araさんのクチコミ(8ページ)全245件

まっすぐ伸びた空中回廊が心地よい。２００㍍ほどあるらしいが、周りが低地で見通しが利き、ちょっとした貴人気分。往時も選ばれし者だけが歩けたのだろう。修復されたピラミッド型の頂上からは空中回廊などが見渡せる。眺望を楽しみ、下っていく最中、案内板に従って石積みの壁面を見上げると、大きな涅槃仏が彫られていた。これには感心した。ヒンズー教寺院が後に仏教寺院に改築されたという。近場の遺跡群で涅槃仏が見られるのはここだけのようだ。一応仏教徒なのでやさしいそのお顔に気持ちが和んだ。ブッダから招かれたような気分だった。

　崎津教会から近いのでセットで訪れる人がほとんど。小さな漁村にたたずむ崎津とは対照的に集落の高台に堂々と建つ。崎津より一回り大きく、こちらが中心のよう。白亜の教会が青空によく映えていた。訪れたときはシスターがおられた。明治のキリスト教解禁後、最初に建てられたそうだ。しかし、潜伏キリシタン時代を示す明確な資料がなかったため世界遺産候補から外されたと聞いた。

　阿蘇山という山はない。活動中の中岳の通称名だが、古代に大噴火した巨大火山が現在の地形、中岳などの五岳と世界トップ級の大カルデラ、それを取り囲む外輪山を残しただけに、阿蘇の総称として使われるイメージもある。その雄大さを実感するのが北外輪山からの展望。大観峰はよく知られているが、駐車場からかなり遊歩道を登って行かなければならない。その点、ミルクロードに至る北外輪山は道沿いに駐車場が数カ所あり、手軽に雄大な景色を堪能できる。売店など何もないところもいい。地震の影響で観光客は少ないが、ぜひドライブしたい場所だ。

熊本地震で楼門と拝殿が倒壊した。新聞、テレビの報道で知ってはいたが、やはり現地に行ってみると、地震のすさまじさを痛感した。壮大な楼門は国の重要文化財に指定され、日本の三大楼門の一つとされる。倒壊はとても残念だが、歴史に残る出来事を自らの目で見、記憶しておきたい。国道５７号線は通行止めのため熊本方面からの迂回路は渋滞気味だが、その分域内の通行量は少ない。スイスイ行ける。阿蘇に行って多少なりともお金を落としたい。

アンコール遺跡観光で２０１４年１０月に続いて１５年１１月にも訪れ、夜はパブストリート辺りをぶらついたが、危険な目に遭うことは一度もなかった。大通りを歩いている限りは問題ないのでは。ただ、ポン引きに次々声を掛けられ閉口した。また空港からホテルに着いた際、ロビーにいた女性に「日本から来たの？」などと声を掛けられ、返事をしたらその女性が部屋までついてきた。これにはびっくり、困惑した。こちらが勘違いさせたのか。男性はご用心を。

マーケットで食材や軽食を買うときなどは現金で支払う人も多かったが、それ以外はクレジットカードで済ませる人がほとんどだった。ロサンジェルスにいる次男によると、レストランなどで現金を出すとスマートでない、田舎者と思われることもあるそうだ。田舎者かどうかはともかく、現金で支払うと釣り銭を煩わしと思う店員はいるようだ。レストランなどは全てカードで支払った。確かに混んでいる店からスムーズに出れた。

地下鉄では間に合わない時や、街ぶらし過ぎて疲れ果てた時、また地下鉄だと遠回りになりそうなレストランに行く時などに利用した。やはり便利。クレジットも使える。ただ英語が苦手なら経験者が同乗していないとちょっと難しいかも。チップは計算ともども煩わしかった。

留学生向けのＳＩＭカードが短期でも使え、格安月１０ドル弱だったので飛び付いたが、１万円以上を請求された。電話はほとんどなし。ただ９日の滞在中、道、店案内のためグーグルマップをオンしたまま毎日歩き回ったせいかとも思う。ワンランク上のデータ使い放題で契約すればよかったのだろうか。次回は慎重に選びたい。

ダンボとはマンハッタンブリッジの橋下という意味らしいが、旧倉庫街でいい雰囲気。チョコレート店、落ち着いたレストラン、ギャラリーなど個性的な店がそろう。騒々しいマンハッタンに比べれば静かだ。地区から見上げるマンハッタンブリッジがまた味がある。河畔に行けばマンハッタンの眺望はすばらしい。もう一度ゆっくり訪ねて行きたい場所だ。

最も懸念されるのがアンコール遺跡巡り途中のトイレ。最初は心配したが、それなりに整備されている。トゥクトゥクで回るなら、運転のお兄さんに言えば連れてってくれる。ただし日本のような清潔さは望めない。小はともかく、大はできればホテルで済ませたい。ティッシュは必需品。たまに置いてないところもある。

