サハリン鉄道紀行（５）

2005/08/27 - 2005/09/01

８月２９日のバスでの行程を終え、ユーラシア号へ帰って来ました。ユーラシア号がホテル列車だという意味が、分かってきました。日本の寝台特急は、乗車から降車までを楽しむもの。ホテル列車は、ホテルやレストランが無いところで、その代わりをするものだと。日本の寝台特急では楽しめない、２泊目が始まります。そして、ユーラシア号ともお別れになります。

エリア ユージノサハリンスク(ロシア)

ユーラシア号に戻ってきました。車内の掲示板です。

これも、車内の掲示板です。ロシア語は、さっぱり分かりません。少し勉強したほうがいいかな？

ポペジノ停車中の１８時３０分から、夕食を始めました。外は、まだ明るいです。

メインディッシュです。

１９時３０分、ユーラシア号はポペジノを出発。ユジノサハリンスクをめざします。途中、ポロナイスクに停車しましたが、夜中なので、外へは出ませんでした。私は、客車通路で、デジカメとパソコンの充電をしていました。通路には、折りたたみ式のいすがありますが、できれば、個室内にコンセントがあるといいなあ。

８月３０日早朝、ユーラシア号は、ユジノサハリンスク駅に到着しました。到着するとすぐに下車し、駅の隣にあるユーラシアホテルへチェックインしました。パスポートと入国許可証をフロントに預け、ルームキーを受取り、各部屋に入ります。ユーラシア号には、日本の豪華寝台特急のようにシャワーが付いてないので、２日間ほどシャワーやお風呂を使っていません。一斉に使うとお湯が出なくなると、注意がありました。歴史を感じるホテルですものね。

ホテル１階にレストランがあり、皆がひと風呂あびたあと、朝食をいただきました。私は、キュウリの酢もみのようなものがおいしかったのですが、昨夜、列車内で飲みすぎた方は、食が勧まなかったみたいです。

紅茶は「リプトン」。列車でもホテルでも同じでした。

私の部屋です。４階の駅前広場側です。エレベーターがありますが、古くて、ボタンを押しても来なかったりするので、階段のほうが早いです。

部屋のスリッパです。色やブランドなど、こだわらないようです。

サハリンのミネラルウォーターです。列車でもホテルでも、同じブランドでした。炭酸が少し入ったものもありましたが、ラベルはいっしょです。これはサハリン製でしょう。

ホテルの部屋のティッシュペーパーは、韓国製です。

ホテルの部屋のトイレは、日本製です。

古いホテルなので、浴室の換気扇が無く、天井が開けてありました。

日本語での「近郊案内図」がありました。

電話の案内も、日本語です。

電話の注意事項です。これも日本語です。

ホテルの４階のロビーです。

同じくホテル４階の、反対側ロビーです。

ホテルは６階建です。２階だけ、この扉があり、中へは入れませんでした。今回のツアーの日本人ガイドのＳさんは、このホテルに、自分の部屋（オフィス）を持っているそうです。

朝食後、午前中は自由時間です。部屋で、日本のＢＳ放送のＮＨＫ「朝ドラ」を見ていました。時差が２時間（サマータイム）あるので、サハリンでは９時３８分。食後の休憩です。

ホテル近くを、散策しました。路線バスでしょうか。サハリンでは、車は右側通行です。このバスは左ハンドルですが、乗用車などは、ほとんどが右ハンドルの日本車です。中古車が多く、中小型商用車では、「○△□商店」とか、「肉の○×△」とか、そのまま使っています。右ハンドルで右側通行なので、事故も多いそうです。それから、表紙のＳＬは、きれいに塗装し直して、置いてありました。以前は、鉄道紀行にＳＬを使ったそうですが、機関車が古くなり、また、廃線区間もあり、使われなくなったそうです。

正面の建物が、ユジノサハリンスクの市役所です。

この２つの建物も、公共の建物です。鳩がスゴイ！

レーニン広場のレーニン像です。レーニン像は、あちこちにありますが、ここのが一番大きかったです。公園内は、花壇がきれいに整備されていて、憩いの広場という感じです。

これは、レーニン広場内の慰霊碑です。花がたむけられていました。右上は、本物の鳩です。

ユジノサハリンスク駅です。駅の中も見てきましたが、撮影禁止なので、紹介できないのが残念です。キヨスクが両端にあり、大きな待合室があります。切符売り場が横一列に並んでいます。地下へ降りる階段があって、乗客はそこからホームへ行くようです。地上にも入り口はありますが、時間制限があるようです。駅前ロータリーは、鋪装してなく、水はけが悪いので、水たまりがあります。車を誘導するものが無く、道を渡るときは、気を付けないといけません。

ユーラシアホテル横の、時間的に開閉されるホームへの扉です。

中に入って、写真を１枚。駅員さんにいやな顔をされたので、すぐにホテルへ戻りました。

ホテルの横窓から。先ほどの列車が動きだしました。サハリンでは、客車の後ろに貨車を連結して、運行するそうです。