京都７　社家の町並み

2005/04/09 - 2005/04/09

京都洛北の上賀茂神社の近くに、神主さんのお家、つまり社家のばかりがあつまる街があります。このなかでも西村家が一般にも公開されていまして、庭園や茶室の清楚なたたずまいは、質素で静寂な空間が広がり、お花見でごったがえす京都の街中とは思えない素晴らしい体験をすることが出来ました。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

上賀茂神社の鳥居の前から東に伸びる通りが社家の街並みです。神官の家ですから、神社の前にあるわけです。江戸時代までは神官は世襲で受け継がれていまして、当時は社領（神社の敷地）だったとのことで、そこに代々居を構えていました。

この西村家には当時の庭園の姿が最もよく残されているそうで、ここ茶室の奥まった位置からお庭を眺めるとその全景を見渡すことが出来ます。

庭園の中には、上賀茂神社の中を流れる明神川の流れを引き込んであって、また神事の前に身を清めるための井戸があります。広さは決して広くはありませんが神官の往時の生活が偲ばれます。

先ほどの茶室の外観です。
桜満開の京都はすごい人混みですから、こうゆう静かなところに来ると本当に安らぎます。

庭園とは逆側に小さなお庭がありまして、そのお庭に面した縁側です。
手作りの窓ガラスで、ガラス面が完全な平面になっておらず、微妙に波打っています。

玄関から外を眺めてみました。

西村家を出て道路に出たところです。明治になってそれまで続いた神官の世襲制がなくなり、これら社家のお宅はその大部分が神職を離れています。

社家の町並みを過ぎてすこし東へと向かってあるいたところにあります、香具店に立ち寄りました。店内からそとを眺めると大変良い雰囲気でした。

香具店の直ぐ近くのお宅です。昔の社領地だったせいか、素晴らしい風情のある町並みです。

この近くのバス停から出町柳へと向かいました。鴨川を渡るあたりで大渋滞にはまりました。そこはやはり花見時期の京都です。

この旅行記へのコメント （2）

• だいちゃんさん 2005/04/17 20:24:53

  心がなごみます。

  こんばんは、どーもくんさん！
  この「旅行記」の写真を見ているだけで、心がなごみます。
  やはり「日本人」だからでしょうか？それとも「歳」ですかねぇ？
  素敵な「旅行記」を拝見させていただきました。ありがとう。
  
  

  どーもくんさん からの返信 2005/04/18 20:37:47

  RE: 心がなごみます。

  だいちゃん　さん
  書き込みありがとうございます。
  お褒めいただき、大変ありがたく思います。
  実はこの日曜日に高尾山に行ってきました。もくろみどおり桜が満開で、加えてやまつつじも満開でした。
  高尾の桜は山桜ですので花と葉っぱが同時に出てきますので、ソメイヨシノとまた少しちがった感じです。また旅行記に載せたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。