ディンケルスビュール旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ロマンティック街道の街の一つである、ディンケルスビュールでは、毎年7月の第3終末から10日間、キンダーツッフェKinderzeche(子供の祭り)が行われます。<br /><br />三十年戦争時代、新教徒側のスウェーデン軍が攻め込んで来て街を焼き払おうとした時、街の子供たちと娘ローレが馬の前に身を投げ出して哀願し、慈悲を乞う。にもかかわらず兵士達が破壊を始めようとしたとき、一人の少年にわが子の面影を見た将軍が、子供たちの真心に心を動かされてそのまま兵を引き上げたと言う故事にちなんだもので、”子供の祭り”街を古いまま残した子供に感謝するものです。<br /><br />この街は鉄道が通っていないので、行きにくいです。Ausbachの駅から805番のバスに乗り換えて1時間で到着です。因に私はミュンヘンからバイエルンチケットを使って4時間かけていきました。<br /><br />当時ミュンヘンに住んでいたので、経路は・・・MuenchenHbf dep8:40-Treuchtlingen arr10:19 dep10:24-Ausbach arr10:59 BUS805-dep11:20-Dinkelsbuehlarr12:20 バスの駅は旧市街の城壁の外です<br /><br />22日は私の誕生日だったので、記念に行ったのですが、平日なのでパレードはやっていませんでした。1年に一度の機会だから、リベンジで日曜も再びディンケルまで行きました〜〜ふ==ご苦労さまです。自分。<br />でも22日も平日ならではの楽しみ方が出来ました。<br /><br />ドイツは法律で日曜は営業してはいけないという決まりがあるので、普通の店は日曜日は閉店してます。(観光地やメインの駅などの主要箇所は例外で営業可能)だから文房具店やかわいい雑貨店に入っては色々物色していました。お土産物屋では、色んなパイプ人形が売っていました。<br /><br />パイプ人形とは木製で同体の中にお香をしこめます。そのお香の煙りが人形の口からぷかぷかと出てくるとても可愛らしい物です。<br />中には人形以外にもきのこのおうちの煙突部分から煙りが出てくるようにしてある物もあります。<br />自分が働いている土産物屋のものよりも安かったのでつい買ってしまいました。(自分の働いている土産屋のパイプ人形は有名メーカーのものなので、それに相応の価格なのです)サンタタイプと蜜蜂と人形タイプの物です。よくよく考えると、こんなにかさ張る物を魔女祭りの時以来またまた買ってしまったと思いました。<br /><br />24日は13:30からHISTORISCHER FESTZUG?\&amp;quot;STADTUEBERGABE?\&amp;quot;のパレードと夕方16:30広場でのダンスTAENZE DER ZUNFTTANZGRUPPEを見ました。<br />昼のパレードはWoernitz Torからスウェーデン軍が攻め込んで来る所から再現され、子供たちが膝をおって慈悲する所まで演じられて、その後町中をぐるっと行進します。<br /><br />片足で歩く負傷した兵士とかも再現されていて、芸が細かいな〜と思いました。色鮮やかな民族衣装の子供たちや少年少女たちがとても可愛くて鼻血ぶーって感じです。<br />民族衣装に専用の茶色い皮製の古びた靴をはいていてとってもかわいいです。民族衣装も色鮮やかなものから、白一色の物や、黒一色のもの、頭に花をのせたものとか色々でした。<br /><br />一般の観光客でもチロル地方の民族衣装を着て参加している人もいます。この民族衣装はミュンヘンのカフェの店員さんがきていて、かわいらしいメイドさん風なのですが、おばちゃんでもおばあちゃんでもこの民族衣装をきてキンダーツッフェのお祭りに参加しているのが微笑ましかったです。<br />日本で例えるなら、着物を着て夏祭りに参加するようなものでしょうか?<br /><br />ミュンヘンの古着屋さんでもこの民族衣装が買えるのですが、全てそろえるなら最低1万5000円くらい必要です。靴も買うならもうちょっと必要かな。着たいな〜〜古着屋さんで試着だけしたいけど勇気がないわvv・・・・。(その後冬にベルリンの古着屋さんで購入しちゃいました(><))<br />夕方のイベントまで少し時間があったので、街を散策していました。<br /><br />ユースホステルが好きなので外観だけでもと見学に行ったのですが、とても古びた大きな建物で一見すると全然ユースには見えません、扉も大きな観音開きの木製扉でどしーんとしていました。内装を見学したかったな〜〜。<br /><br />街全体は小さくて城壁に囲まれています。城壁の横を川が流れていてとても素敵でした。<br />城壁の外の駐車場付近の広場ではテントがたくさんはられていて、昔ながらの遊具や馬がいてビアガーデンにもなっていました。(平日はしてなかった)<br /><br />夕方のイベントは、フォークダンスの難しいようなダンスを、男女ペアでの音楽に合わせて常にぴょんぴょん跳ねながらくるくる回ってました。その後生演奏に合わせて、男性たちが剣を片手に持って演舞をしていました。<br />ラストは10人くらいで剣の神輿をつくって、その上に2人が立って剣技をみせてくれました。<br />音楽に合わせての物なので言葉が分からなくてもとても楽しめます。因に有料の観覧席は5ユーロで一般の全ての会場共通入場券(小さい木製のキーホルダー)は3ユーロです。<br /><br />レストランではテイクアウト用のサンドイッチも出店を出して販売していました。日本でサンドイッチというと、耳のない食パン生地に野菜や卵を挟んだ物をさしますが、ドイツでは楕円のブレッドに香ばしく焼いたソーセージを挟んだだけの物がポピュラーです。ここでは2.5ユーロでしたが、ベルリンで安い所で1ユーロ、ミュンヘンでは2ユーロくらいで販売されています。まあ観光地やお祭り時はちょっと高めですね。ソーセージの回りの皮が焦げ目が付くくらいに焼いて膨らませて、マスタードやケチャップをかけてブレッドに挟んで食べると最高に美味しいです。<br /><br />日曜はバスの本数も少ないので17:30頃に引き上げて帰りました。<br />本当はこの街名物の”夜回り”も見学したかったのですが・・・またの機会にします。<br />21時(6〜7月は21:30)にナイト・ウォッチマンが現れてマントを羽織い、ランプをぶら下げて角笛を吹きます。夜景と称して、一人では入りずらい路地裏などを歌を歌いながら案内してくれます。<br />見回り中、途中のレストランからはご苦労さまもかねてワインもふるまわれたりするそうですよ。<br /><br />来月もここから近い、ローテンブルクでもお祭りがあるので、もし余裕があったらディンケルのユースに泊まって夜回りも見学したいな〜〜。24日はローテンでも何かの100周年記念のイベントがあるってバス内のポスター広告で宣伝されていました。

