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ハーメルンに着いたのは10時頃、しかも雨降ってます。最悪。野外劇あるかな??<br />お腹すいたけど駅の近くのカフェは飲み物のみでした。「エッセン(食事)?」て聞いたら「ナイン(ノー)」でした。朝食が食べたかったけど、傘持ってないし駅で暫く止むのを待った。一向に止む気配がないので、弱気になってた私は”もう帰ろうかな・・・”と逡巡したけど、せっかく夜通しここまできたからやっぱり行こう。と決意して雨の中コロコロカートを転がして一歩踏み出しました。<br /><br />しばらくすると明かりが見えて来て・・・パン屋さん発見!!しかも中で食べれるテーブルがある!!感激〜〜。熱いコーヒーが飲めるよ!!ばんざい。<br />パン2個と調子に乗って、アップルクーヘンも買いました。ああ熱いコーヒー。この徹夜と雨で冷えきった体に生き返るぜ〜。としみじみ思いながら遅めの朝食がとれました。<br />はぁ〜なんであたしはここまで苦労して旅行してるんだろうとコーヒー飲みながら思ったりしましたが、雨も止んで来て野外劇が見れそうなので気分を変えてパン屋を後にしました。<br /><br />10分くらい歩くと観光案内所がありました。ツアーで年輩の方がたくさん来てました。名物の”ねずみの固焼きパン”と置き物とポストカードを買って、野外劇がある広場に向いました、そしてら何故か日本語の放送が聞こえて来ます。<br /><br />野外劇の始まる前に各国の言葉で”ハーメルンの笛吹き男”のストーリーのあらすじが放送されていました。私は駆け足で舞台近くまで行くと、大勢の人々!日本人ツアー観光客もいました。しかもそこの旅行会社は私が日本で添乗員をしていた会社だった・・・・あああ。<br />ドイツまで来ても過去の面影から逃れられない・・・。<br /><br />12時になって野外劇が始まりました。ブレーメンの野外劇は小さな舞台だったけど、ハーメルンは割と大きな舞台に出演者もたくさんいます。<br /><br />ねずみに扮した子供が可愛い〜!!<br />ここでちょろっとあらすじを・・・・<br /><br />昔々、パンつくりで有名なハーメルンで村人達はネズミの被害に困っていました。<br />すると奇妙な格好をした笛吹き男が現れて、「もしこのネズミを退治したならば報奨金をいただけますか」と言い。<br />市長達はどうせできないだろうと「ネズミを退治したならば報奨金をあげよう」と笛吹き男に約束しました。<br />そして笛吹き男が笛を吹くと、なんとネズミたちが後を付いていきます。川までつれていくとネズミは溺れ死にました。<br />「さあ、約束の報奨金を」と笛吹き男は言いましたが、市長はしらんぷり。<br />怒った笛吹き男は、今度は笛を吹いて村の子供たちを連れ去りました。<br />村に無事帰って来たのはたったの2人。でもこの2人は他の子供たちがどこに連れ去られたかを伝える事ができませんでした。なぜなら・・・・<br />一人の子は目が不自由でした。<br />もう一人の子は口が不自由でした。<br /><br />それ以来、ハーメルンでは楽器の演奏を禁じられている”通り”があるそうです。<br />劇でのドイツ語はわかりませんでしたが、あらかじめ日本語であらすじを放送してくれたので、より楽しめました。その後街をぶらぶらしてベルリンまで電車でかえりました。<br /><br />途中、REの乗り換えを間違えて、次の電車を1時間待ったりとかの小さなハプニングもありつつ。無事旅行を終了しました。<br /><br /><br />〜おまけ〜その時歴史が動いたinドイツ<br />なんとドイツでも似たような番組がありました。もちろんドイツなのでドイツの歴史を扱っています。<br /><br />今日は”ハーメルンの笛吹き男”についてです。”その時〜”の番組と同じように当時の再現映像を流して、専門家がコメントすると言う形式です。<br /><br />その当時、家庭で出た生ゴミをどんどん窓から捨てていたのでネズミが大量繁殖しました。そして不衛生なのでペスト病が流行し、困り果てていると、ネズミの退治屋は市長に言いました。このネズミを退治したら、褒美が欲しい。市長はその約束をしたにもかかわらず男が笛を吹いてネズミを川まで連れて行き、溺れさせて退治したのに、褒美を与えませんでした。<br /><br />怒ったネズミ退治屋は子供達を全員連れ去ってどこかに消えてしまいました。というのがよくしられているグリム童話のあらすじですが、これに笛における超音波の影響が実験されている映像とかも加わって解説されていました。当時この男は笛吹き男と呼ばれていたわけでなく、たんなるネズミ退治屋でした。ネズミ退治屋とは身分が低く、人々から軽蔑されていました。<br /><br />そして子供達を連れ去る所は、その子供達の先生が窓から見たそうです。その後、村などに登録された名前を辿り子供達の探索をしたそうですが、当時は土地が貧しかったので、東の土地がいいと聞けば移動し北がいいと聞けば北に人々が移動し、痕跡が残らなかったそうですが、この頃新宗教が入って来た事から、旧宗教をもりかえそうと若い信者を集める為に連れ去られたともいわれています。<br /><br />この時の移動は今のハーメルンの土地からハノーバー、そしてベルリン、最後はポーランドの方まで移動したようです(図解だったので理解しやすかった)<br />この時の子供達は宗教の儀式が行われている山に連れて行かれ、その洞窟内で儀式を毎夜繰り返し、最後には全員殺されてしまったのではないでしょうか・・・?という所で番組が終わりました。<br /><br />いかがでしたか?今まで本で読んでいたハーメルンの物語が真実味を帯びましたね。<br />こういった歴史的背景もありつつ、Brueder Grrimはおばあさんの話をもとに子供向けのお話へと編纂したんでしょうか・・。