中心部のドンコイ地区で深夜まで遊んだ。なんの問題もなかった。街角に立っていた警官が自動小銃を携帯していたのには驚いた。治安がいいのはその効果だろうか。戸惑ったのは道路の横断。信号機がない大通りではあうんの呼吸で渡らざる得ない。できるだけ地元の人を待って一緒に渡った。バイク、車が帯状に流れており、ちょっと怖い。

カンボジアは雨季５～１０月、乾季１１～４月に分かれる。１０月と１１月に訪れたが、特に乾季に入った１１月はとても暑かった。軽装はもちろん。日中は紫外線も強いので帽子も欠かせない。できればつばが広くて、風通しのよい麦わら帽子のようなものがいい。ひんやりするウエットティッシュを持参する人もいた。

アンコール遺跡を満喫しようとシェムリアップを２年連続で訪れた。空港での入出国はスムーズで何の問題もなかった。入国に必要なビザの取得方法は３通り。事前に日本の大使館・領事館で取る。e-VISAで取る。空港で取る。大使館等は遠かったので２０１４年は出発前に取っておこうとe-VISAだった。これは自宅でガイドを見ながら簡単に取得できた。最も煩わしいと思っていた空港での取得で２０１５年は入国したが、一番割安でそう時間もかからなかった。必要な写真はスマホで撮ってプリントしておけばいい。多少指定サイズと違っても構わないようだ。料金は３０米ドルで済んだ。申請書などは機内で配布されるのでガイド本などを参考に書けばいい。シェムリアップ国際空港は新増設されて、ビザ担当職員も増員されていた。なによりエアコンが効いて待つのも苦にならなかった。

ウォール街の近くにあり、あまりに有名なオブジェ。日系作家のイサム・ノグチが手掛けたと知り、ちょっと驚いた。地味な作風の印象があったのだが、明るい赤一色の造形はＮＹにぴったりですばらしい。遠くからも目に飛び込んでくる。近づくとかなり大きく迫力満点だった。ＮＹにはこうした赤のオブジェが点在し、街のアクセントになっている。

高層ビルに囲まれた5番街などを北に歩いて行くと、視界が開け、広大なこの公園が温かく迎えてくれる。やっぱり緑はいい。気持ちが和みホッとする。ニューヨーカーの憩いの場所なのがよく分る。ジョギングする人、子ども連れの家族、ふざけ合う若者‥。ベンチに座ってしばし眺めるのもいいものだ。

セントラルパークの中心ポイント。天使の像の噴水とアーチで知られる。公園の中でもニューヨーカーが集う、憩いの広場のようだ。公園は全体的にフランス様式が取り入れられているそうで、ヨーロッパにいるような公園美が楽しめる。残念ながら、３月は噴水が止まっていた。

最もニューヨークらしい５番街沿いにあるカソリックの大教会。ロックフェラー・センターの向かいにあり、中に入ると厳かな雰囲気。まるでヨーロッパの教会にいるような錯覚を覚えた。ちょうどミサの最中で奥に進むのは控えた。遠くに美しいステンドグラスが見えた。

８番街を北上すると、円形の交差点に出る。アメリカ大陸に初めて到達した欧州人、コロンブスを讃えてコロンバスサークルと命名されたいう。真ん中にコロンブス像が建っている。セントラルパークの入り口でもあり、馬車も走る。周囲にはタイム・ワーナー・センターがあり、大きなショッピングモールを併設している。清潔なトイレがあり、休憩にはもってこいの場所。観光客も多い。

　初めてのNY。地下鉄は当初戸惑いの連続だった。まず街中心部の地下鉄はほとんどが一方向のみということ。アップかダウンか。これを間違えると逆方向に行くことになる。それが嫌なら一度ホームから出てチケットを買い直すしかない。日本のようにホームが中央にあり、どちらの方面にも乗れる駅は少ないようだ。一度間違って乗り換えができるグランドセントラルターミナルまで戻ったことがある。それから道の両側にある降り口のうち、どちらがアップかダウンか確かめることにした。
　次にメトロカードをうまく滑らせないとゲートが開かなかった。連れ合いはいつも止められた。線路の状態が悪いのか運転が荒いのか、電車は走行音が高くよく揺れた。それにしてもグランドセントラルターミナルの乗り換え階段付近のオシッコ臭いこと。つい息を止めた。皆さん、よくよく我慢している。

アメリカ建国時の国会議事堂跡地。現在の建物は旧税関だそうで、いまはウォール街の広場のような場所になっている。訪れるのはほとんどが観光客のようだ。中央にある初代大統領ジョージ・ワシントンの銅像前は絶好の写真ポイントになっている。