子供祭り(キンダーツッフェ)に行ってきた。

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2005/07/22 - 2005/07/24

69位(同エリア86件中)

よよちゃん

よよちゃんさん

ロマンティック街道の街の一つである、ディンケルスビュールでは、毎年7月の第3終末から10日間、キンダーツッフェKinderzeche(子供の祭り)が行われます。

三十年戦争時代、新教徒側のスウェーデン軍が攻め込んで来て街を焼き払おうとした時、街の子供たちと娘ローレが馬の前に身を投げ出して哀願し、慈悲を乞う。にもかかわらず兵士達が破壊を始めようとしたとき、一人の少年にわが子の面影を見た将軍が、子供たちの真心に心を動かされてそのまま兵を引き上げたと言う故事にちなんだもので、”子供の祭り”街を古いまま残した子供に感謝するものです。

この街は鉄道が通っていないので、行きにくいです。Ausbachの駅から805番のバスに乗り換えて1時間で到着です。因に私はミュンヘンからバイエルンチケットを使って4時間かけていきました。

当時ミュンヘンに住んでいたので、経路は・・・MuenchenHbf dep8:40-Treuchtlingen arr10:19 dep10:24-Ausbach arr10:59 BUS805-dep11:20-Dinkelsbuehlarr12:20 バスの駅は旧市街の城壁の外です

22日は私の誕生日だったので、記念に行ったのですが、平日なのでパレードはやっていませんでした。1年に一度の機会だから、リベンジで日曜も再びディンケルまで行きました〜〜ふ==ご苦労さまです。自分。
でも22日も平日ならではの楽しみ方が出来ました。

ドイツは法律で日曜は営業してはいけないという決まりがあるので、普通の店は日曜日は閉店してます。(観光地やメインの駅などの主要箇所は例外で営業可能)だから文房具店やかわいい雑貨店に入っては色々物色していました。お土産物屋では、色んなパイプ人形が売っていました。

パイプ人形とは木製で同体の中にお香をしこめます。そのお香の煙りが人形の口からぷかぷかと出てくるとても可愛らしい物です。
中には人形以外にもきのこのおうちの煙突部分から煙りが出てくるようにしてある物もあります。
自分が働いている土産物屋のものよりも安かったのでつい買ってしまいました。(自分の働いている土産屋のパイプ人形は有名メーカーのものなので、それに相応の価格なのです)サンタタイプと蜜蜂と人形タイプの物です。よくよく考えると、こんなにかさ張る物を魔女祭りの時以来またまた買ってしまったと思いました。