ハーメルンの野外劇

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2005/06/05 - 2005/06/05

57位(同エリア67件中)

よよちゃん

よよちゃんさん

ハーメルンに着いたのは10時頃、しかも雨降ってます。最悪。野外劇あるかな??
お腹すいたけど駅の近くのカフェは飲み物のみでした。「エッセン(食事)?」て聞いたら「ナイン(ノー)」でした。朝食が食べたかったけど、傘持ってないし駅で暫く止むのを待った。一向に止む気配がないので、弱気になってた私は”もう帰ろうかな・・・”と逡巡したけど、せっかく夜通しここまできたからやっぱり行こう。と決意して雨の中コロコロカートを転がして一歩踏み出しました。

しばらくすると明かりが見えて来て・・・パン屋さん発見!!しかも中で食べれるテーブルがある!!感激〜〜。熱いコーヒーが飲めるよ!!ばんざい。
パン2個と調子に乗って、アップルクーヘンも買いました。ああ熱いコーヒー。この徹夜と雨で冷えきった体に生き返るぜ〜。としみじみ思いながら遅めの朝食がとれました。
はぁ〜なんであたしはここまで苦労して旅行してるんだろうとコーヒー飲みながら思ったりしましたが、雨も止んで来て野外劇が見れそうなので気分を変えてパン屋を後にしました。

10分くらい歩くと観光案内所がありました。ツアーで年輩の方がたくさん来てました。名物の”ねずみの固焼きパン”と置き物とポストカードを買って、野外劇がある広場に向いました、そしてら何故か日本語の放送が聞こえて来ます。

野外劇の始まる前に各国の言葉で”ハーメルンの笛吹き男”のストーリーのあらすじが放送されていました。私は駆け足で舞台近くまで行くと、大勢の人々!日本人ツアー観光客もいました。しかもそこの旅行会社は私が日本で添乗員をしていた会社だった・・・・あああ。
ドイツまで来ても過去の面影から逃れられない・・・。

