と戯れたりしたんでしょうか」
発想が貧弱な日本人2人を置いて、ガイドのワットさんはスタスタ次へ。 -
『スラ・スラン』を修復中の地元の人々。
この人たちは違うけれど、修復作業中の人の足元を見ると、時々“足袋”を履いているときがあった。
聞いた話によると、内戦で遺跡の修復技術者がいなくなったことを憂い、日本の上智大学の教授(カンボジア版吉村作治教授のような方)が日本から大工の棟梁を連れてきて、現地の若者を鍛えさせたとか。
「絶対、親方ゆずりの足袋やで!」
とマキちゃんは主張。 -
さっ、次は『スラ・スラン』の向かいにある『バンテアイ・クディ』に潜入!
ここはジャヤバルマン7世という、アンコール王朝の最盛期を築いた王様が、祖父の霊廟として建てた場所らしい。
ちなみにジャヤバルマン7世は、自分の顔をモデルにした観世音菩薩の尊顔を、民の幸福を祈ってやたらめったら飾った王様。門にもこの通り★ -
遺跡をゆくワットさんとマキちゃん。
「ここは、日本の上智大学のチームが修復・研究を行っている遺跡で、数年前、地中に埋められた仏像が発見されました」
とワットさん。ジャヤバルマン7世は仏教を信望したけれど、それはヒンズー教が一般だったアンコール王朝ではめずらしいこと。7世の死後、宗教戦争が起こって、仏像は破棄されたんだそうだ。 -
回廊跡に残るデバダー(女神)像。
-
デバダー アーップ!
アンコール遺跡群には、隙さえあればレリーフが彫られていて、デバダーも代表的なモチーフ。でも一体一体が微妙に顔が違う。
「当時の人々の顔をモデルにしているといわれています」とワットさん。
じゃあ、このデバダーのモデルになった女性は相当美人さんやったんやろうなあ。 -
遺跡を出たところの木陰で休憩中の現地の人。
大きな木ですが、これくらいのサイズは決して珍しいものではなくそこら中に生えている。
カンボジアの樹木は成長が早くて力強いんだ。 -
続いて訪れたのは『プレ・ループ』。
「火葬場だった場所です」とワットさん。「昔の人は火葬するときに、来世も人に生まれ変われるように人形を用意しました。この風習は現在も残っています」。
…そうなんだ。昔の人は、この空の下でどんな来世を祈ったんだろう? -
遺跡の階段を上る。
-
階段を上りきったところから下を見下ろす。
長方形の囲いがある部分が、火葬場だったところ。 -
続いて『タ・ソム』へ。
門に被さるように生えたイチジクの巨木!
下にちらりと写っている人との比較で、大きさが伝わるかな? -
先ほどの樹の角度違い。
遺跡と巨木とマキちゃんと私。 -
デバダーも埋もれとるで。
-
地元の男の子。
あまりの愛らしさに、観光客がシャッターを切ること切ること(もれなくその一人だった人)。 -
『ニャック・ポワン』という遺跡。
ニャックは蛇で、ポアンは絡み合うという意味だそう。
「なるほどー、蛇がぐるっと巻きついて絡み合ってるんやー。ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』みたいやな」
振り返るとマキちゃんが、反対側で写真を撮っている。
「あっち側な、蛇の尻尾がクルっとなってた」
と戻ってきたマキちゃん報告。 -
マキちゃん撮影の“絡まりあう蛇の尻尾”。
「ここは医療施設でした。乾季の今は干上がっていますが、ここに水が溜められ、周りには薬草が植えられていたんです」と解説員ワット氏。 -
貯水できる堀を囲む四方の壁に、それぞれこういう祠のようなものがある。
それぞれ、象、馬、人、ライオンの像があって、口から流れ出てくる水を浴びると、馬なら素早さ、人なら知恵など、それぞれが司る属性が伸びると信じられていたそうだ。 -
がぶり寄ってみる。
この口から水が出るのか…おもろい、おもろすぎ。 -
午前中最後に訪れたのは『プリア・カン』。
前出のジャヤバルマン7世が、父のために建てた霊廟だそう。おじいちゃんの次はお父さん…これも一種の親孝行??
細密なレリーフを発見。
しかしハードな行程でパワーダウン。
そしてデジカメの充電もダウン寸前。 -
レストランで昼食。
手前は岩のりのスープ。つくねみたいな肉団子と卵豆腐っぽものも入っていて、さっぱりして美味しかった。 -
ホテルに戻ってしばし休憩。
シャワーを浴びて着替えて、午後からの観光に備える。
いよいよ午後は、アンコールワットに行くのだ!!
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