daoさんのクチコミ全98件

ロッブリーの駅前にある仏教寺院の遺跡で、１２世紀のクメール朝時代からの古い歴史があるとのことですが、アユタヤ朝時代の煉瓦造の建物が多いように思います。
　建物に黒こげた火災の後があったり破壊された仏像が転がっていたりアユタヤとよく似ています。ただアユタヤのように外国人の観光コースではないので、そこそこ広い敷地内には２～３人しか人がいなくて落ち着いて散策ができました。

　13世紀にこの地域を支配していたクメール人が建てたヒンドゥー教寺院で、歴史的に価値のある遺跡ですが、後のアユタヤ王朝に仏教寺院となっています。
　入場料を徴収されるためか寺院としての参拝者はほとんどなく、街の象徴的な建造物として管理されているようです。敷地の周辺は猿の生息地で、油断すると食べ物を求めて飛び掛ってきますし、足元の糞にも注意が必要です。市の係員のような方が餌をまいていましたが、頭数管理などされていないようで、ここまで数が増えると住民の生活にも悪影響があるのではないかと心配です。

年末から正月にかけて宿泊しました。約２年前にオープンしたての頃に宿泊して以来の２回目の宿泊になります。ＢＴＳのアソーク駅と地下鉄のスクンビット駅に直結していて、バンコクの都心でも最高に交通アクセスに優れたホテルです。
逆に道路渋滞の酷い地区なので、出先からこのホテルに行ってほしいとタクシー運転手に言うと断られることもあります。
ホテルの下はターミナル２１（デパート）でちょっとした食事や買物にも便利です。
アソーク駅の３番出口から出てターミナル２１の２階に直結する歩道橋を進むと途中でデパートの右側に分かれる通路があってホテル２階の入口があるのでとても便利です。
宿泊した部屋はローフロアー（１１階でしたが、下にデパートがあるので、このホテルの客室では最も下の階）のバスタブがないタイプでした。
ルーム・キーを差し込んでも（接触の悪いカードだったので）部屋の電源が入らなかったり、教えてもらった無料Ｗｉｆｉのパスワードを入力しても反応しなかったり、このクラスのホテルにしてはどうかと思う問題もありましたが、フロントに苦情を言うとすぐに対処してくれました。

展示作品は陶板によって原寸大（一部は額縁にもこだわって）で複製している巨大な美術館です。美術の専門家やマニアの方からすればオリジナルの感動にはとおく及ばないという意見もあるかと思いますが、25か国、190か所の美術館、教会等に所蔵されている作品を一度に見ることができる施設で、他に類がない興味深い企画の施設だと思います。
ガイドの方による無料案内（作品解説）のツアー（所要時間1時間）が複数ありますし、レストランやカフェ、庭園もあるので、開館9:30から閉館17:00まで、一日中楽しめます。残念な点は、陶板なので大きな作品はパーツを組み合わせるしかなく、パーツの境目の線がかなり目障りです。また教会の絵画作品は教会と一体の作品なので、教会の雰囲気を工夫していますが、どうしても表面的でチープな印象を受けてしまいます。
全体的に見て入館料の大人3,240円は美術館としては高額ですが、十分満足でした。
一度も行ったことがない知人には薦めたいと思いますが、展示内容に変化がないとリピーターを呼び込む魅力には乏しいかもしれません。
場所は淡路島から大鳴門橋を渡ってすぐの鳴門北インターを降りて鳴門公園に向けて
5分ほど北上すると美術館があり、いったん通り過ぎて500メートルほど先の海岸沿いに駐車場があります。そこから無料のシャトルバスが行き来しています。

入口で外国人はパスポートの提示を求められます。施設内で監視をしている係員はほとんどスマホで遊んでいましたが、入口のチェックは厳しいのでパスポートの携帯は忘れないように。内部はシルクロードで発掘されたミイラ以外は写真撮影可ですが、フラッシュは禁止となっています。ミイラ以外にも青銅器や衣類、甲冑、仏像等の多様な展示物がありますが、最もすばらしいのは陶磁器のコレクションで、テレビの鑑定番組に出せば凄い値段がつくだろうと思う作品がたくさんあります。
また、同じ敷地内に関東軍司令部跡も博物館として公開されていますが、何の見所もない愛国教育のためのプロパガンダ施設なので近づかない方がいいと思います。