24日は13:30からHISTORISCHER FESTZUG?\&quot;STADTUEBERGABE?\&quot;のパレードと夕方16:30広場でのダンスTAENZE DER ZUNFTTANZGRUPPEを見ました。
昼のパレードはWoernitz Torからスウェーデン軍が攻め込んで来る所から再現され、子供たちが膝をおって慈悲する所まで演じられて、その後町中をぐるっと行進します。

片足で歩く負傷した兵士とかも再現されていて、芸が細かいな〜と思いました。色鮮やかな民族衣装の子供たちや少年少女たちがとても可愛くて鼻血ぶーって感じです。
民族衣装に専用の茶色い皮製の古びた靴をはいていてとってもかわいいです。民族衣装も色鮮やかなものから、白一色の物や、黒一色のもの、頭に花をのせたものとか色々でした。

一般の観光客でもチロル地方の民族衣装を着て参加している人もいます。この民族衣装はミュンヘンのカフェの店員さんがきていて、かわいらしいメイドさん風なのですが、おばちゃんでもおばあちゃんでもこの民族衣装をきてキンダーツッフェのお祭りに参加しているのが微笑ましかったです。
日本で例えるなら、着物を着て夏祭りに参加するようなものでしょうか?

ミュンヘンの古着屋さんでもこの民族衣装が買えるのですが、全てそろえるなら最低1万5000円くらい必要です。靴も買うならもうちょっと必要かな。着たいな〜〜古着屋さんで試着だけしたいけど勇気がないわvv・・・・。(その後冬にベルリンの古着屋さんで購入しちゃいました(><))
夕方のイベントまで少し時間があったので、街を散策していました。

ユースホステルが好きなので外観だけでもと見学に行ったのですが、とても古びた大きな建物で一見すると全然ユースには見えません、扉も大きな観音開きの木製扉でどしーんとしていました。内装を見学したかったな〜〜。

街全体は小さくて城壁に囲まれています。城壁の横を川が流れていてとても素敵でした。
城壁の外の駐車場付近の広場ではテントがたくさんはられていて、昔ながらの遊具や馬がいてビアガーデンにもなっていました。(平日はしてなかった)

夕方のイベントは、フォークダンスの難しいようなダンスを、男女ペアでの音楽に合わせて常にぴょんぴょん跳ねながらくるくる回ってました。その後生演奏に合わせて、男性たちが剣を片手に持って演舞をしていました。
ラストは10人くらいで剣の神輿をつくって、その上に2人が立って剣技をみせてくれました。
音楽に合わせての物なので言葉が分からなくてもとても楽しめます。因に有料の観覧席は5ユーロで一般の全ての会場共通入場券(小さい木製のキーホルダー)は3ユーロです。

レストランではテイクアウト用のサンドイッチも出店を出して販売していました。日本でサンドイッチというと、耳のない食パン生地に野菜や卵を挟んだ物をさしますが、ドイツでは楕円のブレッドに香ばしく焼いたソーセージを挟んだだけの物がポピュラーです。ここでは2.5ユーロでしたが、ベルリンで安い所で1ユーロ、ミュンヘンでは2ユーロくらいで販売されています。まあ観光地やお祭り時はちょっと高めですね。ソーセージの回りの皮が焦げ目が付くくらいに焼いて膨らませて、マスタードやケチャップをかけてブレッドに挟んで食べると最高に美味しいです。

日曜はバスの本数も少ないので17:30頃に引き上げて帰りました。
本当はこの街名物の”夜回り”も見学したかったのですが・・・またの機会にします。
21時(6〜7月は21:30)にナイト・ウォッチマンが現れてマントを羽織い、ランプをぶら下げて角笛を吹きます。夜景と称して、一人では入りずらい路地裏などを歌を歌いながら案内してくれます。
見回り中、途中のレストランからはご苦労さまもかねてワインもふるまわれたりするそうですよ。

来月もここから近い、ローテンブルクでもお祭りがあるので、もし余裕があったらディンケルのユースに泊まって夜回りも見学したいな〜〜。24日はローテンでも何かの100周年記念のイベントがあるってバス内のポスター広告で宣伝されていました。

  • バス車内より

    バス車内より

  • 広場

    広場

  • 街の中心地あたりで・・

    街の中心地あたりで・・

  • 出番待ちの人々

    出番待ちの人々

  • 自動記念コイン機

    自動記念コイン機

  • 頭にお花の飾り物をつけた女の子たち

    頭にお花の飾り物をつけた女の子たち

  • 昔の洋服を着た少年

    昔の洋服を着た少年

  • 花の贈呈をうける兵士

    花の贈呈をうける兵士

  • 戦争で負傷した兵士を演じています。

    戦争で負傷した兵士を演じています。

  • 行列のワンシーン

    行列のワンシーン

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