12時になって野外劇が始まりました。ブレーメンの野外劇は小さな舞台だったけど、ハーメルンは割と大きな舞台に出演者もたくさんいます。

ねずみに扮した子供が可愛い〜!!
ここでちょろっとあらすじを・・・・

昔々、パンつくりで有名なハーメルンで村人達はネズミの被害に困っていました。
すると奇妙な格好をした笛吹き男が現れて、「もしこのネズミを退治したならば報奨金をいただけますか」と言い。
市長達はどうせできないだろうと「ネズミを退治したならば報奨金をあげよう」と笛吹き男に約束しました。
そして笛吹き男が笛を吹くと、なんとネズミたちが後を付いていきます。川までつれていくとネズミは溺れ死にました。
「さあ、約束の報奨金を」と笛吹き男は言いましたが、市長はしらんぷり。
怒った笛吹き男は、今度は笛を吹いて村の子供たちを連れ去りました。
村に無事帰って来たのはたったの2人。でもこの2人は他の子供たちがどこに連れ去られたかを伝える事ができませんでした。なぜなら・・・・
一人の子は目が不自由でした。
もう一人の子は口が不自由でした。

それ以来、ハーメルンでは楽器の演奏を禁じられている”通り”があるそうです。
劇でのドイツ語はわかりませんでしたが、あらかじめ日本語であらすじを放送してくれたので、より楽しめました。その後街をぶらぶらしてベルリンまで電車でかえりました。

途中、REの乗り換えを間違えて、次の電車を1時間待ったりとかの小さなハプニングもありつつ。無事旅行を終了しました。


〜おまけ〜その時歴史が動いたinドイツ
なんとドイツでも似たような番組がありました。もちろんドイツなのでドイツの歴史を扱っています。

今日は”ハーメルンの笛吹き男”についてです。”その時〜”の番組と同じように当時の再現映像を流して、専門家がコメントすると言う形式です。

その当時、家庭で出た生ゴミをどんどん窓から捨てていたのでネズミが大量繁殖しました。そして不衛生なのでペスト病が流行し、困り果てていると、ネズミの退治屋は市長に言いました。このネズミを退治したら、褒美が欲しい。市長はその約束をしたにもかかわらず男が笛を吹いてネズミを川まで連れて行き、溺れさせて退治したのに、褒美を与えませんでした。

怒ったネズミ退治屋は子供達を全員連れ去ってどこかに消えてしまいました。というのがよくしられているグリム童話のあらすじですが、これに笛における超音波の影響が実験されている映像とかも加わって解説されていました。当時この男は笛吹き男と呼ばれていたわけでなく、たんなるネズミ退治屋でした。ネズミ退治屋とは身分が低く、人々から軽蔑されていました。

そして子供達を連れ去る所は、その子供達の先生が窓から見たそうです。その後、村などに登録された名前を辿り子供達の探索をしたそうですが、当時は土地が貧しかったので、東の土地がいいと聞けば移動し北がいいと聞けば北に人々が移動し、痕跡が残らなかったそうですが、この頃新宗教が入って来た事から、旧宗教をもりかえそうと若い信者を集める為に連れ去られたともいわれています。

この時の移動は今のハーメルンの土地からハノーバー、そしてベルリン、最後はポーランドの方まで移動したようです(図解だったので理解しやすかった)
この時の子供達は宗教の儀式が行われている山に連れて行かれ、その洞窟内で儀式を毎夜繰り返し、最後には全員殺されてしまったのではないでしょうか・・・?という所で番組が終わりました。

いかがでしたか?今まで本で読んでいたハーメルンの物語が真実味を帯びましたね。
こういった歴史的背景もありつつ、Brueder Grrimはおばあさんの話をもとに子供向けのお話へと編纂したんでしょうか・・。

  • 電車の車窓より

    電車の車窓より

  • 博物館の前のハーメルンのマネキン

    博物館の前のハーメルンのマネキン

  • 野外劇

    野外劇

  • 野外劇

    野外劇

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