1970/07/14 - 1970/07/14
15520位(同エリア16401件中)
ソフィさん
パリ祭 (le 14 juillet)
夕方から、パリ祭の街に出る。
日本人の中には「パリ祭はおのぼりさんが見るもの。僕はまだ見ていない」と、通ぶる人もいるが、機会があれば何でも見るのが私の生き方だ。
夕風に吹かれながら、エトワールの凱旋門から、シャンゼリゼー大通り、仮設遊園地で賑うアンバリッドを経、コンコルド広場まで歩く。
いずこも祭見物の人に溢れている。
セーヌ河畔から、エッフェル塔の方向に遠花火を見る。
白一色のせいか、祭のざわめきのなかで、妙にわびしい。
セルフサービスで5.5フラン(400円)の夕食。
パリ祭に浮かれ、出会う人同士の心がうきうきと響き合っている。
隣のアメリカ人デザイナー。パリからの帰途、アメリカの自宅を訪ねてほしいと、住所をくれる。
夕食後一人で下町を見たくなり、バスチーユに行く。
フランス革命の始まった場所。
下町の雰囲気が濃く、昨日の前夜祭には消防団主催のダンスパーティがあった。
しばらく道端のテーブルでワインを飲んでいると、次第に祭の宵の気持に溶け込んで、人生のバラ色が鮮やかさを増す。
ここの人は、楽しむことが非常にうまい。
自分の心をすっかり解放し切り、周りに楽しさを放散している。
脇で眺めているうちに、つい引き込まれて幸せになってしまう。
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