北海道の海の玄関口として、また経済の中心地として、小樽が栄華を誇っていた20世紀初頭。その当時に建造された建物群を使った複合美術館がここ。ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫・旧荒田商会)、旧三井銀行小樽支店、似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)。4棟3館それぞれに、その時代を彩った日本と世界の美術品・工芸品を展示公開しています。三館共通券や施設ごとの券もあるので、スケジュールに合わせて見学できます。
イチオシスポットその1「旧三井銀行 小樽支店」
1927年に竣工し、小樽市最後の都市銀行として2002年まで営業した「旧三井銀行 小樽支店」。鉄骨鉄筋コンクリート造は、関東大震災を教訓に、当時最先端の耐震構造だったそう。外壁には岡山県北木島産の花こう岩が使われ、植物をモチーフにした装飾も見られます。内部は、吹き抜けに回廊、金庫や会議室なども当時の姿を伝えてくれます。天井を利用したプロジェクションマッピングも。
クチコミ:銀行内部を知りたい方はこちら
オカンカンさん
小樽芸術村の博物館、かつては三井住友銀行の小樽支店店舗でした。小樽では日銀の金融資料館がありますが、有料だけあってこちらの方が銀行内部を知りたい方にはいいかもしれません。ハイカウンターも程よく近年の物に近く、金庫や応接、営業室な……もっと見る
- みんなの満足度
- 3.81
- 住所
- 北海道小樽市色内1-3-10(地図)
イチオシスポットその2「ステンドグラス美術館」
こちらで見られるのは、実際にイギリスの教会の窓を飾っていたという約140点ものステンドグラス。大きなステンドグラスが壁一面にずらりと並ぶ、圧倒的な迫力と美しさ。伝統的な技法で造られたという貴重な品々を間近で見学することができます。“小樽軟石”を使った「旧高橋倉庫」、左右対称の正面を持つ木造建築「旧荒田商会」と、建物も見ごたえがあります。
クチコミ:見応えのあるステンドグラスを真近かで見られます
薔薇の咲く庭さん
19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで制作され、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラス約100点が展示されている。イギリスでは見ることが出来ない作品を手で触れられるような高さで見ることが出来る。またステンドグラスの制作過程が紹介されていて興味深い。もっと見る
- みんなの満足度
- 3.56
- 住所
- 北海道小樽市色内1丁目2-17(地図)
- 営業時間
- [5~10月] 9:30~17:00
[11~4月] 10:00~16:00
※入場は閉館30分前まで
- 休業日
- [5~10月] 無休
[11~4月] 毎週水曜 (祝日の場合はその翌日)
※企画展の開催・展示替えなどによる、臨時休館や休館日変更の場合あり。