旅順へのツアーで訪れました。空堀（溝）と堅固な要塞（トーチカ）の跡が部分的に残っています。一見しただけで、歩兵の突撃だけで攻略できるようなものではない強固な要塞であったことが想像できます。トーチカには日本軍の銃弾の跡が生々しく残っていて機銃掃射の前に倒れた大勢の兵士の無念がしのばれます。
　公園の敷地内には「国防教育基地」の施設もあり、要塞の建設に大勢の中国人が強制労働させられたとか、砲撃戦の巻き添えで周囲の村々は壊滅したとかの中国語の案内板があって、国防を怠ったために外国に蹂躙された歴史を繰り返してはいけないと教えています。

旅順への観光ツアーへ参加しました。途中の駐車場まではバスで行くことができ、そこから歩いて山頂まで登ることになります。駐車場からワゴン車で山頂まで乗せてくれる商売をやっていましたが歩いても１０分程度なので必要ないでしょう。山頂には旅順港をとらえた２８０ミリ榴弾砲のレプリカ（当時の写真と比べ、どう見ても小さい）があります。
展望施設のようなものもありますが閉鎖されていました。帰りは別の道から下山し、乃木保典戦死の地の石碑を見ることができました。こちらのコースで下山しても徒歩１０分ほどで駐車場にたどり着きます。旅順の市街地からここへ来る途中では大規模な開発が進んでいて、かつての日露の激戦地は歴史の彼方に過ぎ去ろうとしているようでした。

元々の会見所は文革で壊されてしまいましたが、日本人観光客を呼び込むためにほぼ同じ場所に復元したのが現在の建物らしいです。同じ敷地内にレストランと土産物屋があって日本人相手に商売をやっているようですが、坂の上の雲のブームも過ぎて、日中関係が悪化する中で、アクセスの悪い場所にわざわざ足を運ぶ日本人は減っていて今後の施設の維持が危ぶまれるそうです。

市内観光のツアーで夜景を楽しむために訪れました。大連市内を見渡せる小高い山の上にタワーがあり、エレベーターで展望台まで上れば市内の夜景を一望することができます。
夜景は綺麗なのですが、展望台の周囲の山林や労働公園はただの暗闇で、市街地の夜景が少し遠く感じてしまいました。昼間なら周囲の自然の風景とその先の市街地の景色とがよく見えて美しいかもしれません。

大連駅前から伸びている屋台街で、食べ物から衣類、バック類、骨董品（ガラクタ？）、玩具までいろんなものが売られています。食べ物以外はほとんど値段が表示されていないので日本人だとわかると「トモダチ、トモダチ」と言いながら高い値段をふっかけてくるので買うのであれば多少の交渉をしなければなりません。掘り出し物なのか、ただのガラクタなのか、よくわからないものを衝動的に買ってしまうのも海外旅行の楽しみだと思える人には興味深い場所でしょう。

日曜日の朝、大連駅前のホテルから散歩に出かけ、徒歩15分ほどで入口まで到着しました。そこから広大な園内を一番奥の足球広場（サッカーボール広場）まで１キロぐらい歩き周りました。日曜日のため、たくさんのグループが勝手に音楽をかけながら踊っていました。（なぜか揃いのジャージを着た中高年のグループばかりで若者のグループは見かけない。）特別な名所はないですが、一般市民の習慣に接する好い場所なので散策コースとして最適だと思います。

ロータリーの中心に巨大なミラーボールのようなモニュメントを設置した広場で、朝の散策に大連駅前から歩いて10分ほどでたどり着けました。早朝で交通量が少なかったので道を渡ってモニュメントのすぐ近くまで行くことができました。土台は人の手の形をしており、大勢の人が地球を支えている「友好」のイメージが伝わります。

日本時代に街の中心を象徴する広場として建造されたもので、周囲には日本が建築した歴史的な建造物が並んでいます。広場の中心に立つと放射線状に主要道路が伸びているのが実感でき、凱旋門を中心に広がるパリのように、大連は近代都市として計画的に造られた街であることがよくわかります。ひとつ問題なのは公園へ入るには道路を横断しなければならず（信号、地下道は一切ありません。）、横断歩道はあっても容赦なく走ってくる自動車の合間をタイミングよく進むことが求められます。慣れない日本人が単独で渡るのは危険なので中国人の集団を待ってから同行するのが無難です。

大連駅のすぐ前で、ショッピングや散策等どこへ行くにも便利な場所にあります。
サービス面でもホテル内は日本語で案内表示がありますし、係員も片言の日本語を話せる人が多くて言葉の面で不自由を感じることは全くありませんでした。
部屋も値段を考えれば十分な広さで、バスタブが少し小さいと感じましたが許容範囲です。健康中心（ヘルスセンター）もあって館内で安心して按摩が受けられるのもありがたかったです。朝食は和食系が充実していましたが、逆に中華、洋食のバリエーションが少ないように思いましたし、デザートも少なめでした。また、朝食を食べる２階レストランからは大連駅が正面に見えて、年代物の路面電車も走っているので、昔の上野駅を見ているような郷愁感にひたることができます。

名前からロシア人街のようなイメージをもっていましたが、ロシア人の住民はいないし、この地区がロシア時代に街の中心地であった立地を利用して、ロシア風の外観で統一した店舗でテーマパークを造って観光客を呼び込んでいるように思います。実際のロシア時代の建物は、荒廃した旧市庁舎や噴水跡とかごく僅かで、わざわざ行く価値のある見所には乏しい所でした。

夏の日の夜に訪れましたが、大勢の人が集まって、よくわからないダンスを踊っていました。日本人の感性だと盆踊りを連想しますが、単に昼間は暑いので夜に集まっているだけなのかもしれません。噴水がライトアップされて次々に色を変えていくショーがありますし、市政府や法務院の庁舎もライトアップされていて夜の散策としては見所がたくさんあります。道路を渡って市政府前の公園へも行ってみたかったですが、中国の方々のように夜にこの道路を渡る勇気はありませんでした。

中山広場の向かいにある日本統治時代の歴史的建築物です。
日本語が話せるホテル係員の案内でホテル内を案内してもらいました。
田中角栄首相と周恩来首相が国交正常化に向けた会談を行った貴賓室とか、李香蘭が晩餐会で歌った食堂とかを見せていただきました。（ホテルの方の話なので真偽は知りません。）たいていは写真撮影可でしたが、溥儀が宿泊した部屋とか展示している満州国時代の骨董品とかは写真禁止でした。

忠烈祠の入口付近は、高雄港が見渡せる絶景スポットがいくつかあります。ＬＯＶＥのモニュメントがあることからも夜だとロマンチックで恋人たちが大勢デートしているのだろうと想像できます。忠烈祠までは麓から徒歩15分程度なので散歩やジョギングを楽しむ地元の方を多く見かけました。

台北駅へも中山駅へも徒歩10分程度で、台北の中心部にあるビジネスホテルといった感じのホテルです。客室も広くはないし、それほど高級感もないですが、抜群の立地条件なので寝るだけと割り切れば値段的には十分に満足できる水準です。

蒋介石を記念する巨大な大理石の建物で、１階には、愛車や衣装などの関連の品々の展示、執務室が再現されており、エレベーターで上の階へ上がると巨大な銅像の前で衛兵が直立不動で警備しています。
蒋介石は評価の分かれる人物で、台湾では長年の圧政で多くの犠牲者を出したことから冷酷な独裁者として糾弾する勢力もあり、この建物も民進党政権下で一時的に中正（蒋介石の渾名）記念堂から民主記念堂に改名されたことからも複雑な事情がうかがえます。一方で私の祖父などは中国で終戦をむかえて投降した時の日本兵に対する蒋介石（国民党軍）の対応に生涯敬意をもっていましたし、終戦時の蒋介石の対応を評価する日本人は多いです。